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nez
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
悪で最高のバディ!!
陰険合理主義者がだらしないお調子者のペースに狂わされちゃうの大好き!
こんなのおかしいと思いながら噛み合わないのに噛み合ってしまう。最高ですね!!!
相性診断会社で起こる様々なトラブル本格サスペンスも面白くて読み応えたっぷり!
嫌いな言葉「空気を読め」な鷹目の辛辣さも辛辣すぎて
千里との犬猿ぶりが凄まじい分、抗えない本能的な貪り合いが最高!!
相容れない同僚から、相手が喜べば、自分も嬉しい、お前が一番大事な境地に至るのが…気持ちの揺らぎが堪らない〜
nez=匂い このタイトルが要所要所に効きまくり!
4巻しかあとがきなかったの残念でしたが(ひかり)
面白さテンポ良さ格別でした!
ずーっと積読してた作品やっとシリーズ1作目読みました。
いやー面白かったー!
中々BLらしい展開にならずに、あれー?って思ったけど色っぽい口絵を信じて読み進めました。
堅物、潔癖、神経質な元公安の鷹目 × 女好き(性に奔放という意味ではない)でだらしがなくて、異常な嗅覚を持つ男千里
ケンカップルのテンポの良い会話が読んでて気持ちが良い
一作目ではまだ体の関係だけで、今後どう発展していくのか楽しみです
千里ちゃんが犬はいいよなって語ったシーンだったり、女性に母性を求めて?たり、なんか精神的な不安定さを感じたけど、今後になにか関わってくるのかな〜
先生の作品は交渉人シリーズ、「犬ほど素敵な商売はない」が既読で好きな作品。
こちらは以前あらすじを読んで「絶対面白い!いつか読もう!」と思っていた作品。やっと読みました。
交渉人シリーズと似ていて、コミカルな作風。読みやすいし、初めからすごく面白くて、どんどん読み進みました!
潔癖で神経質で空気の読めない鷹目と、女好きでだらしがなくてお調子者の千里(ちり)。全く正反対な二人の凸凹コンビの掛け合いが、まるで漫才みたいで、すっごく面白くて楽しいです。
視点は、攻め視点と受け視点が交互にきて、人物の気持ちがわかりやすいです。
「nez (ネ)」は、フランス語で嗅覚の優れた調香師のこと。千里の特異体質にちなんだタイトルですね。
交渉人シリーズでも思いましたが、主人公だけでなく脇役も魅力的な人物が多くて楽しいです。
正反対でぶつかり合っていた二人ですが、相棒として仕事をするうちに、少しずつお互いを認めるように変化していきます。
千里が預かっていた老犬が死にそうになる場面。鷹目が子供みたいに涙する千里に絆されて、ある手伝いをします。鷹目の千里を見る目に変化が感じられてグッときました。
CAS のお仕事の話も面白かった!
悪態を付き合いながらも、バディとして協力しあって仕事を成功させていくのは、すごく面白くて時にはスカッとしました。
終盤、とうとう二人の関係に決定的な出来事が!
千里が鷹目の匂いにも当てられて、徐々に本当のことを話すシーンは、すごくドキドキして胸キュンでした。
そして二人の初めて。描写がすごく官能的で、ずっとドキドキとゾクゾクが止まりませんでした♡
反発し合っていた二人が、本能的に惹かれあって体が結ばれてしまうというシチュは、大変エロスを感じます。
このラストの濡れ場は、私がこれまで読んだBL小説の中で一番!というくらい官能的で、大好きなシーンとなりました♡
終わり方もカッコいい!
エレベーターの中に千里を引っ張り込む鷹目。中で二人がどうなるのか…妄想が広がります♡
さすが榎田先生、お仕事パートもBLパートも、めちゃくちゃ面白かったです!!
ようやくバディとして息の合ってきた、そして一夜を共にしてしまった二人。
今後の展開も楽しみです!
ずーっと積読でしたが、旅行中に読もうかと思って、この本と次巻を持って出かけました。
すぐに読み終えて、全巻持ってこれば良かったと後悔中です。
とにかく面白い。榎田尤利先生の作品だから面白いと思ってたけど、榎田作品の中でもトップ争いの面白さです。
BLとしても面白いけど、小説としても(?)めちゃくちゃ面白い。
チリちゃんの嗅覚の凄さって、なんなのでしょう?こういう事を考えられる榎田先生が最高です。
確かに嗅覚で妊娠わかるかもしれないけど、相性わかるなんて、凄すぎですよ。
そして鷹目の頭の良さも好きすぎる。そして事実しか言わない所とかもいいし、えっちの時は甘くなるところも良き。少しだけ甘いんですけど、鷹目が甘いと言うだけで凄いことですよ。
そして、阿莉ちゃんが可愛い。お母さんみたいであり、素敵なボスでもあり。
阿莉ちゃん兄弟が出資して立ち上げた会社なのかな。
依頼するのにいくら位かかるんでしょう?
