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ookami no tsumagomi
人狼族のボスである攻が、はぐれ狼の先祖返りな受を見初めて、必死にアプローチする話でした。人外もふもふ好きとしては外せない1冊です。
基本は人間社会なんですが、攻が現れてからというもの、受が関わる人関わる人どれもこれももっふもふなので、読んでて非常に楽しめました。
人狼族が人型で会うときは尻尾と耳を出すのがマナーとか(笑)
おかげで挿絵がかわいいのなんの。攻まで可愛くて萌えのボルテージは最高潮です。
獣型の時もこれまたふっさふさのもっふもふで、幸せすぎる……。
基本的にはぐれ狼な受は、最初の頃の攻のご無体によってツンケンした態度なんですが、攻の懲りない傲慢熱烈アプローチによりどんどん沼に嵌っていきます。
孤独だった受の寂しさを上手に埋めていった攻の作戦勝ちな面もありますが、もうこれでもかという好き好き攻撃は狼と言うより、もはや犬。
大型犬がぶんぶん尻尾ふりながら受に纏わり付く様は何とも言えないほど愛しいです。
最終的には受も陥落して攻の妻の座に納まりますが、そこに至るまでの受の葛藤は読んでいて少し辛くもあり。でも攻の愛情に満たされて、自分自身を受け入れて行く姿に今後の明るい未来が感じられて良かったです。
私は途中女体化が地雷なんですが、はじめから両性具有と分かってると非常に萌える質なので、このお話は本当に面白かったです。
女の子の方での描写もあるので苦手な方はご注意。
高尾先生なので絶対面白いハズ、と思いつつも長らく敬遠してました。
その理由は三つあって、①群れのトップをアルファと呼称するのがオメガバースを思わせて心惹かれなかったこと、②ケモノ×人間は好きだけど、ケモノ×ケモノはあまり興味なかったこと、そして③ネタバレで読んでしまった特殊設定が地雷だったから。
しかし結論から言えば、すごく面白かった!萌えました!!
①に関しては全くオメガバース感はなかったし、②は意外とよかった。そして最大の懸念であった③の地雷も、意外に平気だった。
「特殊な事情を抱えた受け」として普通に楽しんで読めました。
攻めは、俺様キャラだけれども姿形だけでなく、内面的にもとてもイケメン。
俺様キャラなのに優しくて包容力がある、完璧な雄なのに受けに毛虫のように嫌われている。
それが読んでいるうちに可哀想で楽しくなってきてしまう。そんなキャラ。
一方の受けは、色々事情があって一人で生きていこうと決意している人物。
攻めとの最悪な出会い方も原因となって、攻めのことを完璧に拒絶しているのですが、それでもへこたれない攻めを前にして、元々抱いていた孤独感が現れてくる……そのくだりの描写が実に見事でした。
BL作品の受けって、妙に女々しかったり乙女だったりするキャラもいると思うんですが、本作の受けは全くそんなことはなかった。
きちんと自分を持っていて、理性的にすべてを処理している。
けれど身内の死などに対しては、淋しさ、悲しさが隠しきれず、溢れてしまう瞬間がある。
そんな人間味あふれるキャラで、とても魅力的だなと感じました。
そんな攻めと受けがお互いを認め合えて、幸せにたどり着けて本当に良かったと思う。
そんな作品でした。
大好きな作品で何回も読み返してはキュンキュンしてます。もう内容も完全に覚えてしまっているのにそれでもまた手に取ってしまいます。
両性具有も狼ものもこちらが初めてだったので色々衝撃だったし、乙女心をズキュンズキュン撃つ包容力のある真神にときめいては幸せな気分を味わってました。
でももっと早くレビューを書いていれば違った感想になったかも。
感想のみで。
今日読み返したらなんだか今までと違う感じ方をしてしまいました。
瀬津の人狼、先祖返り、両性具有などの秘密を守るための孤独に切なく、また真神の熱烈で甘いアプローチに(私が)キュンキュンし口説かれ心をひかれ、とうとう満月の夜に狼の姿で共に山を駆け回り人生最高の喜びを感じ、そして結ばれる。
とても良かったです。
後半は人狼狩りの組織に捕まったりや裏切り者など色々ありました。
なんだかBLのBの部分が薄い?ような感じが今日初めて気になってしまいました。
両性具有だから?受けが口説かれ迫られ守られはあると思いますが、雌の純血種に嫉妬したりとか妻扱いや女性の部分で繋がるのが何故か今日は気になり今までと違いモヤモヤしてしまいました。
