条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
koi janaimitai
「恋じゃないみたい」というタイトルだけど、中身は100%恋、しかも高校生同士のかわいい恋のお話です。
一目惚れして恋だと思ってたけど、話してみたら全然違っていたので恋じゃなかったみたいです……という意味なんですね、タイトルは。
主人公の優(攻め)は、図書室でいつも画集を眺めて深層の令嬢のような風情を漂わせる先輩・雪野(受け)に一目惚れ。
ところがデートしてみたら、深層の令嬢どころか汚部屋住人で、おまけに肉食系ビッチだと判明。
いきなり雪野に襲われて乗っかられてしまった優は、「やっぱ、むり!」と雪野を突き飛ばして逃亡。
それまで抱いていた「可憐で儚げな雪野先輩」のイメージがガラガラと崩れてしまい……
「もっと普通に恋愛がしたいんです!!」と主張する優にあわせるべく雪野が用意したのは、ゴールできたらセックス♪というお手製すごろくシート。
「優の言ってた予定をクリアしたらマス目を塗るんだ!」とウキウキしながら塗りつぶしていく様子がなんか憎めなくてかわいい。
一方の優は「恋の順序」に拘っていたはずなのに、段階すっ飛ばしてキスしたくなっちゃったり……。
フレンチのフルコースみたいに前菜の次はスープで、次は魚で…みたいなメニュー通り出てくるのが恋じゃなくて、好きだからいきなりメインの肉!みたいなのもアリだと思うんだけど、初めての恋だからこそ手順を踏みたい優は混乱しまくってて、そこが若いなーって感じでかわいい。
雪野のイメージが、付き合いが進むにつれてどんどん変わっていくんです。
見かけは儚げなのに、実際はおおざっぱで奔放で。
だけど、家族に恵まれないゆえの寂しがりやで。
そして本当は天然で素直で、かわいい人。
この雪野の本当の姿は、見つめるだけではなく、うわべのお付き合いだけではなく、きちんと向き合わないと見つけることができない隠されたお宝みたいなもんなんですね。
そして出会った時は、平気でおっぴろげて自ら乳首をいじって迫っていたのに、優を好きになって以来、恥じらったり、戸惑ったりするところがめちゃくちゃかわいい。
この恥じらうかわいい雪野の姿は、優だけが知るご褒美みたいな感じで、しっかり「恋」をしたからこその変化がとても良かったです。
この作家さんのストーリーは独自の雰囲気と甘さがありながらエロもある。
ほんわかした雰囲気があるのにエロも感じる作品って意外に少ない気がするので
とてもバランスの良い作品で最後まで楽しめました。
お世話好きならたまらない受けの千星は見た目は天使様かと思うくらい清楚で綺麗、
しかしその実態は鈍いし天然だしズボラだし、攻めの優と付き合うようになるまでは
性的な道徳心が薄いビッチ系で見た目とのギャップありすぎも魅力です。
攻めの優は男っぽい外見の普通に男前さんで、見た目肉食系なのに実は保守的な
一面も垣間見えるタイプで千星に迫られ上げ膳のはずが及び腰で逃げてしまう展開は
乙女の貞操の危機みたいで面白かったですね。
優の見てるだけで満足な片想いから友人のいたずら延長みたいな本人内緒の告白で
いつの間にか千星に自分名義でラブレターが送られていて、まさかのOKを貰う。
心の準備も出来ないままに付き合うことになる戸惑いと千星のギャップに
お年頃の揺れ動く気持ちが手に取るように感じられてドキドキハラハラしちゃいます。
千星の貞操観念の薄さの原因がかなりのファザコンでさみしがり屋で人肌が恋しい
そんなどこか幼い日の満たされなかった切ない気持ちもにじみ出ている気がするし、
まるでスタートがお見合いから始めましたみたいな二人がいつの間にか胸キュンする恋を
している展開はとても甘くて楽しかったです。
砂原さんは好きなのですが小鳩さんがちょっと苦手でして…;(すみません!!)
躊躇っていたところ、こちらで高評価の作品だったので
えいやっ!と読ませていただきました。
そしたらもう皆さんのレビューと評価を信じて良かった!というww
男子校という特殊な世界で、
こっそり見惚れてしまう程可愛らしい先輩・雪野が
図書館へいつも足を運んでくれていて
それがあるからこそ図書委員の仕事を積極的に頑張る抱井。
ただ見つめているだけで良かったはずなのに
友人(悪友?w)・益本の余計なおせっかいによって
付き合う事に……。
しかしいざ二人きりになると雪野が積極的過ぎて驚かずにいられない!
