義兄が野獣になりました

ani ga yajuu ni narimashita

義兄が野獣になりました
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
36
評価数
12
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
松幸かほ 

作家さんの新作発表
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イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784041005897

あらすじ

完璧すぎる義兄・達哉がコンプレックスな地味系の幸人。海外赴任から帰国した達哉と同居することになるが、過保護で嫉妬深い義兄に同僚との仲を疑われ、「俺以外にあんな顔見せるな」と押し倒されてしまい…! ?

(出版社より)

表題作義兄が野獣になりました

空間デザイナー
ガラスメーカーの経理

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

久々に萌えはげました!

兄弟ネタ美味しいです!大好きです!
学生時代のNTR事件+攻め様(義兄)に対するコンプレックスな受け様(義弟)は両親がいない家に攻め様と同居することになってしまいました。
受け様は大嫌いな攻め様に冷たい態度をとるが、先輩に甘えたり、頭なでなでされたり、可愛がられてます。
愛おしい受け様に嫌われ、絶対いい顔をみせてもらえない攻め様が盛大にやきもち妬きました!
あとがきを読んで、今回の作品は20ページ以上もオーバーしてしまって、かなり気合が入ってましたねw
溺愛系が好きな方、おすすめです!

4

ありがちだけど

スーパー出来の良い義兄と平凡な弟のお話。
ありがちなんですが、挿絵も綺麗でお兄ちゃんのモダモダと、弟の八つ当たり気味なイヤイヤ感情が気になってどんどん読み進めちゃいました。

お兄ちゃんへの好きって感情(その時は兄弟愛だったんでしょうけど)が嫌いになった事件は、その時の彼女を兄に取られた(正確には彼女の方が元々兄狙いだった)、その現場を見ちゃったというもので。
自分のきとを普通で、取り柄もなく、、劣等感と言うけれど、イラストでは十分カワイイぞ。

その元彼女へのイラつきが兄への嫌悪につながったのかな。好きが高じて嫌い、みたいな。そこまで嫌わなくても…と、ちょっとお兄ちゃんに同情しちゃいました。
そのやりとりもお兄ちゃんが頑張って「モノにするんだ!」という意気込みが感じられて萌ポイントがUP。健気に様子みたりこっそりケーキ買ってきたりね。
そしてお兄ちゃんのセリフがキュンとくるんですよね。しかもエロい。

さらっと読める割に、エロも萌も詰まっていて良かったです。
他のレビューにもありましたが、全く野獣では無いな(苦笑)ある意味ちゃんと弟のことを大事にしながら、、、だし獣にもなれてない!
泥酔時には最後までしなかったりだし。

0

野獣……?

読み終わって真っ先に思ったのが、「どこに野獣がいたのかしら…?」でした。
最初が無理やりだったからそれが野獣だったって事なんでしょうか?
弟から見たら野獣じみてるのかもしれないですが、読者からするとあまり野獣ではない。
かなり個人的な感覚ですが、BL的野獣レベルでは結構低い方なんじゃないかと…思うの…ですが…

とりあえずお兄さんの野獣レベルは置いておいて、お話自体は義兄弟の再会モノ。
兄→弟へは、可愛さ、愛しさ、嫉妬などがダダ漏れ。
弟→兄へは、憎しみ、劣等感がフツフツと。
という、全く別方向からスタートしているわけです。
確かに正攻法では弟をどうこうは出来なかったでしょう。
一番最初は弟が泥酔したすきに…!でしたが、二度目は両者の意識がしっかりしている時。
多少の脅しがあったとはいえ、私は弟の流されっぽさがちょっと気になってしまいました。
潜在的にお兄さんの事が大好きだったから、で済ませていいのかどうか…
なんせそれまでにどれだけ憎んでるか、というのがジメジメと綴られていたものですから。
ちなみに、三度目も盛大に流されています(汗

内容自体はライトで読みやすいとは思うんですが、確かにこれは好き嫌い分かれるかも。
文庫で190Pなので薄めの本ですが、弟のネガティブさが全面に出てて話があまり進展しないせいか
ちょっと読んでてダルいなぁと思った部分もあります。
私も強引に身体から、というのはあまり好きではないのですが、兄の執着ぶりは好きだったので、評価は萌えにしました。

挿絵は綺麗でした。お兄さんかっこいい。

1

義兄はブサイク好き?