あんなにときめいては真神に口説かれ大切にされる瀬津にキュンキュンしたのに。
でも真神に愛されることで瀬津が自分に自信を持ち自分の体を愛せるようになっていくのは良かったです。真神の大きな愛に包まれて幸せになってほしいです。
お気に入りの本棚に入れてます。
少ないながら人狼の血が流れている大学生瀬津は、純血種のボスであり、アルファの真神に求愛される。
重大な体の秘密を暴かれた瀬津は、かたくなに真神を拒む。
そのころ、人狼族だけを狙う誘拐事件も勃発していてー といったお話です。
大筋に関しては、若干のミステリ要素もあり、とても楽しかったです。出てくる人狼族の仲間たちも魅力的でした。
ただ一番の見せ所にして難点は、ネタバレありなので書いてしまうと、
瀬津の重大な体の秘密が、
「両性具有」であるというところだと思います。
つまり男性器とともに膣も存在している。まわりの人狼からは「雌(メス)」だと認識される身体です。
いわゆるオメガバース系というのでしょうか。
瀬津自体は自分は男だと言い張るのですが、まわりからは完全に雌扱いされます。
最後のラストファイトも他の雌との闘いだったので、キャットファイトにしか見えず…。そこがどうにも私には合いませんでした。受にも男であってほしいと思ってしまいました。
狼姿で夜の野原を走り回るシーンはとても素敵だったので、女性の要素がある受が大丈夫な方にはおすすめできます。
私としては理一先生は馬よー と勝手に思い込んでいたため
スルーしていた当作。しかも日本舞台だしー。
いざ、読んでみたら、なんだ、狼じゃないじゃん、犬じゃん!!!
(といったら激しく叱られそうですが)
めっちゃ可愛いじゃん!!
今まで読まずにいて損したーと激しく思った作品でした。
神でもいいなあと思いつつ、やっぱり和風なため
きらんきらんクジャク様系統の方がいいなあと思って、それで 萌2.
(萌2.5の気分)
続きはロシアが出てくるんですよね、期待しよー
先生の書かれた動物もの、めちゃくちゃ萌えます。
BLうんぬんではなく、しっぽ わさわさ振られたり、
耳がしょげちゃったり、鼻づらを擦り付けてきたりするところで
もうノックアウト。
狼さんに変化して、喜びを全身にあふれさせて二人で絡み合いながら
走るシーンなんか、もう嬉しくって嬉しくって、
受けさんの寂しさを吹き飛ばしてくれてるって感じられて、感動。
あまあまな部分も、受けさんのつんつん具合もかわいらしく
とっても読後感のよいお話でした!
こんなに上手く動物の動作と感情を書いていただけるのって
先生が№1じゃないかと個人的には思います。
先生、前世は狼か犬だったんじゃないか・・・
え、でも鬼も天狗もあるんだよな。
うーん。もしや憑依させることができるのか?
人間と人狼の混血である主人公・瀬津と、純血種の人狼であり人狼族の若きボス「アルファ」である真神との物語です。
私はモフモフ萌えはしない方なのですがそれでもかなり面白かったです。人狼にまつわる設定がしっかりしていて人狼ゆえの苦悩なども描かれているので、トンデモ設定という印象は受けませんでした。獣化するシーンが度々あり、その際の描写も丁寧なので、映像で見てみたくなりました。ボスらしくキリッとしている真神のデレっぷりが微笑ましかったです。
瀬津が抱える「もう1つの体の秘密」は、ともすれば地雷になる方も多いと思います。私も地雷とまでは言わずとも違和感はある派なので、種明かしされた直後は読むの止めようかと迷いましたが、最後まで読んで良かったと思います。
『鬼』シリーズで高尾さんにハマり、『天狗』シリーズで激萌えし、作家買いでこちらも読んでみました。イヤ、すごく良かった。この方の描かれる受けのことが好きすぎるわんこ攻めが非常にツボなのです。
人狼であるだけでなく、身体に秘密を抱える受けの瀬津。それらの秘密のために、両親を亡くし、一人ぽっちで生きていこうとする彼が健気で可愛かった。
対して攻めの真神。彼は瀬津の身体の秘密の関して何ら思うところはない。けれどそれは決して瀬津の気持ちをないがしろにしているというわけではなくて、瀬津のことを丸ごと受け止め愛してるからなんですよね。器が大きいと言えば聞こえはいいけれど、ちょっとピントがずれてるような…www
人狼の世界でトップの立場に立つ真神が、瀬津の前では可愛いわんこになってしまうのがとてもツボでした。瀬津に怒られ拒絶され、萎れてしまうしまうシッポや耳が可愛いです。個人的にモフモフ萌えってあまりしないのですが、真神のシッポにはモフモフしたい…!
