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作家さんの新作発表
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シリーズ3作目の完結編、ドキドキした展開もこれで終わりかと思えば寂しいかも。
葉と高月、無事に結ばれていますが、完結編で葉の激情型の嫉妬深さと、高月の
良いところ無かった感が印象に残った最後と言う感想ですね。
裏社会を背景にしている割に、ハードさは少な目ででも秘密めいた内容は未だに残る。
主役の二人以外のキャラが濃いから余計にそう思ってしまうのかも知れませんね。
葉の異父兄が登場して、葉を排除する為に動き出すのですが、この異父兄も小物、
互いの間で解決すると言うよりも実母が出て来て終わりっていうのもどうかな?
などと思ってみるものの、これ以上複雑化したら3冊では終われない内容かもと
思うのですが、ラストは単なる甘いカップルで終わり、葉の側近と高月の秘書も
やっぱり納まる所に納まったし、高月のセフレ的な友人も一切バックが見えないままに
彼氏が出来てハッピーみたいな、完ぺきに収めましたって内容になってます。
個人的にはちょっと物足りない感じもするのですが、後味は良いですね。
シリーズ3巻、最終巻です。
高月にもう少し活躍の場があれば萌え度も上がったのに、限り無く中立に近い萌ですね。
前巻の最後で義兄からの攻撃の開始を知り、好きな男を守るために遠ざけ一人奮闘する健気な神楽です。
高月の力になりたいという言葉に対して、殺されたくなかったら連絡をしてくるなとか投資しているカネを増やす契約を遂行しろなどと憎らしいことを言うが、それも自分の身を案じていると感じて喜ぶの高月の男心。
けど高月は、すっごくハイスペックな割にはカッコ悪くて最後までいいとこなしでした。
頭脳戦担当で荒事の経験値も低く手を出してはいけない分野です。
なのに、恋する男心はお姫さまを助けなければと、身の程をわきまえずに無駄に頑張っちゃうから事を悪い方に展開させ、周に怪我まで負わせます。
それも神楽の機転と度胸と仲間の力で切り抜けたのですから高月格好悪すぎ。
自己満足のために危険を冒して会いに行くとか迎えに行くというのもうっとおしい。
神楽はどこに惚れたのかな。頭の良さと見栄え以外に。
まあ、自分にないものを求めるというのならわかるかも。
ビジネス上グレーゾーンにはいても他の部分では真面目に生きてる普通の常識人っていう部分に憧れているような気もする。
両親に無視され、人並み以上の能力があることを証明し続けることだけが存在価値だと信じて生きてきた神楽には、そんな高月に憧れるる気持ちと無条件に求められることへの安心感が嬉しかったのかな。
とりあえず当面の敵はいなくなったけれど、これで安泰というわけではないので神楽の戦いはまだまだ続く、というところで終わりました。
あ、LOVEの部分では、3巻目にしてようやくきっちり結ばれました。
寸止めばっかの欲求不満が解消されてよかったね、高月。