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byourikensashitsu no boukun
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
春原いずみ先生の新作~♪どの作品も読み応えあって外れなし!!作者買いの御方の中に入ってます!
今作もよろしゅうございました。嗣巳と冴木、引かれ合い、自らを解放し委ねられる相方。
…いや…知らないだけで、一方的に嗣巳が溺愛されてる様な気がします。兄の順唯、佐々木先生、きっと他にも多々あったのを人見知りですべてスルー。感と逃げ足の速さでしのいで来たのに、とうとう捕まえられてしまった希小動物、嗣巳?!ラストあたりはちょっと牙のぞいてるのも楽しいです(*^。^*)
春原先生の医者ものはリアルで実感こもっているので大好きなのですが、
今回は天才外科医と病理医の院内ラブ、病理医なんて一般の人間には余りおなじみが
無いのですが、この作品を読んでいるとなる程と、一つ賢くなったかもなんて思います。
主役の受けになる天才外科医の嗣巳は極度の人見知りでそれが高じて対人恐怖症に
なってしまっているくらい、臨床医としてはかなり致命的なのですが、
それでも大学の医局にいる間はなんとかなっていたが、大学を放出されることになり、
次の就職先をどうしようかと思っていた時に兄から自分の病院を進められて、
トントン拍子に就職が決まったが、そこで紹介された病理医の冴木を見て
嗣巳は本能的に怖いと思ってしまう。
その怖さが後に嗣巳にとって重要な意味を持つことになり、医師として成長する、
そんなキッカケにもなるストーリーでした。
自分を天才と言って憚らない冴木、傲岸不遜で口も悪く嗣巳は関わりたくないと
思っているが、病理の仕事は気になる。
見た目も態度も繊細で細やかな作業を有する病理と俺様で自信家の冴木とが
頭の中で繋がらなくて、冴木の仕事を見せてもらうことになるのですが、
そこで冴木に突然キスをされる。
恋愛的なやり取りが一切なくて、それでも冴木には嗣巳が理解できて嗣巳なら
冴木を理解できると言う感じなのですが、それも天才だからと言う内容です。
天才は天才を知ると言う言葉がピッタリくる作品なのです。
それに、実は冴木は嗣巳を16年前から知っていて、その時から嗣巳は
特別だと思っていた訳で、ショタの疑うがほんの少しありますが、
やはりこれも凡人では理解できないのかもと笑えます。
嗣巳の兄のブラコンぶりも怪しい感じがしたし、嗣巳の上司の佐々木も嗣巳には
何らかの特別な気持ちがあったのではと思ったのですが、凡人には手に入らない
結局はノミの心臓を持っていたはずが、同じ天才に出会ったことで自身が成長を
遂げる感じの作品になっていました。
医療ものはやっぱり本格的で嘘くささがないものがいいですね。
春原さんの著書は今まで気にはなっていたけれど読んだことがなかったんですよ(^_^;)
設定が気になり一読!
評価は3.5くらいかな?
作家業以外に医療機関で仕事をされている先生ということもあり、仕事面や先生たちのやりとりが細かくわかりやすく書いてあります。攻めが病理医っていうのもめずらしく、しかも、大型肉食獣のギャップもある♪
受けも手術だけは凛としているけど普段はビクビクの小動物のギャップ
攻めは実は兄の友人で小学生のときから受けを見守っていたんですねぇ~以外
受けは攻めとの関係で自信をつけていくことになるんですが関係が発展するときが受けの性格からかあっさりぎみ
あとから、感情がやってくる子みたいです笑
残念だったのがブラコンの受け兄と弟のほうがみたくなっちゃったんですっ泣
攻め様より魅力的に見えちまった…スピンオフできる感じ
あとは、えっちに色気がない!受け君の喘ぎが…
天才同士の感性がのぞける本かもしれないですね