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koukyuu no mitsugetsuyo
ファンタジーと言うより大国に伝わるおとぎ話の言い伝えがちょっと不思議な現象と共に
国の繁栄へと繋がり新皇帝と龍の末裔でもある受け様とが結ばれるお話。
BL的には恋愛面は少ないような気がするのですが、自然の中で龍の血族として育ち
やんちゃで素直で純粋な受け様が突然攫われ後宮に入れられてしまう内容で
初めは龍神の森で天女と見間違うくらい綺麗な攻め様を受け様が助けた事が出会い。
もう1度逢いたいと思っていた受け様ですが何者かに突然拉致され皇太子の元へ。
しかしそこで見たのは森で出会った攻め様なのですが、受け様は龍の血族と知られ、
攻め様と敵対する義弟王子や神官に狙われることになります。
それを攻め様が後宮に匿って助けてくれるのですが、攻め様に抱かれてしまう事にもなり
ちょっと恋愛的な面では唐突過ぎる気がしないでもありません。
ファンタジー要素はあるのですが、いかにもと言った大掛かりな出来事はなく、
民のために砂漠化する国の王が愛するパートナーになった龍神の血族の受け様と
協力しながら国を再生させるようなストーリー展開でした。
龍神、後宮の言葉に引っ掛かって去年購入した本です。中華宮廷ロマンスが読みたくなって未読本の中から手に取りました。
龍神の血を継ぐと言われる水稀が森の中で、ケガをしている皇太子の秀瑛を助けたことでお話は始まります。その後、秀瑛の貢物としてさらわれた水稀を秀瑛が助けて愛情が深まっていきます。この水稀なんですが、考えなしに危険なところに自分から行ってしまいます。そのたびに秀瑛が助けに来るのですが…。自分があまりかしこくない受けが好きじゃなくて、読みながらイライラしました。最後に秀瑛が神官の紫紀を辺境の地に飛ばす命令をした時はスッキリしましたけど。そのせいか、今回は一度も萌えれませんでした。
さらっと読めます。
でもさらわれてきたのに最後まで村に残してきた人たちとの再会なりその後がでてこなかったのがちょっとあれ?って感じでした。
後小説の内容とは関係ないんですが、表紙と口絵と挿し絵のギャップがありすぎです。(今回の評価には考慮してません)
小説の挿し絵やに重きをおいている方、表紙買いした方は残念な気分になるかもしれません。