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美の殿堂で繰り広げられるフェティッシュ・ラブ
koiiro museum
鳥谷さんの新作を待ち続けて2年半近くになりそうです。
もう寂しくてたまりません。
未読のお話をぽつぽつ読んでいるのですが、これは大当たり!
この『生真面目なくせに、かなりの変態さん』こそ、鳥谷さんの王道キャラだわっ。征哉はそれにプラスしてなんかぽわぽわしているのが、更に鳥谷さんっぽくて良い。
征哉は完全な肉体美、特に『美しい尻』並々ならぬこだわりがあるのです。
リアル社会での恋愛経験が全くない彼の野心は、恋人を作ることではなく、美尻のギリシャ彫刻に囲まれること。
そう、すでに現世での幸せを諦めているんです。
そして妄想の世界でフェチ熱を満足させようとしているのね。
彼はその野望を実現すべく、押しかけの様な真似までして美術館の学芸員になりました。
ところが、彫刻をしのぐ美しい尻の持ち主が新館長として就任して来たのです!
夢にまで見た完全無欠の尻。
リアルでは決して会えないであろうと思っていた美尻。
館長はヘテロに違いない、婚約者がいるという話だ、どうも自分は嫌われているのかもしれない、等々思っていても想いは募るばかり……
で、破れかぶれの行動に出てしまうのですよ。
トンチキって言って良いお話だと思うんですけれど、やっぱり鳥谷さんのお話って品があるんですね。
征哉がどんなにお下劣なタイトルのDVDを見てたとしても、征哉自体は下品にならないんですよ。芳人も同様。お品がよろしくていらっしゃる。
そして、トンチキコメディであるのですけれど、文章運びがふざけていない。
おっとりとしているんですね。
アンバランスと言ってもよい様な感じなのに、決してミスマッチではない。
未読の方にこの不思議な『鳥谷ワールド』を是非堪能していただきたい。
鳥谷さん、
新作、お待ち申し上げております。
真面目な美人学芸員が勤務する美術館のハイスペ館長に一目惚れ。恋焦がれる気持ちが健気。突っ走り気味でから回っちゃうのも、ドロドロした嫉妬も辛い…攻めのタイドが本当に辛い…でも好きだから!ってぶつかる気持ちに熱くなり、受けの美尻に対する熱意には総ツッコミ!受けが拗らせ変態パターンでした。
真面目すぎて美尻彫刻への執着もさることながらアダルト関連も研究に研究を重ねるタイプ。初めての温泉旅行のために「秘湯浪漫チンチン紀行」全6巻履修。意気込み!!何やらかすんだ~ってワックワクだったのに成果見れなかった…攻めのお尻もお披露目されなかった…小説の肩透かし、辛い…とても辛い。特典とかについてたんですかね…辛い。
えっちなことに焦がれすぎ、知識だけは豊富な受けちゃんが持てるもの総動員して、おしり弄っちゃうの、とんでもなく卑猥だったんだすよ。うわわわわーってなるやつだったんですよ。温泉えっち………露天風呂付きの離れにお泊まりなのに…泣きました、読めなくて。
彫刻についての解説は真面目なとこも裸体に対するとこもなかなかに興味深くて、あとがきに紹介されてた「バルベリーニのフォーン」検索したら元気になれたので、芸術って素晴らしいなって思いました!