『狼の妻迎え』はスピンオフなんですねえ。同人誌で続きがあるようですが手に入れづらいので、是非ともそちらを収録した続編を出していただきたいと絶賛切望中です。
瀬津は人狼。人狼族のボス、真神は半分雌の瀬津のい~い匂いに惹かれて一目ぼれ♪
嫁にしようとアタックし続け、最後には晴れて結ばれます★
必死に隠してきた女性器を使ったHも許しちゃうほど最後はラブ度がぐんと上がります!!
そして、2作目の「狼の妻迎え」で瀬津は妊娠していました~~!!嬉しい♪
3作目では是非出産&子育てシーンを期待しちゃいます!!
「読者を本気で萌え殺そうとしている」小説が、本当にあるのだとわかりました。
読んでいる途中から、萌えで体がぞくぞくしっぱなしでした。
怖いものなしの俺様な攻が、受にだけは弱い、というところが、まず最高です。
名実ともに一族の長で、誰にも屈することのない、全てにおいて完璧な真神が、唯一心を奪われた瀬津には、いくら拒まれてもひたすら許しを請い、我慢強く求愛するのです。
これが萌えずにいられましょうか。
瀬津のちょっとした言動に、反省して耳をたれたり、喜んでしっぽをぶんぶんさせたりする姿も、可愛すぎます。
ここは、普段は余裕の真神が振り回されていることで、瀬津にどれだけ夢中なのかも伝わってきて、二度おいしいところです。
瀬津が適度に拒むところも、読み手に真神の愛の強さを、より楽しませるために描かれているとしか思えません。
「BLを読む女の子の多くは、強く愛されていると実感したいのです」とは、某先生のインタビューで見かけた言葉です。
女の子ではありませんが、私も先生のおっしゃる大多数の読者のうちの一人だったなあ、としみじみ思います。
受(瀬津)に罵倒と拒絶されながらも、受を好きでたまらない攻(真神)の話です。
作家さんが…「受けが大好きで、パンツを無理やり脱がせてパンツの中身を凝視し、変態と呼ばれても気にしない暑苦しい攻めが書きたかった…」
とあとがきに書かれていました(^-^)。
そうですね。私もそんな攻を読めて満足です(*^^)v。
群れから逃れて、孤独に頑なに生きる瀬津を好きになって、攻める攻める真神のこそくな手段に…いまいち拒みきれなくて、戸惑う瀬津が可愛いです。
そんな中に人狼族拉致事件もおきて…そして、瀬津の秘密…と話は進んでいきます。
1冊完結なので、最後はきちんとまとまりますよ。
出来たら続きも読みたいな。
もっとパワーアップした真神とツンデレの瀬津が見たいです(^-^)。
はぐれ人狼の瀬津と人狼族のアルファ、真神のお話です。
内容は他の方々が書かれているので重複するのを避けて書きませんが
真神の俺様なのにワンコだったりするところがツボでした。
真神は瀬津が大大大好きなのに瀬津がちょっとそっけなかったりするところも萌です。
楽しかった~。
一目惚れではなく、一嗅惚れされちゃう瀬津ですが、
人間でも嗅覚は犬や狼の比ではないですが、やっぱり匂いで合う合わないがありますよね。ましてや嗅覚が鋭い狼だったら一嗅惚れも納得だなぁと思いました。
人狼族の街があるんですが、そこがほとんどこのお話には出てこないので
続編をだしてもらって、その街の話を書いていただけると嬉しいです。
折角壮大な設定があるので生かして欲しいです。
あと最後の方でちょっと出てきた従者の人狼クンも可愛かったし。
もっと活躍して欲しい。
高尾先生の天狗も好きですが、私的にはこっちの方が好きかもしれません。
続編希望です。
根っこにはシリアスが流れているのに、何故か面白い今作品。
最初読み始めて、人狼族というファンタジーだから仕方ないかな~と思いながらも、
攻めが受けに自分たちの世界を説明するシーンが多いのと、
受けが特殊な環境にあることもあり、
やけに解説が多くて、こんなに解説が必要なのか?とも思ったんですが、
それよりケモ耳モフモフの魅力が優ってしまったという、貴重なおはなしです(w)
沖銀ジョウさんのイラストが、最初のほうにある、スーツ姿なのに耳と尻尾がついてるイラストにノックアウトされました♪
もう~身悶え!!
