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yagate koi wo shiru
葵居先生は、痛みを求める主人公を良く扱う。これもそう。
自分の行いを恥じて、痛みを求める自虐的な主人公
春之の初恋は、杉沼
・・題名の「やがて恋を知る」のは、誰だろうと思ったら、
意外な結末。表紙は、内容のdigest、ラブコメ寄りかも?
心情描写を評価するなら、神 かな?
奪いあいは面白いけど、気色悪い展開だった。
安曇 春之:34才 地味目の整った容姿 淫乱な隠れゲイ
毎週、義兄とお仕置きプレイ➡部下と愛し合い➡妻が待つ家に帰る
学生時代の片想いの相手は、義兄の杉沼。
利香子:結婚3年の春之の妻・杉沼の妹 華やかで我儘
春之から好きと言われたことが無い
杉沼 裕文:妻の兄 春之は大学の後輩
春之にお仕置きプレイ
興信所に春之の調査を依頼
史賀 海正:27才 部下
杉沼の存在を承知で春之を愛している
そもそも複数モノって地雷なんですよね。
それでも読んだのは、この作品の前に3Pとは知らずうっかり読んでしまった「蜜を喰らう獣たち」がとても良かったから。
うっかりって素敵。
食わず嫌いはよくないな、と思ったんです。
でもコレはやっぱりダメでした。
受けの安曇の魅力が伝わってこないんですよね一。
なんで攻め二人が二人とも執着するのか。
ホワーイ?でした。
あと、個人的にケナゲな後輩くんに肩入れしていたので、もう少し報われて欲しいのになと、ラストの展開にはがっかりしてしまいました。
ただただ「あわない」。
このひと言につきます。
イラストが秀良子先生だったので表紙に惹かれて購入。
初めて読ませていただいた作家さんでした。
3Pものに今までも何度か手を出して挫折してきた腐女子です。
なんか違う……と途中で読むのを辞めてしまうこと数冊……初めて最後まで読みきることができたのがこの「やがて恋を知る」でした。
読了後、ああ、いいものを読んだ!と手放しで幸せな気分になれた。こういう物が読みたかった!
ずっと好きだった先輩と優しくしてくれた部下。受けは恋を知らないから戸惑う。
彼らはずっとこのままであって欲しい。
恋を知らない受けに恋を教えて愛して行って欲しい。
こちらを読んで思ったのですが、私は無自覚執着攻めが好きなようです。
先輩の自覚してからの好き!って態度にニヤニヤしてしまいました。
年下攻めが好きだから途中までは部下くんを応援しつつ読んでいたのですが、認めてからの先輩さんにはニヤニヤさせてもらいました。結果としてこういう結末になるというのもありですね。私は好きです。
久しぶりにレビューします。
神評価が多かったので、期待しましたが私にはダメでした。
とにかく受けと義兄が気持ち悪い。
以下ネタバレ
受けはゲイであることで親に抑圧されて育ったので、自己評価が低く「ふつう」であることにこだわります。
ここは分かるのですが、自分の浮気を機にヤケクソで憧れの義兄を誘うのが気持ち悪いです。
また、ゲイで淫乱で、こんな自分と結婚してくれた妻に申し訳ないと思いながらも妻と向き合わない。
義兄におしおきをされて興奮して、部下に優しく抱いてもらって、それを繰り返して1年間。
受けが本当に妻に申し訳ないと思うなら、宙ぶらりんの状態で放置せずに離婚なり、話し合いなりすればいいのに、すべてが受け身です。
卑屈で自分勝手。
妻は美人で気が強いそうですが、受けのことを心配する描写、強がって受けの反応を試す描写があり、とてもいい女性なのがわかります。
それだけにこんな境遇におかれて気の毒でした。
こんな受けなのに義兄も部下の志賀も受けのことが好きです。浮気された妻でさえも、まだ受けに好意がある様子。
受けのどこに3人もの人間を惹きつける魅力があるのか疑問です。
義兄もヘンです。
浮気を持ちかけられて承諾するのもおかしいし、中盤では妹(受けの妻)にも関係がバレてます。スマートで憧れの先輩とのことですが、とてもそんな人物には思えません。
部下の志賀くんは包容力のある理想的な年下攻めでした。
志賀くんに癒されながら頑張って読みましたが、受けと義兄が気持ち悪くて好きになれず、それなのに濡れ場ばかりあって胸ヤケしました。