依頼もどのくらいの頻度でくるのかなー。
どうやって依頼するの?
コネがないと難しいのでしょうか?
何となくシティハンターの掲示板にXYZって書くのを思い出しました。
モブまでが凄く魅力的に描かれていて、本当に面白かった。
鷹目とチリの間に愛情は生まれるのか?育つのか?
凄く楽しみです。
お互いにクセが強すぎる34歳同士のバディもの。笑えるシーンがたくさんありました。初めての出会いの印象は最悪で見た目も性格も正反対なのに相性はピッタリのケンカップル最高でした。榎田さんは交渉人とかインラインスケートを使った運び屋とか今回のCASという相性診断の会社にしても実際にはないんだろうけどあったら面白そう!というワクワクする会社を作りだす天才だと思います。エロシーン無しでもいいからTVドラマで見たい。
今作はイラストもかなり今風になってきて作中にスマホも出てきたのであまり懐かしの…という感じはしません。それでも1作目の出版は10年前でした。2巻まで読んだけどめちゃ面白いので3巻と4巻も読みたいと思います。美しく奔放な受けもいいけど、元公安調査庁の堅物で潔癖症で嘘のつけない攻めが可愛くて好き。ああいう人実際に身近にいたらちょっと嫌だと思うけどフィクションだと好きになってしまうキャラクターです。
榎田先生の作品っていつも1ページ目から面白い匂いがプンプンしているんですよね(*^▽^*)「nez」だけに?笑
もう本当今作も1ページ目から、あーまた面白いの間違いないな、と。
nez[ネ]では攻めも受けも残念設定。
攻めの鷹目は受けの千里から、エリート気取りの不潔恐怖症。インケンメガネ。などなど散々な評価。
千里は千里で鷹目から、怠惰で下品で不潔。だらしがない色ボケ。こちらも負けていない散々な言われよう。
もうどっちにも萌えられなーい♪( ´▽`)笑
なのに!そこはさすがの榎田先生。
読み終わる頃には、どちらのキャラも大好きになっちゃう。
読みやすい文章に、軽快な台詞回し。テンポ良く進むストーリーに、魅力的なキャラクター達。
さて、nez[ネ]シリーズは4冊続くのですが、この残念な男×2がどうなっていくのか楽しみで仕方がありません(*´꒳`*)肝心のラブの部分はこれから。to be continued!
サクサク読める、安定の榎田先生です。
◾︎鷹目兆(たかめきざし)×燕千里(つばくらちり)
鷹と燕の凸凹コンビ〜
表紙の雰囲気、特に燕の印象が違いました。もっとツンツン系かと思いきや、ちゃらくて軽くて可愛い。鷹目みたいなタイプの攻めが、人情味を見せてきたり、エッチの時にベタ甘になったりする描写が大好きなので、ラスト付近キターーー!!!って感じでしたね。
エッチシーンの入りの鷹目の「?」「?」「?」の疑問形質問の連続は、アキネーターかこの人と笑ってしまったけど。
謎解き要素はちょっと物足りなかったかな…その後の喧嘩シーン含め。でもBL作品としては十分面白いです。
犬は江頭に殺されたのかと思った自分に、残酷な人間になってしまったものだよと…
1巻だけ読んで普通だなと思って読んでいなかったのですが、交渉人シリーズを読了し物凄く面白かったのでやっぱり最後まで読もう!と思いシリーズ読破しました。
元公安で空気を読まない潔癖男と異常に鼻がいいがだらしない男の正反対コンビ物。
キャラクターがそこまでグッと来なかったので1巻で止まっていたのですが、2巻、3巻と読み進める度にグングン面白くなります。さすがです。
BLとして萌えるというよりもストーリーが面白く続きが気になって次も次もと読んでしまう感じ。2巻から更にストーリーが進んで深くなった感じでした。またコンビである二人の関係もどんどん深くなっていくし、最初はちょっと嫌な奴だった攻めもどんどん人間らしくなっていきます。
1巻目が刺さらなくても2巻までは読んで欲しいですね。3巻を読んだ人はまず間違い無くそこで止まれないので3、4巻は同時購入をすすめます。
面白い!!
ただそれだけです!!