こういうファンタジーは設定ありき、設定が上手いと勝ち、って感じがします。
今回は、人狼族のアルファである真神が、実にいいキャラクターでしたよ!
はぐれ狼である、両親を亡くし、身体に秘密を抱えているために一人ぼっちで、慎重に生きてきた瀬津にストーカーがついたことから、
彼が人狼の血を引くものだったことから出会った真神。
彼が瀬津の匂いに惹かれて無体な事をしてしまったり、それを弁明するシーンがあるのですが、
褒めるのはそこかよーーー!?
瀬津怒ってもしかたないですwww
ほかにも、色々と、何かアルファなんだけど、恋する一人のワンコって感じで、スーパー攻め様じゃないのが好感度高いデス。
イケメンですかしてるわけじゃないのに、これが人狼族の習慣だからと耳と尻尾を出して、それで感情がわかるっていうのが、何だかギャップ萌えなんですよ!
あと、満月が来てとうとう我慢できなくなった瀬津が狼に変身して、瀬津を探しに来た真神と一緒に山を走り回るシーンがとても印象的☆
そのあとのまぐわいが、、、長いんですね。犬科ですもんね。
あの~獣化してないからコブはないんですねwww
紗野さんの「獣の妻乞い」で獣姦ありましたが、ああいうのが可能なカプなんですね♪思わず期待してしまいましたw
そこは健全にまいりましたね。
最近多発している人狼族の失踪と、サイクルの変化の問題が、真神の瀬津への愛情への嫉妬という、それが上手く絡んでハッピーエンドへの展開となっております。
シリアスに考えると、若干その後半設定が、えっ!?こんなじいさんが!?な部分もなきにしもあらずなのですが、
ひょっとして同じ作者さんの天狗ものみたいに、将来ひょっとして瀬津の出産ということも考えられるんじゃないかな?
なんだかドキワクします。
しかし!このおはなし、多分苦手な人には超苦手なヤマが一箇所あります。
それは主人公がふたなりであることと、ラスト近辺に女性器を使った交接があるということです。
モフモフ好きだけど、それは~という方、注意してくださいね。
でも、瀬津は強がりの意地っ張りだけど、ちゃんと男子ですから♪
レ・レビュー先に読んでなくてよかった~作品。購入を迷うようなものしかレビューを先に
見ることはないのでこれは助かりました。
高尾先生の新刊は天狗様のシリーズ第3弾を楽しみしていたのですが出ないのかな・・・
スッゴイ好きなんですが。その高尾先生のこちらも人外、しかももふもふときたら即購入です。
私個人としては好きな設定です。受様も2つのうちの獣化できるというのと、もう1つの方は
ネタバレになるので書くのはどうかと思いますが、そちらも好きな設定です。
あまり多くはないですよね~好き・嫌いが分かれそうですもんね。
この作品でよかったのは女の子の方にも攻様が挿入したということですよ!
なんかそこはスルーとかいうのも結構あって・・・だったら普通な設定にしておけば?
と思うこともあり。続編があったら絶対子供生まれてますよね!
天狗様も子供編も読みたかったな~まだ希望は捨てませんが。
あと、攻様、受様ともに獣化できるというのが良かったです。2人で獣化して山を走ってる
シーンは凄く想像できて印象的でした。
変身シーンとかも凄く想像しやすかった。高尾先生の文章はとてもわかりやすくて、甘くて
大好きです。攻様が受様を大好きなのも本当にイイ!
