百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー

doumeki kasa wo kau

鸣鸟不飞

百目鬼、傘を買う 「囀る鳥は羽ばたかない 2」描き下ろしペーパー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
113
評価数
24
平均
4.7 / 5
神率
75%
著者
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
囀る鳥は羽ばたかない 2

商品説明

雨が強くなり、このままでは矢代が濡れてしまうとコンビニまで傘を買いに行く百目鬼なのだが。

レビュー投稿数9

ペーパーに神をつけるのは初めてかも。

なんとッ!!両面刷りのペーパーです!!
最近両面刷りはあまり見た記憶がない私です。
お手元の二巻カバー絵を見ていただいたら分かると思うのですが、
雨の降る街中、交差点信号機下で矢代が百目鬼を待っている、
その場面がペーパーに描かれています。
ヨネダ先生のファンの方はぜひペーパー付きでお買い上げ頂いて欲しいですっ!!

内容は百目鬼が雨に濡れる頭のために傘を買ってくるというお話です。
ペーパーというより本編の一部のような感覚で読めます。
表紙とのマッチングといい、このペーパーも合わせて二巻なんだと感じます。
これはもうペーパーじゃなくて、本編コミックの描き下ろしにいれて欲しかったです。
というか発売した本全部にペーパーをつけてあげて欲しいです!!!
以下はペーパーをお持ちでない方のために、二人の会話を載せています。
※ネタバレしたくない方は閲覧しないようお気をつけ下さい。



◆~百目鬼、傘を買う~
雨が降る中、交差点付近にて。
百目鬼は自分のスーツの上着を脱いで、矢代が雨に濡れないよう、頭の上にスーツを被せています。
百目鬼「・・・雨が強くなりそうです」
 矢代「うん・・・」
百目鬼「どこかに入らないと頭が濡れます」
 矢代「俺は今この信号渡ってずっとず―――っとあっち側に行きて―――の」
百目鬼「この道沿い100メートル先にコンビニがあります」
    「傘を買ってきますから待っていてもらえますか」
  矢代「・・・゛ワン〝って、言ってみ」
百目鬼「・・・・・? ワン・・」
  矢代「よし」
    「行ってこいポチ」
百目鬼「 ?  はい」
~そしてしばらくして・・・~
百目鬼「頭」
    「お待たせしました」
 矢代『・・・(傘が)一本 おいおいまさか・・・』
百目鬼が一本しか持ってこなかった傘を見て、まさかあいあい傘をする気じゃねぇだろな・・・
と喜んだ(!?)のも束の間。
百目鬼「行きましょう 俺が差します」
と矢代のみに傘を当て、自分は濡れている百目鬼でしたw
そうですよね、舎弟の分際で頭と一緒に傘の中に入るなんてありえませんものね~;
そんな忠犬百目鬼に、ちょっとあいあい傘を期待したのに自分だけ傘を差されてガッカリしている矢代でしたw

そして「おっせーよヴァカ」と八つ当たりする矢代。
そんな矢代に、「すみません」と謝る百目鬼。
百目鬼は単に遅くなったから頭が不機嫌になっている、くらいにしか思ってなさそうですね~w
まさか頭が『あいあい傘』を期待していたなんて、想像すらしていなかったことでしょうw
そんな二人の噛み合うような合わないような絶妙なコンビネーションに萌&笑ったペーパーでした。

15

“ペーパーという名の小冊子”みたいな気分です

11コマという両面のペーパーだなんて、贅沢きわまりないです!!(泣)
ヨネダさんはサービス精神が旺盛でいらっしゃるし、
こういう小ネタもまさに本編の一部という感じで
感激してしまいます!


街を歩いていると雨が降ってきたようで
上着を矢代の頭上にかけて濡れないようにし、
「どこかに入らないと頭が濡れます」
矢代を思っての発言にもかかわらず
まだ歩く事を望む矢代。
理不尽なわがままは今に始まった事ではない為、
コンビニで傘を買ってくる事にして
「待っていて貰えますか?」
あくまでも勿論低姿勢ですけども。
「……“ワン”って、言ってみ」
急にふられた要求に「……?ワン…」
矢代の言う事は絶対ですがww
意味もわからずに「行ってこいポチ」とまた言われ、
素直に買ってきます。一本の傘を。
内心で「相合傘するのか」と思ってしまった様子の矢代ですが
百目鬼は自分は濡れながら、ためらわず矢代にのみ差します。
それに対し
「おっせーよ、ヴァカ」
不機嫌すぎる顔で告げる矢代。
怒らせた?と思っても、百目鬼はいつものように
「すみません」と謝るだけ。