毎回思うのですが、榎田先生って文章がお上手だなぁ~と。
なんら抵抗もなく、すらすらと読めて、引っかかる点が一つもありませんでした。
榎田尤利先生の作品で初めて読んだのは、交渉人シリーズでした。1巻を読み、さすが高評価作品だなというくらいやはり面白くて、2巻目も手に取りましたが、主人公芽吹のキャラ構成に違和感を感じてしまいました。1巻では、頭が良くて正義感が強く、基本的には明るいけれど、過去の経験に対するトラウマによって少し影も差しているという人物だったのが、2巻では、少しの影による儚さのようなものや知性は私には感じられなくなり、くだらないオヤジギャグや下ネタを連発する、なんだか空回りした鬱陶しい明るさを持つ人物になってしまっていて、キャラがブレてしまっているように思いました。シリーズものは、それだけ長く登場人物たちを見守っていくものなので、主人公の人間性を今ひとつつかみきれないということは、私にとっては作品を楽しむ上で致命傷になり、結局そこで離脱してしまいました。
その点、今作は、千里も鷹目も、その他のキャラたちも構成がしっかりしているなと感じられ、行動も説得力のあるものだったので、違和感を感じず、純粋に作品に引き込まれました。こういう事件を解決していくのと恋愛が同時進行の作品って、頭がいいはずのキャラがなぜかその設定を生かせず、いとも簡単に敵の手中に落ちて、それを相手が助けに行って恋愛感情が芽生えていくアメコミヒーローっぽい構造のものも多々ありますが、そういうのではなく、個々の性格の設定と行動の間にちぐはぐな点がないので、スムーズに読み進められます。千里も下ネタは多めでしたが、最初から女の子大好きで少しだらしないところもあり、基本的にはおちゃらけた感じの明るい性格のキャラだったので、そういう場面もクスッと笑えて楽しく読めました。
基本的には一冊一冊に個々の事件があるので一冊完結ですが、最終巻でメインとなる事件は、前の3冊でも伏線が張られています。一つの作品で様々な出来事を味わえたり、張り巡らされた伏線が鮮やかに回収されていく高揚感は、やはりシリーズものならではで非常に読み応えがありました。千里の特殊能力と鷹目の冷静な観察力・分析力を生かして、あらゆる依頼を解決していく様は、爽快でスリルもあり、追い詰められたときや嘘をついているときの人間の習性などの説明はなるほどという感じで面白かったです。
だらしなくて直感で動く千里と、潔癖気味で論理的に物事をつきつめて考えないと気が済まない鷹目という対照的なカップリングもとても好きでした。はじめは正反対な性格の相手にお互い反発し合い、においと身体の相性だけでつながっていた2人が、バディとして一緒に過ごしていくうちに、それぞれの美点を知り、認め合っていく過程が丁寧にかかれていてよかったです。お互いに恋愛感情は自覚していなくても、鷹目が千里のわずかな変化を見逃さずに心配していたり、千里が情報屋と鷹目の関係を気にして拗ね気味だったりしている場面はほほえましく、萌えました。はっきりと恋愛感情をお互いに共有する前で私が一番好きなシーンは、三巻終盤のスノードームのシーンです。千里の純粋な心を鷹目のぶっきらぼうな優しさで包み込むようなほっこりするシーンでした。
千里と鷹目の関係性だけでなく、家族愛を感じられる千里と義姉の阿莉や義兄の澪との関係性や、千里とパンドラボックスの面々との関係性とてもよかったです。とにかく千里はみんなに愛されていて、読者の私でも愛さずにはいられない存在でした。35歳近い男性ですがw、本当に可愛らしく、愛おしかったです。ぜひ、読んで確かめてみてください。
イラストも、作品の雰囲気に合っていて、よかったです。次は、榎田先生の、夏の塩、夏の子供を読む予定なので、それも楽しみです。
ゲイの攻めにノンケ受けのケンカップル。
同じ設定の交渉人シリーズより、このシリーズの方が私は好きです。
2人の設定がまず面白いです。
頭脳明晰で潔癖気味、そしていまいち協調性に欠けるゲイの鷹目。
ずば抜けた嗅覚の持ち主で、生活態度や女にだらしがないノンケの千里。
そんな2人が仕事を一緒にするんですが、千里は鷹目を「クサイ」と連発(笑)
「クサイ」というのは言葉どおりの意味ではなく鷹目の匂いが性的に「やばい」から、クサイと言って鷹見を遠ざけてる訳なんです。
そんな2人の掛け合いが楽しくて、どんどん読み進めていけます。
Hシーンあるとはいえ、ラブとは言いがたい2人の関係。
読んだら次を…と読みたくなる、そんな一冊だと思います☆
電子にて。初読み作家様です。
このお話、最ッ高に面白かったです!!!
途中まで、BがLする雰囲気が皆無だったので、もしや1巻ではlove要素なし?!と焦りましたが、後半でキターー!!ってなりましたw
焦らされた分、エチシーンがエロくて大満足!
