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アラビアンナイトな異世界トリップラブ@
isekai de koi ni ochimashita
読み始めでどこかでこんな展開があったと思ったら既刊「獅子の王様」と同じ展開。
毎回この神様と言う御仁はドジを踏み続けるのだなと苦笑が漏れる。
そして前作の続編と言うものではないのでこの作品だけで読めるのですが、
神様のドジぶりを見たいと思う方は是非「獅子の王様」と共に読むと面白いです。
今回の主人公の空さんは、現世でやはり自分の居場所を必死で作ろうとしていたので
やっぱりこの作品も主人公が必要とされ求められる本当の居場所がテーマかも。
そして攻め様が空飛ぶ絨毯に乗っている海賊団の首領、まるでシン○バットの冒険。
そしてこの手のファンタジーは嫌いじゃ無いんですよね。
むしろ大好きで、それにさらっと読めるルビー文庫だから余計に良いです。
異世界に飛ばされた受け様はどうやら魔法の国へ飛ばされたようで、前回同様健康で
受け様には何ものも害せない祝福を受けているし、受け様自身にも受け様が知らない間に
不思議な力を神様は授けているみたいです。
初めは盗賊団と聞いて怯えなども感じていて、更にいきなり攻め様に手を出されたりと
現世では考えられない事態に見まわれるのですが、何故か現世では感情を表に出す事も
少なかった受け様が攻め様と出会いある意味素直に感情を出せるようになり、
いつしかオレ様で身勝手だと思っていた攻め様との関係や盗賊団の仲間との暮らしが
心地よいものだと感じるようになる。
でもそんな時に攻め様が探している大事な女性の存在を知り、誤解や擦れ違いが
ありながらも受け様が本当の居場所を手に入れて幸せになるストーリーでした。
とても読みやすいファンタジーで楽しめます。
今回は、神さまのミスで亡くなった青年の空が、異世界に飛ばされたお話です。飛ばされた先は、盗賊団の首領アゼルが乗る魔法の絨毯の上で。そして、なんと自分が、水を生む魔法使いになっていたのです。
元の世界では、贔屓されている兄と違って、疎まれてて居場所のなかった空は、窃盗団のみんなに歓迎されます。
アゼルには、戦利品だと扱われ、水を出せとエッチを仕掛けられるけど(空はエッチをしたり、感情が高ぶると水を出すという美味しい設定です)…。
でも、だんだんここでの生活も快適に思えてきて。
自分には意地悪なアゼルだけど、みんなに慕われてて、空もいつしか惹かれてて…。
そんな時、アゼルが窃盗団を作るキッカケになったという少女の話を聞いて、その少女がアゼルの大切な人だと思い込みます。ストレスからか、水を出せなくなった空は、必要とされなくなるのを恐れて自分から出ていくのです。
天野さんのファンタジーでは、珍しく溺愛ではなくて、むしろアゼルの恋心が分かりにくかったです。だからか、いつもよりは萌えやキュンは少なかった感じです。
でも、熱中症になった子供のために、初めて水が自分で出せた場面とかは好きです。
またまた神様のミスで死んでしまって異世界トリップ!?神様いったい何回ミスしてるの?
今回は就活がうまくいかない大学4年生の空。
家族は兄至上主義で空には無関心。大学進学も反対され自活して真面目に勉強も資格も頑張ってきたのに…。
今度こそ自分を必要としてくれる居場所へ…と送り込まれたのは砂漠地帯。
盗賊のボス、アゼルが移動中の魔法の絨毯の上。
空の気持ちが共感してしんどかったです。
必要とされる居場所、確かにそうだけど…。
水の魔法が使えるから、もしこのままずっと水が出せなくなったら?魔法の力を必要とされてるだけなんだ、と卑屈になって。
またややこしいことにアゼルもあんなにセクハラしてきたのに、契約を交わしたらほったらかしで。しかも魔法使いの女性を探すために盗賊をしているらしく。
もう空の存在意義が読んでて辛くて。
彼女を見つけるのに自分が本当は必要だったのか?
アゼルがセクハラや毎日構ってきたのは、新入りの空の居心地を良くするためだったのか?
誰にでも同じことをするのに空が本気になっちゃったの?
まあ最後にわかるんですがね。
どうにも空視点なので空に引っ張られすぎて、読み終わってもアゼルの言い分に説得力を感じられないというか、納得できないというか…。なんというか、アゼルの言葉を信じきれないというか、何が空は他のみんなと違うのか?んーーー。
以前読んだ「恋愛スキャンダル」が面白かったので
天野かづきさんの本を買いに行ったところ、
この本の表紙が、書店でとても目立っていました。
キラッキラの可愛い色合いで、帯の表も裏もイラストがぎっしり!
(紙の素材が光っているのではなく、星の絵が散らばっているんです)
手に取ったら戻せなくなってしまいました。可愛い~(*^_^*)
神様(イケメン)のミスで亡くなってしまった主人公の空(受け)は、
お詫びとしてある能力を与えられ、さまざまな手心を加えられた上で、
異世界に飛ばされ、新たな人生を生きることになります。
異世界で出会った砂漠の盗賊団の首領アゼル(攻め)が
最初から空に対してゾッコンのため安心して読めるお話なのですが、
当の空自身がツンツンしていて、なかなか心を開いてくれません。
自分の能力を使わせてやる代わりに、
自分の体には触れるなという契約を持ちかけたりして、
私がアゼルだったら傷つきますよ…(;_:)ウゥ
その能力とは、水を出せる力。
砂漠のど真ん中で、生死に直結する、計り知れない価値のある一杯の水。
それが、Hをすると出せるとか、そんな扱いでいいのかー??とちょっと思ってしまったんですけど…(汗
奴隷や人身売買についてもサラっとした触れ方だったので、
この作品は、シリアスに考えてはいけない作品だと思いながら読み進めました。
盗賊だと思っていたアゼルは実は正義感に燃える愛すべきリーダーだったり、
空がアゼルの“大切な女性”だと思い込んでいた人物は実はアゼルの実の妹だったなど、
王道で分かりやすく、盛り上がる場面も「おぉ、ここか」と簡単に判明するくらいハッキリしています。
分かりやすいということは先が読めるということで、退屈さと表裏一体です。
盗賊と名乗りながらも、みな仲良く平和に暮らしているのもチョットぬるい感じがしました。
お話としてはまとまりが良く十分楽しかったのですが、もう一歩の意外性があるともっと良かったと思います。
個人的には、ドジなイケメン神様が主人公のお話を読んでみたいな~。