雀影
martini de jouzetsu na yoru
茅島氏が一人で飲んでいるバーに、庭師の彼が不意打ちでやって来て、、
本編ではゆっくり、ゆっくり、ぽつり、ぽつりとしかお話しなさらない茅島氏。
約束もしてないのに、自分に逢うためにわざわざバーに来てくれた、そんな予想外の出会いと、アルコールの酔いに舞い上がって、茅島氏はいつになく饒舌に(でも、あくまでも平時茅島氏比)お父上との思い出や、庭師の彼を好きになったきっかけなどを語ります。
庭師の彼も,そんな茅島氏につられるように初めてあった頃の印象などを、、、
ところで、この庭師の彼って、名前なかったのか??
文字だとあんまり気にしたことないけど、CDだと「あんた」と「おまえ」って呼び合うの、結構気になるの。
まあ、茅島氏位になると、使用人を「おまえ」ってよびすてる位アリかもだけど、執事や秘書は名字で呼び捨てていたような、、、
とりあえず「おまえ」はどんなシチュでも、まあ、アリでもいいんだけど、「あんた」はちょっとねぇ、、、ドラマCDで連呼されると、結構気になっちゃうのよね。
英国旅行を機に、それまで以上に親密になった二人。
ある日、庭師は茅島氏に会うため、
茅島氏行きつけのバーを不意打ちで訪れ…という話。
ピアノ曲の流れるバーで、静かに昔を振り返る二人。
茅島氏の、亡き父とのマティーニの思い出、庭師への初恋。
庭師が、茅島氏と初めて会った日のこと――
絡みはないけど(最後に甘ーいキスシーンはあります)
言葉の端々から、声色から、
二人が互いにどれだけ想い合っているか伝わってきて
とても感動的、耳が幸せな17分間でした。
茅島氏は、本編CDより幾分ぶっきらぼうな口調。
思いがけず庭師に会え、舞い上がっているためか?v
しかし、過去を語るあたりから少しずつ
甘く優しい声色になっていき、
最後に庭師にもたれかかり&キスするシーンでは
かすかな吐息が堪らない色っぽさでした♪
庭師のワイルドな低音との相性がぴったりで、
二人の会話をずっと聞いていたかったですv
ちなみにこちらのミニドラマCDは、
特典小冊子(遠野先生の書き下ろし小説)を音声化したものです。
小説は小説で、細かい仕草や心情が分かって読み応えありましたv