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station
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
夏休みが終わり、祠堂学院にも二学期がやってきます。タクミくん、ギイにしても、三州くん、真行寺にしても、それぞれの「進路」に答えを出さなくてはいけない時期が来るのです。
それぞれがいろいろなことに悩む中、祠堂学院にも文化祭の季節がやってきます。「お化け屋敷」やギイの強い希望で開催されることになった「ホッドドックの早食い大会」ですが、肝心のギイは文化祭への参加を諦めなくてはいけなくなるのです。
ここまでは、いつものタクミくんシリーズのとあまり変わらないかなと思っていました。しかし、物語は中盤から核心に迫っていくのです。私は文化祭でタクミくん、ギイに降りかかったこと、そして、突然の別れ…。物語の中盤から最後にかけてを思う度に涙が止まりませんでした。
「まだタクミが一番タクミらしかったときのことを知っている」と言ったギイですが、実は、二人は祠堂学院に入る前に出会っていたのです。
ギイは、無理をしてでも祠堂学院にタクミくんに会いに来て、いつもタクミくんのそばにいて、それでも最初はなかなか気づいてもらえなくて…。ギイこそ、どんな気持ちで海を渡ってきたのかなと思うと、また涙が止まらなくなるのです。
世界的な御曹司であるギイと、一般の子であるタクミくんは、「きらきら」「ふわふわ」の世界なのかも知れません。だけど、読み終わった感想は、「本当にそうなのかな」という疑問でした。確かにギイはなにをやってもできてしまうし、格好いいけれど、『STATION』では、ギイがただの恋する一人の男性のように思えてなりませんでした。
最終巻では、ほとんどの懐かしい顔が揃ったように思います。祠堂学院のみんなのように、ギイのいない時間をまだ受け止めきれてはいませんが、タクミくん、ギイくんのこと、そしてこの物語に出てくるみんなのことが好きです。
実は自分で読む前に他所のネタバレで先に最終回の内容を知ってしまいました。
落ち着いた気持ちで読めるまで待とうと決め、1ヶ月以上経った今になってようやく目を通しました。
その時に目にした周りの評判通り、これは私自身も発売直後に読んでいたら喪失感よりも虚無感で落ち込んでいたに違いない…って中身でした。
そもそも最終巻を読んだという読後感がないのです。
この「Station」は、私なりの超前向きな解釈として、託生自身が既に祠堂を卒業した数年後に気持ちが落ち着いた上で、10月の文化祭から大学受験までに何があったかの<回想>として綴っているという設定なら、この話の筋でも何とか受け止められるかも…って感じ。
そういうふうに捉えないと最後の5~6ヶ月の怒濤の出来事がごっそり抜け落ちている現状や、赤池くん他の主要キャラがどう動いたかっていう行動が全く伝わらない理由が自分の中で折り合いが付けられないんです。
ギイと託生の今後の道筋について、作者のごとう先生がどういうふうに最後を書きたかったのかはこの巻で知る事が出来て良かったと思うし、納得は出来たって点は収穫でした。
ただ、どんな結末であれ、託生達が祠堂を卒業するまで巻数を重ねて書かれたものをじっくり読みたかったというのが私の正直な感想です。
主役のギイと託生の二人も、他のカップル同様に穏やかな気持ちで見送ってあげたかった…
突っ込みどころや心残りが多々残った幕引きでしたが、シリーズ終了の事実をきちんと受け止めます。
心配なのはこの最終巻を巡っての周囲の反応。
実際にごとう先生が示した結末と、いろいろな読者が思い描いていた結末の差が大きい事で溝が生じたのは、一読者として残念でなりません。
「彼らが一番輝いていたのは高校二年生の一年間だけだった」とのことですが、これには異議を唱えたいですよ。
私は「CANON」の中の、「今が大切にできなくてどうして未来が輝くんだろう」という一文が一番好きなのですが、二年生編のいろいろな思い出の積み重ねが三年生編にも繋がったし、キャラクターのその後の未来にも繋がっていくと思うのです。
予定になかった三年生編の継続で相当な苦労を抱えてみえたそうですが、私は毎回新キャラが登場しても、カップルが増えていっても楽しんで読む事が出来ていました。
私はJuneの掲載で見かけたのがこのシリーズを読むきっかけでした。
当時インターネット普及前の情報集めが困難だった時代から、今、最後まできちんと読む事が出来たのも(当時の)角川スニーカー文庫、ルビー文庫のおかげでした。
作者のごとうしのぶ先生、挿絵のおおやかずみ先生だけでなく、June時代からの関係者にもお疲れ様でしたとお伝えしたい気持ちです。
ありがとうございました。
20数年よみ続けてきたタクミくんシリーズ完結巻。
衝撃的というよりは、やっと読めるのかという安堵感もどこかでありました。
コミックから入られ方、映像から入られた方思い入れは色々あると思いますが、ごとう先生が自分の為に書きましたとおっしゃっていたことが全てだったかなと思います。
思い入れが強すぎてうまく感想を伝えられませんが、夢の様な足のつかない世界と目を背けたくなる過酷な現実が同居している
ごとう先生の黒さ暗いがある愛の世界は他では感じられないものでした。
ただ・・・親友の赤池くんではなく三洲が軸になっていた部分んはちょっと寂しかったです。
小冊子も未発表ではなくちょっと残念でした。
完結のわりに本薄くない?とか言い位出したらキリがありませんが
よみ続けてこれたことに感謝いたします。
ギイタクに夢中になっていたことを思い出させてもらえました。
なぜ劇は負けたのか・・・とか
まぁ色々気になるところは
ありますが。。。。
正直真三洲が別枠で人気がですぎたのかもしれませんが、
ラストはギイタクだけで良かったなと正直思ってます
美貌前のあくまで先生がイメージされていた
2人の世界がよみたかったです。
終わりました。というか、終わらせましたね・・・というのが正直な感想です。
シリーズ完結編としてちゃんと無難なところに着地していると思います。
結末には何の不満もありませんし、だいたい予想通りだったかな・・・。
ただ、私は、当初作者が考えていたふたりの話を読みたかった。
キャラクターとしては、メインのふたりだけでなく好きなキャラクターがいたことは事実です。
けれど寄り道しないできっちりふたりの話を読みたいな~ふたりを終わらせてから他のキャラクターの話を・・・と思ったこともありました。
そんな思いを決定的にしたのが「かつくら」でのインタビューです。
そういう意味では、シリーズを長く続けて欲しい的版元との作話裏話は知りたくなかったです。
でも、ごとうさんってそう言う本音をつるっと公に発してしまうんですよね(笑)
タクミくんを書き続けて20年以上ですか・・・その大半が作者自身の思うところではなかったのかもと思うと複雑です。
特典小冊子、書き下ろしは1作のみ?
あとは、Twitterで流した作品の再録のようです。見逃していたものもあったので新鮮な感じはありましたが特装版の特典としてはどうなの?という内容です。
挿絵のおおやさんが1ページ寄稿しています。
そのページには癒されました。
このシリーズとの出会いは、おおやさんのカバーでした。
そう言う意味では、おおやさんの絵でなければ手に取っていなかったかもしれない作品です。