続編が商業誌ででなくても同人誌で出たら買いますっ
イラストの沖銀先生がどうとかじゃないんですけど、陸裕先生とか蓮川先生とかならもっと
美しい狼を描いてくださったのではないかと。
折角の受様の白狼姿、続編があればカラーでみたいです。
最近モフモフものが増えてきている傾向があるように思い、
作品としても、モフモフなだけでは、萌萌になるわけではないな~と
痛感しているところですが、
この作品は、とてもとても楽しめました。
狼なのですが、犬っぽい様が最高です。
人狼の血を引いている瀬津は、
家族と、人狼の群れに属さないはぐれ狼として生活していたのですが、
その家族である両親を亡くし、孤独に生きています。
そこに、現れたのは、人狼のボス(アルファ)である真神。
真神は、瀬津に群れに入るように言う一方、
瀬津を好きなってしまったアタックしてきます。
そのアタックしてくる様子が、かわいい。
狼姿で、接してきたりするのですが、それが良いです。
続編出てほしいです!
純血人狼族のトップのアルファと混血で先祖返りの瀬津ですが、アルファはじんろうぞくのコミュニティをまとめる立場にいるのに対して、瀬津は半年前に亡くなった両親と共に組織に見つからないよう気配を消して生活をしていました。
そんなときにあるアクシデントからアルファは瀬津に一嗅ぎ惚れ。
はぐれ狼として自由に生きて行きたい瀬津は毎日のようにアルファに猛アタックで口説かれそれを拒絶します。
なぜなら瀬津には知られたくない秘密が二つあるため、頑なにアルファを遠ざけようとします。
1つは満月の日に獣化してしまうことともう一つは…。
正直二つ目に関しては私的に抵抗があって意識的にその手の話を避けてきました。
なので初読みです。
違和感は最後まであったのでそのぶん萌え一つ減らすか悩みましたが、モフモフ度は非常に満足だったので萌2になりました。
狼のアルファを人間の瀬津がいじるのもよし、獣同士のじゃれつきも微笑ましいし非常に満足です。しかも、警戒心バリバリの瀬津がアルファのぬくもりや優しさに触れて孤独感やさみしさを自覚し少しづつ打ち解けて行く様がいいです。
続編は読みたい気がするけど、子孫繁栄のため瀬津が雌化しそうなのでとりあえず読み切りで満足です。
タイトル通り、狼のお話で人狼のリーダーが妻にしたい相手を籠の鳥状態に庇護しながら
狼姿で懐き、人間の姿で口説くようなもふもふ感のある作品。
内容は人狼でも、ハーフやクウォーターを両親に持つ、混血のはぐれ人狼の受け様と
純潔の人狼族のリーダーの攻め様が出会い、受け様の持つ匂いに惹かれ、更に受け様を
知る度に好きになり、妻に欲しいと願うようになるが、受け様ははぐれとして生きてきて
群れに入る事を嫌い、更に受け様には誰にも知られたくない秘密を持っていて、
生涯はぐれ狼として独りで生きていく事を決めてるような頑固者。
その受け様の心を徐々に開かせ、伴侶を得るまでのお話です。
ファンタジーなんだけど、何処かリアルな設定なんかがあって、そこがツボになったり
するのですよ、人間姿から狼に変身する前は、衣服を脱いで、狼に変身したら、
その脱いだ服を口に咥えて移動する。
間抜けな感じが妙に微笑ましくて、思わぬところで萌えツボになりました。
作者のこだわりの一つにまんまと乗せられた感です。
それに、受け様の身体の秘密、この受け様はフタナリで、両方の性を持っている為に
普通の雌とは一味違う匂いがしているらしく、その匂いに一嗅ぎぼれ。
この辺も動物が匂いを嗅いで相手を確認し合う行動に流石狼さんと納得。
変身する時は痛いのかぁ~なんて思いながらもふもふを堪能です。
大きな秘密を抱え一人孤独に生きていこうと決意した瀬津とそんな彼に一嗅ぎ惚れした人狼族のボス真神のお話です。
真神の方は瀬津にベタ惚れで毎夜毎夜瀬津の家に押しかけますが瀬津はとても頑なで・・・
それには瀬津が抱えた大きな秘密が深く関係しているのですがその部分は読んでからのお楽しみですね。
