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年の差ハートフル・ラブ!!
Dear+さんのSS特集みたいなとこで、こちらのSSを読み、本編も読みたいな、と購入した一冊。
受け様は天涯孤独の大学生、加辺。
同じ学部の知人に家事代行のバイトを紹介され、出向いてみれば、そこにいた男性に襲われそうになる。
後日、その男性が謝罪に現れ、話を聞くことに。
この男性、バイトを紹介した知人、譲の兄であり、現役の刑事さんである瀬ヶ崎そこ、今回の攻め様。
自分と恋人の間を引っ掻き回す譲に手を焼いていても、お兄ちゃんな瀬ヶ崎。
出会い頭は最低だったけど、平身低頭謝罪する瀬ヶ崎はかわいくもあり。
頼み込まれ、瀬ヶ崎の家の家事代行のバイトをすることになった加辺。
ホント、最初の噛み合ってないのに成り立っていた会話に、トホホな笑いが漏れました。
でもって重度のブラコンである譲がヤバい、怖い。
ブラコンの思考回路に震えましたけど、こんな独占欲を持った攻め様はどこかで見た事あるし、好きかも、なんて( ̄▽ ̄)
お互いにギャップ萌えしちゃった2人。
そんなとこも可愛く見えちゃう。
可愛い、と言い合ってる2人に、そんな君たちがかわいいよ、でした。
書き下ろしでは、ブラコン弟の譲が、ストーカー気質を発揮して(ドヤるとこではないけどな)加辺の危機に助けに入る。
脅された時の、加辺の返事が誠実で真っ当でとても好きでした(*ˊᵕˋ*)
兄弟関係も修復できてよかったよかった。
結論から言うと、残念ながら私には合いませんでした。
刑事の彼と、大学生の主人公。
すぐに付き合うことになるんだけど、、、
受けには頼れる親族がなく苦労してきたっていうのと、攻めが受けのことを好きすぎてヘタレでかわいいっていうのと、弟が邪魔してきて困るっていう3点からどこにも広がらずぐるぐるしてるなって印象でした。
なにか面白いことにならんかなあと思いながら読んでたら、刑事である攻めが出張に出ることになり、受けがそれを寂しがるというシーンに。そのとき放った攻めのセリフがタイトルの通りで、自分は一応有能だから早く済ませて帰ってくる…という意味なのですが…このセリフにトドメをさされた。
エッチシーンでも、状況整理みたいなセリフに若干萎えていたんですが、このセリフにはもうしおしおです。そういうのって自分で言うもんじゃないし、「一応」って何。それをかっこいい大人として描いたなら、作者さんと好みが合わないってことかなあ。
受けのさっぱりした性格は好きでした。バイト、講義、なんでも頑張ってるところは見習おうとか思っちゃいました。
全体的にかわいい感じでひたすら平和的BLを読みたい方にはおすすめです。
あらすじと、橋本さんの表紙のイラストを見たときは、
受け様、押し押しの話かと思い、
ちょっと趣味と違うかもと思ったのですが。
(私は、攻め様が押しまくりの話がすきなので)
いい意味で、予想を裏切ってくれました。
攻め様、受け様ともにバランスの良いカップルで、人間的に大好きになりました。
読んでいて、心が晴れ晴れとしてきます。
何度も読み返したくなるお話です。
日頃の、ストレス社会に荒んだ時など、おすすめのお話です。
表題作と続編、中編2作品が収録されています。どちらも加辺(受け)の目線で進んでいきます。
「厄介と可愛げ」で二人は譲をかわして恋人同士になり、「恋と追跡」では譲と脇田(瀬ヶ崎の元彼氏)の攻撃をかわして将来的には結婚することになります。
序盤部分で、「友人」の名前が出てこないのに、あれ?と思っていたのですが、その理由が途中で分かり、思わずうなりました。加辺と瀬ヶ崎、それぞれが譲に留守電メッセージを残すセリフなど、コミカルなテンポにあっという間に引き付けられます。
加辺の、綺麗な顔とのギャップである冷静さと前向きなキャラが魅力的で、年上の瀬ヶ崎が頼り、二人を引き裂こうとする譲と脇田と戦うだけのたくましさもあります。加辺の天涯孤独な境遇が、瀬ヶ崎との恋愛においては吉に働くのも良かったです。そのくせ、瀬ヶ崎の意外と踏んでいる場数を気にするところが恋する男らしくて可愛かったです。