ギャップってとても美味しいものだと思うんですけど
抱井の気持ちがわからなくもありませんでしたw
清純を絵にしたような見た目なのにビッチって…。
でも、ただ快楽に流されたいだけのビッチとかじゃなくて
そこには家庭での寂しさが根底にあって……。
基本的な愛が満たされていないと歪みが生じるものかもしれません。
最初の据え膳を食べなくて、二回目の据え膳も結局食べられなかった抱井が
可愛かったです…!!
好きだと思ってた人から迫られたら普通いただいちゃいそうですがw
ドキドキが欲しいとわざわざ宣言した抱井に好感を持ちました!
それで、いちいち抱井の心の中のツッコミが面白くて
何度もふき出しましたよ!
益本に「肉食のなりして草食か!プランクトンで巨体維持する
ジンベエザメじゃねぇんだから」と言われて
“ジンベエザメは確かプランクトンだけではなく小魚も食べるはずだ”とか、
雪野にキスしようとした海辺で、邪魔が入って出来なくて
雪野に指摘された時の
“それは会社なら部長のズレたズラぐらい
そっとしておいてほしいところだけれど”とか!
冷静そうでなんだかお間抜けなツッコミがツボりました!w
しかし、コミカルなだけではありません!!!
雪野がバイトしている店に訪れている大人の男に対して
雪野が清純そうでちょっとした事にも嬉しそうな様子に嫉妬する抱井。
自分はその男の身代わりかと悩む姿にきゅ───ん!!!
真相を知り、心から謝って償おうとするところとか
どきどきしちゃいました!!
それなりに常識人でいたのに、いてもたってもいられなくて
雪野の元へ行く為に夜中家を出たり熱い部分もあって…。
その時どきのパッションって大事!!!!!
逃したらいけない瞬間というのが人生にはあると思うので
間違えなくて良かった、抱井…。
ちょっと気持ちのままに強引だったアレや、
罪滅ぼしの為に準備したチケットや
雪野にとっては優しい抱井で私まで嬉しくなってしまいましたよ!!
雪野が、実は汚部屋だけど料理は上手とか
スレてるのかと思っていたら天然でただ寂しがりだった面とか
わざわざHまでのチェックシートを手作りでかいてマス目を塗ったり…可愛い!!
益本はすごく良い味を出してくれる脇キャラで
益本が男に恋をしたらどうなるのかと気になりましたww
キュンとして、笑えて、苦手な方はあんまりいらっしゃらないようなお話でした。
ですので、是非一読なさってみてください♪
思わず砂原さんの過去作を読み返したくなりました☆
高校生くんの、甘酸っぱい初恋物語。
こんなラブコメディ、大好き。
図書館で見かける儚げな容姿と、雪野千世なんて麗しい名前とで、深窓の令嬢のようだと憧れていた上級生。
同級生のいたずらをきっかけに、お付き合いできることになったけど、実は・・・
もう冒頭から、抱井の妄想と雪野の暴走に、ワクワクしちゃいます。
ちょっとずれた雪野に、年相応にうぶな抱井は一旦は退いてしまうのですが、やはり好きなことには変わりなく、甘酸っぱいドキドキを目指してお付き合いが始まります。
この恋愛経験値の低い二人が、悩んだりすれ違ったりしながら、仲を深めていく過程がとてもかわいい。
そして、おじゃま虫として登場する白石くん!
彼もギャップの人なのでした。
砂原さんは必ず新作買いする作家さんの一人ですが、最近の作品の中では一番好きです。やはり受けが性格・境遇などちょっと痛々しい子の話は面白いです。色んなすれ違いや誤解があって、でもそれが解けた時のえっちの盛り上がりが素敵です。コメディーと切ないシーンのバランスが良かったです。
あと受け様が料理はできるけど片づけや掃除はとっても苦手という設定が新鮮でした。BLの受け様って料理はもちろんその他の家事も完璧でどこのカリスマ主婦(死語?)って感じの人が多いので。ちょっと親近感持てます。
次は20代とかアラサーとかの大人カップルの砂原作品も読みたいなあと思います。
テンポ良くサクサクすすみます。
最初の攻めの妄想と独白が面白くてたまりません!
