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bishounen no jijou
海賊だとか、どちらかと言えば切れ味のいいキャラ、作品のイメージが強く。佐倉先生にギャップ萌です!
新しい扉開いてくれちゃいましたね?おやじの異世界トリップ物なんて初めて読みましたです。オマケに読んでるこちら側まで癒やされる様な核のあるぽあぽあ感、私もサガによしよしと、抱きしめられて頭撫でて欲しいですよ~♪きっと、現世?では癒やしのおやじさまを失なったOL達の悲鳴と涙が飛び散ってるに違いない!
妖精のおやじさまは、あちら側に渡って困ったような幸せに浸っているんですが…?!
ここ数年、BLの方ではあまりお見かけしなかったやまがたさとみさんがイラスト担当。
新刊時には見落としてたけど、2014秋フェアの対象作品リストで見つけて、フェア小冊子とフェア帯のために購入。
で、これが、ほのぼので、くすりで、ほろりで、なかなかおもしろかった。
見逃していたおもしろい本に出会えて、フェアに感謝!
よわい50に近い、地味なサラリーマンのオジサンが、川で溺れて異世界へ転移してしまうファンタジーなんだけど、転移の際に、心はオジサンのままなのに、姿だけが美少年に変化して…。
頑なに閉ざされたサフィルの心を、オジサンパワーで少しづつ変えていく主人公。
イラストの可愛らしさが、心と身体のギャップを見事に具現化していて、全体に流れる雰囲気もオジサンの包容力に包まれて前向きでよかった。
セルフつっこみ
しかし、やまがたさん絵師買いした割には、その事をすっかり忘れて、読んでいる最中は、このメルヘンなイラストって誰かしら?テクノさん?とか思っていたりしたのはナイショ。
読み終えて、なんで私この本買ったんだっけと思い返して、絵師様のお名前確認して、おお、そうだった!ポン!ってな有様で。
まあ、やまがたさんの絵として思い描いていたのとはちょっと違う路線の絵だったけど、この作品にはこのイラストの雰囲気が凄く合っていて、小説の世界をイラストが何倍にもふくらませる幸せな作品だったと感じたのは確かだ。
これはもう、完全にジャケ買いでした。
濃ゆい小説たちの合間に、箸休めで購入。
やまがたさとみ先生のメルヘンな表紙がキレイで、思わず手にしていました。
ちなみに、佐倉朱里先生の小説は初読みです。
くたびれた中年のおじさんが、川で溺れかけていた犬を助けようとして自分が溺れてしまって。
異世界へトリップしてしまい、なぜか姿が美少年になっていて…?!
そこには、三人の美しくて位の高い家柄の青年たちが田舎でバカンスを楽しんでいた。
彼らとの会話や習慣、暮らしの違いに戸惑いながらも馴染んでゆき…?
という、なんともヘンテコリンな設定です。
このお話にはなんと、3Pがあります!
主人公、サガ(佐賀)抜きのww
もちろんサガのHも出てきます。
しかし、不思議なくらいに爽やかなんですよ、Hが。
サガが(見た目は20才だが)50才、三人の青年たちが20才だからなんかな?
おじさん受けやけど、見た目が若いから絵的には違和感なし。
ただ、会話がおじさんで可笑しいww
挿絵のないページでは、サガはどうしてもおじさん。
心と発言がおじさんそのもの。
しかもサエない、でも愛すべきおじさんキャラなんです。
まわりはそれを受け入れるのに時間がかかる。
けれど、あまりにも可愛いおじさんで、なんか何でも許せてしまう不思議な魅力。
言葉の翻訳玉ってのが出てきて、前にこれを使った人が戦前らしくて。
古くさい翻訳をしたり、翻訳される基準が不思議やったり。
その玉の話がまた不思議な面白さ!
動物、食べ物、飲み物、服装、生活習慣などなど。
色んな違和感がとても面白い世界観でした。
ただし、萌え視点でみると。
サフィル、マルガル、ベリルたちの恋ばなには萌え要素がありますが。
肝心のかなめのサガの恋は、普通の萌えとは違うかも?
でもすごく、色んな意味で楽しくサラリと読めるファンタジーでした。
あとがきに、続編(スピンオフ)を書きたいとありましたので、楽しみにしております♪
サガのその後も知りたいです!
サフィルが後を継いだとき…サガはどうなるのか?
すご~く気になります。
異世界トリップはいろいろ読みましたがこんな異色な主人公の作品は初めてです。
20歳の美形貴族×見た目は20歳くらいだけど実際は50歳のおっさん。
実年齢でいえば年下攻め、オヤジ受けと言うのかもしれませんがビジュアル重視だと判断に迷うところです。
おぼれそうな仔犬を助けようとしてうっかり川に落ちたら異世界へとトリップしてしまったおじさん佐賀が、なぜがトリップ先で見目麗しい美少年に変化していたというのですからなんと都合のいい素敵な設定でしょう。
見た目と違って精神はいろんな経験を重ねたおじさんなので、年若い青年たちによきアドバイスができるのです。
川に流されてきた美少年おじさんを拾ってくれたのが、貴族の青年サフィルです。
肉親を失った失意に失恋が重なるという不幸に、父親からの過剰な期待と窮屈な生活にすっかりうつ状態のサフィルでしたが、佐賀との生活の中でいつしか明るさを取り戻します。
サフィル×佐賀のエチは可愛くさらっとした描写です。
サフィルの友人二人と男娼との3Pというオマケ的なシーンは艶っぽさはなくスポーツかちょっとしたレクリエーションみたいな感じでした。
佐賀は、もともと無自覚ながらかわいい癒し系おじさんで、総務部の課長としてみんなのフォローやお世話をする立場だったので、これからはサフィルの補佐としてきっとうまくやっていくんだろうなと思いました。
サフィルの友人二人の秘めた想い編はいつしか執筆されたら読んでみたいです。
嫡男ではないとはいえ家の繁栄のためにも貴族同士の恋愛を忌避される中でどうなるのか気になります。
佐倉朱里さんは『月と茉莉花』以来すっかりご無沙汰な作家さんでした。
キャラや世界観とか中華風歴史浪漫なところが大好きいで何度も読みましたが、それ以来読みたいと思う作品に出会えずにいました。このようなラブコメちっくな変わった作品で再会するとは思っていませんでした。