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risei ga genkai
警護会社でコンビを組む無骨後輩攻と天然トラブルメーカーな受のお話。
攻の帆代が真木嶋が好きなのがバレバレなのに言葉や態度に見せない硬派な感じが非常に良いです。
その耐え忍ぶ帆代がとある事件で催淫剤を飲まされて真木嶋と閉じ込められてしまうんですが、真木嶋に無体をしてはいけないと耐えるんですよね。そこが非常にいい!結局はなし崩しにエロ展開になるんですが、このシーンがとても濃厚に描かれていて非常に萌えました。
その後はあっけらかんとして見えた真木嶋が恋愛には臆病で焦れ焦れするのですが、そこが好みを分けるのかな。私はそこも好きだからこそ相手の態度に振り回される感じが丁寧に描かれていて好みでした。
バディ物としてキャラ立ちがすごく魅力的だったので、続きが読んでみたいです。
民間SPのバディもの!!
俺が守る!のはもちろん、身を任せられる特別な信頼感!そこに朴訥だけど辛辣な後輩・帆代、飄々としてるけど内面に弱さも抱えた真木嶋の野性的なぶつかり合いが痺れました!!
あとがきにある『すました猫がハプニングで落っこちて犬と直面!なイメージ』ままで!!
すました顔が崩れちゃうって良いですよね。食らいつく年下攻めバンザイ!!
なんてことない顔して逃げに逃げてたくせに、催淫剤で苦しむ帆代に絡んで直球食らって追い込まれたのに、また逃げてグルグルじれじれまどろこしい~人たらしでそつなくこなしてかわす強い真木嶋が普段の自分で居られなくなるのが可愛い!
帆代が「あなたの気持ちが納得するまで待ちます」ってタイプじゃなくて、ハッキリしなくてイライラする!って追い込んで、さらに真木嶋が過去のしがらみや弱さゆえに逃げるのが酷い男だよって思うんだけど、この攻防が楽しい!!
心は委ね切れてないのに、底では求めてるから体は許しちゃって貪られちゃうのもなんとも!!体は帆代に埋められることの心地良さを知ってるのに~すみずみ喰い尽くして、時々、敬語が抜けるのも良い。
SPとしての成長に、讃える気持ちと寂しさ感じてるのもバディを組む先輩後輩ならでは!その特別感を失いたくないとやっとやっと帆代の真摯な強い気持ちを受け入れる場面は熱烈で、でもいつもの2人の応酬みたいなとこもあって、対等で信頼し合える関係って本当に良いな~ってなりました!!
BL界で(?)催淫剤を飲まされるのって受けが多いと思うので
攻めが飲まされるとどうなるんだろうと
興味津々になってしまいましてw
事件に巻き込まれ、催淫剤を飲まされ
苦しそうな帆代の手助けをしようとすると
あんたを好きだから触るなと言われる先輩・真木嶋(民間SP)。
帆代は健気なところもあり、生意気な口調と態度だけど
真木嶋の元彼の弁護士・奥田が気に入らなくて
態度に出ちゃってるとか年下攻めの可愛さもありました。
でも、真木嶋を好きで、支えたいと心から思っていたなら、
「信頼がないのならバディはもう努められない」なんて
一度でも突き放すような事は言ってほしくなかったな…。
言わなきゃ真木嶋も自覚できなかったかもしれませんが。
真木嶋自体、垂れ目で栗色の人たらしだけど
幼少期の事件と、前のバディの件もあって
他人を寄せ付けない面もあり
元彼の奥田に許さない場所へ真木嶋だけは入れるような感じなのですが
帆代に惹かれる過程がもう少しじっくり読みたかったです;
当て馬の奥田も、もうちょっと絡んで欲しかったかなぁ。
のらりくらりかわして誰の手にも落ちないような男が
薬で欲望をぶつけられる初めの交わりと
素を見せ始め年下男に抱かれて感じまくるHシーンは
なかなか読みごたえがありました!
「獅子みたいだ」と以前真木嶋に言われた為、
タイピンを獅子のモチーフのものにして御守りにしてたなんて
こういうの好きですw
生意気だけどちょっとカワイイところもあるんだね!
