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boku no suki na hito
サマミヤアカザ先生が大好きなので表紙買いでした。
かわいい&年相応に見えない→高校生の七水
しっかり&年相応に見えない→小学生の渓
小学生と高校生からスタートするのですが、正直…小学生と高校生との差で
恋愛はどうなのよ…と初めてのジャンルでしたのでおっかなびっくり読んでいきました。
でも物語が進むにつれて、引き込まれていきいつしか2人を応援している自分がおりました。
また数年たった2人、高校生になった渓 22歳の七水
葛藤と我慢、自制… でも我慢できないよ
その気持ち分かるから頑張って、と応援につぐ応援をしながら
ハッピーエンドを迎えます。
読み終わりは、あたたかい気持ちにさせてくれた1冊でした。
こちらはスピンオフ作品なんですが、前作の方は未読です。
この作品は高校へ入るまではえっちシーンはありませんし、別にショタが受け付けないわけではありませんが(反対に大人ぶって背伸びしてるような攻めは好きな方ですが)、この作品の攻めにわたしにはあまり魅力を感じなかったです。残念。
攻めは、生真面目で勉強のできる小学六年の渓。
進学校へ通いつつ、さらに塾へ通っています。
受けの七水は、頭の弱い高校三年生。
手芸が得意で、自覚のあるゲイ。
七水が男と争っている時に塾帰りの渓(と友人二人。この一人は前作の主人公だった)が通りかかり、一緒に逃げたのがきっかけ。
七水の馬鹿さ加減に最初ヤバイ系か?と関わり合いになりたくなかった渓ですが、ゲイだという理由で祖母以外の家族に絶縁されていながらも人を恨んだりしない純粋さに惹かれていきます。
別れが受け入れられない元彼に七水が襲われそうになる場面に直面しても体の小さな自分には何もできないという無力感や、七水が自分を庇う様に渓は、自分が強く七水の存在を求めていることを実感し、はやく大きくなって七水を守れるようになりたいと望むようになります。
渓にはわたしあまり興味が湧きませんでしたが、七水がけっこう好きでした。
家族にでさえ必要とされなかった七水は明るく話していても、実は強く根底にこの事実は根をはって影を落としているのだと感じられます。
だから、よけいに誰かに求められたいと思うのかなって。
そんなさみしい七水の気持ちを理解してあげられる渓に出会えて、良かったねと言いたいです。
私は元から大人になるまで待ってて系ショタ攻めが好きなので、本当に萌えました・・・!
前作「きみがすきなんだ」も読みましたが、個人的にこちらのほうが受けが可愛くて好きです。
年上だけど、馬鹿で、電波で、ふわふわしてて・・・・でも色々考えてる。・・・ドストライクですよ。
攻めもまた、可愛いしかっこいい。作者さんがイケショタと書いてましたが、まさにその通りです。
でも、やはり子どもらしい部分もあるんですよね。あらゆる所で受けとの差を感じてます。そういう所が良かったです。優秀でなんでも出来る完璧少年じゃなくて、子どもらしい一面も併せ持ってるっていう・・・。
キャラクター的には非常に好みでした。
作品としては、やっぱり渓の成長過程がよかったですね!
小学生時代は七水との出会い~二人が結ばれるまで。
とにかくかわいいです。七水の間の抜けたしゃべり方とか、一緒に勉強する所とか。
色々あって二人は仲良くなるんですが、それから七水の元カレのせいで一波乱あります。
ちなみにエロがあったらどうしようと思ってましたが、この時はキスまで(キスも躊躇うくらい)です。かわいいです。
中学生時代は短いんですが、渓と友達二人(冬弥と吏貢)が恋人の話をします。
まだ二人は清いお付き合いをしています。前作の冬弥の話もちょこっと。吏貢くんは恋人のことは色々とひた隠しにしてます。
高校時代は二人がやっと致すという内容です。
渓はすっかりただのイケメンに。七水はしっかり働いてます。趣味の手芸も副業としてます。
なんていうか、七水にはよくここまで耐えたな、と言ってあげたいです(笑)
作品の総評としては、私の好みであり、とにかく可愛かったです!
読んでる間、普段はどんなに萌える展開であろうと真顔で読むことを心がけている私でも、ついにやけてしまいました・・・。
あと、渓の友達として出てきた吏貢。個人的には彼の話も気になります。
なかなか甘えてくれない年上が恋人だそうで・・・。
三人目のショタが出てきたので三部作になるのかなーと思いましたが、そういう訳ではないようです。残念。
前作のショタ攻めといわれた「きみがすきなんだ」は受けが気に入らなくて低評価でした。
また子供が年上に対して、恋愛感情としてずいぶんな執着を持つのもなんか違和感で好きでなかったのです。
今回それをうっかり失念して購入してしまった本。
しかしながら、設定として子供としてのスタンス、おませな子供の姿、そして何より、天然な受けであるがゆえに、あまり年齢差という違和感を感じずに受け入れることができました。
塾の帰り争っている男子を助けたのが出会いのきっかけとなる、進学校に通う小学六年の渓と高校3年生の七水。
年上の高校生なのに、小学生に懐くさまは一瞬電波ちゃん?