瀬ヶ崎は思い立ったら猪突猛進ぶりが面白かったです。(加辺の「展開早いなー」には同感でした。)単に加辺が可愛い可愛い言うだけでなく、本人の意図しない可愛らしさが随所に書かれていてニヤけそうになりました。
譲と脇田という二人は、瀬ヶ崎狙いで、加辺にとっては敵になるんですが、癖のある割りに悪人だと憎めないキャラで読んでいて重くなりません。
とにかく会話や主人公の思考が楽しく、バカップルぶりが微笑ましい作品です。頑張ってるんだけど可愛い年上攻め、可愛いくもあるけどそれだけじゃない受けに飽きた人にぜひ読んで欲しい作品です。お勧めです。
温史は同級生の瀬ヶ崎にアルバイトを紹介されてそこへ向かうがなぜか男に襲われる。誤解が解けて難は逃れたが後日大学までその男がやってきた。その男は瀬ヶ崎の兄で刑事だった。
アルバイトを失って困った温史はなりゆきで瀬ヶ崎兄の家で家事代行をすることになるが…
家に通ううちにふたりの距離が縮まっていくって感じなんですが、けっこう真面目に瀬ヶ崎兄が温史のことを口説いているのがいいです。
展開は割に早くて同居しちゃってます。
温史は天涯孤独でぬくもりを求め、瀬ヶ崎兄も両親がいなくて肉親は弟だけ。
家族を求める物語です。
ただ瀬ヶ崎は弟ともめていて…
その弟の兄への執着ぶりがちょっと怖いかもくらいだったですが(そもそもその執着があって弟の思惑とは反対に温史は瀬ヶ崎兄と付き合うまでになるのですが…)大事にはならず最後はふたりを一応認めてくれた感じもあったのでほっとしました。
ストーカー的存在が弟の他に兄の元恋人もいますが、全体的にはほのぼのストーリーな感じでライトに読めます。
初読みの作家さまですが、橋本さんの可愛らしい表紙に釣られ購入してみました。
受けの加辺くんは親を相次いで亡くしていることもあってしっかりした青年です。経済観念もしっかりしているし、自立もしている。けれど両親や他に保護者となる人がいないこともあって経済的にはかなり困窮しています。そこを付け入る形で騙されてしまうのですが、でも基本しっかり者のさわやかな好青年です。
対して攻めの瀬ヶ崎さん。彼も早くに親を亡くし、年の離れた弟の面倒を見ています。刑事という仕事に加え、性格的にきちんとしてるため見た目は強面(でもイケメン)。性格もすごくしっかりしてるのに、「人に頼られたい」という願望があるため今までの恋人はロクデナシばかり。そんな彼が初めてどうしても失いたくないと思ったのが加辺くん。なりふり構わず、時にはみっともない姿をさらしながらもそれでも加辺くんに愛を告げる姿にキュンときました。
この二人はなんだかんだありますが基本加辺くんがしっかり者でいろいろなことに動じることが無いためにすんなりラブラブになります。ここまでがお話の半分くらい。
というか、すんなりバカップルになってしまったところが消化不良でした。加辺くんは基本ゲイじゃないし、お互いどこにそんなに惚れる要素があったの?と思ってしまいました。もう少しいろいろあって、それからくっついても良かったんじゃないかなあ、と。
で、後半は瀬ヶ崎さんの弟であり、加辺くんの大学の友達の譲くん(重度のブラコン)がかなり出てきます。二人を引っ掻き回したり、なんだかんだとやってくれます。譲くんの凄さにメインCPの二人の存在感が薄れてしまったほど。譲くんがいなかったらこのお話は成り立たなかったんじゃないかなと思うくらいの働きぶりでした。
個人的には譲の抱える孤独感や、そこから発生する異常なほどのブラコン気質がとてもツボでした。彼にはお兄ちゃんを超える素敵な恋人ができると良いなと思います。
あと橋本さんの挿絵が非常に良かった!特に事を致してる時のイラストにはめっちゃ萌えました☆
渡海先生の作品はこれが初めて。
あらすじも読まず表紙買いでしたが、萌えました!
