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hoshi to bodyguard
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
警護会社のボディガード同士が恋人のシリーズ。
前作でまとまってますから、前作以上にラブのシーンは少なめ。
しかし、互いに勤務ですれ違いの短い時間を縫ってつかの間の逢瀬を、そして任務を共にする時や、クライアントが片方にちょっかいを出す時、さりげなく威嚇・けん制するシーンなど。
勤務の合間に相手を思い、思いやる時、そんな少しづつ見える愛情シーンでこの二人の絆は強いのだと感じることができます。
やはりこの作品の魅力は登場人物の欧米らしいウィットに富んだ会話。
そしてボディガードの仕事についても、クライアントがセレブだけあって我儘が多い。
そのクライアントの意向を汲みつつ、万全の仕事をする、その仕事の部分も魅力。
こんな総動員のような警護って一体いくらかかるの?政治家なみ!と驚くが、よくあるこじんまりした、いわゆるスーツにサングラス、見た目カッコよいイメージのボディガードというのでない仕事なのがいいのです。
今回のクライアントは数々の事業を展開する少年のようにやんちゃで冒険者の大富豪・チャールズ。
彼の命が狙われ、身代わりにビジネスパートナーであるフランクの娘の彼氏が殺されてしまった事から、常々口を酸っぱくしてボディガードを付けろと真言していたフランクが、無理矢理、知り合いであるランディのPS3へ警護を依頼することになります。
嫌がるチャールズのリクエストは、ボディガードに見えないボディガード。
そこで白羽の矢が当たったのがジュン。
予定を一日繰り上げて北欧の仕事から帰国した恋人のグレイとあわただしいひと時をすごしてジュンはチャールズの滞在しているキプロスの別荘へ向かいます。
今回の見どころは、ジュンがすっかりチャールズのハートを掴んでしまう所にあります♪
何度もチャールズはジュンを口説くのですが、ジュンは天然?
元からありえないと思っているのか、言葉通りに解釈して、チャールズに苦笑いさせてしまいます。
一人で寝られないと言えば、仔猫を与え(笑)
プラネタリウムで、マッキンリー登山のベースキャンプの夜空の下で。
かなりロマンチックな環境の下で見え見えの口説きがはいってるのに、ジュンときたら(爆)
チャールズは犬が好きなのですが、ジュンも犬を飼っていると言います。
何の犬?と聞かれての答えは「ダルメシアンのグレイです」(爆笑)その後、かなり危険な状態になったチャールズへ増員して警備が配置された時に、グレイも参加するのですが、すっかりバレてましたけどねw
テロリストは身内にいる。
人を信用してとりあわないチャールズが警護対象であるから、彼が快適に過ごせるように多少の制約はしながらも、万全な警護を実行するPS3のメンバー達。
容疑者をあぶり出す為に、トムショルティも駆り出して、包囲網を縮めて行きます。
しかし、マッキンリー登山をするチャールズと、付きそうジュンとグレイにピンチが!
ハラハラもさせながら、ジュンのフットボール選手並のすばらしいタックルで彼の感情表現を表わしながら、のグレイへの平手打ち!
最初から最後まで飽きることなく、楽しめました。
肝心の恋人シーンは?とそれに期待してしまうと、その部分はとても少ないので不満もありましょうが、それを補うにあまりある面白さでした☆☆
新しい書き下ろしはケイシーとグレイの話し【ティーグラス】
PS3に届いたアンケート用紙に入っていた謎のサンタクロースへの手紙。
医師免許を持ち心理学に詳しいケイシーはその手紙に犯罪の匂いがないか確かめるために、グレイと共にそのクライアントの元へ出向くのです。
このエピソード、一体何の意味が・・・とおもいきや!
