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yagate koi wo shiru
三角関係ものは数多ありますが、この作品、王道展開と逆行しています。
本当に最後まで、どっちとくっつくのか分からないです。義兄になりそうだな…いややっぱり志賀か…という予想を5周くらいして。
辛い場面もありますが、ずっとそわそわしていられるので一気に読み進めることができました。
あと、よく三角関係ものは「○○とくっついてほしい!」と情が湧いてしまってそれなのにもう一方の攻めとくっついちゃったりしますよね。しかしこの作品は初めて「どっちもくっつかなさそうだしどっちともくっついて欲しい!」と思えて。
それゆえ攻め二人ギスギスしすぎず幸せになれて本当に良かったです。
主人公は自分を追い込むマゾで義兄は恋に鈍感なサドですが志賀の明るさに救われました。
最後は三人とも可愛く思えて海辺のいちゃいちゃに癒されました。
とっても読後感が良かったです。
答えの出ない三角関係と、秘密のご褒美
ゲイであること、快楽に弱い身体であることを厭う安曇
安曇に義兄であり、初恋のひとである杉沼
そんな安曇を真剣に愛している史賀
義兄・杉沼から与えられる淫らなお仕置きと、
その帰り道で、部下・史賀に優しく甘く抱かれる時間。
初恋のひとでもある杉沼がもたらす痛みを伴った快楽と、
史賀から向けられる真摯な愛情。
どちらを選ぶ、ということではなく、
どちらからも愛されている男の、臆病で贅沢な、
そしていつか必ず終わりがくる日常。
イラストが秀良子先生だったので表紙に惹かれて購入。
初めて読ませていただいた作家さんでした。
3Pものに今までも何度か手を出して挫折してきた腐女子です。
なんか違う……と途中で読むのを辞めてしまうこと数冊……初めて最後まで読みきることができたのがこの「やがて恋を知る」でした。
読了後、ああ、いいものを読んだ!と手放しで幸せな気分になれた。こういう物が読みたかった!
ずっと好きだった先輩と優しくしてくれた部下。受けは恋を知らないから戸惑う。
彼らはずっとこのままであって欲しい。
恋を知らない受けに恋を教えて愛して行って欲しい。
こちらを読んで思ったのですが、私は無自覚執着攻めが好きなようです。
先輩の自覚してからの好き!って態度にニヤニヤしてしまいました。
年下攻めが好きだから途中までは部下くんを応援しつつ読んでいたのですが、認めてからの先輩さんにはニヤニヤさせてもらいました。結果としてこういう結末になるというのもありですね。私は好きです。
思ったよりすごくよくてこの私が数日で読み終えました。主人公の淫乱さがすごく好み。そしてエロい…(笑)自分なんかが両思いだなんてとか考える生真面目な主人公が淫乱…。私の心にグッときました。最後の主人公を取り合う二人の掛け合いはおもわずニヤけます!また読み返したい。少しでも興味があったのならぜひ手に取ってみて!オススメです!
いわゆる三角関係、3Pのお話かな…?と思って読み始めたら、凄まじい人間関係の濃厚さに絶句しました。
すごい。愛憎渦巻く愛の物語です。
秀良子先生の淡々とした挿絵がまた、この作品の濃厚な世界観を映えさせます。
読んだ感覚としては、濡れ場が8割…といった印象。なのに、決して物語に薄さを感じさせません。
むしろ濡れ場を重ねるほどに人間関係はより複雑に、作品がより重厚になっていく感じがします。読むほど、この作品の世界観に堕ちていくようです。
葵居先生の心理描写の丁寧さには思わず唸ってしまいます。唯一無二、素晴らしい才能です。
えっちで切ない…だけではない。
甘くとろけて、この3人の関係から抜け出せなくなるような…最後にはあっと裏切られる展開が待っています。
ぜひ、3人だけの狂おしい愛の世界を見てみてください。
葵居先生は、痛みを求める主人公を良く扱う。これもそう。
自分の行いを恥じて、痛みを求める自虐的な主人公
春之の初恋は、杉沼
・・題名の「やがて恋を知る」のは、誰だろうと思ったら、
意外な結末。表紙は、内容のdigest、ラブコメ寄りかも?
心情描写を評価するなら、神 かな?