鷹目の匂いは、チリにとってやっぱり良い匂いだったのね。
匂いって、なんかエロい要素含んでますよね…!!
2巻以降もさっそくポチります!
嗅覚が異常に発達したお調子者の千里と、公安出身の愛想がない鷹目。
読み始めは「こんなに相性が悪い設定で大丈夫か?!」と心配でしたが、全く問題なかったです。
全くタイプの違う二人だけど、仕事能力の高さはお互いに認め合っているので、口ではどんなに言い合っても信頼関係が出来上がるのも時間の問題。
千里が鷹目に「くさい!」と言った時には笑いましたが、後半には自分から匂いくんくんしちゃうから、可愛いですよね。
まだよそよそしい二人だけど、今後が楽しみ!!
有名作ながら長らく積ん読でしたが、何気なく手にしたらのっけからいきなりはまった。一気読みでした。
思えば、私はこの対等、対決する二人、でもどうしようもなく惹かれるという設定がとてつもなく好みなんですね。
こちらの二人も、登場時から強烈に印象づけられるような180度逆のキャラクター。理知的で有能だが人付きあいの苦手な鷹目、一方、だらしないの極みだが嗅覚に特殊な能力を持つ千里。
そんな二人は、反発しながらも協力して仕事をするうちに信頼関係を築いていく。
コミカルな筆致、無駄のない展開、軽妙な会話などさすがの文章力。そして、この展開だけで終わらないところがよい。タイトルにもなっている、臭い聞き、のところがテーマになっていて、もうとにかくどうしようもなくメロメロになってしまう、そのエロスの描きっぷりがとてもよかった。
続編買ってきます。
サスペンス有り、ゲイ攻め、ノンケ受け、ケンカップルという、
私の好物が沢山詰まった作品でした!
ごちそうさまです。
榎田先生の作品に出てくるキャラクターはいつも、脇役を含めて魅力的ですが、この作品もそうでした。
主役のふたりの格好良さは言うまでもないですが、ふたりの上司の阿莉さんやキャバレーのおねえさん達等、ふたりを取り巻くキャラクターが良い味を出していました。
メインとなる事件のオチは、腑に落ちなかったのですが…
キャラクターの魅力と次回への期待で萌×2評価で!
シリーズ最新作の発売を前に、改めて読み直しましたが、やっぱり好きです!
あとがきに「新シリーズです」とあるので、最初から続く予定だったのでしょうが、あれはどうなったの?これは?というもやもやがなく、この1冊だけでも充分読めます。シリーズものの苦手な人にも是非読んでもらいたいです。
女性キャラが苦手な人も、明るくさっぱりとした女性ばかりなので平気だと思います。
そしてなによりラストが秀逸だと思います。文章も、文章の最後にそえられているイラストも。
図書館で予約したら待てど暮らせど来ず。どんだけみんな予約してるんだーっと、おもいながら待つこと1年!!1年待ってようやく読めた。待たせすぎ待たせすぎ。もう舐めるように読んだ。すっごいよかった。
神経質な鷹目とだらしない千里という、二人の正反対の性格がすごくよかった。それに加えて、千里のあの驚異的な嗅覚が二人の距離を遠ざけたり縮めたりする。
鷹目が実は結構エロくて素敵だった。アタマがよくてスペックの高い男は、セックスもうまい!!
続編も読まなくては!!
面白かったです!
