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kouman natenshi to shinshi na yabanjin
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ビックリするほど分厚いノベルズ、旧作の傲慢な~と憎みきれないろくでなしの序章の
2冊分ですからこの厚さも納得ではありますよね。
でも厚すぎて少々読みにくい感もありますだって2.5㎝はありますもの。
旧作を読んでいる方にも楽しめるようにか、書下ろしやCDに付いていた小冊子を
今回収録されているので読み逃した人には嬉しい内容になっていました。
それに何度読んでも、この女王様気質でありながらギャップ萌えするような
可愛い甘えを見せる主人公の千里が獣のような男にゾッコンって言うのも
美女と野獣みたいで好きな設定であります。
双方が相手に翻弄されているのですが、共に自分の方が大変だと思っている感じが
二人の思いがシンクロしている気がしますね。
千里視点で描かれているので、千里が大門を一方的に追いかけている気がしますが
実は大門の方も千里に命一杯ハマっている。
でも大門の仕事が仕事ですから、思うようにならなくて千里の天然な誘いを
躱すのが一苦労している気がします。
二人の再会ものでもありますが、6年前にたった二日間だけの関係、
だけど千里にとっては初めての男で身体も心も何年経っても忘れる事が出来ない相手。
そんな大門と千里の店で再会し、何かを探っているような胡散臭い大門が
気になって仕方無いけれど過去に捨てられたように消えてしまった大門のことが
こだわりになっているし、千里のプライドの問題もありと簡単にはいかない。
それにプラスするように千里の教育係で世話役だった男絡みのトラブルの予感。
ちょっと痛い主従関係の結末はもの悲しい感じもします。
千里も大門もかなり個性的でキャラ的には灰汁が強すぎる二人ですが、
付かず離れず、久々の逢瀬の時はケダモノの如く互いを求めあうような関係で
この二人に限っては安定したぬるま湯のような幸せは無いだろうなと思う内容です。
後半に収録されてる、ろくでなし~はスピンオフのような展開になっていますが、
次回単独で発売されるとのことでそれも楽しみになりました。
個人的には高慢な~の女王様キャラの千里が好きなので読み逃しもあった
小冊子の書下ろしも読めて大満足でした。