蜜約捜査

mitsuyaku kensa

蜜約捜査
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
41
評価数
12
平均
3.4 / 5
神率
0%
著者
華藤えれな 

作家さんの新作発表
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イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784799712481

あらすじ

鑑識課の穂宮は捜査中に出会ったヤクザの鳴海に「情報が欲しけりゃ抱かせろ」と要求される。
思わせぶりな鳴海の態度に拒否するが、かつて兄を襲った事件との関連に気づき、警察官のプライドと犯人を知りたい欲求の間で迷いながらも再び鳴海と会おうとする。
だが鳴海との再会はかなわず、その代わりのように警備員の比嘉が現われ、さらに鳴海と比嘉の背後に見え隠れする謎の男の存在に気づき…!?
過去の因縁が絡み合う恋愛ミステリ。

表題作蜜約捜査

謎の男、ヤクザ
警視庁鑑識課警察犬係、25歳

その他の収録作品

  • 劣情の記憶
  • あとがき
  • おまけショート

レビュー投稿数4

読んでいて、ふと疑問を持った点に鍵が隠されている

5年前より上海マフィア絡みで捜査に関わった刑事が犠牲になっている連続殺人事件。
受・穂宮の兄も事件に巻き込まれ、意識不明の重体のままだ。
穂宮は偶然出逢った謎の男・鳴海に対して、真相を知る人物だと直感したのだった。

なるべくネタばれしない方向で感想を語るってのって難しいが、攻めに関してはそうだったのか!!って種明かしは読んだ人自身で確認してもらったほうが楽しめると思う。
読んでいて、ふと疑問をもった点に鍵が隠されているし、二部構成になっている関係で割と早いうちに察しがつくんじゃないかな。
なかなかミラクルな攻めで、サスペンスものだというのに穂宮に対する溺愛ぶりが透けて見えてニヤケが止まらなかった。

あと、穂宮が警備部を目指しているのもあって、作中の警察犬の描写はワンコ好きとして嬉しかった。
攻め曰く、犬に好かれる性格らしいが巻末のおまけショートを読む限り、ブルテリアのブル太郎が命の恩人のはずの彼になつくかどうかはどうも微妙だな(笑)

1

謎がつながる推理もの

まず読んだ感想はネタバレ全然できない!!です。

少しでも謎の鳴海とは?比嘉とは?一体何者なのか?
そして受け攻めである2人の関係も書いてしまうともう完全なネタバレになってしまう!
結果何も書けないという(笑)

過去の事が原因で自分が幸せになってはいけないと心を囚われている謎の男、ヤクザの鳴海?×兄を植物状態においやった事件の謎を解こうと、兄を思い自分だけが幸せになってはいけないと心を囚われている鑑識警察犬係

さすが華藤さんです。ちゃんと謎も一本につながって、いろいろ変わる展開とかも面白かったです。あっという間に読めました。作者さんがあとがきに書かれてますが、その謎の男のむこうに見え隠れする真実の彼に気づくが最終テーマだそうです。テーマにぴったりでした。

周防佑未さんのイラストもスーツあり、警官服ありでカッコよかったです。

萌え×2で☆

2

推理と切ない恋と

意外に面白かったな!って感想なのですが、この作品はネタバレしちゃうと
きっと面白さがかなり激減してしまう恐れがあるような気がします。

鑑識課警察犬係で働く受け様は、亡き父親も警官で、兄も同じく警官なのですが、
その兄がマフィアがらみの犯罪に巻き込まれ、5年もの間、生死の境をさまよってる
寝たきりで目を覚まさない状態が続いている。
受け様は兄をそんな姿にした犯人を捜す為に自分も警官になり、子供の時から
動物が好きな事と、事件の初動捜査で、必ず鑑識も1番で動く事から今の職に就いてる。

そして、殺人事件が起きて、パートナーの警察犬アレックスと共に遺留品の捜査中に
一般人ではありえないオーラを出している、攻め様と出会い、攻め様が今回の事件と
兄の事件の手掛かりを何か知っているような雰囲気で、職務中なのに、必死で攻め様に
知っている事を聞き出そうとするが、相手にされず、更にキスを奪われ、
情報が欲しいなら抱かせろなんて言われてしまう。
受け様はこれ以上事件に首を突っ込むなと言われるが、受け様の警官になった目的が
兄を襲撃した犯人逮捕、しかし、1度その事で襲われた過去もあり、受け様は更に
慎重に捜査する事を誓う。

この攻め様と受け様の関係こそが、ネタバレになってしまうので、何も書けない(笑)
事件背景はマフィアと警察内の汚職、そして薬物に過去に無くなった兄の親友。
それらが絡み合って背景になっている推理&サスペンス的な内容に再会ラブありで
楽しませてくれるお話でした。

2

ネタばらし厳禁

この本は色々言及しづらいです(汗)
なんといっても、攻めの素性に言及してしまうとウッカリ大きなネタバレになってしまうから。
さて、何から伝えよう?

警視庁鑑識課で警察犬を扱う仕事をしている主人公・里津には5年前中国マフィア絡みで重傷を負い植物状態になっている元刑事の兄がいます。
里津の願いはこの兄をこんな目にあわせた犯人を検挙すること。
追跡調査や危険物探知、麻薬捜査など、あらゆる面で能力のある警察犬・アレックスとコンビを組んで色々な現場に向かう彼は、兄のときと同じような殺人事件が起きた現場へ急行します。
そこで出会った浜田会というヤクザの組の者だという鳴海。
この謎の男・鳴海との出会いと、事件により兄にまつわる色々な部分が明らかになっていくのです。

冒頭、捜査で街へ出た里津にいきなり自分から近づいて、聞いてもないのにあれやこれやと言ってくる鳴海、という設定に、
これは出会いのシーンだから?よくしゃべる男だな、放っておけばいいのにとか、出会いのきっかけの前フリとしては無理くり設定すぎないか?
なんて胡散臭く思ったんですが、読んでいくと、、、なるほどーーー!!
そうだったのか♪
結構、コンパクトなお話の中に緩急があり、見せ場ヤマ場が大変に多いです。
最初胡散臭く思ったあれやこれも、あっという間に華藤ワールドのシリアスドラマティック展開に引き込まれて、色々細かい都合いい部分は見えなくなりました。
引き込み方の吸引力がとても華藤さんはうまいと思うのです。
警察犬という部分に加え、途中ブルテリアのブル太郎なんかも登場して、これ、おまけショートで滅茶笑っちゃいます♪
彼、結構いい仕事してるんですよ。
鑑識というと、ドラマで「臨場」ってありましたよね。
そこまで深くは踏み込んでないですが、それの色々細かいところを突く部分とか、
今まで話でよく聞く、厚労省と警察の確執とか、それを踏み越える部分とか、そんなサスペンス部分もさることながら、
その根底にある「友愛」という部分が人を突き動かす強さが描かれた作品だったと思います。

萌え萌えに非常に近い萌えです☆☆

5

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