どんだけ夢見てたのか、そして夢敗れるまで40ページ足らず(笑)いやぁ、でも汚部屋といきなりのHは夢見てなくてもひいちゃいますよねぇ。
それに対しての友人のプランクトンを食べるジンベイザメ発言は新しい草食系の例えで面白い!いや、ジンベイザメ魚食べるし(笑)
受けも天然すぎて、イマイチ噛み合わない会話がいいです。それに最後まで振り回される攻めは、やっぱりジンベイザメかも?w
コミカル系の方の砂原作品です。
相変わらず、言葉選びが絶妙で始めからニヤニヤさせられます。
最近めっきり少なくなった高校生同士を、砂原さんが書いてくださって嬉しかったです。
攻めの抱井は男子高の二年生。
共学ならモテたであろう容姿でありますが、中身は草食系で常識的な人間。
図書室の麗人とも言うべき雪野を、女神のように崇め、そして結局眺めるだけ。
受けの雪野は、色白で繊細な顔立ちで、それにあった華奢な体躯の高校三年生。
親の再婚で、アパートでの一人暮らし。
バイトまでの時間つぶしに使う図書室で、まさかあんなラブレターをもらうとは考えてもみなかったはず。
雑誌掲載のページ数(本編は150ページほどしかありません)のせいか、しょっぱなからもう抱井の方は雪野に恋しています。
そして抱井の悪友・益本の策略でトントンと進む(苦笑
しかし、抱井は頭の中で勝手に雪野像を作っちゃってたんですよね。
若いですねー(笑
まあ、雪野自体もここまで読むだけですとかなりイケイケで、抱井が引いちゃうのもわからなくもない。
自分とはやっぱりあわなかったと別れようとしたところで、益本の興味本位の助言で、つきあいを続行させる抱井。
そんな抱井のために、変わってはいるけれど雪野が一所懸命で可愛い。
特にピンクの色鉛筆が!
これはぜひ、読んで確かめてください。
そして、想像力過多の抱井のグルグル具合も面白い。
まあ、よくもこれだけ…と呆れるくらいの妄想。
益本のキャラもいい味出していましたね。
彼の『女房の浮気が発覚した亭主』発言は名言でした。
でも、高校生が女房って…古くないですか?(苦笑
本編は攻め視点、書き下ろしは攻めと受けの視点が切り替わって進みます。
雪野の視点で書かれた部分があるせいか、書き下ろしの方がド天然ぶりが炸裂しておりました。
ラスト、長年のある意味で片思いのような関係を一歩進めることができたのは、抱井のおかげでしたね。
高校生カップルのお話。年下、下級生攻め。
深窓の令嬢のようと思った(思ってた)先輩とつきあうことになった抱井(かかい)。
あらすじを読んでくださいーーまあ、あらすじのとおりっちゃそうなんですが、
美麗な先輩の女王受けじゃないです(自分があらすじでそういうの想像してた;)。
古典的学園もののエッセンスをいれつつ、同時にそれを逆手にとったような展開をします。全体にかわいいお話です。
本当はネタバレを見ないで読むのがいいと思うんです。たあいのないお話っちゃそうなんですけど、それでも そのほうがたのしめるかと。
******
↓ネタバレ
人恋しいしい、セックスは気持ちいいこと、だからしたい、っていう。
受けの先輩:雪野はそれをストレートに言ってしまうし、してしまうだけで。
本性は汚部屋に住む天然ちゃんなわけだけど…どうにも憎めない子です。
古典的な学園もの風な文章でお話がはじまるので、あれ?あれあれーっと読まされてしまいます。主人公自身といっしょに、どこにつれてかれるのーって巻き込まれてゆくかんじ。主人公が隠れた自分を発見してゆくのが楽しい。バカよね、男の子って。
途中、先が読めるのですが
でもなんか、かわいい子たちvと思ってしまった。
読後感も良い作品なので、気が滅入ったときなどにも良いかも。
ムリヤリっぽい箇所があるのですが…主人公は後悔するので許してあげてー。
でも地雷な場合、どうなんだろ?ダメなひとはこれでもだめかなあ…。
挿画、合ってるとおもうけど、逆に?古典的な美麗な絵でも面白かったかも。
あまり絵のイメージにとらわれずに読めました。