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シリーズ4作目、主な登場人物別のそれぞれの3カップルのストーリーが
1作目から3作目まで人物紹介と共に各々の物語が描かれていましたが、4作目は
愁堂れな先生10周年と言う事もあり、今までのカップル、藤堂さん率いるSPが
総出演して、それぞれのカップルの日常的な会話とエロも盛り込んだサービスバージョン。
無事にアメリカ研修を終えて帰って来た悠馬くんの帰国を祝って元SPの先輩が経営する
店で藤堂メンバーの飲み会が行われているのですが、いつもの藤堂さんとは違うのです。
メンバーはそれを知りながらも口を出さず、悠馬君の歓迎会を続ける。
しかし、藤堂さんの相棒の篠さんも心配気味。
実はメンバーには言えない悩みを抱え込んでる藤堂さんなのですが、
その問題の延長上に今回の事件も絡んでくることになります。
4作目は、お互いのバディ同士の絆の深まりとチームの結束がストーリーの中心。
そして、ちょっと切ない異国の悲恋を背景にしているので、思わずほろりとさせられる。
藤堂チームが新たに任務に入る事になったのは中東の次期国王と言われている王子様の
護衛なのですが、権力争いのきな臭い噂がある国で、王子も狙われている。
そして、任務に就くのが藤堂チームだけで、それには警備部上層部の思惑もある。
藤堂を狙う身内の陰謀と王子を狙う刺客、その裏に隠された苦しく切ない思い。
個人的にはその某国の王子と従者の悲しい結末が・・・なんとかしてあげてと・・・
でも、ならないから感動も涙もあるのでしょうね。
主人公カップル達はそれぞれ幸せだから良しとしましょうって感じです。
書下ろし短編はその某王国に藤堂チームが招かれた時のお話で、悲恋の恋の果てです。