kirara
iroiro
タイトル通り、水壬さんのいろいろな商業誌番外編を集めた同人誌です。
1編目『ラッシュ』
『リミット』(『エスコート』シリーズ6作目)より。
本編はシリーズ中でもかなり好きなんです。
仕事帰りに珍しく満員電車に乗った良太郎(攻)と由惟(受)。
ラッシュで密着した状態にその気になってしまった良太郎が由惟を触って来ます。
エスカレートする前に由惟に(足踏まれて)止められますが、良太郎は近くで実際に痴漢被害に遭っていた若い女性を助けるんです。
その夜、部屋で車内での自分の痴漢行為について良太郎が『痴漢プレイ』の楽しさ(?)を力説してます。
そのままHに雪崩れ込むんですが、良太郎がシチュエーションのリクエストを・・・
結構、H多目で濃い目かな?
でも、面白かった。好きです。
シリーズ再録同人誌『ホリディ holiday // collection Ⅱ』に再録済です。
2編目『チケット』
『最凶の恋人』シリーズより。
このシリーズのメインCPが苦手なんですよね・・・
ただ、こちら単体では悪くないんです。
Hもないし。
これも、シリーズ再録同人誌『バースディ Birthday』に再録済です。
3編目『クリスマス・イブ』
『潜入捜査は恋の罠』より。
水壬さんのルビー文庫では数少ない好きな作品です。あくまでも『ルビー文庫の中では』ですよ。
本編のドタバタ成分だけを抽出したようなショートでした。
内容はどうこう言うようなものじゃないんだけど、それにしても亨(攻)の影薄い・・・というか脇キャラクターが濃過ぎるのか?
4編目『正直なカラダ』
『優しく、して』より。
これは、本編がすごく好きなんです。地味だけど。
本編も『タイトルが怪しい』作品でしたが、番外編も同じコンセプトのようです。
でも、本編もそうでしたがストーリーは怪しいわけじゃないんですよ。
優しくて誠実です。
こちらは、久深(受)が十二指腸潰瘍になり、わかったときにはもう治りかけだったんですが、冗談半分(本気も半分?)で『夜(のH)がストレスで』と公士(攻)に言ったところ、まったく部屋に来なくなり、会うこともなくなってしまって・・・
あ~、やっぱり好きだ、この2人。
可愛くて微笑ましい。
5編目『嵐の夜に』
『ストレイ・リング』より。
本編未読です。
6編目『~ 悠都裏庭 ヒミツのウサギ穴=ウサギ兄弟前線基地にて~』
『ムーンリット・プレシャス』より。
番外編というか、商業誌に入れられなかった『巻末お笑い劇場』なんだとか。
レンとユキのウサギ兄弟の密談です。
シリーズ再録同人誌『ムーンリット・パーティー』に再録済です。
個人的好みは作品によってバラバラですが、とにかく『優しく、して』の番外編が読めただけでもよかったです。これがお目当てだったので。←こちらが出たときには既に本編は絶版だったんですが、(この当時)昔書いたものが見つかったので載せられたんだそうです。