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hanaya no miseban
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
・花屋の店番
・子供はわかっちゃくれない
・大人のおつかい
の3本立て
最初は志麻姉が日本に帰って来ていることを知った龍が、家出をする話。
勇太と明信の浮気未遂(?)もあります。
結構コメディタッチなんですけど、龍×明の問題だった「いつかは別れて子供を持って欲しい」というのが解決します。
ずっと気掛かりだったんで、丸く収まってよかった。
次は真弓の受験失敗の話。
第一志望に落ちた真弓が、珍しく悶々と悩みます。
勇太のお母さんが岸和田に帰って来たという手紙について秀と勇太が話しているのを、タイミング悪く真弓が知って更に困惑するという話です。
真弓も勇太も着実に成長しているようです。
最後は、大河に言われて秀が真弓落ち込みモード時の後処理をする話。
秀がどんどん落ち着いていってるのが分かります。
前作がシリアスだっただけに、皆が今幸せで本当に良かった。
おまけのペーパーは勇太と明信の浮気未遂(?)を真弓が知ってしまったという話。
これが凄く面白かった。
興味ある人はペーパー残ってるうちに買った方がいいと思います。
時間はゆるやかに、しかし確実に流れている。
私がオリジナルを読むようになり初めて手にしたBL小説が【毎日晴天!】シリーズだったので、8年ぶりとまではいかないものの新作にお目にかかれて光栄!です。
【花屋の店番】
安定感があるようでいて龍の過去と明信の生真面目な性格から何かにつけシリアスな展開となるCP。
今回も独裁者(長女)帰国の噂に龍が逃亡したというコミカルな出だしでしたが途中は少し重めな部分が。
逃げていた間、子どものいる賑やかで暖かな『普通の家庭』に居候して戻ってきた龍の出した結論は相手を思いやるというこわばりから明信を解放させてくれそうな気配で安心しました。
勇太が明信の相談相手になっていたのが感慨深かったです。
【子供はわかっちゃくれない】
本命の大学受験に失敗した真弓。
でも真弓を落ち込ませイラつかせているのは、もっと根本的なもの。
人は誰しも特別な人生を送る確約ははなく何ももたない自分と折り合いをつけて生きていくこともあるという切ない現実に真弓は気づいてしまったのです。
これまでの帯刀家の面々は真弓が迷ったり悩んだりすると優しく諭し理解させてきましたが今回、明信は突き放すように彼なりの考えを述べます。
そんな明信を初めて見て戸惑う真弓。
自分で理解しないとダメだ、と目をそらさず『末っ子のまゆたん』を大人として扱う明信の優しさが光ります。
帯刀家の雰囲気や会話は変わらないようでいて少しずつ子どもの成長を促すように色を変えているように感じました。
【大人のおつかい】
真弓が悩みから脱した経緯を大河に説明しようと周囲に聞き込みを開始した秀。
竜頭町民から『宇宙人』と称される浮き世離れした性格の彼の生い立ちは複雑。
彼自身の過去や実母の存在が身近になった勇太が離れる可能性を考え心細くなった秀に寄り添うのは今回、存在感の薄い(笑)大河でした。
このCPが好きなので、もっとメインで読みたいです。
書き下ろしたと言われる大河と秀の高校時代がオマケのSS付新装版…買っちゃうかなぁ。
正直、売り方には納得いかない部分もあります。
ハマった当時、既刊を一生懸命探して揃えた身としては悲しい(泣)
それでも続編や番外編は読みたい。
大好きなウオタツの幸せの行方が気になる!
白モクレン…大河が真弓に教え真弓から勇太へ伝わり秀に届いた、この花の花言葉は『持続』。
どうか作品も『持続』願います!
>鞠生さま
はじめまして~。
コメントありがとうございますm(_ _)m
新装版にスターターセットですよ!?
あとがきを読みながら「あざとぉ…」って呟いちゃいましたよ(泣)
でも、、読みたいーヾ(≧-≦)〃
彼らの小さな出来事をアルバムみたいにまとめてほしい。
ホームコメディテイストのシリアスって希有な存在ですよね。
鞠生さま、買っちゃいます?
私は多分、買っちゃいます。
ヲタの収集癖がまんまと商戦にひっかかってしまう典型的な例です(笑)
>snowblackさま
この前巻(11巻)がシリーズの根幹となる部分に触れていて超絶シリアスで完結っぽかったんです。
だから今回は棚ぼたっぽい気分でした(笑)
シリーズ通してエロ僅少、ほのぼの過多なのですが仄暗かったりします。
家族の中の他人、他人としての家族の繋がりについて考えさせられます。
私も新装版を買ってあらためてレビューしようかと思っています!
クリボウさま
いつもお世話になっております。
未完の長編傑作として名前は聞いていたこの作品ですが、
全然見かける機会もなく、私の中では幻の傑作という感じでしたし、
終わりあてのない未完長編に手を出すのは憚られていたのですが
このたびめでたくも新刊が発刊。
これを機会に読んでみたいと思っているところです。
それにしても8年ぶりの新刊とは!
おまちどおさまでした、という感じですね!