百目鬼はきっと自分も一緒の傘に入るなんて考えてもみないでしょうね。
もし矢代が望むなら、なんだってする。
ただひたすら“頭のため”に生きていくんだろうな…。

矢代の、百目鬼に対する「バーカ」は
本編でも色々バリエーションがありますが
ムカついて言う「バーカ」にも、
照れ隠しのような「バカ」も
可愛いと言っているのと同じ「バァカ」も
絶対的に受け止めてくれる百目鬼に甘えての事なんだろうなぁって
愛を感じます。

私はわがままを言いすぎる人間って好きじゃないのですが
矢代は別ですww
主従関係ってすんばらしいと唸りながら、
外枠はベタで(黒く塗ってて)雨がこぼれている仕様になっているのが
夜の空という感じでまたじわじわきてしまうのです。
濡れた横断歩道とアスファルト、
もし雨が降り続いたとしても
きっとその先には二人の幸せが続いていると思いたい。
ペーパーだというのに
小冊子を読んだかのような余韻が残ります。

そしてまた本編を読み返してしまうんですよ!!
手元から離せない!!w

7

yoshiaki

東雲月虹さま

とんでもないです! 
このレビューがなければ表紙の謎にとらわれて、しばらくモヤモヤし続けるところでした。
これほど「役にたった」と思ったことはありません。
ほんとにありがとうございましたm(__)m

東雲月虹

yoshiakiさん、初めまして!こんにちは♪

レビューしておいて今更なんですが、
そっか、本編表紙とリンク(?)してるんだ!!と気づかせていただきましたよ!!
バカですみません…(^^ゞ

このようなタイプのペーパーは
あるようであまり無いような気がしますので
やっぱりヨネダさん素敵!!!!!と益々好きになってしまいます!!

今回、ペーパーの為に芳林堂さんの通販に致しましたw
こちらは田舎なので、発売日当日に読めないというのももどかしくて…;
1冊に送料がかかっても、ヨネダさんの作品なら惜しくないです!!w

こちらこそ、コメントいただきまして誠にありがとうございました!!

yoshiaki

はじめまして。
私は特典ペーパーが付いていないもの購入したため、コミックスの表紙で雨が降っているのに二人だけが傘をさしていないのはどうしてなのか不思議だったんですが、ちゃんとペーパーで解説されてたんですね。
やっぱり特典ペーパー付きじゃないとダメだなと思いました(笑)
書いていただき、ありがとうございました。

本編よりも読み返している。

百目鬼傘を買う・・・ってサブタイトル?がまずは、ツボ。

百目鬼お遣いシリーズ化希望です・・

ペーパーですが、内容としては
大満足できるくらいの充実感がありました。

特典ペーパーをあまり意識していない私としては、新鮮な感情でした。

1から11までコマに数字がふられているのもかわいい。

矢代のヴァカ ってのが
とってとっても可愛らしいです。
馬鹿ではなく、バカでもなく
ヴァカです。

コミックのイラストの続きなのだと思いますが、コミックイラストからは地下へ入る階段が見えます。ここに少し入り雨をまつこともせず。軒先で雨をさけることもせず

雨にうたれたまま矢代はたっている。

百目鬼が傘を買いにいった方向は知っているのにそちらではない
方向を見て待っている。

とーーっても愛くるしい2人です。

4

伝わってくる熱量

さすがは、引き伸ばせば並の漫画の3冊分にはなろうかという位、贅沢にみっしりと詰まっていた本編の、特典ペーパーだけのことはありました。

コマ割りして両面に描かれているだけでも感激なのに、表紙と関連させて、本編に更なる奥行きを与えるという、聞いたことが無いアイデアに驚嘆します。

ヨネダ先生が、その時に出来る精一杯、全身全霊をかけて漫画に向かっていらっしゃるのが、素人の私にも伝わってきます。

持っていない人は、このペーパーのためだけに、もう一冊買う価値が十分あります。

2

なんなのもうこのやりとり(/\)\(^o^)/

いまさら手に入れたのですが面白すぎ!
矢代は人のお願い事聞くの嫌いだと本編で発言しているので、ポチとして百目鬼を送り出したのかも(笑)『人』じゃないしいっか、待っててやんよ、みたいなビミョーに小さい事を気にするのが矢代クオリティ。そこが好き。
本編で影山と学生時代の彼女との相合い傘見送ってたし憧れがあるのかな?
まぁ百目鬼くんには頭しか見えてないので自分のことなんて考えてないでしょう。ましてや矢代が相合い傘したいなんて考えを汲める男ではないし(笑)矢代の他のとこ汲める分いったい今まで付き合った子とはどうしてたの百目鬼。

あとなんか。矢代が『うん。』とか相づちうつの初めて見た気が。いつも『…………』か『あぁ』とかなのに(⌒‐⌒)やっぱ百目鬼には甘えてんなぁ矢代。幸せになれよ!!