流されて攻め2人に溺愛されて幸せになりました、というエンディングはモヤモヤしました。
せめて、最後に元奥さんも幸せになった様子や、受けが心の底から謝るシーンがあれば良かったと思います。
いわゆる三角関係、3Pのお話かな…?と思って読み始めたら、凄まじい人間関係の濃厚さに絶句しました。
すごい。愛憎渦巻く愛の物語です。
秀良子先生の淡々とした挿絵がまた、この作品の濃厚な世界観を映えさせます。
読んだ感覚としては、濡れ場が8割…といった印象。なのに、決して物語に薄さを感じさせません。
むしろ濡れ場を重ねるほどに人間関係はより複雑に、作品がより重厚になっていく感じがします。読むほど、この作品の世界観に堕ちていくようです。
葵居先生の心理描写の丁寧さには思わず唸ってしまいます。唯一無二、素晴らしい才能です。
えっちで切ない…だけではない。
甘くとろけて、この3人の関係から抜け出せなくなるような…最後にはあっと裏切られる展開が待っています。
ぜひ、3人だけの狂おしい愛の世界を見てみてください。
10ページ余り読み始めた時点で、あーこれは嫌いな人は本当に駄目だろうな…と察してしまった。
34歳にもなって関係の冷え切った妻と離婚せずに義理兄からの”お仕置き”なるセックスを期待していて、思うような快楽が得られなくとも偶然事情を知られた会社の後輩に代わりにセックスで癒してもらってとぐずぐずな受け。
まさに典型的な不倫ドラマだった訳だが、趣味じゃないのは分かっていても普段ならまず手に取らないシチュエーションだし…という気持ちで読んだ。
世間では20年以上前にもTVドラマや小説で幾つかの不倫もの(男女ものではあるけれど)がヒットしたのだが、当時はてんで興味がなく見る機会がなかったんだよね。
既存の話とは比べる土台がないものの、多分この話も不倫ものとしてなら秀逸なのだろうか?
この話の受け・安曇もそうなのだが、この手の主人公の見た目には華やかさがないものの、浮気相手から見たら放っておけないような雰囲気があるのかもね。
安曇がおかしいのはゲイって事を隠したいのかどうか分からないまま、他の男と不倫している現実を受け止められていない事、自身が淫乱だからと自虐していても傷付いているのは当人じゃなく奥さんだってのに気づいていない酷さなんだよね。
そんな安曇に恋している史賀は、安曇には勿体ない位優しくて誠実な男だ。
史賀が恋愛を通しての好きって感情に拘っているのを見ると、その想いを真っ先に理解してくれる別の相手との両想いならば祝福してやりたかった…と思ってしまう。
安曇が本当に自らの淫乱な性ってのに悩んでいたならば、離婚成立後に誰とも関わらずに一人になれば良かったのに、都合良く杉沼にも史賀にも愛され続けるなんて納得できない。
どうも不倫ものは、主人公の俺だって私だって悩んでいるんだ!!っていい訳も「知らんがな(;´Д`)」ってつっけんどんになるし、その後幸せになったとさ、って結末にも複雑な心境になるからいけないな。
葵居ゆゆさんといえばソフトなSMというイメージをもっていました
本作の受けさんはMといっていいと思いますが、
攻めさんその1はよくきくところのSはMに奉仕するっていう、
S的行動と読みました
すでにレビューされているとおり、とくに受けさんはサイテーな男です
お話としても妻に対してはとりわけひどい
ただわたしにとっては葵居ゆゆさんの作品は
受けさんがどのように攻めさんに愛されるのかを楽しむものなので、
不快はありつつ読了しました
これは潔く(?)受けさんの側からのみ受け止めて、
「……そんなこと」とか「ーーすみません」とか言って流されるうちに
ダメダメな自分を自虐的に評価するようで
けっこう甘い願望も欲望もつよい受けさんが
いいことだけの幸せな現在を手に入れるという
不思議を楽しむ……のが
かんぺきには無理だったかなー
受けさんが欲求が強くすごく感じるので
エロいしドキドキのシーンがたくさん
愛される幸せ、心も身体も
ハッピー・エンディングです
杉沼とのSMプレイ、そして史賀との愛情溢れるセックス…その両方に溺れて、背徳感を感じながらも関係を断ち切れない、淫乱ダメ男・安曇のお話です。もうダメ男って言っちゃいますよ、私は。清々しいほどの淫乱ダメ男です。健気な史賀に★1つプラスです。