真神のことをとても警戒していた瀬津の心が開いていく過程がよかったです。
孤独に生きることを決めた瀬津を一人でいさせたくないという真神の想いを瀬津が受け入れ二人が本能のままコミュニケーションをとり瀬津が孤独でなくなったあの時が瀬津の秘密を知り共有した2人の絆が強く結ばれた瞬間なのではないかなと思います。
想いが通じ合ったあとにもトラブルがありますが結果的にはより2人の仲が深まったのかなと感じました。
2人のその後の群れでの暮らしなど色々続きが気になります・・・
イラストに関しては綺麗で内容にもあっていたと思います。
でも狼や獣耳がかわいすぎるところが少し気になりました。
気の強い受様や受様にベタ惚れな攻様
秘密に関係していますが一味違った?エロが好きな方におすすめの作品です。
※ネタバレには気をつけて書いているつもりですが
どの程度でネタバレになるのかがわからなかったため
ネタバレ有りにしてあります。
『おまえの匂いに、一嗅ぎ惚れだ』
大学生の水守瀬津は、人狼であるという他に、もう一つ重大な秘密があった。
その秘密と、上記の『』の言葉は繋がっていました。
直接は書きませんが、あらすじを読むと「もしかしてこれかな?」と思う部分があると思います。
「不思議な”匂い”」「”惚れる”」「重大な”身体”の秘密」この言葉でピンとくるといいなと……ここまではあらすじ、そして帯にも書いてあるので大きなネタバレにはならないかと…思うのですが…もし大きなネタバレとなってしまったら申し訳ありません。
私はあらすじをちゃんと読まないで、獣系ということと「秘密ってなんだろう」という興味からこの本を買ったのですが、まったく予想していなかったもので…とても驚きました。こういう本を読むのは初めてだったのです…。(主に獣って部分に心が持ってかれてしまって…^^;獣系も好きでしたが、獣系の本を読んだのはこの作品が初めてでした…。)
内容はさくさく読めました。心にグッときたり、印象強いかと言われれば申し訳ありませんがNOと答えさせて貰います。
でも、私としては悪い意味で印象強い場所がありました。老人と、真神の妻の座を狙う女との関わりがあるのですが、私はそこを読んで気分が悪くなりました…想像しすぎたんだと思いますが、どうもその部分がつっかかってしまって…ですがその後は甘くなりますので、気分が軽くなりましたが…!
それと、これは私の知識不足なのですが、文中の表現で「?」となる部分がありまして。それは行為中の部分だったので、私には早かったんだろうなあと思います。
上記のような分からないと思った表現の部分は軽く流しましたし、獣系と秘密の部分、これが私にとって初めてだったということから余計に、心にグッとこなかったり、良い意味での印象強さもなかったのかもしれません。(初めてなら印象強くなるんじゃないか、と私も思うのですが…;;)
今までほのぼの・エロ少なめを読んできた私にとっては、まだ早かった作品だとまとめさせてください。
最後に絵柄に関してですが、全体的に言えばとても良いと思います。シーンなども合っているように思いましたし、表情も素敵でした…!(真神の僕達も可愛かったです…!)
細かい点で言うと、獣耳にちょっと違和感が感じられて、「生えてるモノ」として見れなかったかなあと(例えるなら獣耳カチューシャをつけた様といいますか…)。それと狼も「おお、狼だ!」とは思えなくて、「大型犬にも見える…?」とも思えてしまったので…。あまり気にするような点でもないかとも思いますが…。
今回は☆5個でまとめさせてもらいます。
内容:★★★☆☆
行為:★★★★☆
総合:★★★★☆(3個半)
という事にさせてください。
獣系が好きな方、行為が激しめなのが好きな方にオススメしたいです。
あと、拒絶と罵倒ばかりから始まる作品が好きな方にもオススメ、ですかね。
(私的には行為は激しかったのですが、ちるちるにいる多くの作品を読んでらっしゃる方々からしたら、もしかしたら「物足りない!」と思うかもしれません…)