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嘘ついてごめん、本当は晃ちゃんが大好き──。
yuki no shitone ni akai tsubaki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ムク先生の挿絵狙いでgetし、最初涙して、本棚にきっちり保管していた当作。
整理していたら出てきちゃって、あーあまた読んじゃったよ。
整理終わらんやん・・・(泣)
これまたこの本にぴったりな季節に読んじまって、寒いー
(冬の奥能登が舞台)
天候がぴったりシンクロしていることもあり、評価はちっと上振れかも。
萌よりの萌2.
攻めさん:高校生の時に受けさんを冬の海で救出。元総理大臣の孫だけど、
政界中央部とはパイプが細くなってる状態で、
選挙区で負け、比例区で拾ってもらったところ。
政治家ファミリー嫡子。清く正しく強い人。
実家は能登半島の老舗旅館。
政界中央部とのつながりを持つべく、結婚話が出てる。
受けさんのような子を救いたいと政治家を志す。
受けさん:見た目 薄幸の美人芸者(攻めさん談)父親不明、
大阪キタのホステスが母。
大阪いた時、母などにひっどい目に遭わされてる。
中卒で恩のある旅館で働く。
攻めさんが政界に行ったときに地元の私設秘書になる。
攻めさん守るべく、必死。
攻め結婚予定相手:男前な姉御。
結局自分が政治家への道を歩みだす(笑)
受けさんが優秀だわ と思ったら、
自分が総理大臣になる方が早いから自分につけ
と誘惑中(笑)
この男前ねーちゃん、割と好き。
受け母:元ホステス。借金から逃れるため奥能登の海で無理心中をはかり、
攻めさんの旅館で雇われることになる。
が、結局金を盗んで、男と逃亡。。。って
こんな酷い女いるんかなあ、、、やっぱりいる?
あんまり信じたくない。お金がないとこうなる?
内臓売るよりましって、子供に酷いことする?
こいつだけは救いようがないまま、終わってしまった。。。。
ダイスケ:秋田犬まじりの雑種大型犬。受けさん救出の立役者。
わりとじーさん。
受けさんの追い込まれ感が強い。追い込まれてぽきんと折れそうになる
好みの展開なので、この本好き。華藤先生のお話、そういうの多い気がする。
また、ムク先生の挿絵がいいのー。最初の攻めさんの鞄を受け取って
嬉しそうに笑うところか、子供のころの助けてもらった時の受けさんとか
超可愛い~
で、結果として本棚に戻す羽目になったわけ・・・
この2時間ほどを返して という気持ちが少々。
追い込まれ系ストーリーで健気受けがお好きな方はいいと思います!
互いを想う健気な気持ち。
相手を守りたいと強く想うばかりにすれ違ってしまう二人。
代議士と地元の私設秘書。生い立ちを含めた身分差もある設定に、よくあるよね、と思いながら読み進めて見れば、
そこには作者さんの独自性をやはり見てとる事ができて慨視感は払しょくされ、能登の景色と共に冬の寒さを感じます。
真臣は矢神の地元の私設秘書として嫁のように尽くしているのですが、二年半前矢神が初めて出馬する時に選挙妨害の犠牲になっているのです。
それらの証拠を相手方に握られているために、矢神の不利になってはいけないと彼等の言うことを聞く振りで密かに情報を流したりして裏で矢神を裏切っている。
でもそれは自分の、でっち上げとはいえそうした矢神に不利になる証拠が次回の選挙の妨害策として出た時に、自分が全てかぶればいいと思う矢神を思っての事。
ただひたすら一途に代議士となった矢神の為になりたい、それは彼が好きだからこそ。
でもその気持ちは伝えてはならない。
矢神は健気に議員で頑張ってほしいという真臣の要望に応える為に魑魅魍魎の住む永田町で闘い、地元に帰ってくれば真臣に癒される。
真臣が議員として確固たる力を身につけるために縁談を受けてほしいと思っているなら、それを受けてもいいと。
矢神も真臣を思っての事なのです。
本当は二人好き合っているのに、矢神の夢は真臣の夢、真臣の夢は矢神の夢、その建前の為に二人とも心を隠している。
真臣の生い立ち、母親の仕打ちや男たちに与えられた悲惨な過去、何より寂しさを全部温かさで包んでくれたのは矢神であったと、そういう過去もこの話のカラーを作り上げている部分です。
日本海の冬、冷たい海、浪の華、雪の上に落ちる椿の赤、真臣の色の白さと紅い唇と頬。
そんなものが欲にまみれた現実の世界と対比した、切なげな清らかな二人の想いを演出しているようです。
秋田犬の混じった飼い犬のダイスケが、その描写とムクさんのイラスト共にちょっとキュン萌えしますv
