娼婦サギリ

shoufu sagiri

娼婦サギリ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
5
得点
57
評価数
18
平均
3.3 / 5
神率
22.2%
著者
西野花 

作家さんの新作発表
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イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
大誠社
レーベル
LiLik文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784904835913

あらすじ

類い希な美貌と身体で数多の男を虜にし、死に追いやった『伝説の娼婦』その二つ名は狭霧の背負う忌まわしい過去の象徴だ。――もう誰とも寝ない、命尽きるまで。そう誓って神父に身をやつし、隠れ暮らしていた静かな日々。だがそれはマフィアの総帥・トリスタンに囚われ打ち砕かれた。「久しぶりのセックスを最高の演出にしてやる」残酷な宣言と共に彼の配下に嬲られ、トリスタンに犯され、肉欲に染められる狭霧。絶望し服従を誓うが、自分を見る彼の目は複雑そうで…?

表題作娼婦サギリ

マフィアのトップ
神父に身をやつす元娼夫

その他の収録作品

  • 犯罪都市の午後
  • あとがき

レビュー投稿数5

みんな『伝説の娼婦』に夢中

売春婦もある程度の地位に昇れば厚遇を得られるという特殊な特権の中で、過去に『伝説の娼婦』と称されるまでになったサギリは、娼婦を辞めて別の裏家業で身を守りながら暮らしていた。
それでも周りのマフィア達に身を狙われていた所に、ギルメディアを束ねているボス・トリスタンに連れ去られる。

…という出だしから始まる、架空の犯罪都市に多国籍っぽいキャラクターな世界観で繰り広げられるマニアック映画のような話。

エロ特盛りは当然!!な西野さんの小説の中でも、今回は特に一冊のうち9割近く?はその描写で占めているんじゃないかという位の超・大判振る舞いぶり。
おまけに表紙を捲ってみたら、
触手キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
と、テンションが一気に跳ね上がっちゃいました(笑)。
(挿絵のタカツキさん、グッジョブ!!です。)
おまけにこれがミスマッチにならずに、ある意味何でも有り的な世界観の中で不思議と嵌まっていた。

周りに気を許せない裏社会で生きている割には、トリスタンは非常さに欠けるし、サギリは自らが原因となった過去をいつまでも悔いている所にどことなく人情味を感じるが、個人的には鬼畜すぎるのが駄目なので、多少詰めの甘さがあったほうが逆にいいのかも、と思った。

マフィア間の争いの中、サギリを溺愛しているトリスタンだけでなく、色々な男達が『伝説の娼婦』に夢中な様子には読んでいてニヤケが止まらずにヤバい(笑)。
その中でもチョイ役ながらお仕置き触手を造り、サギリを人造的に娼婦にした張本人のマッドサイエンティスト、Dr.片瀬の変人ぶりも印象に残る。

2

伝説の☆

いかにして受が喘ぎ苦しむかというところに
執念すら感じるwww
よもや幼いうちに快楽を倍加させる手術を施すとか(*´Д`*)ハァハァ

今回の主人公は「伝説の娼婦」と呼ばれるサギリさんです。
自らをめぐって男たちが殺し合い。
怖くなって性欲を危ない薬で押さえ込み。
苦行とも言える我慢を積み重ねていたサギリさん。
うっかり変な男に捕まって、せっかく我慢してた快楽の
封印をあっという間にとかれてアンアンvな展開なのです。
あもありなんなエロスにおなかいっぱいです。

触手プレイもアリ
厚さもエロさも満足な1冊でした。

2

カラー絵に・・・ギョギョギョ!!!

題名といい、題字といい、表紙の構図といいちょい映画っぽい雰囲気が出ている作品でした。
まず最初に超インパクトを申し上げてしまいます(スミマセン、、、)
カラーの扉絵が気持ち悪いです~(涙)
触手なんですけど、色といい形といい、気持ち悪いイモムシが大小・長短うじゃうじゃと取り囲んでいるような、うわぁ!いやだよー背筋がゾゾっとするよぉー
なくらいにインパクト大きいです。
実はこの触手、先端がアタッチメント取り換えが効くとかで様々な形してるんですよ。
まさかカラーで、この気持ち悪い色を付けてよくぞ載せました。

お話は、犯罪都市ギルメディアの中で、巨大マンションやショッピングセンターが一つになった複合施設が経営難になり打ち捨てられ、犯罪や過去のある者たちが集まる場所となった無法地帯が舞台。
過去トップの娼婦だったサギリ(狭霧)が、ある事件により足を洗い、自分の過去と同じような親のない子供の世話を神父としてしながら教会で過ごし、裏で武器の闇商人として活動している。
そんな彼に執着するマフィアのトップ・トリスタンが彼を拉致して自分のモノにしようと色々な手を使うのだが、狭霧はカラダは陥落しても心は一筋縄では堕ちない。
しかし・・・