てっきりいつもの変態攻めだと思って読んだので、受けが変態という点は新鮮で面白かったです。
だけど攻めの場合には、変態ですけどそれがなにか?みたいな、やけに堂々とした態度が面白おかしい作品になるのに、受けの場合には後ろめたさを感じて必死に隠す方向にいくんだな……と。
受けは初恋が美尻のアポロン像という三つ子の魂的なフェチなんですね。
いつも雄々しく引き締まった尻に囲まれていたいから彫刻専門の学芸員になったという筋金入り。
なのに、うしろめたくて必死に隠そうとしてる姿が笑いを誘うというよりも、別に男同士なんだし、そこまで隠さなくて良くない?と思ってしまったんですよね……。
「おれ、お尻に囲まれて生きていきたいんですよぉ、だからお尻枕とか最高っすね♪」みたいにアッケラカンと言えるキャラなら、このお話は成立しないので仕方ないのですが……。
そして途中、すれ違いパートでの攻めの反応が、ブリザート級に冷たいので心が凍って痛くなりました……。
捨て身すぎる戦法を仕掛けた受けを心底軽蔑&嫌悪してて、極力触りたくもないといった感じなんです。
あの受けの思考回路もよくわかんなかったし……。
ゲイとして百戦錬磨で、罠とはいえ乱交写真を撮られたせいで、父親に京都を追い出されて東京に島流しになったというかなりな暴れん棒な攻め様が、誤解が解けた後にプロポーズするんだけど、先述の極寒対応も記憶に新しいだけに、急展開ぶりについていけずに本当か?と思ってしまったところも少し惜しい……。
誤解が解けたあとの甘々ターンは良かったけれど、最後まで攻めのお尻を拝見できなかったのが心残り。
鳥谷作品の変態攻めは、百合乙女やら薔薇の蕾やらあれこれ称して存分に堪能してるのに、この受けに限っては最後の最後まで攻めのお尻を拝めないんですよ。かわいそ。
お尻の穴でもないんだしケチケチすんなよぉぉと思ってしまいました。
鳥谷作品の中では評価がイマイチみたいですが、個人的には一番好きだったりします。
もう何回読み返したか分からないぐらいですが、毎回、受けの変態ぶりにゲラゲラ笑い、すれ違いには心を痛め、誤解が解け結ばれるシーンには乙女のようにうっとりしてしまう・・・。
で、それだけなら他の鳥谷作品と一緒のはずなのに、何故この作品はこれ程私を惹き付けるのかー。
分かればごくごく単純な理由だったのですが、こちら、攻めでは無く受けが変態なのが面白かったのです。
変態攻めがお約束になってる鳥谷作品ですが、今作では受けがびっくりするほどの変態。
なのになのに、信じられないほど可愛いのです!!
これ程の変態を、こんなに可愛く書く事が出来るのは、鳥谷先生をおいて他にいないんじゃないでしょうかね。
ザックリした内容ですが、私立美術館を舞台とした、新館長で御曹司の柚原と、尻フェチの学芸員・征哉による、誤解よるスレ違いがもどかしい両片思いものです。
変態でエロエロです。
で、とにかく受けである征哉のキャラが強烈なのです。
見た目だけなら清楚な美人なのに、中身は尻フェチで童貞を超拗らせたりしてて。
(彫刻の)男性裸像の臀部に魅せられ、尻好きになる→それが高じて学芸員に、てな具合で。
で、そんな征哉が発見した理想の美尻の持ち主・新館長の柚原。
彼も征哉の事を憎からず思っている雰囲気だったのに、誤解から二人はスレ違い・・・と言った流れなんですけど。
で、このスレ違いが結構深刻。
初読時はまだまだBLビギナーでしたが、ここまで受けに冷たい攻めと言うのは当時初めてで、読みながらかなりしんどい思いをしたんですよね。
また、征哉がスレ違いパートではかなり露悪的で。
いやもう、痛々しくて読んじゃいられないってぐらい。
このへんで好き嫌いが分かれそうな気もするんですけど。
ただ、この後が死ぬ程萌えさせてくれる展開なのです。
あのですね、誤解を解く為、自分の素直な気持ちと尻フェチな事を伝える征哉ー。
ここで明かされる、彼の変態ぶり。
いや、これまでも散々、征哉の変態ぶりは印象付けられてるのです。
が、これまでの比ではない変態ぶりが更に明かされるんですよね。
自宅に山ほど官能小説を集め、てな具合に。
しかし、これがこれが変態なのに可愛いのです。
何だろう・・・。
妙な所で勉強熱心で斜め上にズレてるのが最高と言いますか。
やってみたい体位の画像をネットで集め、ファイリングしていたり、官能小説の気になる表現にアンダーラインを引いてコメントを書き込んでいたり。
で、柚原から貰ったお菓子を、大事に小箱にとっていたり。
ちなみに、その小箱にはディルドが一緒にしまってあったりするんですけど。
そう、彼は変態は変態でも、一途で健気な変態なんですよー!
尻フェチぶりを言い訳しようとして、より自分の変態性を強調しちゃったりする要領の悪さまで可愛くて仕方なかったりするんですよー!!