キャラや設定も面白かったのですが、何よりも語り口が軽快でテンポがよく、ストレスなく読めました。エンタメ性も高くて楽しかった~♪
ライトノベルっぽい?のかな。(ライトノベルほとんど読んだことないけど)
嗅覚に異常に優れているという千里のキャラが面白かったです。このお話はその一点のみにかかっており、それを軸にした感じ。主役は千里一人です。
あまり深く考える作品ではなく、単純にただ楽しむための作品です。
惜しむらくは・・・ラブシーン少なっ!という(笑)
しかもなんか萌えない。そこに至る以前のもやもやを楽しむ作品かな。
榎田先生は初読みです。
設定が気になって買いました。
神経質な攻めとだらしのない受け。
正反対の二人ですが、不思議と噛み合っていて、そこが面白かったです。
喧嘩するほど仲がいい。まさにそんな感じ。
言いたいことを言う男前な受け。好きです。
暴漢に襲われたあとの展開が少し急で、え?いつの間に受けの心境に変化があったの?と違和感を覚えましたが、テンポよく話が進んでいったので飽きずに読めました。
続きも読もうと思います。
初めて読んだBL商業の小説が個人的に好きになれなくて、それからなんとなく小説は遠ざけ気味だったのですが、以前読んだ榎田さんの「erotica」が良かったのと、イラストの湖水きよさんも好きだったので、思い切って買ってみました。
読み始めてからは楽しくって、どんどん読み進めてしまいました。
千里と鷹目のコンビ良いですね。掛け合いが楽しかったです。
そしてお互いの持ちうる能力で依頼人に隠された事実や想いを明かしていくのは読んでいて刺激もあります。ただ恋をしていく、というのよりも面白みを感じます。
千里ちゃんは一見寂しがり屋のようにも感じますが、嗅覚のせいで他人を簡単に信じたり、好きになったりするのが難しいという面があります。だからこそ登場人物はみんな千里ちゃんの家族みたいに温かい人たちで、千里ちゃんにかまう彼らにほっとした気持ちが込み上げます。特に澪ちゃんとヤセッポが好きです。
鷹目はまさにインケン眼鏡の名にふさわしいインケンぶりでしたが、後半になるにつれそのはっきりとした態度は清々しささえ感じます。そこまでずばっ!としてるのは気持ちが良いくらいだと。
シリーズものということで今後も展開が楽しみです。
とりあえず次巻が出ているので買おうと思います。
一晩で読んでしまい、次巻は様子を見てからと思っていたはずが速攻で手配してしまいました。
最近あまり夢中になって読めるような本が自分的になくて、おもしろそうだなーと思って購入しても、集中できなくてなかなか読み終わらないのでいくつかの本をへいこうして読んだりするのですが、この本はあさになってもやめることができず。
しばらくエダ先生の本は読んでいなかったのですがやっぱり面白さを体感してしまったのでまたはまってしまいそうです。
特にタカメがチリに対しての心の変化を感じてるシャワーのシーンがよいです。
お布団シーンは言わずもがな。
2巻の到着が待ち遠しいです。
私事ではありますが、実は私もチリちゃんみたいに
鼻が良い方で、ニオイで人を判断しちゃうことってあります。
なんとなくそこが共感できて面白かったです。
でも欲情する香りの相手に「クサイ」はないです。
「ヘンナニオイ」って言ってあげてwww
それにしてもこの本は、章で鷹目視点になったり
チリ視点になったりするから面白い。
視点がコロコロ変わるから飽きないで良いと思いました。
あと、鷹目が意外と几帳面童貞キャラとかじゃなく
遊び慣れてるとこが意外でした。
そして意外にチリはウブだったwww
私、気に入ったお話だと、一度読んだ後すぐにパラパラとお気に入りの部分だけ二度読み三度読みしちゃうんですよね。
このお話はなんというか、ワクワクしました!
シリーズの一冊目だということで、二人の紹介的な軽いお仕事のお話と、ラブに片足突っ込んじゃうとこまで。
気持ちはわからない、けどカラダは惹かれる、みたいな。
攻の鷹目は学歴も身長も顔も優秀だけど、対人関係が上手くない、堅物で潔癖で、それを自覚してる冷静な男。
ちなみにゲイです。
受の千里は甘い顔立ちのイケメンだけど、鷹目と正反対でだらしない女の子大好き!なチャラ男。
第一印象は最悪だけど、一緒に過ごす内に良いところも見えてきて…という、シリーズ一冊目の仕事をキッチリこなしてくれてます。笑。
千里の特殊能力?の「におい」に異常に敏感、というのがうまーく活かされてます。
エロが良いよ!エロが!笑
実はシリーズなのをあらすじ読むまで知らなくて、あらすじできゃっほうしました。笑。
ほんとまだ、エロはしたけどラブは片足なので、わくわくルンルンが止まらない!
作画も、鷹目の酷薄そうな顔立ち、千里の甘くて軽薄そうな顔立ち、ピッタリで素晴らしいです!
早く続きが読みたいっ!!!!!
榎田さんの最大の魅力といっても過言ではない
実際いそうな登場人物と、
今回は滅多にいなそうな嗅覚の持ち主!
個人的にちょっとツボったのが
小柄で小太りの平凡なおばさん、CAS社長の大島阿利さん。
あんな鷹目にすいすい喋れるなんて凄いw
サバサバして遠慮が無いようでいて、女性らしい気配りもあり、
なかなか爽快な気分になれました。
鷹目は陰険眼鏡。(漢字にするとすごく嫌な気がしてくるw)
だらしない千里と真逆で第一印象からもお互い最悪。
そういう二人が……っていうのがもう悶えてしまうのですよー!!!
大好きなシチュエーションだ!!
