kirara
iroiro
いつもの水壬さんと比べると、半分の厚さの『詰め合わせ』同人誌です。
1編目『従兄弟たちの場合。』
『幽霊ときどきクマ。』より、恵(メインCPの受)の従兄の天竜(攻)と白方(受)CPのスピンオフ。
本編でも、白方の口からこの2人がそういう関係であるというのは出て来ていましたが、こちらでも詳しい馴れ初めなどはほとんど不明(多少欠片が見える程度)で、言ってしまえば出来上がったCPのラブラブHではあるものの、とにかく天竜が恵を溺愛する(恋愛にあらず)の『従弟コン』なので、目の前にいる白方よりも恵の恋人である辰彦のことを愚痴るのに、さすがに白方に怒られ・・・
私は『幽霊ときどきクマ。』がそれはもう大好きなんですが、この2人もなかなか興味深いキャラクターですね。
やっぱりメインCPのほうが好きではありますが、それでもこちらのCPもまた読んでみたいなあ。
2編目『ある夜の目撃者』
『幽霊ときどきクマ。』のメインCPである辰彦(攻)と恵のSS。
1編目の別視点にもなります。
辰彦がいつも持ち歩いているらしいクマの中に、今でもときどき入っている恵。
辰彦の仕事も終わり近く、クマの中の恵と会話しているところに後輩刑事が。
もうクマ連れはすっかり(諦めの境地で?)公認のようです。
そして、恵の家に帰って来て、その夜辰彦が見たのは・・・1編目の2人のとある光景だったんですね。←タイトルの意味。
3編目『業界の宴』
なんの業界かと言いますと『ヤ』のつく・・・
同人誌『Valentine sketch いろいろ。extra.δ 』収録の『警視庁バレンタイン・チョコ事情。』は水壬さん作品の警察関係リンク話でしたが、こちらはそのヤクザバージョン。
『最凶の恋人』『B.B. baddie buddy 』『RDC-シークレットドア』『リーガルトラップ』よりヤクザ(&弁護士)キャラクターがほぼ勢揃いです。
舞台となるのは、とある組の組長の娘と若頭の結婚披露宴。そこに招待客として集まったいろんなヤクザ(&弁護士)キャラクターたち。
CP揃って出ているキャラクターがほとんどいないので(『B.B. baddie buddy 』くらいかな)ラブ面はあんまりなんですが、電話だけの出演の征眞(『リーガルトラップ』の受)の存在感が・・・
こちらは、冒頭にも書きましたがいつもの半分のページなんですよね。
でも、本編がすごく好きな『幽霊ときどきクマ。』からが半分以上なので、これはこれで満足しています。面白かった。