狭霧が娼婦として過去マフィアも手が出せないほどのトップ娼婦だったといのは、実は淫蕩な娼婦を作りだす為の実験の成功した被験体だったから。
誰もが虜になるような特別なカラダになるらしいです。
そんな元設定があるので、もうエロ展開がテンコ盛りです。
トリスタンに連れ去られた時も大勢の男達にいじられたり、衆人環視の元トリスタンに弄ばれたり、逃げ出そうと見張りの部下をたぶらかしたり、
そして!
カラーページに登場した触手で、トリスタンの寝首をかこうと失敗したそのお仕置きを、一晩中されたりと、エロ展開です。
しかし、そんな中どうやって主人公達を恋人に昇華させるか?が一番のポイントです。
そのきっかけがあるのですが、それがまずトリスタンの狭霧への執着の理由ですね。
あとは、彼が実は・・・というトリスタンに関する色々なことが全てです。
ただクライマックスで、狭霧が弟のように思っていたニーノという青年を殺してしまうのですが、その後が結構サラっと行くのには、この背景と世界観があるからかもしれないですね、と自分で理由づけました。

1冊の中エロページがほとんどです。
ただの凌辱とかのエロじゃなくて、それには意味はあるし、それによって物語も進行するエロなので無駄ではないです。
しかしながら、正直食傷気味でどんなに狭霧が攻められようが、悶えようが、デヘヘヘ…とか面白いぞ♪とかって興味をもって見ることはできませんでした。
触手のシーンでさえも、触手グロい~!!エロい~!!とは思っても狭霧にエロは感じなくて、若干自分が不感症なのかとおもうくらい興味がなかったのが事実です。

冒頭に書いたように映画っぽい感じのノリで作られているので、重さは感じません。
気軽に読むことはできました。
今回は、イラストのタカツキノボルさんに凄いよ!!と感嘆する評価でしょう。

6

愛するが故の執着と暴挙

久々に西野さんぶっ飛んでますねぇ~なんて印象の作品で、娼婦が主人公だし、
触手なんて言葉が甘いと思えるようなグロイ生命体や人前プレイに集団プレイと
どんだけエロを詰め込んでいるのですかと問いかけてしまいたくなるくらい盛りだくさん。

主人公のサギリは元『伝説の娼婦』それも作られた娼婦でその陰にはマフィアの
資金源の為の実験背景があったが度重なる失敗で研究が中止されたが、唯一の成功例の
サギリは中止後の成功例だったことから研究者のマッドサイエンス男にそのまま街に
放されてしまう。
そこからサギリは男を虜にする伝説の娼婦になるが、サギリを巡る男たちのある事件で
サギリは娼婦を引退して、神父になりながら、身寄りの無い子供たちの世話をする日々を
送っている。

しかし、まるっきりの聖職者とは違い、武器の闇売買をして子供たちを面倒見てる。
過去の自分を廻る事件と、自分のようになって欲しくないと言う思いから子供の面倒を
見ているサギリは、ある日街のトップであるマフィアのトリスタンに捕まり、
愛人として囲われてしまう。
二度と娼婦にはならないと誓ったサギリは子供たちを守る為に従う。

従うと言っても初めから従順ではなかったのでかなり痛い感じに凌辱されまくります。
快楽で反抗する気力を奪われるのですが、憎しみから愛に変わるストーリー。
それも結果的には一途なトリスタンに心を動かされる内容で、かなりハードな愛ですね。
痛くて甘くてハードな愛とエロを堪能出来る1冊でした。

4

濡れ場が多い

類い希な美貌と身体で数多の男を虜にし、
争奪の戦闘でサギリ一人が生き残り、他は全員死亡した事件を起こした『伝説の娼婦』

サギリはその事件から娼婦を止めて、孤児を養う神父になる。
でも平穏な生活は続かなくて、昔を知るマフィアのトリスタンに拉致されて、娼婦に戻る。
サギリを拉致したトリスタンは、昔助けた男で、サギリが服用する危ない薬を止めさせたかった。
拉致たり、散々な目に会うサギリを、一途に愛しぬくトリスタンの物語。

タイトルが「娼婦」だけあって、物語の筋や構成の面白さは薄くて、
ずーっと濡れ場シーンばかり。
少しつまらなかった。

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