クライアントのちょっとした仕返しというか(笑)
そんなクスリとさせるオチもまた小粋なのではないか、と思うのでした。
作中、チャールズが日本語のTシャツを着てるのですが漢字が間違っていて「塊」SOUL・・・イラストで再現されているのにまた笑ってしまった。
文庫化2冊目
書き下ろしの短編のために購入。
今回は、グレイとケイシー。ケイシー視点。複雑に込み入ったストーリーでしたが、ほのぼのしました。
それにしても、イラストがびみょうです。
もともとノベルズ版のイラストも、すごく気に入っていたわけではないし、今回のほうが話には合うんじゃないかと思っていたんですが、そのわりには妙に地味で花にかけるような? 一冊目のときに、トムがちっとも美形じゃなくてとても残念だったんですが、今回はグレイもかっこよくないような・・・・・
表紙のイラストからして微妙だったし・・・・・・
好きな作家さんと好きなイラストレーターさんが組んでも、出来が自分の好みじゃないというのはよくあることですが、それでも、やっぱり残念ですね。
薔薇とボディガードの続編。
前作のレビューで「会話がくどい」などと書いたのですが、今作はもっとマイルドになっています。
グレイの性格なんかは変わらないのでどうしてだろう?と思いながら読み返してたのですがどうやらくどい原因はウラジミールにあったような気がします。
とてもいいキャラクターなので駄目なわけじゃないんですけど、「薔薇~」のほうはかなり騒々しかったので…
今作はワガママなイギリス人富豪のガードをすることになったジュン。
そのワガママっぷりは相当なもので、正直なところちゃんとしたガードができないんじゃ?という無茶振り。
実際、グレイなら断っていたと作中で言われるレベル。
それでもジュンなりのやりかたで信頼を得ていく経過など、とてもいいお話でした。
テロリストが近くにいるかもしれないという緊張感、ガード対象のチャールズよりもジュンが先に消されてしまうのではないかという不安など、ハラハラする要素は前作よりも多いかもしれません。
そしてやっぱり一番危険な目にあうのはグレイ。
ジュンにとっては許せない愛の表現をしてしまったせいで力いっぱいの平手打ちをくらってしまいましたが、ふたりの愛は深いものなんだなぁと少しだけ感動もして。
前作からそうだったのですが、恋人っぽいやり取りは楽しめます。
…が、Hシーンなどはかなり普通じゃないので、そういうのをお求めのかたには不向き。
今回のHシーンには犬と雪山が大活躍しますw
やっぱりこのHで怒らないジュンは相当に心が広いと思ってしまう。
続きが本当に楽しみなシリーズです!
アメリカ警護会社P3Sが舞台の一味違う海外SPを題材にした作品の2作目。
そこに書下ろしを加え、ますます深みが増した作品でした。
読み物として最高に面白いし人間描写も繊細であり、緊張と緩和のバランスが
とても優れている味わいがある作品ですが、一般的なBLとは明らかに違う匂いがする。
軽く読んで終わりと言う作品では無いので、軽めの娯楽作が趣味の人には回りくどいと
思わせる作品かも知れません。
しかし、もっと深い人間関係や単にスペクタル的なSPものは子供だましのようで
好きじゃない、どこかリアルで本物臭い作品が読みたいと思う人にはおススメの作品。
ラブ要素は控えめなのですが、その分作品自体がウィットに飛んでいてセンスもいい。
今回はボディガード嫌いだが気さくであり、富豪なのにジーンズでいつまでも
子供のような柔軟な思考を持っている人物を警護することで起きる様々な出来事が
描かれていて、その中でジュンとグレイの恋人としての関係も同時進行で描かれ
主役たちだけで留まらず個性的な脇キャラも多数出て来て様々な方向からの
楽しさを味わせてくれる作品なのです。
描き下ろしのティーグラスでは鉄仮面みたいなグレイの意外な一面も見えるし、
動物アレルギーを持っていながら健気にも猫を保護し自分のお小遣いまでも差し出す
真っ直ぐな子供が出て来て感動させてくれる短編ありと最後まで楽しませてくれます。