今回はシリーズもの第一弾として
出会い、お互いを認めたくないけど凄いと思いつつ
仕事で協力しあい、意外にも気の合う所も発見して
心はまだ伴わないけどHまで、という
なかなか盛りだくさんではないかなと思います。
Hまでしたのに全く顔にも出さない鷹目と、
つい態度に出てしまった千里。
さぁ次巻は???って素直に楽しみ♪
ですのでお仕事(事件?)の内容が若干あっさりめだったのは
特に気になりませんでした。
むしろ、二人の距離が徐々に近くなるのが大事だと思ったので。
あれもこれもじゃやはりあの頁数じゃ収まらないでしょうから;
鷹目の観察眼は鋭すぎて怖い!!
実際いたら会いたくないですよね!?w
色々と指摘されたら立ち直れ無さそう…;
とにかくね、千里の鼻の良さ、
あそこまでは当然いかないんですけども
私はわりと鼻が利く方なので
嫌いな匂いがあると本当にツライ!!!;;
加齢臭とか、どんだけ!?っていうくらいのニンニク臭とか
50歳以上くらいの男性が好みそうな
昔からあるオヤジ臭のする整髪料系…(○ンダム等)おぇ。
自分でマスクしたって全部消えるわけじゃないし
真夏のくそ暑い中だったらマスクなんてしたくないし!
千里ほどじゃないけど嫌な匂いって耐えがたい…;
息止められないしなぁ…。
鼻風邪引いている時の方が気持ちがラクな事も。
あと、甘めの缶コーヒーと煙草好きな方の口臭って
なんであんなに殺人的なんでしょうね……。お、おぇ…。
脱線してしまいましたが、
わかりやすくてテンポが良くて
登場人物の魅力が満載で
やっぱり榎田さん大好き!!
“抗いがたい、におい”、是非嗅いでみたいです!!!
攻め(鷹目)が、眼鏡でムッツリ。ムッツリ、大好きなので嬉しいですw
最後のあたりまでラブ要素は薄かったのですが、楽しく読めました。
その鷹目(頭脳明晰で観察力に優れている。不遜で潔癖。)が、CASに採用面接に来るところで物語が始まります。
CASは一流ホテルのスイートが事務所で、「相性診断サービス」を業務とする一風変わった会社。やってることは探偵に近いかな?
面接も独特で、受け答えも楽しいので、一気に物語にひきこまれました。
めでたく採用された、潔癖な鷹目にバディとして紹介されたのは、「勘が良くてだらしなくて、うるさいお調子もの」な千里。
千里は嗅覚が超人的に優れていて、そこから様々な情報を読みとれるのだった。
性格的にまったく合わない、と反発する二人だったが・・・
↑っていうのがあらすじです。
今回は新シリーズの第一作ということで、仕事を通して主役カップルのすごい能力を読者にご紹介+ラブも始まりました、ってとこですね。
ラブに関しては、反発してた二人が、お互いにあれ、いいところもあるかな?って思い始めて、えっちが最後に一回。
でも、これがいいかんじですよー!
やっぱ、やりまくってれば良いってものじゃないんですよね。
それまで淡々と綺麗好きだった鷹目が、千里のからだに夢中になる、ムッツリっぷりに萌えました。
シリーズ通して、もっとメロメロになってしまえばいいと思います。
なんか、鷹目のことばかりになってしまった・・・千里も、ちゃんとキャラ立ってるんですけどね。実は寂しがり屋とか。
千里に関しては伏線っぽいものがあったので、今後また新たな面とか過去が出てくるかと思います。
そちらも楽しみですね。
一つ残念だったのは、今回一番見せ場だったろう依頼(資産家令嬢と婚約者の相性をみてほしいっていうもの)の真相がイマイチ、榎田さんにしては練りきれていないように感じました。
あまり言うとネタバレがすぎますが・・・令嬢の思考回路が意味不明です。
このあたりの顛末が、なるほどー!!って納得できてれば、もっと素晴らしかったのに。
評価は、今後の期待をこめて萌×2で。
神シリーズになってくれるといいなあ♪
Loveナシがよかった、という訳ではもちろんないですよ、
LoveナシだとBLにならないですしね。
でも、
なくても十分面白くて一気に読んじゃうだろうなぁ♪
そんな話の展開やテンポだと思いました。
「…エレベーターには、あなたを抜かして何人が同乗していましたか?」
「それぞれの特徴を覚えていますか」
「言ってみてください」
「根拠は?」
そんな始まりに、
なに?なに?なにがはじまるの?
