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ラビはドMなんでしょう? だから、うんといじめてあげる
otogi no kuni de ookami wo kau usagi
動物しか住んでいない世界。
完全、ファンタジー。
動物擬人化ものですね。
草食動物の村に住む、ウサギさんのラビ。
彼が受けです。
ウサギというと可愛らしく思えますが、見た目以外は完全に男!です。
攻めは、ラビが肉食獣のテリトリーとの境にある川で拾った金色狼の子供、ウルフ。
成長するにつれ、保護者としてラビを慕う気持ちが恋慕に変わります。
金色狼は不吉だという理由で、捨てられたウルフ。
ラビが村へ連れ帰った時、肉食獣のウルフを村へ住まわせることに反対されましたが、ラビが面倒みることでとりあえず落着し、徐々に村民に受け入れられていきます。
ただウルフが成長すると、発情期のラビから発される匂いに反応してしまうように。
ウルフはラビに恋していますから触れ合いたいと思っていますが、ラビにとっては育ての子ですからかなり拒否。(この辺りはかなり男前)
ただ、ラビのセフレであるキツネのコンに誘われ3Pへ突入してしまいます。
ウサギは年中無休の発情期で快感に弱いのだということですが……
ラビの普段の男っぽさとのギャップがあまりに激しいです(苦笑
ここはかなり濃いので、お好みが分かれそう。
挿絵がひじょうに可愛らしく描かれておりますが、内容は正反対。
えっちがひたすら多いです。(痛そうなのもあるのでご注意を)
だだ回数やプレイ自体は過激よりですが、わたしは萌えなかったです。
最中のセリフが多いわりに描写が少ないからかな。
小説ですから、全部とは言いませんが描写を書いてもらわないと「今、どうなってるの?」となり、頭の中で描けません。
早乙女さんの本は初読みなのですが、こういう作風の方なのかな?
もふもふがお好きで、えっち多めの作品が大丈夫な方には良いのではないでしょうか。
最近ファンタジーのもふもふ系を多く読んでいる気がする中でこの作品も
動物ものもふもふアリのファンタジーではありますが、内容はエロエロ過度気味。
可愛いものが好きでもふもふファンタジーは大好きだけどエロエロはちょっとと
言う方にはおススメ出来ない流れも多様にあります。
主役は白ウサギさんで、可愛いしっぽに内側ピンクも眩しいラブリーウサギさん。
しかし、その実態は男気溢れる口の悪さもありと見た目とのギャップが大アリです。
このウサギの受けになるラビは、草食動物だけが住む「癒しの村」の住人。
村では草食動物たちが皆協力仕合い、皆がそれぞれ日々仕事をして暮らしていて、
ラビは村に流れる川で魚を釣って物々交換などをしている為に
本来ならば川向うには肉食獣の狼の群れが住んでいるアブナイ場所なのですが、
ラビはウサギの中でも俊敏で運動能力が高いのであえて危険な川まで来ている、
やっぱり見た目と違って勇敢で男前さんなのです。
いつもと同じように川へ行ったラビはそこで川に溺れている仔狼を助けるのですが、
川向うに狼は灰色狼で拾った子供は金色で初めは狐の子供と勘違いしていたラビ。
しかし、その狼は群れの狼と見た目も違う事から禍を招くと村から追放された子供で
初めは草食動物だけの村に危険な狼を入れてしまう事にためらいながらも
無邪気で素直で可愛らしい子狼に絆されラビは狼を飼う事にしてしまう。
村の反対意見もあったが、いつもラビが傍にいることを条件にし暫定的に村に
済む事を了承され、二人の生活が始まるのですが、ラビはウサギでウサギさんと言えば
万年発情期なので、村の中にセフレがいたりするのです。
1番の相手が幼なじみである狐のコンで、性欲を互いに発散するには都合のいい相手。
しかし、狼のウルフを飼い始め、ウルフが成長してくると事態は変化してきます。
養い親と養い子の関係ながらもウルフは成長してラビに親に対する信愛以上の
思いを抱くようになり、ラビのセフレ相手のコンに嫉妬するようになる。
でも初めてウルフがラビを抱く時は、なんとその狐のコンとの3Pなのです。
草食動物の村で初めは皆に無視され相手にされかったウルフが村で頑張り、
皆に認められた時に、村で大事件が起こり、村人に信頼されていたウルフが
またしても敵視され、村を追放されるかもと言うシリアスな展開もあります。
ウサギとオオカミの種族も性別も超えたラブですが、半分はエロな展開が多いので
エロ嫌いの方はタイトルや表紙イラストに惑わされないようにと思った話。
個人的にはエロくてもやっぱり萌えどころがあったので面白かったです。
実は過去に2、3冊読んで撃沈した作家さんだったのでどうしようか悩んだのですが、物語の設定と相葉キョウコさんの魅力的なイラストに抗えず、再トライです!
