好きって言いたい

sukitte iitai

好きって言いたい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×235
  • 萌19
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
19
得点
403
評価数
97
平均
4.2 / 5
神率
42.3%
著者
安西リカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
おおや和美 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403523304

あらすじ

美人レストランオーナーと、口下手新米銀行員。
一目惚れから始まる年下攻ラブストーリー!!
安西リカ、待望のデビュー文庫!!

レストランオーナーの和泉(いずみ)は、取引銀行の新米担当者・内田に一目惚れをする。
相手はきっとゲイじゃない。
だから見ているだけで満足だったのに、彼は毎日ランチに通ってくるようになる。
そのくせ難しい顔であっという間に平らげるだけの内田に戸惑う和泉。
でもそれが緊張のせいだとわかり、口下手ながら誠実な彼にますます惹かれていく。
そして初めて外で待ち合わせて食事をした夜、二人は結ばれるけれど……?

表題作好きって言いたい

23歳,取引銀行の新米担当
27歳,レストランオーナー

その他の収録作品

  • プラチナリング
  • あとがき

レビュー投稿数19

素敵な人と素敵な人の弟

Kindle unlimitedにて。すごく良かった…!読みやすく展開と文章にストレスが無い、純度の高さ。そして大切なことが詰まっていたし、幾らでも読めるくらい登場人物が魅力的で居心地がいい。安西先生の後書も楽しそうで、のびのびいきいきと書かれている小説って感じられるものなのだなと思いました。
お世辞が下手で愛想のない銀行マンが慣れない恋に頑張るのも、年下でちょっと可愛いのも最高。Hの時に余裕ないのも滾る。
和泉に審美眼があり、ほぼ対等に理解できる真一(彼氏の兄)もまた良いキャラでした。彼も本気で和泉を好きになり劣勢を感じるからこそ「お前(真二)にはこの価値は分からないだろうけど」と何かにつけて釘を刺していく。嫌な奴になりそうでいて、どうして自分の方が和泉と話が合うのにコイツなんかと、という気持ちには嫌いになれなかった。でも真っ直ぐな真二から和泉は目移りなんてしないし、それが彼の審美眼だった。話が合うのと恋は違うのだというのは少し残酷だけど思うところがあったのでキッパリ書いていただいて納得できました。
和泉が自分なら選ばないような貰った指輪をずっと大切にしているのもすごく良い。一生懸命選んだ彼の気持ちが、姿形が優れている事よりも大事で嬉しいもんね。

1

一目惚れから始まる、最高に素敵な2人のお話

もう、もう…やっぱり安西リカ先生の現代もの、最高!!

読み始めてすぐ止まらなくなりました。
特に序盤の2人の出会いと会話を交わすシーンが面白すぎて笑

2人が初めて外でランチを一緒にした際の会話が、もう!
「いい天気ですね」を4回繰り返す広がらない会話に、和泉と同じく噴き出しそうになりました。

で、こちら、たまらなく甘く優しく柔らかい気持ちになる、「一目惚れ」から始まるストーリーでした。

和泉(受)視点のお話もめちゃめちゃ良かったけど、攻めの真二視点の後半が特に良かった。

双子の兄へのコンプレックスと、和泉を取られてしまうんじゃないか、という不安。

恋人や伴侶となる人の条件や理想として「価値観の合う人」とよく言われるけれど…

価値観が合わなかったり、または理解できない部分があったりしても、大きく違うからこそ惹かれたり魅力を感じたりすることもあるんだよな、と。

美的センスがなく、それをよく自覚している真二が和泉に最初に贈ったシルバーのリング。
全く自分の好みのタイプのものではなくても、もらった瞬間からそれが自分にとっての一位になった、と独白する和泉の姿に、もう胸がじーんとしてたまらない気持ちになりました。

いい男を選ぶ、いい男。はーーーー素敵だー!!