あとですね、征哉はかなりの嫉妬深さだったり、恨み節と言った醜い感情を露にします。
この部分もまた、好き嫌いが分かれそうな気がするんですけど。
ただ、個人的には、こういうきれいごとだけでは済まない醜い部分って誰でも持ってるもので、それこそ生身の生きているキャラだと魅力を感じます。
また、征哉が自身のそういう醜い部分を自己嫌悪したり、反省したりするのも素敵ですしね。
まぁそんなワケで、変態受けがお好きな方、ぜひぜひご一読下さい。
変態攻めが代名詞みたいになってる鳥谷先生ですが、変態受けもじゃんじゃん書いていただけると嬉しいです。
恋色ミュージアムだけで力尽きました。
征哉の片想いが切なくて苦しくて抑えきれない恋情を明後日の方向に柚原にぶつけて、嫌われ軽蔑されて。
どうしても恋心を捨てられない征哉が可哀想でしたがまたしても捨て身のアタックに、もう止めて!と思いました。ますます毛嫌いされちゃったよ。
柚原宛の手紙も読んでもらえずこのお話どうやってくっつくの?というところで柚原の婚約者だと思い込んでいた元秘書からネタバレ。
そして柚原に釈明のチャンスが。
なかなか信じてくれない柚原を変態部屋に連れて行きやっと誤解が完全に解けました。
征哉のコレクションもなかなかですね!
なんと柚原も征哉を好きだったとわかります。
自分が悪かったと今度は優しく征哉のいつか恋人としてみたい体位をしてくれたり、一生側にいてとプロポーズめいた言葉まで。
そこまで征哉を好きだとは。好きだったからこその征哉の嘘を信じて誤解しての強い嫌悪だったのでしょうが、こちらは長いこと征哉の辛さを共に読んできたのでいきなり変わり身感が強くて。優しいエッチも甘い言葉も素直に喜べませんでした。
愛色ジューンブライドでは美尻を見せてもらえたりもっと甘々が読めるのかもしれませんが、ディアプラスさんの本は一話目?前半?でとりあえずくっつくところまでいくので、お話によっては続きを読む気力がなくなることがあるんですよね。
諦めないで続きを読みますが規則違反かもしれませんがまずは表題作の恋色ミュージアムの感想を。
ローマ美術の彫像に代表される男性像のようなお尻が大好きなゲイの征哉が主人公です。ある日出会った、うっとりするほどの美尻の持ち主・柚原に一目惚れしてしまった征哉が、その邪な恋心を捨てようと足掻くものの諦めきれず、酒の勢いを借りて無理やり柚原と肉体関係を持ってしまい――というお話。
美尻…「びしり」ですかね。素敵な響きです。僭越ながら征哉のフェティシズム、ちょっと分かります。結局、柚原のお尻はどうだったのでしょうね~。
30歳目前にしてセックスどころかキスも未経験の征哉が大量のエロ本とDVDで学んだ手管で柚原を誘う…という描写は面白かったですが、実際にはアリエナイと思うので、最後まで気づかなかった柚原は意外と抜けているなーと思いました。そういえば柚原のセリフ回しがどことなくエロ親父っぽいのもなんか気になりました。
鳥谷先生の書かれるハイスペックな攻め様が大好きです。
しかも美人なのに童貞処女で、色々不遇な受け様が、ハイスペックな攻め様に愛され、執着され、ハッピーエンド!!!!!というシンデレラストーリーがとても大好きです。
今作は、まさに攻め様がハイスペック、受け様が童貞処女の不遇美人。
鳥谷先生作品は攻め様が変態・・・という事が多いのですが(ちなみに、鳥谷先生の書かれる変態さんは、変態というか、見た目やバックグラウンドが高スペックなので、変態で嫌・・・というよりも、実際には変わり者程度にしか感じないという・・・。普通の人なら変態・・・というか変質者…ぐらいになってしまうかもしれない所ですが、ハイスペックマジック恐るべし・・・という感じです。)、今作では受け様が変態設定で、攻め様はある意味とても全うな、ただの(?)遊び人の腹黒京男という設定になっています。攻め様の変態度は皆無です。
ただ正直、受け様が変態だとちょっと痛々しくてかわいそうな気もします・・・やっぱり攻め様が「変態」設定の方が個人的には落ち着くかな・・・
受け様、「変態」とはいっても、ちょっと尻フェチの度が過ぎるのと、あとは童貞処女をこじらせている為、思春期の性への興味がそのまま発散されずに、頭でっかち、耳年増になってしまっている・・・という感じです。
気持ち悪さは一切ないので、「変態」という言葉に抵抗のある方でもこの作品は大丈夫なのではないか・・・と私は勝手に思っています。
今作も、今すぐ最後まで読まなければ落ち着かない!!!先が気になる!!という展開になっていて、ぐいぐい物語に引き込まれ、一気に読んでしまいました。
尻フェチ征哉が惚れ込んだ柚原の美尻をみずかねさんのイラストでぜひお目にかかりたかったのですが、なかったのは残念です。自分の妄想で補完するにはちょっと想像力がたりなくて…
