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神様、この人をおれにください。
hanayome wa sinku ni aisareru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
この「花嫁シリーズ」今回が8冊目の1部完結になり、作者の10周年作品でもあり、
1冊目から愛読してきた者として、こちらも感慨深いものがあります。
1作目を読んだときは普通に面白いと思う程度だった作品が、作品が出るたびに
骨董品の謎解きや、タイトルにいつも色を入れていて、妙に惹かれるのですよ。
初めは監禁まがいで始まった二人、傲岸不遜でオレ様なのに、恋愛は不器用なんて言葉が
遠く感じるくらいで、1作目の攻め様の心の葛藤が思いおこされる気がします。
以外にしたたかで強かったのが花嫁の受け様ですね。
執着束縛されながらも、きっちり気持ちを攻め様に解らせる強さも持っているし、
花嫁になってから、様々な試練や謎解きをして攻め様を幸せに、それだけにとどまらず
攻め様の一族を言い伝え通り繁栄に導く存在だと回を進めるごとに実感されます。
この作品は商業誌以外にも同人誌や小冊子等かなり出ているしコミカライズやCDにもなり
ワクワクしてしまう内容に毎回楽しませてもらえる作品シリーズでした。
そう言えば、この作品の番外編でお気に入りの小冊子は読み始めて終わると
再び初めのページにいって読むような、なかなか凝った番外編なんかもあり、やけに記憶に
残っていたりする、この作品の攻め様の独占欲が個人的にはツボで、一馬先生のイラストも
綺麗で好きなので余計に好みだと思ったものです。
今回は攻め様の双子の甥っ子の命に係わる難問を受け様が謎解きをして救う展開です。
はたしてどんな結末になるのか、塔眞家の真の繁栄は?1部最後の謎解きです。
読み終えた後に1作目から読み返して、同人誌に浸ろうかと思わせてくれる作品でした。
水瀬結月先生、10周年おめでとうございます!
是非今度は可愛くたくましく成長した双子も絡めて第二部を心待ちにしたいと思います。
緋色から始まったこのシリーズですが、一部完結は深紅 と 赤で始まり、赤で終わった(一部完結)今作。
一冊目を読んだ時にすっかりハマってしまい、ずっと読み続けていた作品だけに、一部完結とは…。
攻め様は 香港の資産家で、肉食獣系オレ様
受け様は 芯の強い骨董鑑定士、美人な調教師。
という、王道なカップルでした。
攻め様の 肉食獣系オレ様なのに無意識の受け様に躾けられていく姿
受け様の 恥ずかしがりながらも 自分の気持ちに素直になっていく姿に 萌えました。
1冊ごとに 変化していく2人が書かれていて、毎回とても面白く読ませていただきました。
これまでに数々の骨董にまつわる 一族の謎を解いて来た2人。
今回の8冊目は 謎を解くたびに 固い絆で結ばれてきた ある意味、出来上がりきった感のある2人の最大の謎解きで幕を閉じます。
あ〜終わっちゃったなぁ。と一抹の寂しさを覚えますが、第二部での再会を願いたいと思っています。
シリーズ第一部の完結編だそうです。
前作までに解かれた一族の謎をもって、産まれてきた双子の命を守ろうとする…のが本筋。それにしても超常現象を秘めた宝石と伝説がたくさんある一族ですね。シリーズを通して裏社会にもパイプがあり、世界的にも名高い超名門一族として描かれる塔眞家ですが、実態はなんとなく…で具体的にはどんな歴史を持って何をしているのがよくわからないまま納得させられたような気もします。「なんかすごいんだ!」が伝わっているのでいいのかもしれませんけど。
今回は貴砺さんの兄夫婦の子供である双子と、凌さんの妹の子の3人の少年(幼児?)が登場します。この3人がとてもかわいらしい。
凌さんと貴砺さんは、ふたりがかなり正式なカップルであるということがますます公に認知されているようでお幸せそうで何よりです。妹にも(誤解ありつつ)バレたし。
しかし、双子のひとりである賢すぎる瓏くんが子どもらしさを抑えているのが不憫すぎて。続刊があるのなら、彼にも子どもらしい体験をさせてやってほしいと思います。
主人公・凌の妹の子も『劉人』であった! という設定も出てきましたし、今後の展開はいろいろ考えられているのでしょうね。もしかしたら、ストーリーの中心が双子+1の少年たちに移るようなロングスパンでの展開もあり得なくはないのかもしれませんね。