受けがしっかり者で攻めがヘタレというのがかなりツボなんですが、受けが年下なのがさらに良いです。
攻めの元彼に脅された受けが迷うことなく拒否する場面は読んでいて気持ち良かった。
そこでブレない受けがかっこいいんですよ、攻めと一緒なら駅で段ボール巻いて寝起きしても構わないんだもの
メイン二人は意外とほのぼのカップルなのでストーカーの弟が印象強いですね
最初は存在にハラハラしましたが、最後には弟メインの続編が欲しくなりました(ぜひ受けで)
渡海先生の作品はよく手にとる方です。
受けは両親を亡くしバイトで生計を立てる、苦学生の加辺。
元気で気の強いシッカリ系キャラ。
大学の知人にバイトを紹介され、そこでトラブルにあってしまいます。
刑事の瀬ケ崎が攻め。
元恋人・脇田の部屋で加辺に会い、売春に来たと間違えて逮捕しようとしてしまいます。
肉親は弟のみ。
加辺にバイトを紹介したのが瀬ケ崎の弟・譲で、彼は極度のブラコンストーカー。
加辺をバイトと称して部屋へ行かせたのも、兄と脇田の縁を完全に切らせるため。
兄と恋人を別れさせるためには、相手を寝とることも厭いません。
もう、かなり病んでます。
その割りに兄貴である瀬ケ崎は極普通の人。
弟が自分に執着して行動が行き過ぎていることを理解していて引っ越し先を教えないようにしたり、一定の距離を保とうとしています。
譲も脇田も執着系ですし、瀬ケ崎にはそういう人を引きつけるフェロモンでも出ているのでしょうか?
メインふたりは普通の感覚の持ち主で常識人のため、脇キャラのふたりが濃すぎてストーリーが脇の行動しかほぼ記憶に残っていません(汗
ただ、渡海さんの作品なので暗くなり過ぎないのでサラッと読むには良いと思います。
久しぶり作家さん。
実はあらすじを読んで、そんな萌えないかなと思って敬遠していましたが、
ばかばかそんなワケなかったじゃん!っていう。
のっけから勘違い会話の応酬で、いったいどう転んでいくのか(笑)引き込まれて。
加辺が、「ああ、この人が好き」なんだな、って自分でわかっていく過程がものすごく好き。
瀬ヶ崎がけっこう下心満載で(笑)、家政夫契約結ぶところとか、
渡海先生の描写って、くどくないのに心の動きが移ろっていく様子というか、
例えばもやもやしてる、はっきりしない気持ちも「そう」とわかり、
それが「ああこういうことだったんだ」ってわかる時の感じがとても好きだな、と思います。
譲は最後まで救済ネタないのかなと思ってたら、う~ん、一応、お兄ちゃん子からは一歩、進めたのかな?
予想としては、もっとがっつり加辺にくっつくようになって、お兄ちゃんと本気で取り合いっこする展開かなとかあったんですが、やっぱりそこはそれ、渡海先生は予想外展開してくれててそれが良かったです。
素で人心を惑わし、というか騙して嵌めて悪びれない心理はよくわからないままですが、
そうなった原因は別として、わかっちゃったら人としてどうなのよ、と思わなくもないので、そこはブラックボックスでいいのかな。
脇田は残念というか、これはけっこうありがちな人でしたね・・・スパイスとしてもパンチが足りない気はしましたが、譲というトンデモキャラがいるし、そこはそのぐらいでよかった。うん。
脇田のアパートで初めて出会った時の噛み合わない会話が
ア○ジャッシュのコントみたいですごく面白かった!!