担当していた展示会が「美尻並木に囲まれて至福の時を過ごしたい」がための個人的趣味を実現するものだとは誰も気がつかないでしょうね。名付けて『我が夢の美尻展』とは、思わずうまい!と手をたたきました。
好きな人にもらったお菓子を高価な贈り物のように、ガラスの小瓶に入れて一晩中眺めてしまう征哉。でもそのガラスの小瓶を柚原に同棲している恋人がいると知った夜に投げつけて壊すのですがお菓子は捨てられずにいるシーンでは涙を誘いました。
柚原は初対面から結構征哉のことを気に入っていたらしいですが、真面目な付き合いというのじゃなくて遊び相手にでしたし、思いやりがなく冷たくて征哉との初めての時もいじわるでした。
でもこれって裏切られた感がそうさせたんでしょうね。拗ねてたみたいでかわいいかも。
『欲求不満の変態学者』である征哉のお宝コレクションを拝見したいものです。
知識だけはやたらと豊富ですが、さすが学者先生初めての温泉エッチに際しては『秘湯浪漫〜 』の6巻セットDVDで予習とは…
征哉の一生懸命語る柚原の尻の美しさを讃える台詞が良かったです。次から次へと、でも語るほどドツボにはまっていくようで笑いが止まりませんでした。
『愛色ジューンブライド』の最後の方で、バスタオル1枚の後ろ姿を見てタオルを取り去ってお尻をじかに眺め頬ずりしたいと手を伸ばすイラストがいいです。私も見てみたい!
いつの日にか思いっきり頬ずりして陶酔感に浸ることでしょう。
恋人がいる社長の息子に恋する、ちょっと変態入ったおたく(恋人いない歴=年齢)な学芸員の切ない片思い、のはずですが明るく楽しく元気になりたい時にオススメです。
最近一気に読み始めました、鳥谷さんの作品です。
受け目線でお話は進みます。
この受けキャラはかなり重度の変態さんです。
受けは美尻愛好家で、柚原美術館の学芸員の征哉。
初恋はアポロン像という生粋の美尻ハンターで、もうすぐ30歳になろうかというのに恋が実ったことがないゲイ。
攻めは柚原美術館の経営立て直しのために京都から赴任した新館長、柚原。
柚原総業の社長令息で31歳。
MBAを取得しているほどの才子。
柚原の完璧な体格に一目惚れした征哉が、柚原の態度に一喜一憂し、感情を激しくジェットコースターのごとく上げ下げするお話です。
征哉の美尻ハンター設定は面白いは面白いのですが、それがなくても充分変態さんなので必要なかったのでは?と思います。
その設定のせいで、一目惚れは美尻だったからなの?と感じますし。(まあ、思いっきり外見スタートなんですけどね)
そして柚原も、最初に東京支社で顔を見た時から気になってたとかの方が、言い訳がましくなく潔い気も。
仕事を一生懸命やってるからというのは、ちょいつけ足しっぽいかな。
柚原が酷い態度の時は「ここまで言っちゃうのね」と言うくらいかなりな発言連発なんですが、それは征哉にやられたことを考えれば頷けますね。
こんなですけど、誤解が解ければ極甘王子様に変身しますし。
ま、わたしなんて『甘→冷→甘』へと態度が動いた柚原でしたが、どんな場面でも紳士で素敵ー!と思っておりました(笑
や、本当に素敵なのです。
わたしが大好きな攻めタイプでした。
「ごめんね」なんて柚原のセリフだけでモジモジしてしまい、乙女全開モードで読みました。
が、受けの征哉がねー。
片思い中の心の醜さが酷い…
あ、両思いになった後もでした。
柚原に対してやったことも酷いですが、妊婦さんや女子の同僚、プロポーズ中のカップル(自分もされているにもかかわらず)なんかにも嫉妬したり、久々に、お腹の中真っ黒だな…と感じた受けさんです。
征哉が柚原に受けたと言っている、マンション下での屈辱。
これは、わたしから見ると別に雇い主なんだし、はじめからそっち目的のことを言われたわけじゃない(下心が柚原にあっても)のだからああいうことになったって不思議じゃない。
ただたんに、自分が期待してたから腹が立ったんじゃないのかな?と感じ、ひじょうにプライド高いなあと思いました。
柚原がすっごくわたしにはヒット攻めさんだったので、よけいに嫌でした。
これなら、乙女にメソメソする受けさんの方がマシです。
柚原の秘書も180度存在自体が都合の良い風に変わったり、細かいところは色々気になるところがありますが(悪いところばかり書いてしまいましたが)、全体的に考えると面白い作品でした。
や、本当に。
えっちもさすが鳥谷さんの作品で、濃い目です。
見所はやはり、誤解が解ける征哉の部屋の場面でしょう。
ある意味、あれで柚原の大きさを証明しましたね。
わたしだったらドン引きですから(苦笑
悶えました。理由はBL的理由ではなく、受が愚か過ぎて!