と、興味津々で物語についていくことになりました☆
上記の質問をされた元公安の鷹目の返答は、的確で鋭い。
この時だけでなく、鷹目視点になると唸るような観察眼が披露されて、
なんてことない瞬間や状況にに色がつくのです。
対比させるように、会話文が羅列された文章も多い、この本。
それがまた、文字以上のものを読み取れない自分と、
鷹目の観察眼との違いが明らかにされて、テンポ以外の効果を生んでいると感じます。
その鷹目の仕事のパートナーとなるのは、
最初の観察では、下品で、愚かで、不潔で、しかなかった男、燕。
その人並外れた “鼻が利く” という能力もさることながら、
燕視点でひろがりを見せる、彼の人間らしさや、
掴みどころがあるようなないような、あやうさが見え隠れするのが魅力的。
BL展開でいうと、こうなるのかなぁ~という流れがまぁそのまま~な感じではあったのですが、
それでもちょこちょこときゅん♡とさせてくれました。
ゲイとはいえ、潔癖で、燕の不潔さに時には殺意を覚えていた鷹目。
そんな彼が、燕のザーメンがついた手を自分のシャツで拭う。
汚くないのか?の問いにも、
「なんで。寝てる相手の精液が汚いはずがない」
とキッパリ。
鷹目の性格や、燕とのやり取りを十分見てきた後でのこの言葉にはやられましたぁ~。
次の巻では、ふたりがどんな面をまた見せてくれるのか、楽しみ♪
最後に、湖水きよさんの挿絵について☆
欲をいうと、最後の挿し絵はもうちょっと余韻を感じる1枚だと嬉しかったな。
すごく素敵な挿し絵もあっただけに、最後の1枚なだけに、正直少し残念でした。
来春に出る予定という新刊では、もっとその画力で胸を高鳴らせてほしいなぁ♡と期待大です。
面白かったです。特に主人公達の人物設定が。
榎田尤利先生のBLは、ファンタジーだな~と思うものが多いです。
登場人物があり得ない様な設定で、個性的で良い人ばかり。
そして、とっても魅力的なんです。
今回の二人とそれを取り巻く人々や世界観も、
非現実的で本当に魅力いっぱいで、一気に読みふけってしまいました(笑)
CAS入社の二次面接の為に、鷹目は相棒となる予定の千里に会います。
千里に、相棒に求めるのは観察力と分析力と判断力だと言われ、
自分は資格があると思いながらも、千里のとんでもなく怠惰で下品で不潔な姿を見て、
入社する気がすっかり無くなってしまいます。
ところが「学校でお勉強ができただけの、エリート気取りの不潔恐怖症」と言われ、
売り言葉に買い言葉で、現場で鷹目は能力を試される事になります。
そして無事依頼人を満足させる事が出来た鷹目は、千里コンビを組むことに。
ここで、千里の能力が「人並み外れた嗅覚」であることを鷹目は知りますが、
千里は鷹目の匂いが「我慢できないほど臭い」と言って、嫌がります。
怠惰で下品で不潔な千里に「臭い」と言われ、怒る鷹目。
正反対な二人が、最悪な相性でコンビをスタートしますが、
この二人の会話が、本当にテンポが良くって面白い!
絶妙のボケとツッコミの漫才を見ている様(笑)
ケンカコンビでスタートした二人ですが、
新たな依頼にまつわるトラブルや、犬のヤセッポの死など、
共に時間を過ごしている内に、お互いの長所も見えてきて、
ほんの少し信頼関係も生まれます。
そして、お互いの「匂い」に煽られ、とうとうエッチも・・・♪
そう。千里が鷹目を「臭い」と言っていたのは嘘だったんですね~!
それは、千里にとって今までにない抗いがたい官能的な匂いだったんです。
鷹目の「抵抗しないと、抱くぞ」には、私もクラッと来ましたよ(笑)
犬のヤセッポの最後のシーンは、うるうるしました・・・
静かな月夜の、鷹目目線での千里とヤセッポの描写が、しんと胸に染みました。
全体的にコメディな中で、しっとりと泣けるエピソードも入ってて飽きない。
何より、正反対なようでよく似た鷹目と千里が、すごく私の好みです。
鷹目の、空気読めない所とか、何事もオブラートに包めない所とか。
千里の、女の子大好き!な所とか、少年がそのまま大人になった様な所とか。
千里の過去も、何かありそうな話がちらっとありましたよね?
とにかく、今後の展開が楽しみです。
BL基準からしたら、普通に面白かったな~と感じました。
ただ、榎田さんだからという期待が、
良くも悪くも評価に影響してそうですね。
相性の合わない2人の事件ものということで、
どうやって2人の距離が近づいていくのか?というのが
面白ポイントですが、
個人的には、エリートな攻の性格がツボというか、注目ポイントでした。
榎田さん、どこまでエリートでおかしな攻に描き上げてくださるか!!