失くしてしまったから、
今度は真木嶋が獅子のタイピンをプレゼントしようとするエンド、
「これは俺のだ」という顕示欲が芽生えたとか
「箱で渡すか、付けてやるか」的な企みも微笑ましかったです。
文章自体に不自然さを感じなく、
読みやすかったしなかなか好きな設定だったので萌で☆
ネタバレなしで書きたいと思います。
舞台は民間警護会社です。
わたし自身は警視庁SPは読みますが、民間SPものはあまり読んでいません。
本来は、民間ものはあまり好きなジャンルでないなと思っておりますが、川琴さんの作品なので手に取りました。
受けの真木嶋は29歳。
冴えた勘で仕事をこなし、黙っていれば可愛いと称される顔立ちだが、中身はガサツ系。
攻めは、強靭な体躯で野生の獣のような帆代、26歳。
真木嶋の後輩であり、バディ。
真木嶋に惚れています。
顔は可愛い系でも、体はボクサーなみに鍛えられている真木嶋。
なので、男同士!という感じのカップルです。
そしてガサツな真木嶋ですが、自分のパーソナルスペースに人を入れない徹底さがあり、他人に見せている自分と本来の自分は違うというようなキャラでした。
しょっぱなから警護の仕事が書かれていますが、ちょっと迫力不足かな。
『こんなに登場人物たちは凄いんですよ』という空々しさが若干。
なので、大好きな川琴さんの作品なのに入りきれず、残念です。
後書きにご本人も、アクションは初と書かれておられました。
川琴さんの作品は一様にクスっと笑ってしまうものが多く、こちらの作品も同様です。
登場人物たちの絡みは面白いですし魅力的なので、舞台や職業が硬いものでなかったらもっと印象が違ったかなあとも思いました。
SPものだと意識しない方や、あまり他のSPものを読んでいない方には違和感は少なく楽しめると思います。
民間警備会社のSP同士のラブで軽くて思わせぶりな態度を取りながらも
必ず近づき過ぎると拒絶オーラを出して威嚇するような受けである真木嶋に
片思いしながらも想いを押し付けることなくオレ様態度ながらも健気な年下後輩の帆代が
かなり可哀想に思えるストーリーでした。
個人的には真木嶋に魅力を感じなくて、ルビー文庫なのになかなか読み進められなかった。
トラウマ持ちで、それが原因で人を信じきれないから、恋愛も相手に踏み込ませない
どこかで壁を作る様な真木嶋なのですが、人を奥深くに入れないくせに
本当の一人にはなりたくないと思っているある意味寂しがり屋の我儘さん。
気ままな猫気質と言えば可愛く見えない事もないけれど、振り回される相手がお気の毒。
仕事のトラブルでビル地下に二人で閉じ込められ、帆代が媚薬を飲まされたこともあり、
更に暗いところが苦手な真木嶋がその事を紛らわそうと薬で苦しみながらも
理性で抑え込んでいる帆代にちょっかいをかけた事から関係を持ってしまう。
その後の、真木嶋の態度が本当にめんどくさい感じで、なかなか読み進められない。
寡黙でオレ様系の攻めだと思っていた帆代も後半になると年下らしい嫉妬を見せるし
色ボケしたからか、仕事でミスはしてしまうと言った内容でちょっと好みから
外れているように感じた作品。
好きなバディ物。互いに信頼していて命をもかけられるという関係が好きです。
男同士ならではの繋がりと思うのでこれだけで萌えポイントですが…
ちょっとインパクトに欠けた感がもったいなかった気がします。
民間の警備会社のバディのふたり。
幼少の時に強盗に押し入れに閉じ込められたトラウマを抱える真木嶋と真木嶋を尊敬しダメなところを的確にフォローしてくれるバディの帆代。
真木嶋はそのトラウマから自分の身は自分で護るが信条で信頼しているバディでさえある一線から踏み込ませない。
そんな真木嶋を帆代はバディとしてだけでない気持ちを募らせていた。
ゲイであることの葛藤はふたりや周りにもなくそこはすんなり受け止められています。
問題は真木嶋も少なからず帆代を想っているのに元バディのことがあってまた失うのではないかと言う気持ちやトラウマから、なかなかバディから恋人へのシフトが出来ないこと。
それを中心に当て馬の真木嶋の元カレや警護中の事件が絡んでふたりの関係が進んだり後退したり。
なんとなく事件にも盛り上がりがなく進み、最後はやっとふたりが問題を乗り越えて丸く収まりました。
なんだろう。いろいろと萌えどころはあったような気もしますが、どこに萌えたのかさっぱり残っておりません^^;
いや、お話はそれなりに面白かったとは思うのですが、今回はこの評価で。