kirara
valentine sketch iroiro extra.δ
タイトル通り『バレンタイン』に纏わる番外編です。
1編目『バレンタイントラップ』
商業誌『リーガルトラップ』(RDCシリーズ番外編)より。
これは、シリーズ本編は(オヤジ趣味がないこともあって)いまひとつ好みじゃないんですが、スピンオフのこの作品は大好きなんですよね。
イヤもう、とにかくキャラクターがすごくいいんです。
毒舌で美貌の女王様・征眞(受)も魅力的ですが、なんと言っても佐古(攻)が!
硬派で強面の若頭・でもホントに素直で健気で一途なんです。素敵です。
商業本編(続編『リーガルガーディアン』)の終盤、征眞に『会うたびに言え』と言われていた言葉を、舎弟も一緒のエレベーターの中で求められる佐古・・・そしてもちろん従いますよ。
でも、この場合気の毒なのは狭い密室で逃げ場のない舎弟だと思います。
バレンタインですがチョコレートの影は薄いんです。というよりキャラクターが濃すぎる!
でも、とても甘くて熱い夜でした。
2編目『警視庁バレンタイン・チョコ事情。』
水壬さん作品の『警視庁メンバー』ほぼ総出演のコメディです。
必然的に、それぞれのCPの片割れしか出て来ません。お相手は名前のみ。←ごく一部例外アリ。
『スキャンダル』シリーズ(城島と高森)・『エスコート』シリーズ(清家と夏目と国沢兄弟)・『ラブシーン』シリーズ(箕島)・『幽霊ときどきクマ。』(蓮見と吉井)と、刑事さんたち大集合です。←厳密には『全員集合』ではなく、漏れている人もいる・・・と先生もあとで気付かれたらしいです。
ストーリーというほどのものはないんですが『リスク』の城島が食堂でお昼を食べているところへ、水壬さん作品の警視庁メンバーが次々とやって来て・・・というのを城嶋視点で。
みなさん、意外と(?)繋がりがあったんですね。
もともと、同い年(や同年代)のキャラクターが多いのがわかりました。
最終的には9人になるんですが、最後に加わった『幽霊ときどきクマ。』組が、ちょっと異彩を放っていました。
辰彦と部下の吉井(メンバー中では国沢弟と共にフリーのキャラクター。そもそもメインじゃないし)と、辰彦が連れているクマ(恵入り)。←『お相手』が作中に顔を出す(?)例外ですね。
こちらの『幽霊』組は、同時に出されたペーパー『クマさんといっしょ』のあとになるのかな?
ところどころ『ペーパー(のエピソード等)を受けてる?』と感じました。知らなきゃ別に気にもならない程度ですけどね。
Hは皆無どころか『ラブストーリー』でさえないでしょうが、とても面白かったです。
普段の水壬さんの同人誌の半分のページ数なんですが、内容には満足してます。