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あなたには花嫁になっていただきます――!?
s kyuu shitsuji no hamayome lesson
舞台はアラブ、でも内容は英国執事とその執事に教育される花嫁ものです。
主役は没落名家の御曹司が父の代理で訪れたパーティーでアラブの王族に見初められ
その王族の日本語教師として中東の国へ赴く事から始まります。
しかし、その日本語教師と言うのは嘘で莉央を見初めた王族の花嫁にするために
中東の国へおびき寄せる罠だったりします。
直ぐに真実を知る事になり、ゲイの王族の花嫁なんてお断りと思っていた莉央だが
王族に仕える執事に日本の家族の事を言われ、今では家まで抵当に入る程落ちぶれ
風前の灯の家を助ける為に花嫁になれば援助ももらえるからと花嫁を承知する。
そこから3週間の花嫁レッスンが始まるのですが、それは初夜のレッスンも含まれ
男なんて嫌だと思いながらも負けず嫌いの莉央は執事のレッスンを日々受け入れる。
そこで執事に対して自分でも気が付かないうちに育つ恋心。
クールな執事もまた人知れず莉央に対して主を裏切る思いが育っていて、執事として
とても優秀で引く手あまたのクールな執事が全てを投げ打っても手に入れたいと思う
花嫁レッスンから始まるアラブの国での恋のお話。
アラブが舞台にはなっているけれど例えばこれが別の国でもOKだったりするので
アラブが嫌いなんて人にも問題なく読める作品、それに執事の主である王族が
結果的に懐が広いアラブ人で主に相応しいのも良かった、ゲイでお稚児好きなのは
困り者だけれど、こんな人に真実の相手が見つかればなんて想像するのも楽しかったです。
アラブものですが、主人公(日本人)のお相手は英国人なのでアラブ風味は薄めな作品でした。執事の敬語攻がお好きな方にはたまらない安心の王道展開だと思います。
小姓になりたいと美少年が殺到するほどアフマドの性指向が周辺には知られている…という設定の一方で、親類縁者にはゲイであることが知られておらず結婚を迫らている、という完全に矛盾する記述がさらっと書かれていたのがちょっと気になったかなぁ。
あと、構成が斬新で、莉央視点は莉央の一人称なのに冬威視点は神(第三者)視点で描かれています。これは何か深い理由があったのか…。私は少々読みづらかったです。