どっちも「???」なのに、
ちぐはぐのまま、なんとなく進んでしまうという…。
いくら言質を取るつもりだったからといって
最初から押し倒すなんて、読者は嬉しくなっちゃいますよ!w
加辺は堅実で真面目でかなりしっかりしていて
おまけに世話焼き…。
酷い目にあわされたというのに
譲を憎めないからとその後もそんな邪険にしない面とか
いいヤツだなぁと思いました。
瀬ヶ崎さんも、誠実ですごく好感が持てました!
何もそこまで正直に話さなくても…と言うくらい
「好きになるかもしれない」みたいな加辺に対する気持ちを口にしたり。
自分が今まで付き合って来た人達とは全然違うのに
加辺にハマってしまって
「こんな気持ちになった事はない」とか
「こんなに可愛いと思った事はない」とか
もう、嬉しすぎるじゃありませんか!
作ってもらった弁当が入った鞄を嬉しそうに抱えたり
なんというラブリー加減!
胃袋も心も掴まれちゃって、瀬ヶ崎さんは本当に幸せだ…。
そして愛される加辺も良かったネ!!
なんですが。
瀬ヶ崎さんの弟・譲と、瀬ヶ崎さんの元カレ・脇田の言動が
どうにも理解しがたくて;;
こういう人物がいないと
二人がくっつく過程にならないのはわかるんですが
ちょっと引いたというか……。
勝手に合鍵作るとか犯罪だよね!?って事も平気でしちゃうし。
うーんと、ただ単に私の視野が狭い為です;すみません。
ここにひっかかっただけで、
瀬ヶ崎さんと加辺はかなり好感度高いカップルでした!!
とにかく橋本あおいさんのイラスト、
Hシーンではめちゃくちゃエロいのに
そうじゃない時はカッコいいし可愛い♪
渡海さんのあとがきで
「エロシーンでの加辺の肌に落ちてる瀬ヶ崎のネクタイの裏地がね!
エロくてですね!」に激しく同意しましたよw
加辺のフ○ラシーンも頬がすぼんでいて
え・ろ・いーーーーーー!!!
涙目で舌が覗いているのがたまらんです!
やはり挿絵は大事ですねw
まりみやさん
いいえ!こちらこそ、その節は大変お世話になりました!!
もう今年のBEST3に入るくらいの作品に出会えたのですね!?
…にも関わらず私は萌評価でなんだか申し訳ございません;
渡海さんは読みたくなってしまうのですよ~☆
『正しい恋の悩み方』が「うわぁ!!!♪」になってしまって…。
うんうん、文庫でしっかり楽しめるとプラスα的な☆
そうでしたね!瀬ヶ崎さんのイラスト少な目だったかも;
脇田を取り押さえるところは、加辺が瀬ヶ崎さんに惚れ惚れするお顔が可愛くてねw
主人公はあくまでも加辺、かな??w
まりみやさんの、こちらの作品に対する熱い想いがビシバシ伝わりました!
コメント下さって、誠にありがとうございました♪
ご無沙汰してます!!「地方出身~」の際にお世話になっておりました「まりみや」でございます。
この作品、本当に良かった!!!!私の今年BEST3に入ると思います(力説)。
ホント、アンジャッ○ュのコントみたいでしたね(笑)
実は初読み作家さんでございましたが、こんなにツボるとは思わずに。キャラからストーリーからすべてにハマッタの久しぶりでした!!
大丈夫!譲と脇田の言動が理解できる方が少ないと思うので、狭量ではありません(笑)しかし、心の中でツッこむ加辺が良かった。個人的には「つい最近まで童貞だったくせに」「それは今もそうだけど」の譲と加辺の会話が可愛かったです(照)
雑誌掲載時に橋本さんのイラスト見たさに読んだだけだったのですが、その時はあんまりだったのに、二話目が入ることによって全体がツボすぎるツボになってしまいました~。
でも、実は瀬ヶ崎さんのお顔表紙と扉絵以外2枚しかなくて(始め押し倒してるとこと、フェ○のところのみ(汗))想像で補うにはもう少し瀬ヶ崎さんのお顔イラスト欲しかったな・・・挿絵は大事です!!!!!1