結果・・・お伽話しでカワイイはずなのにやけにエロスの生生しさを含んでいて一筋縄でない部分が・・・かわいいだけで終わらない、そんな部分が気に入りましたv
草食動物が助け合って暮らしている平和な ”癒しの村” そこに住むウサギのラビが釣りをしている時にキツネだと思い込んで助けた子供が実は見た目が仲間と違うことから群れから追い出されたオオカミの子供。
その子ウルフを連れ帰り、狼だからと反対する村人を自分が責任を取るということで育て始めたのが始まりです。
ウルフは狼だけあって小さいのに力持ち。
それのおかげで、狼だからと避けられていた他の子供達のピンチを救うことができて、それによって村に馴染むきっかけとなります。
そうして狼だけど村の人々に受け入れられ始めた時に現れたヒグマが乱暴を働き、ラビが傷つけられた事で激昂したウルフがとうとう狼の本性を見せてヒグマの5頭を倒して(殺して)しまうのです。
興奮して人が変わったようになってしまっているのを身を持って鎮めるのはラビ、村人がウルフを恐れて追い出そうとしているところへ、ウルフを狼の群れへ戻すと一人で狼の森に談判に出かけるのもラビ。
飼い主の責任感と強い愛情とで、見事に男前なのです。
このラビ、ウサギは年中発情していて二日に1度は性交しないといけないやっかいな身体を抱えているという設定。
狼は2年程育つと発情期が来て性交ができるようになるからウルフももちろんです。
ラビには狐のコンというセフレがいるのですが、狐も捕食者で狼ももちろんそうです。
なのでコンやウルフとエッチするシーンはかなり激し目で、Sが入ってラビを攻め立てます。
この辺りのセックスという本能についてが、草食と肉食の関係を表わしており、ほのぼのしたお伽の国の話しにしては生々しい設定だと思うのです。
だけどラビは働き者で男前で淫乱なのは種のせいであって、やましい部分というのは全くないのです。
ウルフの初エッチは何と3Pです!!
いつも大好きなラビがコンとエッチしているのに嫉妬して、エッチしている場面にウルフが乗り込むとコンが誘うのです。
超ビックリ。
あと、潮吹きのシーンがあるのですが、二人にやられまくって出されて腹が膨らむほどに注ぎ込まれて、我慢して吹き出すのは・・・お尻から吹き出すのは潮吹きとは言わないですよね?
その他にもウルフに攻められて盛大に潮吹くシーン(こっちは本物)があるのですが、その両者の描写が、かなり盛大に噴出してるらしくて、思わず想像して吹いてしまったよw
いくらウサギが淫乱体質とはいえ、かなり酷く攻め立てられるので、本人翌日にはケロっとしてるけど結構かわいそうな感じがしてしまうよ。。。
こうやって本能の部分が先だつし、ウルフはラビを小さい時からずっと見ていてコンに言われて初めて恋だとわかりその執着に意味をつけることができたけど、ラビは自分が育てた子なのと、自分の身体の性質のせいで恋が解らないのです。
それは最後の最後まで確信の持てない気持ちなのですが、クライマックスの部分でやっと。。。特別であることには間違いないからとりあえず、特別ということで。
特徴に動物の本能を反映したという部分でもふもふ度は薄めです。
尻尾はほとんど登場しません(涙)がしっかり動物擬人化でしたが少し変わりダネの作品かもしれないですね。
それにしても、ラビの他にウサギはいないのかな?とかちょっと気になります。