恋人たちの森

koibitotachi no mori

恋人たちの森
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
森茉莉 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
新潮社
レーベル
新潮社文庫
発売日
価格
ISBN
9784101174013

あらすじ

フランス人の父と有り余る財産を持つ男ギドウは、バーで美少年パウロを見染め、情人にする。互いに女の恋人がいながら、愛を深めていく二人だったが、ギドウの恋人にパウロの存在が露見し……。

愛される少年。愛する男。男同士を嫉妬しながら少年を母のように抱く少女。そして、恋人を美少年の魅力から取り戻そうとする黄昏の女の破滅的な情炎。頽廃と純真の綾なす官能の世界を、言葉の贅を尽して描く表題作。愛する少年を奪われる前に殺し、自らも息絶えた男の鮮烈な最期。禁じられた恋の光輝と悲傷を雪の武蔵野に綴る『枯葉の寝床』など、鬼才のロマン全4編を収録。

表題作恋人たちの森

パウロ

その他の収録作品

  • ボッチチェリの庭(非BL)
  • 枯葉の寝床
  • 日曜日には僕は行かない

レビュー投稿数1

BLはここから始まった!

最初に収録されている作品は違うようですが、他の三作は男性の同性愛を題材にしています。
攻めのギラン、ギドウは名前も似ていますがどちらもフランス人ハーフで、フランスに詳しい作者の特徴が出ています。
年上の紳士が少年を愛する耽美的な物語で、
これが60年代(雑誌発表時)に書かれた作品かと驚かされました。
作者は明治生まれで、文体も昔の言葉遣いで重厚な雰囲気があります。
風と木の詩よりも前に書かれた小説で、日本の女性の作家が書いた最初の男性同性愛作品ではないでしょうか。
作者の父親が文豪なせいで影の薄い扱いをされていますが、文学的価値も非常に高いと思います。

4

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