1

一目惚れ、それはある意味辛い

一目惚れはその後、本性を晒せないジレンマに陥るってことですよね。そして見た目が勝る誰かが出現したら…という不安。

最近、安西リカさんの小説を読んでますが、ほんわか、切なく、純粋な恋愛模様を書かれているので、なんだか自分の爛れ具合に落ち込むわけですが(笑)

今回も、お互いに第一印象で惹かれあった出入りの銀行員とレストランオーナ。攻めの真二がかわいい。やはり年下攻めは可愛く見えますんです。
双子兄妹の兄、真一にライバル心や嫉妬を感じている真二に和泉はキッパリと真二を選びます。
和泉のセンスの良さ、金回りにも自分がついていけてないとこにも落ち込んだり。でも、最後は兄にレクチャー頼んでプラチナのリングを渡して…

二人の幸せを願ってやまないって、そういう物語でした!

1

あなたが大好きってところがかわいくてきゅん(≧▽≦)

『ひとめぼれ』がテーマで書かれたお話のこちら。
安西先生の文庫デビューの作品でもあるのですね(⌒▽⌒)
ここから安西先生の作品が始まったのか~と思うとありがたい。


受け様は、レストランオーナーの和泉。
美しいものが好きで、造詣も深く、美意識の高い人。
懇意にしてる銀行の新担当として紹介されたのが攻め様の真二。
お互いに一目惚れで、距離が近づいて恋人同士へ。

今までの恋人に重いと言われて振られてきた和泉は、今度こそ大事にしたい恋だと慎重に、重くなりすぎないよう大人な年上を醸し出していて。

一方、不器用だけど、誠実で実直な真二。
和泉への愛はラテン系でストレート。
いいね(≧∇≦)b

真二の双子の兄の登場で、ピリピリした雰囲気になるけど、和泉がバッサリきっぱり言ってくれたのがとっても気分爽快でした(^.^)
やっとふっきれて、真二が大好きだと本音をぶつける和泉が幸せそうでよかったよかった。

書き下ろしは、大好きな攻め様視点。
昔から兄に対してコンプレックスを抱いていた真二。
和泉に対して本気の好意を抱いている素振りを見せる兄へと喧嘩になってしまう。
いいねぇ~攻め様の嫉妬(つ≧▽≦)つ

でも、和泉の悲しむことはしない、と仲直りを持ちかけてきて。
男らしくて潔くて、めっちゃカッコいい✧◝(⁰▿⁰)◜✧
和泉の事が大好きで、とても大事にしてくれている真二にきゅんきゅんしっぱなしでした。
もちろん、真二のことが大好きな和泉もハナマルです。

イラストはおおやかずみ先生。
甘い甘い2人を堪能させて頂きました( ´∀`)

0

きゅんきゅんした

一目惚れ同士が付き合うことになり、関係は深まるも一歩踏み込めないとこにやきもき。年下攻め真二が不器用でつり合うよう奮闘する姿、穏やか美人和泉が真二を思ってビシッと決めるのも良い。当て馬に掻き回されながらも揺るがない二人!!好きを全面に感じました。

和泉は経験豊富なのにちくび未開拓で、恋愛経験が少なくぎこちなかった年下の真二に開発されちゃうのも良い良い良い♡♡♡こういうとこでも、お互い大好きなんだなぁというのが伝わってきます。

大切なものをどう扱うか、自分にとっての価値、そういう信念もステキな物語でした。

1

温かくて素敵な作品

美人の年上受けという私の好みドンピシャで期待値高めで読み始めましたが、さすが安西先生、デビュー文庫にもかかわらずよかったです。

この作品は程よく甘くて温かくて読んでいてすごく穏やかで幸せな気持ちになれます。私はもっと主人公の過去が悲惨な話も好きなので、こういう類のお話って物足りなさを感じたりもするのですが、この作品は大きな事件は起きないけれど、不思議と物足りなさは感じなかったです。