また矢神の所属する政党が自由民政党ということで、作者さんの過去作品『恋愛派閥』の主人公が名前だけですが登場します。
受けの瑞希は強面の幹事長に(!)攻めである共和党の高透は副代表に(!)二人とも出世してましたよw
そんな部分に思わずニヤっとできます。
主人公達は良いのですが、真臣を酷い目に合わせた男達や黒幕の政治家がショボイ色ぼけジジイだったのにちょっとガッカリですが、欲に目のくらむ男というのはこういうものかもしれない、それにしてもそれに真臣が苦労させられていたことを想うと不憫で仕方ないですね。
雰囲気と世界で魅せる姿は圧倒出来ですが、萌×2まであと一息!・・・かな
けなげな受けが登場する話、老舗旅館の御曹司で代議士先生である矢神と
その旅館で仲居をしていて、息子である朝加を捨てて男と逃げた母親のせいで
居場所をなくしてしまった朝加は旅館の女将の温情でそのまま旅館で住むことを
許され、家族と同じように育ててもらう。
矢神は朝加を実の弟のように可愛がり、議員になった矢神を支えるために私設秘書になり
矢神の初選挙を応援しようとしたときに敵陣の罠に係り、金券ばら撒きや性的暴行を
合意の乱交のように写真を取られ矢神を当選させたくない陣営から朝加は脅され
結果的に矢神が選挙区で前回は当選出来なかった。
比例で議員になったものの、朝加は前回の敗因が自分にあったと悔やみ、
身内に裏切り者がいることを感じ、自ら囮のようになって矢神のスパイ行為をする。
それは敵を欺くには見方からという手段で、矢神には言えない思いを持っている
朝加の報われない恩返しみたいな感じで切ないのです。
それに自己評価がかなり低いのですが、実は周りにはなかり認められている存在。
朝加が矢神を思うように実は矢神も相手を思っている。
ちょっと浅はか過ぎる朝加の行動ですが、矢神を思えばこその選択の数々。
矢神を守るために犠牲になるのですが、そこに待ったをかけるのが矢神と愛犬。
この愛犬も忠義もので、それでもその死が朝加に本当のことを言わせるきっかけになる。
実は愛犬話も裏があったりしてほっとしました。
政治の選挙を背景にしていて、かなりシリアスで切ない内容ですが、
相手を思っての行動がすべてみたいな作品でした。
それに最後の最後で朝加の本当の父親が見つかるのですがその相手も皮肉でした。
はじめから終わりまで政治家がらみのお話ということです。
能登地方を舞台にした、年の差幼馴染の恋物語。
主人公の不憫な境遇など
華藤作品らしいメロドラマ要素もありながら、
攻の受に対する情愛や、愛犬ダイスケとのエピソード等がそうしたドロドロした部分を払拭し、全体としては大変優しい、読んでいて心が温かくなる作品でした。
父親の顔を知らず、男好きの母親にも邪険にされる朝加(受)。
旅館で仲居の息子として働く彼の心の支えは
旅館の息子で、
いつも自分を助けてくれた年上の幼馴染・矢神(攻)だけであった。
それから13年。
朝加は、代議士となった矢神の私設秘書として働いている。
過去に自分がレイプされ情報を盗まれたせいで
矢神が選挙で負けたことを悔やみ、
矢神の政敵と寝て有利な情報を掴もうと暗躍するが…。
朝加(受)はとても健気で、矢神のことが大好きです。
矢神の夢のため、捨て身で尽くす姿が本当にいじらしい。
いつもは矢神に「選挙の鬼」と辟易されるほど厳しいのに
二人きりの時は昔のまま「晃ちゃん」と読んだり
生まれ故郷の大阪弁が出たりと、
矢神にだけ気を許している姿が愛しいです。
矢神(攻)は、ひたすら優しく格好良い。
朝加に想いを寄せているのに、大事すぎて
泣かせたくないという想いが先行して手を出せなかったり、
代議士になった理由が朝加のためだったり、
外見だけでなく心の隅々までイケメンw
しかし、実直なだけでなく政治家として強かな面もあり、
清濁併せ持つ魅力的な人物として描かれています。
矢神も、朝加にだけ気を許し、その存在に癒されていて
二人のときはくだけた口調になるギャップが素敵でしたv
老犬ダイスケとの絆をはじめ、
じーんとくるエピソードは色々ありますが
個人的に一番好きなのは、朝加が成人したときの話。
旅館の仕事で成人式に出られなかった朝加のため
二人だけでお祝いしてくれた矢神。
朝加が「小鼓の音を聞きながら眠りたい」と言ったら
本当に夜通し、手を痛めるまで鼓を叩き続け――
優しすぎる矢神にキュンとくるし、
翌朝、怒りながら手当する朝加も良いし…こういうのに弱いですw
すごく純愛で、結ばれるまで焦れったい二人でしたが
そのジレジレ感にすごく萌えました。
でも、ようやく二人が結ばれて、初めて抱き合って…その後の幸せな後日談があった方が、読後のカタルシスはグンと上がったかな。
