牡丹燈篭
kotatsu to curry to kimi
椹野作品でお馴染み、K医科大学病院とカリノ製薬を舞台にしたBL小説の番外編同人誌です。『きみのハートに効くサプリ』・『きみのハートに刻印を』・『茨木さんと京橋君』の主役カップル3組のお話。それぞれのカップルの攻め受けが他のカップルと相互に同僚・先輩後輩という関係でつながっていて、物語もリンクしています。
作品内は3章立て。
1章「加島さんと芹沢君のある日」
『きみのハートに効くサプリ』よりカレー店主・芹沢匠×カリノ製薬研究開発部・加島透。
日曜日の午後。芹沢は実家からかぼちゃを15個も貰って帰ってきました。早速芹沢はかぼちゃを使った三種類のカレーを試作しますが、さて加島の評価は…。
2章「梅枝さんと福島君のある夜」
『君のハートに刻印を』よりカリノ製薬研究開発部・梅枝敏之×カリノ製薬打錠室・福島草太。
終業後家で晩飯を御馳走すると梅枝に誘われた福島。梅枝の手料理に驚きながらも、彼の自宅を訪れます。なんと梅枝が用意したお料理はほうとうでした。加島からお裾分けして頂いたかぼちゃを使ったのです。
3章「茨木さんと京橋君のある夜」
『茨木さんと京橋君』よりカリノ製薬研究開発部・茨木畔×K医科大学病院耳鼻科医・京橋珪一郎。
同僚の加島からもらったかぼちゃで和風ポタージュを作った茨木。京橋はお料理に舌鼓を打ちます。けれど茨木の話を聞いているうちに、かぼちゃ味のニョッキやグラタンも食べたくなってきて…。すると茨木はお夕飯作りのために京橋の「情熱的な激励」が欲しいと言い出します。
攻めキャラが料理上手という共通点はありますが、三者三様と言うのか、3カップルそれぞれの個性が出ている夕食の様子でした。芹沢が作る料理がカレーというのは納得ですが、梅枝がほうとうというのは意外かも。でも受けキャラに対する行動には攻めたちの個性が発揮されていましたね。茨木は本当に爽やか黒いです。
なお、メインでは登場しませんが『楢崎先生とまんじ君』のまんじ×楢崎もちょこっと顔を出します。