平和で穏やかな作品が読みたい方におすすめです。

1

読む癒し

大きな山場があるとかメリハリ云々の話ではないのだけど、地に足がついてる感じがすごく好き。
読んでてとにかく幸せな気持ちになれました。

「一目惚れ」がテーマとのことでお互いベタ惚れしてるもの同士なので、引っ掻き回し役の攻め兄が登場しても、ドーンと構えて読んでいられる。

本当は寂しがりやなのにそれを隠してスマートな大人を演じてしまっている自分自身の問題に気づいた受けが、全てを曝け出してさらにカプとしての絆が深まる描写も良かった。

登場時はそんなキャラだとは思わなかったけど、受けは能ある鷹は〜を地でいく感じなんですね。
あれこれ造詣が深いのに一切ひけらかさないところが好感度大。
さりげなくイイものを身につけて目が肥えているのに、攻めからのちゃっちいシルバーアクセを心底喜んで大切にしてる受けの姿が尊い!と思いました。

攻めは、生真面目で誠実で今でも充分イイ男。
だけど、趣味が良く教養深い受けと比べるとあと一歩……といった自分に歯噛みしてて、発奮してる姿がまたかわいい。

将来、めーっちゃくちゃカッコよくなっちゃうんだろうなぁ。

多幸感に溢れてて読む癒しって感じで良かったです。

3

愛おしい2人の日常

安西りか先生のお話の中で、私はこれが一番好きになりました。


年下の不器用な銀行員 真二×年上なカフェオーナー 和泉

仕事の縁で、一目見た時か真二を気に入った和泉。
目の保養として見ているだけで幸せと思っていたけれど、食事をする仲になり、寝てしまって、付き合ってと言われて…

不器用で、言葉数も少ない、でも一生懸命な真二。寂しがり屋で、真二が大切すぎて臆病になる和泉。付き合って以降も、お互い手探り状態で、お互いを想いあっている2人にきゅんきゅんさせられました。
家の中のインテリアや、持ち物を、高級なものだったり質の良いものでかためる和泉が、真二が選んだシルバーリングをずっと大事に大事に持ち続けるところも良い。

大きな事件もない、2人のほのぼの、きゅんきゅんが詰まった日常のお話でした。癒されたい、甘々を摂取したい時にオススメです。

1

なんてないのにしっとりと響く年下攻めのお話

この方の小説を初めて読みました。
読みながら思ったことは…なんてないお話だなあということ。
でもそれがすごく良かった。

自分が一目惚れしたイケメンから食事に誘われ、付き合ってくださいと真っすぐな告白をされ…。こんな幸運、なかなかないですよね。
冒頭からこんな感じなので、結ばれるまでを楽しみたかった人には物足りないかもしれません。でも逆に付き合ってからを描く大人な小説だなあと思いました。

小さな不安はあるけど、大きな事件はないんです。私はこのくらいのテイストが良かったと思えました。それを良かったと思わせるのは、キャラクターが丁寧に描かれているからだと思います。 

本当はミーハーなのに年上だからと見栄を張ってクールなふりをしている和泉と、生真面目でとっつきにくい感じなのに和泉のことを大事に思って努力している内田。二人が愛おしく可愛く思えました。

やんちゃな年下ではなく、真面目に頑張って、背伸びをしようとする年下攻めです。甘いんですが、せつない。そんな気分に浸れる作品です。

1

不器用な二人の恋

ロマンティックな映画のような作品でした。不器用な二人が恋に落ち、手探りしながらお互いの気持ちを確かめていく様子が、とても綺麗に描かれていて読みやすかったです。

個人的にBL小説は両想いになるまでの展開が醍醐味だと思って読むことが多いのですが、この作品は全体のボリュームからすると早い段階で恋人同士になります。そして、その後の展開がまた面白くて萌えました。一目惚れから始まる恋愛ではありますが、キャラクターや設定に浮ついたところがない日常系ラブストーリーで、最後はちょっと感動しました。

おおやかずみさんのイラストもオシャレで大人っぽい雰囲気に合っていて素敵でした。ただ、内田はもっと短髪で体育会系の、無骨な感じの男性を想像しながら読みました。

1

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