珍しい秀良子さんのイラストに惹かれて購入しました。あらすじから、こういう結末も想像してなかったワケじゃない…むしろ、皆ハッピーで良いとは思うのですが、この三人と対照的に安曇の妻(=杉沼の妹)が不憫すぎてデスネ。BL作品を好んで読んでいる身でこういう書き方はどうかと思うのですが、同じ女性として安曇も杉沼も許せないと感じてしまいました。不倫モノ自体は地雷でも何でもないのです。でも、この彼女はちゃんと安曇が好きなんですよ。安曇の幸せは彼女の不幸の上に成り立っているのです。それが解せない。それでいいのか!?と思ってしまう。
それもこれも、お前が淫乱ダメ男だからだ!と説教したくなりました。早いとこ揉めてダメになればいいと思います。ふん。
BL作品の宿命で、女性キャラが粗末に扱われるのは致し方ない。こちとら痛くも痒くもない・・・ばずなのに、今度ばかりは受け安曇の妻利香子にいたく同情してしまいました。だってあまりにも安曇がろくでなしなんだもん(このばあいのろくでなしは、愛情も込みで「仕方ない奴だなぁ(でもそこがまた可愛い)」という意味合いでなく、額面通りの蔑称です。
安曇はゲイで、大学の先輩杉沼に長らく片思いしつつ、親や世間の風あたりを気にしてその妹である利香子と結婚していた。それでももともとの性癖は偽れず、ゆきずりの男と浮気し、妻にバレる。妹を案じる杉沼に、取引を持ちかける安曇。「あなたが相手をしてくれたらもう浮気はしない、妹さんも大事にする」
週に一度、「お仕置き」と称して杉沼にいたぶられ、それでも満たされない身体を深夜のコインランドリーで1人慰めている現場を部下の史賀に見られ、史賀とも関係を持つ。史賀の愛撫はとてもやさしくてー
なにが癇に障るかって、安曇の不幸づらです。繰り返し安曇は言う。自分どうしようもない淫乱で、だめな人間で、誰からも愛されるはずがないと。確かに彼の不幸の始まりは、ホモフォビアの親から激しく糾弾され、抑圧されてきたことにあるかもしれない。でも、生活のすべてを親に依存していた高校生の頃ならともかく、今の彼は34歳の社会人、会社でもそれなりの役職についている立派なオトナですよ。親になんと思われようが、ゲイという自分の性癖と正直に向き合って、どうあるべきかを自ら選ぶ力は備わっているはず。それなのに相変わらず自分からは動こうとせず、ただ不幸自慢を繰り返す。それって結局、不幸に酔ってるだけ、かわいそうな自分が好きなだけなんじゃないの?
なのに杉沼も志賀も、そんな彼を見放さない。最大の被害者であるはずの利香子でさえ、全てを知ったあとでもため息一つで離婚に同意する。二度目の浮気で、相手が男で、しかもそれが自分の兄貴だなんて、ふつうならどんだけ逆上しても足りないと思うんだけど、なぜか誰もがことごとく、このサイテー男に寛大なのだ。
さらに呆れたことに、独身に戻って、じゃあ杉沼か史賀か、どちらかとくっつくのかと思えば、「どっちも選べない」-かくしてあっさり3Pに突入。一見非力なダメ男に見せかけといて、そのしたたかさ、握力の強さには恐れ入ります。しかも最後まで当人には周囲を翻弄している自覚はまるでなし。
でもね、心底惚れた相手だったら「誰かと共有」なんて到底許せないんじゃないの? 一穂ミチさんの「イエスかノーか半分か」じゃないけど、相手の半分もらうだけで満足だという人なら、自分が差し出すものもまた半分きりだって言い出しかねないよ。残りの半分はまた別の誰かにって。そんな恋愛であんた方ホントにいいわけ!?
まあもともと私が基本1対1派だってのも多分にありますが、それにしても久々にこんなに後味の悪い作品に当たりました。こないだ読んだバーバラ片桐さんの「VIPルーム」なんてなんと5Pだったけど、受けのえもいわれぬかわいらしさに救われてサクサク読めたのに。安曇のどこがそんなによかったのか、杉沼と史賀それぞれに、胸倉つかんで聞いてみたい。
思ったよりすごくよくてこの私が数日で読み終えました。主人公の淫乱さがすごく好み。そしてエロい…(笑)自分なんかが両思いだなんてとか考える生真面目な主人公が淫乱…。私の心にグッときました。最後の主人公を取り合う二人の掛け合いはおもわずニヤけます!また読み返したい。少しでも興味があったのならぜひ手に取ってみて!オススメです!