え”---!という行動を取るんです、柚原相手限定で。
想像の斜め上を行く変態です。
美尻という言葉が何度出てきたか!
途中までは結構普通のトーンだったのでコメディとは読まないで読んだので、
湯けむりチンチンなんちゃらのDVDで予習とか、アホすぎて悶えました。
それに対して柚原が結構普通に返すところがおかしかった!
なんなんでしょうか、この話は!
とりあえず読んでみてください。ヘンですから!
受けがちょっと変態入っていて面白かったです。
作者さまの本はずっと拝読していますが、この作品から始まる攻めor受けがちょっとフェチ的変態入っているという設定が好きです。
変わった受けが好きな方はオススメ☆
学芸員と美術館長のお話ですが、学芸員の受け様が本人が自覚している以上に変態。
30近くまで人間相手にまともな恋愛をしたことが無い童貞さんで、頭が良すぎる分
人方ならない妄想&エロ系DVDや雑誌を熟読して、気になる部分には附箋やメモまで
付けているような、尻フェチの筋金入りの変態でした。
攻め様は美術館を抱える母体企業の御曹司で、受け様はその攻め様の理想的なお尻に
一目ぼれしてしまうことから恋に落ちる展開です。
攻め様もまた、生粋のゲイで、あまりのご乱交に父親から島流しならぬ、京都から
東京へ左遷されるように所払いをさせられて来ていたのですが、受け様はそんなこととは
知らないから、ノンケで御曹司で家柄のいい身分違いの攻め様への思いを募らせる。
攻め様との関係は一喜一憂状態で、受け様はだんだん期待感が大きくなってくるのですが
攻め様には婚約者がいて、同棲している相手がいると聞き及びショックを受ける。
そして、偶然見かけた水商売の女性との密会現場を見て、酔っていた勢いと
諦めきれない攻め様への思いから、婚約者に知られたくなければ、自分を抱いてと要求。
脅迫してまで抱いてもらうなんてイカレた行動をとってしまい、更に遊びなれた感じで
攻め様を誘い、とても初めて好きになった相手とのHじゃない感じなんです。
これも、受け様のエロ勉強の賜物で、攻め様もすっかり受け様が慣れた遊び人認定。
男あさりする淫売さんだと思われて、その後は攻め様に侮蔑の視線を浴びる程
嫌われ避けられまくるようになる。
ちょっとした誤解や嫉妬心から始まったすれ違いが、かなりシリアスなくらい暗く澱む展開。
それでも、どうせ嫌われているのなら、自分の本心を知って嫌われる方がいいと、
受け様は必死で攻め様へ気持ちを伝える事で、相愛だった事に気が付きハッピーな
展開になるのですが、このお話、シリアスだったりそうかと思えばシュールな笑いを
誘ったり、受け様の彫刻美術の偏りのような尻フェチぶりに呆れる感じだったりと
なかなかとらえ処がなかったりするお話でした。
受け様の初恋がアポロン像で、ギリシャ神話の銅像の尻を触りたいなんて真剣に
なっている受け様の笑うに笑えない感じがなんとも微妙なのです。
それでも、変態&恋人無しだった受け様の恋のお相手は以外にも寛大で変態で純粋な
受け様を大好きになってくれるお話で、全体緒的にシュールな甘さが漂う作品でした。
評価にとても迷いました。
途中まで、「神じゃないかっ!!」と
ジワジワ気持ちが盛り上がってきたのですが、
1冊読み終えて、神とまではいかないようなと。
でも、この後のテンションがあがってくれることを期待して、
神評価とさせていただきました。
ゲイで、彫刻好きで、ちょっとしたフェチをもった征哉は、
美術館の学芸員として仮採用される。
その美術館の館長が、御曹司の柚原です。
征哉は、柚原に一目ぼれしてしまうのですが、
柚原には、婚約者と言われている女性がいるため、
諦めなければならないと考えています。
そこに、柚原が浮気しているような様子を見てしまい、
その浮気を婚約者にバラされたくなければ、抱いてくれと言ってしまう。
1度も体験したことがないのに、
軽薄で淫乱なフリをしてでも、1回でも抱いてほしいという気持ちが
そうさせてしまいました。
個人的にツボだったのは、上記展開が好みというのと、
征哉が1度も経験が無いのに、耳年増?みたいになっており、
色々研究しちゃっているのが良い。
そして、征哉のフェチというのが、尻フェチ。
クールな外見な受がこうモンモンしてるのが、たまりませんね(笑)
ただ、こんなに美味しい設定なので、盛りだくさんすぎたかも。
なんて感じます。もっと読みたかったな。
お話的にはちょっぴり痛くて、そしてエロが結構抜きん出た描写をする作家さんという認識ですが、今回も案の定。。。
主人公が尻フェチ設定なんですが、ストーリーは意外にもシリアスに進むので、その面白さが痛さにすりかわって思わず「イタタタ、、、」
あまりの唐突な展開ぶりに、これはコメディなんだ、コメディなんだと言い聞かせて読む始末(汗)
正直なところ、ものすごーく微妙なカプリングなんですよ(涙)
ああ~、コメディだったら面白かったと思うんだけどな~ちとシュールすぎるかも?