1

がっかりな忠犬

このペーパー、本編の表紙に繋がっているのです♪
心憎い設定じゃないですか!
周囲が傘をさす雨降りの夜、交差点の信号下で傘もなくたたずむ八代。
裏表紙には傘を持ち懸けてくる百目鬼。
そのいきさつと顛末が描かれたペーパーになるのです。

雨が強くなりそうと百目鬼が言ってる事から、きっと何かちょっとした用事で雨の中出掛けたのでしょう。
ところが、八代の我儘だろうか?
赤信号待ちの八代に自らの背広の上着を差しかける百目鬼は八代が濡れるを心配しているのに、
「オレは今この信号を渡ってずっとずーっとあっち側に行きてーの」
傘を買ってくるから待っててくれという百目鬼に、八代は「ワンと言ってみろ」
・・・ふふふ・・・
犬であるはずの百目鬼に「待て」させられた八代の反発でしょうか(笑)
そして「行ってこい」
戻ってきた百目鬼が持ってきた傘は一本。
間違いなく八代は相合傘を期待してるーーー!!
だけど百目鬼は「俺が差します」

表情には出さないけど「おっせーよ、ヴァカ」の言葉に八代のツンデレが~♪
顔は見えないけど朴念仁の百目鬼のことだから、わけがわからずに理不尽と思いながらも叱られたワンコのようなっているに違いないと。
百目鬼に尻尾と耳がついているなら、それはションボリと垂れさがっているに違いないw

思わず萌え萌えしちゃう、憎い演出の漫画は、両面展開で、普通の付属ペーパーに比べてとっても充実したものでありました☆☆☆

3

カバーイラストから続いてます

そもそも、このペーパーが付いてきた本体の、元の本のカバーイラストが、BLコミックスには有り得ないような、遠景の、夜の街の風景だけっていうもので、
普通だったら主人公が表紙にいないなんて許されないだろうけど、
でも、よくよく見ればこの中に矢代も百目鬼もちゃんといて、
で、この状況に至るストーリーが展開されているのが、この両面刷りのペーパー。
ワンコ傘を買いに行くの巻。
ペーパーだけど、ちょっとした短編を読ませて貰ったような満足感です。

オマケ
出版社の特設サイトで、このカバーイラストの壁紙が貰えます。

3

飼い主と忠犬

A4サイズに両面、あわせて11コマのミニマンガです。
店舗限定特典ペーパーなのがもったいないくらいの仕上がり!
表紙と連動したお話になっています。
百目鬼の忠犬っぷりが非常にかわいいですねー!
「ワン」って言っちゃったこの人w
本編はハードですが、この特典ペーパーはほっとするワンシーンという感じでよかったです。
そして、背広で矢代を雨からまもる百目鬼の図がなにげにときめきます!
あとは、やっぱりみなさんレビューされている通り、「ヴァカ」という矢代のセリフ!
愛を感じましたw
3巻が非常に楽しみ!

2

トキメキはどこへ…(笑)

2巻の限定特典ペーパー。
11コマからなるこのマンガは時系列的には、1~5コマ→2巻表紙→6~11コマという流れになっています。
もちろん、このペーパーだけでもお話の流れはわかるんですが、ペーパー持ってる人にだけ「あ、この表紙はあの合間のシーンなんだな」ってわかるというか…。
なかなかシャレた仕掛けですよね。

問題の中身ですが、もう最初の1コマ目から百目鬼の忠犬っぷりがスゴイ!
雨で矢代が濡れないようにって自分のジャケットで覆うようにしてて。
自分が濡れることは厭わないし、矢代の言葉にも忠実というか。
どこか鈍感にさえ見える百目鬼がなんというか「愛すべきバカ」のようです。
矢代の「ヴァカ」にもそういう意味合いが含まれてるといいな。
ちょっとイジけてるようにも見えますが…。
いつか2人が相合傘できるようになれればいいなと思いました。

4

この作品が収納されている本棚