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kamisama onegai
電子版。
ごんぎつねの様な、可愛らしい切ない狐の物語。
日本の幽霊や妖の物語は、切ないものが多いけど、これもそう。
汚れの無い純粋で優しい山の精の、サト。
山の精の狐の妖が、純朴な人の子に恋をしてしまう。
狐のサトは、無理だと分かっていても諦めきれない。
生方山の神様に、サトはお願いをする。
また会いたい。
狐は、神様から耳と尾を消して人の姿に変化する神通力を授かる。
願いの代償は、自分の寿命。
狐の妖から人になり、10年の寿命のサトは老化が早い。
ソウシとべったり一緒ではなく、素性を隠して二度、傍に現れる。
三度目は、10年目。10年で寿命は消えるはずだった
・・だけど、ハピエンがお約束の名倉先生は、狐に奇跡を用意していた。
※この場面、粗筋を知っていても泣けてしまう。尊い!
その後についてのSSがあったそうだけど、名倉先生のブログには残っていなかった。 残念
同人誌の「神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ 総集編」も、読んでみたい・・冊子版しかないので、電子版が出るまで待つ。
一途×一途。
小学生の時に出会い、夏休みの間ずっと一緒に遊んでた。来年の夏も来ると約束したのに来なかった壮志に会いたすぎて、寿命を縮めてまで耳と尻尾を消して壮志に逢いに行くサトが健気。
再会の仕方がめちゃくちゃ性癖のど真ん中に突き刺さります。まだ中学生の壮志と、見た目が20歳くらいのサト。会えなかった五年の間に、壮志は物凄く成長してたけど、匂いで壮志だとわかる。
家を知るために、こっそり壮志を尾行するサトが可愛い。
高校入学からいっきに大学生まで時間が進む。ここで疑問に思ったのが、壮志はなぜ女と付き合っているんだろう、だった。
昔に「女と恋愛するのは無理だ。男の方に惹かれる」と話していたのに。その答えはすぐ出てくる。女を抱けないわけではないらしい。少しショック。でも選ぶのはショートカットでボーイッシュ。結局は男の方が良い。
このあたりの話では、紗千という女を警戒しながら読んだ方いい。胸糞女なので。
酔ったサトの誘い受けが最高。
終盤はハラハラドキドキ。どっち方面のエンドに向かうのか読めない程に展開の仕方が秀逸。
サトが、壮志の前戯で柔らかくなったからもう入れて欲しい、と自分の両膝裏に手を入れて足を持ち上げてアナルを見せるシーンはえちちです。
同棲後はもう……いい夫婦!!
やっぱ名倉先生はすげぇわって思わせる一冊。
・プレイ(自分用メモ)
受け視点/攻め視点/正常位/騎乗位/後背位/アナル舐め/フェラ/攻めフェラ
サトの幼少期がモフ可愛い…でも出番少ないのが寂しい…そして相変わらず名倉さんのお話は読みやすくて情景が浮かんで萌えます。
物の怪の佐登は一夏を共に過ごした壮志を探すため、狐耳と尻尾をひっこめる力を条件付きで神様から与えられ、成長した姿で壮志と何度も再会し、何度も恋に落ちる。
健気一途受けには大体スパダリ攻めが優しく包み込むのが定石になっているかと思いますが、壮志は家庭環境の変化で達観し、女を軽く扱うし情熱もなく、結構子供っぽいところのある攻めでした。数年おきに出逢う佐登に毎度恋をするのはロマンティックでもあり、「流石に同一人物だと気付こう」とも思うし、毎度別れて辛いのはちょっと可愛そう。大学生になって出会った佐登にはめちゃめちゃの溺愛ベロベロで良いんですが、折角の相思相愛が酒の一夜で寝ちゃうとこから始まるのは残念な気もしました。
佐登は急激に老化する自分の姿を見て悲しませたくない、と壮志の元を去るのですが、これが余り納得出来ませんでした。プライド云々の語りもあったけど、突き放されるのが怖い佐登の自己愛かなと思います。佐登は死ぬ事に関して怖くはないみたいだったので。
壮志が女と家庭を作って幸せに云々と考えるのなら、老姿を見せて終わらせた方がいいし。嫌われても壮志に本当の事を伝えるべきだと思いました。
要は大事な事を言わず泣いてるのが女々しいので、可愛いけどちょっと苦手でした。
ラストも、仕方がないといえばそうなのですが閉塞的なハッピーエンドでした。
はー佐登のモフモフ尻尾を壮志に思う存分触らせてあげたかった(笑)子供の頃の二人可愛すぎ。
すごく一途な十年愛です。
……が、私の好みではなかったです。
受けのサトはとても可愛くて、自分の命と引き換えに人間に化ける神通力を得た健気な狐のもののけ。
たった十年の間にどんどん年老いていく姿は痛々しく、とても切なかったです。
ただ、なぜ愛する壮志に本当のことを明かさないのか?