征哉は尻フェチから彫刻が好きで、大学院に通いながら、欠員のできた自分の好みの彫刻が揃っていて勤めたいと思っていた私立の美術館に学芸員見習いで採用されます。
文化事業部のある社屋に出向いた折に、であった好みど真ん中の尻の持ち主!
この会社の次男坊の柚原で、今度美術館の館長として赴任してくることになり、征哉は喜びます。
しかし、彼についている女性秘書が婚約者らしいと聞いて落胆するものの、彼からかけられる優しい言葉に気持ちが再び浮上するのですが、
休日の仕事終わりに柚原の部屋を訪れることになったとき、突然秘書の女性が現れてきつい言葉を浴びせられ、落胆する征哉。
ある晩、柚原が女性と浮気をしているのを見た征哉は頭に血が上り、挑むように自分を抱いて欲しいというのです。
ホテルに入る二人ですが、そこで征哉を待っていのは酷い罵りの言葉でした。
好みの尻に出会って、惚れて、色々を知って浮き沈みしたあげく、どん底に突き落とされるほどの、素晴らしい(?)スレ違いが痛くてたまりません!
征哉がビッチ淫乱を装うから仕方ないんですが、浴びせかける柚原の言葉も、もうそりゃぁひどいもんですよ!
柚原鬼畜か?ってなくらい。
いやー、この恋は不毛でしょ?と思うと、実は・・・が待ってるんだけど。
それがどうにも納得いかない!
女性秘書、あなた何様?
別に主人公たちに肩入れしてるわけじゃないけど、この人のスタンスがよくわかりません(泣)
それに、後半誤解が溶ける場面で、彼女は退職してるんだけど、どうして退職したあなたがそのあとに出された征哉の手紙を持ってるの?
なんかこじつけっぽくて、、、
主人公の人物設定も疑問がいっぱい。
征哉が人あたりがよく優しく、同僚に「人たらしね」なんて言われてるシーンがあるんだけど、それが伝わらない!
どうしても彫刻にこだわって、ゲイであるのに恋人もなくて、性的興味だけが膨らんだ人みたいな設定が目立って、ただの変人にしか見えないんだな~。
何かもう変な人!?
柚原においても、プライベートは関西弁、仕事は標準語だけど、その切り替えスイッチはどこにある?
それをはじめとして、彼の気持ちの部分が全く不明で、なんで征哉が好きなのかよくわからない。
酷い仕打ちは何の為?
秘書の企みだとしても、どうしてここまで?と。。。
部分部分で抜き出せば、独立させたその場面場面は悪くないのだが、まとまるとちぐはぐ感がいなめないのです。
後日談の【愛色ジューン・ブライド】ですが、ここで柚原は征哉に指輪を贈ります。
本編を通しても、この番外を通しても、
好きに理由はいらないとはいえ、指輪を渡すまでの好きがわからなかったのです(汗)
展開的には、柚原の実の祖母が絵画を手放すことになり、征哉と一緒に出かけるというものですが、
その中で柚原の家庭事情も垣間見える話にはなってるんだろうけど、散漫で掴みどころの見えない話になってしまってました。
要素はてんこ盛りなんですけどね~
ということで、「中立」評価になりました。
一番面白かったのは、番外のラスト近辺「お尻見せてください」です♪