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tatoe rakuen ga nakutemo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
個人的な好き嫌いなのですが、どうにも面白さが感じられない。
内容的にシリアスだから面白くないと言うのではなく、ファンタジー要素なのに
そのファンタジーも人魚の肉を食べた狼が恒久の命を得て、更に発情期に
眠りから覚めて~なのですが、どうにも今一なのです。
人外ものでワンコ、発情期等様々な萌えポイントがあるのに全てがハズレてる感じ。
そして受けになる内科医がこれまた、性格的に暗い暗い、育った環境や
人慣れない感じは人外攻めよりも人に馴染まない感じ。
そんな二人が出会い、恋に~となるかと思えば行き当たりでズルズル共に暮らす。
シリアスファンタジーになるとこうも萌えどころが無くなるものかと思った1冊。
結果的に共に生きる事になるけれど、その未来も明るい気がしない内容でした。
個人的にはホント御免なさいと思える作品だったな。
主人公の性格からか、すごく淡々とした印象を与えるファンタジー
大学病院の医局長から縁談を勧められ、うっとうしくて個人病院の内科医となった主人公・聖。
その生まれから人への関心が薄く、冷たく、恋愛もしたこともなければしたいとも思わない、ただ生きているだけのような人に見える。
そんな聖が、偶然マンションのエントランスで拾った怪我をした具合を悪くした男。
カイと名乗る男に、すぐに家から出て行って貰うつもりが何だかんだと先延びになり、いつしか自分が失っていた感情を取り戻したようで、カイを手放したくないとも思うように。
しかし、カイが探しているという弟との接触が実はただのからかいであると解った時見せたカイの凶暴な姿。
カイは人ではなかったのです。
初めて人を必要と思い、彼により心が動かされ恋となった男が変わる話でしょうか。
初めて懐深く入れた男は正体もわからず、怪しげな男であり。
聖の視点と心の声が描かれているので、彼がどんな風にカイに惹かれて行くのかは説明されているようにわかるのですが、
実は読んでいて、特別に思わないのです。
そのくらい聖が人と交わらない生活をして興味がないか書かれていても、
カイに特殊事情があっても、そうなのかな~?程度で、ちょっと醒めた目で見てしまう。
確かに「愛の力は偉大なり」な結末は待っているのだが、
どうして互いなのか説得力が弱かった気がします。
『可愛いひと。』や『VIP』のシリーズは大好きでドラマCDまで集めてしまったくらいなのですが、自分的に神~しゅみじゃないの振れ幅の激しい作家さんです。
最近はシリーズ以外ではあまり萌え作品に出会えないのですが今回もまた、ちょっと私の萌えツボを外す作品で残念でした。
人魚の肉とか不死とかファンタジー設定は面白そうだったのですが、それが生かされていないというかそんな世界観の中でしか出会えない二人だったり愛の行方が気になるというものではなくてがっかりでした。
読みはじめて途中までは『製薬会社か何かが秘密裏に行っていた不老不死の人体実験で出来てしまった超人の体で逃げ出した実験体と訳ありの内科医』というストーリーを想像しました。
その方が現実味のあるファンタジー設定で面白そうだと思うのですが…。
貞操観念皆無で甘えたなカイの性癖に付け込んで寝てしまう聖の父の愛人(後の義母)だとか、認知もせずに庶子の聖を利用するばかりの政治家の父親やその秘書の存在はストーリーに厚みを持たせることもできるのに中途半端な登場であまり展開に関係ないままでもったいなかったです。
カイを追いかける得体のしれない組織は、暴力的だったり監禁したり非道な発言をしても結構ゆるくて何がしたいのだかわからないまま終わってしまいます。
不死のカイがこの先聖と別れなければならない何十年後かの未来を思うと切なくなります。
ハピエンのようですが微妙なエンドでした。
ホワイトハート文庫とは一部を除いて相性がよくない記録を更新してしまいました。