自分が狐のサトだと隠して傍にいて、終いには黙って離れていく…という行為を繰り返すことに納得ができなかった。
壮志に関しては、単純にあまり好きじゃなかったです。
自分勝手な子どもにしか見えなかった。
サトを愛する気持ちを疑う余地はなかったけど……
とても素敵なお話なのに、なぜか全く入り込めなかった。
ただの好みの問題だと思います。
かといって、全然面白くなかったとも思わないですし。
ホント、すみません。
何度読んでも、ラスト辺りで涙腺をやられます(ノ_<。)
以下、がっつりネタバレしながら愛を叫びます。
受け様は、狐のあやかしの佐登。
攻め様は、夏休みを利用して佐登が住む山の近くの祖母宅に遊びに来ていた壮志。
2人はすっかり仲良くなり、来年の夏休みに会う約束をして、さよならをする。
両親の離婚で、祖母の所へ行けなくなり、壮志は佐登との約束を守れないまま5年が過ぎる。
その間、壮志の訪れを待ち続けていた佐登は、壮志に何かあったのでは、と心配でたまらず、壮志に会いに行きたくて、山の神さまにお願いをする。
『耳としっぽを消して完全に人間の姿を取れる神通力を授けて下さい』
その願いを叶えてもらう代わり、後10年の寿命となってしまう佐登。
その頃、高校受験を控えていた壮志は、無関心な父親と2人きりの家で、気持ちがすさんでいた所へ、佐登とよく似た雰囲気のサトルと名乗る青年と出会う。
短かったサトルとの交流の中で、少しずつ気持ちが落ち着き、さよならをしてみて、自分の淡い恋心に気付く壮志。
大学生になった壮志は、バイト先でサトルによく似た、生方と出会う。
サトルより年上なので、サトルとは違うとわかっていても、どうしても惹かれてしまい、口説きまくってそのまま帰る家のない生方と同棲する壮志。
謎が多い生方だけど、愛されているのは信じられて、その時の自分ができる精一杯で生方を愛する壮志。
サトル、生方、と名前を変えて壮志の前に表れた佐登。
生まれ育った山へ帰る前に、一目壮志に会うだけのつもりだったのに、思いがけず恋人同士になり、離れがたくなる。
10年の寿命のため、人間より早いスピードで年老いていく佐登は、
老化して、衰えていく姿を見られたくない、美しい思い出のままでいたい、と山へ帰る決心をする。
壮志の部屋の鍵を、新聞受けの中に入れる描写が、ものすごーく胸にせまりました( TДT)
佐登の寿命が迫る10年後、祖母のお墓参りの為に祖母宅を訪れた壮志は、すっかり弱っている佐登と再会する。
そこで、やっと事情を知り、驚愕する壮志。
これなー、攻め様の悔恨や焦燥やらを見るのが大好きなので、もうめっちゃ萌えた(≧▽≦)
と、同時に泣いた( TДT)
2人の一途な純愛に胸が熱くなって、目頭も熱くなりました。
神さま、ありがとう!!
でもこれも、2人が強い絆を結べたからですよね。
でもでも、やっぱり神さまありがとう( ´∀`)
これから2人、10年と言わず、ずっと幸せに暮らしていけると思ったら感慨深いです。
イラストは、陵クミコ先生。
子供時代の2人が、アメをなめながら微笑みあう姿がめっちゃかわいい〜(≧▽≦)
それに、壮志が佐登の頬にちゅーするイラストも(^-^)
癒される、かわいいイラストを、ありがとうございました。
佐登がもう本当にただただ壮志を想う気持ちが人にあらざる者だからこその純粋さなのかと。
心が痛かったです。
まさかそんな老化が早まるなどとは想像もしなかっただろう佐登の気持ちがわかる。
そりゃそうだろう。今まで岩から滲みだすような時の流れが滝のように流れ始めたら驚くよ。
愛する人が悲しむ事を恐れ逃げ出してしまう。
自分が逃げてしまった事で悲しませてしまった事を悲しむ。
もう一から百まで壮志の為だけで。もう辛かった。
もちろん最後は山の神も二人の想いの強さに動いてくれました。
よかった~ 本当によかった。
佐登が幸せになってくれて本当に良かった。
山の神に私も救われました。
初めてBLを読んで涙をこぼしました。
大好きな名倉さんの切ない人外もので、切ないのが苦手な私はずっと積んでいました。
いざとうとう読み始めると、おや?普通に子供と狐のモノノケの可愛らしい交流が。
と思いきや。
来年も必ず来るという壮志が約束を守れず、壮志がケガや病気をして会いに来られないんじゃないか?一目だけでも見て確認したいと。
5年間佐登が待ってとうとう山の神様と契約します。
人間の姿になれる代わりに寿命があと10年になると。
人外ものといえば人間の方が寿命が短くてというのが定番ですが、こちらは佐登の方が寿命が短くなり老いのスピードが早いのです。
その後の佐登の健気さ。素性を明かさず壮志を見守り両親の離婚や受験、押し付けられた家事に辛いときに寄り添い。高校合格した壮志の元を去る辛さ苦しさ悲しさを思うと。
今度こそ最後にとまた5年後二十歳の大学生になった壮志のバイト先に現れ、ひょんなことからお持ち帰りされそのまま同居へ。
半年間幸せで愛されて愛して、でも老いがやってくるし壮志を心配させて、もう居られない老いた姿を見られたくないとまた消えてしまいます。
この後どうなるの?もう会えないの?とつい先のイラストを確認してしまいました。
5年後祖母の墓参りに来た壮志はとうとう佐登と再会します。良かった!年老いた佐登でも抱き締めてキスをして。まだ愛してる、いやずっと愛してる。
そして佐登は壮志にサトルも生方も佐登なのだとやっと言えました。でももう佐登の命は尽きようとしていて。佐登が壮志に神様と契約して寿命が短くなったことや、壮志に会いたくて一目でも無事な姿を見たかったと打ち明ける所で涙がこぼれて止まりませんでした。
必死で山の神様に祈る壮志。神様との契約の条件が満たせたのでしょうね。佐登は人間として生き返ります。良かった!