学校の勉強を小学生に聞くほどの自らおバカというほどの天然の七水は実は手先が器用で、彼のつくったあみぐるみをもらった渓はそれをうれしく思うのでした。
七水が男を好きで家族から捨てられて祖母と生活しているとか、そんな事情も自然に受け入れられる渓ですが、彼が元カレに襲われるのを助けられなかったことが悔しくて、「早く大人になるから待ってて!」と気持ちを自覚するのです。
七水の男性関係の事情に子供ならではの考えで考えて立ち入る姿は、子供らしいとおもうのですが、七水が天然ゆえにそれを嫌がったり年の差から相手を鼻から拒絶してないという姿勢があるからこそ、まるで自分も小学生と同じ土俵で物事考えているのがいいんだと思います。
なのでこの関係はアリかな?と。
そしてその後、渓が高校生になり、七水が22歳になった時、
二人の初体験の話の展開になるのですが、やはりこれも七水が幼いというか天然思考でいるからよかったんですよね。
笑ってしまったのが、「オカズ」
ドS攻めの渓を想像してヌいてる七水がかわいかったです。
また経験も豊富なのに、いや、豊富だからこそ?まるで初心い子のようなすれ違いが発生するのも。
ショタ攻めといいますが、恋愛の始まりがショタ年齢というだけであって、そんなに意識しなくて済むのが受け入れられる要因かも?と思った作品です。
これはかわいくて悪くなかったです。
小学生に助けられ一目ぼれしちゃうような高校生がおバカだけど愛らしく感じる話。
年齢差的には6歳違いで年下攻め様になるのですが、出会いが攻め様が小学生だと
なにやらいけない感じがしてしまうけど、受け様は高校生でありながら小学生にお勉強を
教えてもらう程少々デキが悪いのもご愛嬌でまるでワンコみたいに攻め様に懐く。
内容的には後半、攻め様が高校生になるまでエロが無いので安心?して読めるのですが、
受け様はおバカでも高校生で挙句にゲイよりのバイなので当然彼氏がいたりしますが、
その彼と別れ話の最中に暴力を振るわれ、そこに偶然居合わせた塾帰りの小学生3人の
一人が攻め様で、一方的に殴られる受け様を助け出した事から受け様に懐かれるようになり
何故か受け様とご飯を食べたり受け様の家に遊びに行くような事態になって行きます。
小学生に課題を教わる情けない受け様を始めは電波でアブナイ人だと近づきたくなかった
攻め様なのですが、受け様の子供っぽい雰囲気に呆れながらも次第に親しくなります。
受け様が積極的に攻め様と交流を持とうとすることから始まる関係が次第に攻め様の方でも
受け様の事が気になりだしていく事になります。
しかし、小学生ってこんな恋愛をするほど精神的に成長しているのかと思うと
老婆心ながら複雑な思いを抱いたりしちゃいますね。
本の中の世界だけれど、妙にリアルを感じると切なくなるような展開もあります。
受け様はゲイだと言う事で両親や兄弟に嫌われ祖母と二人で暮らしているのですが、
受け様の人に嫌われたくないとか、必要とされたいと言う思いが元彼との修羅場になって
そんな受け様を助けようとしても小学生で何の力も無い攻め様が切なかったですね。
作中では攻め様が小学生から中学生高校生にと成長しながら受け様と過ごす日々が描かれ
相手を思いやる優しさや思春期のお悩みなどがほのぼのした中にも切なさと甘さを
バランスよく絡めた素敵な作品でした。
『きみがすきなんだ』のスピンオフになります。両作の攻同士が親友という繋がりなので『きみが~』の攻は結構出て来ますが受は登場しません(会話の中で触れられるくらい)。ですから、こちらだけでも問題なく読めると思います。
栗城さんは、個人的に作品によってハッキリ好みが分かれる作家さんですが、こちらは私の好きな方の栗城さんでした。よかったですね。すごく面白かったし好みです。
しかし、大元の設定に個人的好みはほとんど含まれていません。『年下攻』『ショタ』は苦手な方なので。
でも『きみが~』もそうでしたが、その苦手要素があまり気になりませんでした。私はそもそもショタ攻自体作家買いでもなければほとんど読みませんが(苦手な『年下攻』と『ショタ』の合わせ技だからまず避ける)、読んだ中で好きと言えるのは『きみがすきなんだ』だけですね。
最初から苦手要素だとわかっているのに、最後まできちんと読ませる・しかも面白いと想わせるのが逆にスゴイです。
私は、どちらかと言うなら『きみが~』の方が好きなんですが、あえて比べればであってこちらがダメなわけではまったくありませんので。両方好きですよ。
まあ基本的な設定は前作と同じですからね。それこそ『ショタ攻シリーズ』か?キャラクターのタイプはちょっと違いますが。
表題作は、小6の渓(攻)と高3の七水(受)のちょっと困った出逢いから恋愛になるまでを描いています。年齢からも当然ながらピュア~です。ラストにキスもどき程度。
渓が完璧過ぎなくて(いや、小学生男子としてはあり得ないくらいできた子ですが)、子どもである自分に悩む姿なんかはよかったですね。そういうところがなくてあまりにも完成され過ぎたキャラクターだと『小学生・子ども』にした意味ないと思ってしまうし。
2編目のSS『すきなひとのはなし』は、中学3年生になった渓とその親友2人(1人は『きみが~』の攻・冬弥)が恋愛についての苦労話(?)をするストーリー。
3編目『ぼくのこいびと』は表題作の4年後、高1になった渓と22歳で介護ヘルパー兼手芸作家の七水。
キスだけの関係を物足りなく思い、欲求不満解消に(かなり暴走した)妄想で補完してひとりHする七水がなんともアホで・・・まあ可愛い、のか?
ショタ攻(小・中学生の間はキスどまりですが)というだけではなく、受が相当におバカなキャラクターなので、余計に好みが分かれそうな気はします。頭にお花が咲いてますよ~。
まあ正直なところ、スタートが『小学生×高校生』という設定以上にこれといったものはない他愛のないストーリーという感じですが、私はそれは別に構わない。十分楽しめましたから。
↑でアレコレ言ってはいますがホントに面白かったんですよ。『堪らなく好き・神級』とまでは行きませんが、栗城さんではかなり好きな方ですね。