金欠と愛とズボンの下

kinketsu to ai to zubon no shita

金欠と愛とズボンの下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
43
評価数
15
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
バーバラ片桐 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784829625668

あらすじ

秘密の趣味を高校時代の同級生である長崎に知られてしまった佐藤。恥ずかしい姿を晒されて脅迫されてしまい、彼と同居することになるが……!
クールな美形リーマンの秘密の趣味とは!? 秘密を知られてしまった佐藤が、それを暴かれることに陶酔していく様はエロいですよvv

表題作金欠と愛とズボンの下

大学准教授、繊維&蝶の研究をするオタク
秘密の趣味を持つ潔癖症、大手広告代理店勤

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

予想よりもキュン度高め

表紙からフェチものだと思ってたのだが、意外と変態度は低かった。むしろ受けが潔癖症になった理由とか、攻めの受けに対する年季の入った純愛にキュンキュンくる、いいお話。

佐藤は仕事のストレスを感じると女性用の下着を身につけるんだけど、それ自体にはエロい気持ちはないというのが、どっか不思議な感じ。素材の良さとか、デザインの可愛さとかに惹かれて、とても大事にして楽しんでいるのが面白い。繊維の研究開発をしている長崎も、女性ものの下着を着けている佐藤に対して興奮はしてるものの、最後まで読むと、下着に対する欲望ではなくて、長年一途に佐藤自身を見つめていたから欲情してる、というのがよくわかる。
というか、一見キモオタ風なのに、水面下で佐藤のためにアレコレ動いて、ピンチの時には颯爽と駆けつける長崎がイケメン過ぎるよ…。
身体を重ねてから、長崎のことがかっこよく見えてきたとか、佐藤が恋してることに気づき始めるあたりの描写が、なんとも言えずキュンとしたし、酔っ払った佐藤がソファで寝ている長崎を襲うとか、エッチのシチュも好みだったので全体的にはとても楽しんで読めた。

ただ、潔癖症がちょっと辛そうというか、佐藤のストレス度を表現したかったのだろうけど、幼い頃のエピソードなど、胸が痛むようなところもあった。ズボラな長崎と一緒にいたら、徐々に気にならなくなっていくかな?

2

そんなにぶっ飛んだお話ではなかった…

バーバラ片桐さんのお名前は存じ上げていましたが作品は初めて拝読しました。魅惑的なタイトルと表紙イラスト(際どい!)、フェティシズム溢れる設定に惹かれて手に取りましたが…想像していたほどぶっ飛んだお話ではなかったのが少々残念だったかなぁ。

佐藤のキャラクターとしての色付けは「女性用下着を着用するという秘密の趣味を持っている」「潔癖症である」「プライドが高い」「仕事ができる」「両親との確執がある」あたりなのですが、それらがすべて独立していて突出したものがないのです。長崎はそもそも掴みどころのないキャラクターなのですが、対する佐藤も最後まで掴みどころのない感じで、その結果、シナリオ全体がなんだか退屈に感じてしまいました。序盤で二人が出会う(再会する)くだりはとってもドキドキしたのですが。

長崎は、最悪な第一印象からどんどんカッコ良くなっていくタイプの攻でしたが、その変化がまたゆったりしていて、惚れた!と開眼する瞬間がなかったのも退屈に感じた要因かなぁと思います。

2

むさいオタクが実はいい男

コミカルな展開でテンポがいいのに、それだけでない深さを味わえるステキ作品。
バーバラさんの乳首陥没も好きだったけれど、それに通ずる何かを感じます。

出来ない上司に日々ストレスを抱える主人公の佐藤(受け)が溜まりに溜まったストレスを
発散させるために始めた密かな趣味、それは女物の下着を身につけること。
好みはエロ系ではなく、フェミニン、エレガント、可愛さで+下着として着心地が
抜群で実用性のある下着。
その日もストレスを発散したくてお気に入りのメーカーの新作をデパートで購入し、
高揚する気持ちのままデパートトイレ内で履き替え満足げに電車で帰宅中。

そこで車内で痴漢に出くわし相手を車内から降ろしたら、相手は高校時代の同級生。
デブで昆虫大好きなオタクな長崎で、佐藤がひた隠しにしていた趣味を知られ
研究に没頭するあまり家賃を滞納して住まいを追い出されそうな長崎から趣味を理由に
脅迫されて、佐藤は長崎を自宅に居候させることになります。

脅迫と言ってもシリアスな雰囲気はなくて、そのやりとりすら面白い。
でもその同居は別の意味で佐藤にはストレス、かなりの潔癖症で病的。
そして、この辺は佐藤の育った環境が原因で、本人も気がついていない、
長崎に後に指摘される愛されるための行動かもと言う流れが奥深い。

ズボラでだらしなくて佐藤にしてみればバイキンの塊のような長崎との同居生活。
始めは追い出そうと画策するのですが、ある事件がきっかけで変わってきます。
佐藤に忍び寄る黒い影、なんてオーバーですが上司とのいざこざがあり、
更に長崎に女の影ありで佐藤が爆発して長崎を八つ当たり気味に追い出してしまう。

もっとも追い出した後で気になるけれど、いろいろなことが佐藤自身に重なって
お疲れなのです、仕事まで辞めると決めてしまうくらい。
しかし、そこでまたしても正義の味方みたいに佐藤の為に長崎が動いているのです。
追い出されても一途な雰囲気が感じられる。
エロ要素もそれなりにあって、長崎のオタク気味な変態臭さも可愛く見える。
十分楽しませてくれるし読み終わって満足の作品でした。

5

変態度合いがいっそ清々しい

女性下着が好きだということがばれてしまったことにより始まった関係

受が変態イケめんで攻がもっさりイケめん

下着のことをやたら細かく説明してくれる様子が
やたら変態くさくて好感が持てました
女性下着に興味を持った経緯がなんだか本当にありえる感じで
腑に落ちましたw

エッチシーンも作中割合多めで濃いので
こってり性交好きな方は楽しんで読めると思います

3

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