そして祖母のお家で生き返りエッチ?5年ぶりなのに燃え上がります。良かったねえ!ひっそり二人きり何度でも。
その後も良かったです。
里山に残りの人生を捧げたい佐登の為にきっぱり仕事を辞めて祖母の家に住み農業に取り組む壮志。
無事に新婚生活を送っているようですね。
切ないのに最後は甘く晴れ晴れとした読後感です。
何度でも佐登に恋する愛してしまう壮志と、壮志が恋しくて命を削ってでも会いたい健気な佐登に心が震えました。
読んで良かった!
大好きだったこの本もレビューしてなかったことに気付き、今頃ですが。
私にとって狐デビュー作だった気がする(笑)
泣くんですけど、なんで泣いたかっていうと。
狐と人間、いろんな事情もあって進む時間の速度が違う。
大好きなこの人を置いて、先に逝かなければならないって
分かってるのって、恐怖なはず。
その時間差を受けさんは条件としてのみ込んだはずなのに
実感した時の描写が、とても切なくて、泣いたー。
かたや、姿形が変わってもきちんと好きな人を見分けることが
できた壮志も、想いが強かったから出来たはず。
その想いの強さを感じて、号泣。
すれたところはどこもない。
一生懸命生きて、二人で仲良く歳をとっていければいいなあと
思う終わり方でした。
泣きました。今も目の腫れが引きません。
ここ最近はもふもふ、とくに狐のBLがマイブームなので、読んでない本がたくさんあるにも関わらず衝動買いしてしまいました。
あらすじは他の方が書かれてますので、感想を。
佐登が純粋で一途で健気すぎるあまり、壮志が薄情に見えなくはないですが、致し方ない面もあるのでは、と思ったりもします。恋する気持ちは最初の出会いのときから、壮志にもあったとはいえ、親の離婚は防げなかったし、子供だから父親に引き取られた以上母方の祖母の元へは行けなかったのでしょう。年頃のしかも、都会で生きる壮志には女性との経験も避けて通れないものだったのだと。
特別、壮志が魅力的だとは感じませんでしたが、かといって酷いとも思いませんでした。いたって普通の人だな、と。
そんな、特別魅力的でもない(ひでぇ言い方)壮志を一途に愛し続けた佐登の命がけの大恋愛に心が締め付けられました。命と引き換えにしたのは、ただ一目壮志と会う為に耳と尻尾を消すことなんですよ!ささやか過ぎませんか?二百年も寿命を縮められるのに、恋を叶えたいとか、完全な人間になりたい、とかではないんですよ?
老いていく姿を見られたくない。でも、壮志と少しでも長く過ごしたい。そのジレンマがとても悲しかったです。
ちゃんと恋が叶って良かった〜。
可もなく不可もなくの(ひでぇ)壮志がもう少し魅力的なら『神』でした。
はじめて名倉先生の作品を読みました。
祖母の田舎の裏山で出会った壮志と、狐の佐登。
ひと夏を一緒に遊んだ友達でもあり、初恋の相手。
人と狐ではあるけれど相手を思い続ける二人の切なく優しいお話しでした。
10年という限られた寿命の中で急速に年老いていく姿を見せまいと何度も壮志の前から姿を消す佐登の「ただ見守れればよい」という一途な思いが切なかったです。
そして、好きな相手に対しては思った以上に積極的でデレデレな壮志でしたが、衰弱した佐登を必死で守ろうとする姿は頼もしかったです。