(そういうのがあったら、迷わず「萌×2」評価にしていたと思います…w)
寒い冬に読むのにぴったりな1冊でした。
北陸の厳しい寒さが伝わる情景と切ないストーリーが重なります。
冬独特の空気は意味も無く無性に淋しさを感じる瞬間があったりしますが、読んでる間中ずっとそれに似た"なんか淋しい"を感じてました。寒いときだからこそ心温まる作品もいいですがたまには心まで冬に浸りきるのも世界観に入り込めておつかもしれませんねぇ( ´-ω-`)_且~~
とはいえ個人的には寒さに耐えられなくて数日に分けて読みました;
いや、もう、健気受けは健気受けなんですけど、
この作品の受けは自己犠牲が過ぎてですね、攻めの為なら敵に身体を差し出すことすら厭わない。「自分自身を大切にする」という概念を持ち合わせておらず、自分が傷つくことで攻めの立場が安泰ならラッキーぐらいにしか思っていないのが読んでてシンドイのです(;ω;)
イラストの可愛さとあらすじをみて従順で可愛い健気受け(それこそ攻め以外の男に触られたら泣き叫んで助けをもとめるような…)かと思いきや、気が強くて、本音を心の裏に隠して、毅然と攻めの為に働いてる姿が…なんかね、何とも言えない。攻めの為にと自分の心や身体傷つけてるのに痛みを感じていないなんて…そういうの良くないッ(;ω;)これは読んでてとにかく辛かった。正直、中盤までは辛さが先立って中立ぐらいでした。
攻めはとにかくカッコよかった。受け視点だからかクリーンな政治家で真面目で清廉潔白でカッコイイ姿ばかりがクローズアップされていて、さすがにクリーンすぎてどす黒い政治家やっていけるのか…?なんて思わなくもなかったけど、腹黒さもありそうなエピが少し挟まれてたから逆に安心しましたw
クリーンな政治家の顔をしている中で、受けと一緒に居る時間だけが一個人の人間としてリラックスしている時間がとても良かったです。語彙力がなくてこの言葉しか思いつかないけど、とにかくカッコよかったです。(何回も言うw)
大きめなネタバレになりますが、受けが攻めを裏切るフリして黒幕をあぶり出す為に秘密裏に動き、攻めがそれをすべて知って受けを助け出すのがクライマックスだと思ってたんです。
全てを話してゴメンナサイと告白しあってチャンチャン。-ハッピーエンド-
・・・と思いきや、そこからもうひとつ大きな山場があってですね。
最後の山場はずーーーーーっと泣きっぱなしで読み終えました(;///;)
犬のダイスケが絡んだ時は涙腺崩壊した。
きっとペット飼ってる人は泣かずには居られないと思う。
この期に及んで素直になれず、後ろ後ろに進んでく受けを見てるともぅもぅ…!!!(涙)
後日談が短めだったのがちと物足りないかな…。
寒い冬を乗り越えての暖かな春の情景ももう少し長く読みたかったです。
うーん、評価は萌え×2寄りの萌えであげます。
ちなみに関連作品で本作がスピンオフと知ったんですが、
本編未読でも何の問題もありませんでした。
華藤さんの書く健気で儚い受けさんを耽溺したくて読みましたが、ごめんなさい、私には合わなかったです。
何が合わなかったかと言えば、このお話の中の政界に違和感を感じてしまったのです。
対抗陣営のあくどい秘書や悪徳政治家が朝加を陵辱し、それを盾にとって矢神陣営のスキャンダルにしようとする場面が何度も出てくるのですが、その度に「これ、あり得ない様な気がする」と思っちゃったんです。だって、これ、被害者が朝加な訳ですから矢神陣営のスキャンダルにはならないでしょう?
また、朝加が立て替えていたお金を受け取るシーンの写真を『買収の証拠』として週刊誌に売られるシーンもあるのですが、買収はかなり重い罪ですから、万が一誤報だった場合にはマスコミも大きな責任問題になってしまいます。「裏を取っていない状況でこんな簡単に大きなニュースにはならんのでは?」とも。
こういう違和感が重なった結果、自分が罪を被ることで事実を隠し矢神を守ろうとする朝加の行動に、更なる違和感を持ってしまう結果になってしまいました。
本当のことを話した方が相手陣営に大きなダメージを与えられるはずなのになぁ。代議士秘書なんて海千山千の強者じゃないと出来ないと思うんだけれど、朝加くん、本当に政策秘書なんてなれるのかなぁ。
どんなに疎まれても、縋るように慕っていた母親に捨てられた薄幸の美しい受けさんと、彼に激しい庇護欲を抱いてしまった名門のお坊ちゃまの攻めさんという構図はとても良くて萌えたんです。
ただ、間に前述の様なシーンが挟まれたり、誤植や事実誤認がある度に冷めてしまいまして。
最初から『政界ファンタジー』だと思って読めば良かったと、読み終わってから後悔いたしました。