親の再婚で兄弟になり、初めはとても仲の良い兄弟だったのが、兄の過保護な
干渉気味な態度で少しずつギクシャクし出し、更に止めのように彼女を兄にとられ
それがトラウマとなり、その日から極力兄を避けるように過ごし、そんな日々が
1年半続いた後に、突然兄がフランスへ留学し、7年も日本に帰ることなく過ごし
しかし、両親が第二の人生を歩むからと田舎に引っこみ受け様は残された自宅で
一人暮らしをする1年後に兄である攻め様が帰ってきて同居する。

今でも高校生の時のトラウマが離れない受け様は攻め様を避けるようにするが、
ある日帰りたくない一心で会社の人間と深酒をし、泥酔した受け様を攻め様が
一方的に快楽を与える行動をとる。
しかし受け様は酔いの為に記憶が無く、薄ら手の感触を思い出すが夢だと・・・
しかし、再び受け様は攻め様に無理やり抱かれる事に、原因は会社の先輩に
嫉妬下ゆえの行動なのですが、攻め様の態度は一貫しているように感じます。
義理の弟が可愛くて仕方ない、それも弟以上の気持ちを昔から抱いてる。
でも、受け様にはその事が理解出来ないから、昔の彼女の事も許せない。
しかし、攻め様に無理やり抱かれた事で、攻め様の気持ちを知る事になります。
そして、受け様無自覚なのですが、抱かれても嫌悪も怒りも左程湧いていないのです。
過去の一件が拘りになってはいるけれど、本来は攻め様を大好きな受け様。
あの時に謝ってくれなかったことだけが拘りの理由なんです。

そして攻め様にずっと好きだったと言われても、何もかもに優れてる攻め様で
何の取り柄も無い、昔から攻め様と比較され、知らないうちに自分に自信が
持てなくて、攻め様の気持ちも受け入れられず、不安から攻め様に気持ちには
応えられないと告げて家を出ていく事を決める。
後半は、受け様の不安や自信のなさから、すれ違うように仕向ける受け様。
でも攻め様はかなり執着&絶対あきらめない気持ちで受け様を手に入れる。
ラストはもちろんハッピーですが、攻め様が可愛いと思うものや動物が、
一般の美的センスとは少し外れているので、そんな攻め様に熱愛されてる
受け様はかなり微妙な気持ちになるお話で笑えます。

0

残念ながら・・・

松幸さんは基本的には好き作家さんですが、好みじゃない作品も結構あります。これはものすごくダメな方の作品でした。『しゅみじゃない』でもいいくらいというか、個人的にはまったく『しゅみじゃない』です。

もともと『兄弟もの』自体あまり好みではないんですが、これはタイトルやあらすじでだいたい予想はしていたものの、『まさかこう来るんじゃないよね!?』と危惧したそのままをやられたって感じで、ガックリです。

まあ、よくも悪くも『兄弟もの』のひとつの王道・テンプレートでした。私のダメなパターンの。
この義兄・達哉(攻)が私の苦手なタイプのキャラクターだというのもありますが、何より『無理矢理から始まるラブ』が心底キライなんですよ。
『無理矢理』のあとの幸人(受)の気持ちが、いやもうこういう展開ではお決まりとはいえ、まったく理解できません。

とにかく、ラブに至る流れに説得力を感じませんでした。お互いが相手のどこがどう(兄弟としてではなく)好きになったのかもわかりません。

キャラクターもストーリーも、今までに何回・何十回読んだだろうっていう感じで、途中でうんざりしてしまいました。
いっそのこと、突き抜けたコメディにしてくれた方がまだ楽しめたかもしれませんね。

あとがきで『エッチシーンが多い』ように言われていましたが、好きになれないキャラクター・乗れないストーリーでは、Hシーンはひたすら苦痛でしかないです。

ただ、同じ『ありがち・王道』で最初から最後までことごとく予想通りだったとしても、自分の好みのキャラクターやストーリー展開なら平気どころか嬉しいことさえあるので、こういうパターンがお好きな方はまったく違う評価になるんじゃないかと思います。

トータルではただ退屈でした。まったくいいところがなかったですね。好きな作家さんだけに、非常に残念でした。

5

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