奪いあいは面白いけど、気色悪い展開だった。
安曇 春之:34才 地味目の整った容姿 淫乱な隠れゲイ
毎週、義兄とお仕置きプレイ➡部下と愛し合い➡妻が待つ家に帰る
学生時代の片想いの相手は、義兄の杉沼。
利香子:結婚3年の春之の妻・杉沼の妹 華やかで我儘
春之から好きと言われたことが無い
杉沼 裕文:妻の兄 春之は大学の後輩
春之にお仕置きプレイ
興信所に春之の調査を依頼
史賀 海正:27才 部下
杉沼の存在を承知で春之を愛している
見た目は淑女で中身は娼婦というのが好きなので、
ぱっと見は地味で清潔そうだというのに、
抱かれるとどこまでも快楽を追う淫らな安曇はかなりツボ。
しかも、自分がどれだけ愛されてるか気づかなくて、
自分なんてそれほどの存在でないと思ってる辺りツボ過ぎ。
そんな安曇は浮気がバレて妻の兄であり大学の先輩の、
杉沼に週に1度お仕置きとして抱かれに通う。
ちょっとキレイなイメージあったのですがその抱き方が本当に凄い。
ムチで打ったりなんだりのソフトSMはまだしも、
大人のオモチャセットまで用意されてるサディストぶりが凄い。
どちらもそういうイメージないんですけどね。
そしてそこまでやっているというのに杉沼は、
時に安曇を中途半端に高めたまま抱かずに帰してしまったりする。
体に残る半端な快感を鎮める為に安曇は、
帰りに毎回史賀に抱かれて欲望を開放してから帰る。
最初に史賀と会ったのは深夜のコインランドリー。
しかもそこで安曇は史賀に抱かれる。
いいんだけど、でも、ちょっとキレイじゃないのが気になる。
物理的でなくて、気分的にもっとキレイな感じが良かったかな?
安曇は史賀との仲も妻との事すべて精算して別れると決める。
なのに、史賀との仲に気付いた杉沼は怒りその嫉妬心から安曇に乱暴し、
そんな杉沼に史賀が口添えをしてようやく二人の想いが通じる。
が、でもしかし、だからと言って史賀が安曇から離れる訳でもなくて、
ふたりで安曇を共有するラスト。
それはそれでもいいかもしれないんだけど、
でも、安曇は杉沼を選んでいるように思うんだけど?
はっきり言葉にはしましていないけど。
或いは、安曇はどちらの事も選んではいないような?
でも、杉沼を求めてる事は間違いなくって、とかなりあいまい。
こういうのがイヤな人はかなりイヤな結末になったと思います。
私はそういうのがそれほど気にならないのでいいですが、
でも、安曇のどこにふたりはここまで惹かれたのかがちょっと謎。
強いて言えば淫らな姿に堕ちた?
BLというよりやおいっぽい雰囲気の話だと思います。
逆にやおいOKな人だと結構楽しめるかも。
小説のBLは葵居ゆゆ先生がお初でした。
初なのに道具有り、突き離し有りでかなり動揺しましたが、
杉沼が報われてくれて、ほんと嬉しかったです。
最終的に恋人が2人いる、3Pになりはしますが、杉沼が幸せならいいです。
ずっと苦しそうでしたからね… いろいろな面で。
最中でも自分ではなく違う誰かを思っていたとしても、感じてくれるなら…
みたいな史賀の健気さに心揺さぶられますよね。
安曇も突き離しながら心の中で思っていたことが書かれる場面は
なんか、キュンとするものがあります。
1読目…登場人物全てに嫌悪感を感じて、二人に愛される主人公で終わるハッピーエンドにむかつきを覚えました。
しばらく放置して、内容がわかっている上で彼等の心情を読み解こうとしてみました。
個々の心情と成り行きにはそれぞれ納得いくものがあるのですが、やはりどうしても一番良い人であったろう史賀の存在が一番気持ち悪い存在である事に気が付きました。
次に気持ち悪いのが主人公の安曇です。
一番まっとうだと思ったのは杉沼です。
SMは好きです。
嗜虐に走る杉沼と、被虐嗜好の安曇の完全にすれ違ったままで行われる酷い2人の様子の場面はとても好きです。
だけど、次に史賀が良い人として登場し、そこに腹黒さがあればきっと史賀を好きになれたかもしれないのに、どうして安曇が好きだと愛してると言いきれるのかそこが最後まで自分の中で納得いきませんでした。
でも裏を返せば無垢を装う罪というべきか、一番おいしい汁をすすった人間かもしれないと思えば、彼が一番卑劣な奴だと思うのです。
唯一きれいな「愛」を主張するような存在で描かれているのが気持ち悪い根幹なのかもです。
何がこんなにむかむかしているか・・・
大学の先輩である杉沼が好きだった安曇は杉沼の妹と結婚する。
しかし、元来ゲイであり杉沼への気持ちも抱えており、浮気をしてしまうのです。
それがバレて義兄である杉沼に問い詰められた時、あなたが私の相手をしてくれたらもう浮気はしないと取引をもちかける安曇なのです。
それ以来、杉沼にいたぶられ快感を最後まで与えられずに放りだされる逢瀬が始まり
帰り路、汚れた衣類を洗濯して帰る為に訪れるコインランドリーでその放出できなかった快感を自分で慰めているところを会社の後輩である史賀に見られ、事情を話したことから、前から安曇が好きだったという史賀に体を慰めてもらう関係がずっと続いていたのです。
安曇の妻と安曇とは、浮気の件依頼冷たい夫婦関係が続いています。
あらすじで描いてしまうと、ふんふんふん、、、なのですが。
安曇が歪んでいるのは、自分がゲイだとばれた時に親に病気かもしれないと抑圧されたことからセックスへの罪悪が芽生え、それが被虐嗜好につながってしまったということ。
杉沼が好きなのに、言えなくて取引を持ちかけるという事しかできなかったずるさ。
このずるさは、はっきりしないところでずるずると1年も杉沼と、そして史賀と関係を続けるところは一体何かというと、もう杉沼への愛とか執着とか言うより、彼はマゾをそれで満足させてしまっているのだと思うのです。
だからその期間を幸せだったと言い、やめられない。
史賀もある意味隠れサディストだったのではないか?
会社での仕事と手が綺麗な事が好きになったきっかけだったらしいが、淫らな安曇があってこそ彼により惹かれたと思うのだが。
杉沼への敵わない想いを抱く安曇を慰める役目に慢心していないか?それを愛だと思いこんでいないか?そう思えて仕方ないと思ったんです。
それが、安曇が離婚を実家へ報告しに行った時、先回りして恋人として付き合いたいと言いに行っている。
なんだ?コイツ!
杉沼は一番解りやすかった。
安曇をいたぶりながら、懇願して顔をゆがめる淫乱な姿に惹かれていくのだが、それが認められなくて葛藤する。
まあ、最初の段階で安曇がもちかけた取引を受け入れること自体がもう異常ですから。
その要素は充分にあったわけで、彼視点の話しのところでそんな潜在意識が語られていましたし。
安曇によって目覚めさせられたわけです。
しかし、何がいいのかわからない安曇にどうしてこうも2人の男が執着するのか、どうして2人で安曇を共有で、安曇は幸せになるのか、
話しとしてはありなのだろうが、何か釈然としないものが残るのです。
なのにどうして「萌」評価なのか?自分でもよくわからんのです。
秀さんのイラストは登場人物の雰囲気がとてもよく出ていてよかったのです。
葵居ゆゆさんといえばソフトなSMというイメージをもっていました
本作の受けさんはMといっていいと思いますが、
攻めさんその1はよくきくところのSはMに奉仕するっていう、
S的行動と読みました
すでにレビューされているとおり、とくに受けさんはサイテーな男です
お話としても妻に対してはとりわけひどい
ただわたしにとっては葵居ゆゆさんの作品は
受けさんがどのように攻めさんに愛されるのかを楽しむものなので、
不快はありつつ読了しました
これは潔く(?)受けさんの側からのみ受け止めて、
「……そんなこと」とか「ーーすみません」とか言って流されるうちに
ダメダメな自分を自虐的に評価するようで
けっこう甘い願望も欲望もつよい受けさんが
いいことだけの幸せな現在を手に入れるという
不思議を楽しむ……のが
かんぺきには無理だったかなー
受けさんが欲求が強くすごく感じるので
エロいしドキドキのシーンがたくさん
愛される幸せ、心も身体も
ハッピー・エンディングです