みたいな期待です。
性格のおかしなエリート好きな方には一読の価値があると思います。
タイトルから調香師ものかと思ったらそれを上回るまるでワンコみたいな嗅覚を持ってる
受け様と、超エリート街道を走っているような高学歴だけど世渡りベタな攻め様との
テンポの良いコミカル風な作品でしたね。
読んでて思ったのが絶対音感とか共感覚みたいな嗅覚を受け様が持っているのだと言う事。
その特技?を生かして始めた仕事が相性診断サービス会社なんですよね、
そして攻め様は元公安で、信頼できる知人に公安の仕事は向かないと言われ、
相性診断サービス会社を紹介される事になるんです。
この攻め様は、頭も良いし能力的にも高いのですが嘘が付けなくて協調性に欠けてて
大きな組織では浮いてしまうタイプでさらには神経質で潔癖気味でゲイなんです。
そして受け様は攻め様とは正反対で女好きでちゃらちゃらしててだらしないタイプ。
性格が正反対で相性最悪のうような二人が一緒に仕事をするようになるんですが、
受け様は猛烈に嫌がります、それは攻め様の匂いがくさいから・・・
しかし、このくさいが後半で曲者だったのだとわかるのです。
理路整然とした高い情報能力を持つ攻め様と、嗅覚で相手の事を見極める事が出来る受け様
そのふたりがバディーとして依頼された仕事をこなしていくお話なのですが、
絶対性格的には合わない二人が一方でこれでもかっ!てくらい気が合いすぎる。
二人とも第一印象もその後も最悪な流れで進むのですが、受け様が預かっていた犬の死で
急速に近づく事になるのです。
ケンカしながらガンガン言いたいことを言い合ってる二人ですが最後の最後のお互いの
匂いに惑わされているのかと思える展開で抱き合ってしまう。
まだまだ恋人なんて言葉には程遠い感じなんだけど、意外に変な所で気が合う二人の
今後の展開が楽しみな作品でした。
でも、新書じゃなくて、文庫だったらもっとよかったな。
確かに、榎田ブランド的にはそれなりのハードルがあったりするので、SHY novelsでこれとなると物足りないって気持ちもわからなくもない。
期待値が高いだけに、ってね。
鷹目のキャラは結構好き。
こういう、傲岸不遜なくせに潔癖なのっていい。
普段すごく神経質にしているのに、いざセックスとなったら、平然とぐちゃぐちゃにして、翌朝、これまた平然と有無を言わさず全部洗濯機にぶち込んで洗濯始めたりね。
で、また、湖水さんの描く鷹目がいい。
表紙なんか特に。
すごくプライド高そうで、意地悪そうで、
いい感じ。
以前読んだ湖水さんのコミックだと、ちょっときつすぎて萌えにくいと思った攻めキャラも、この鷹目にはいい方に作用しているかな。
榎田尤利先生のファンなので、本屋で見かけて早速買いました。
さすが榎田先生、言葉の運びや知識の散りばめ方は絶妙です。
んが!!今回はアレっ!?という軽さでしたね~。
どこが、と言うと、キャラクター設定や依頼の解決部分あたりです。
この軽さは話を十分に膨らまし切れていない、枝葉が付いていないところから来ているのでしょうか。
何にせよ「エッ!?」と思えるほどあっさり進む展開でした。まぁ先生的にそこは重要じゃなかったのかなぁかなぁ・・・かなぁ?
主人公の嗅覚については面白いなぁと思いました。
BLですから、やっぱりニオウってそっちの匂いを感じてた訳ですね。
そして一応Hに突入しちゃうわけですね!!初巻からノリノリです。
いつの間にか、相棒の燕を「千里」って読んでいる鷹目はなんなのw
ナチュラルに俺のモノって感覚芽生えてませんか(笑)
何だかんだ言いながらもやっぱり次も読んじゃうんだろうな~
次回作以降は、二人の主人公に更に濃厚な焦点が当てられると嬉しいかなと。
心が痛いのは嫌なのに、どこかピリっとしてないと物足りなさを感じるのは欲張りですかね~。
ゆるくあったかいのが好きな人ならこれぐらいが丁度良いかもしれません。
キャラクター達がそれぞれの定番の型にはまりすぎて、なんだかキャラ立ちしていないというか・・。
榎田先生の作品は登場人物のキャラ立ちも大きな魅力の一つだと思うのですが、この作品の受けさん、攻めさんは典型的な性格しか与えられてないなー、としか読み取れませんでした。
上手に説明できないのが全く歯がゆいのですが、例えば主人公カップルでいうと
攻めさんのキャラクター
眉目秀麗、学歴優秀、仕事もカンペキ…けど、社交性皆無の朴念仁
趣味:貯金
受けさんのキャラクター
だらしない女好きだけど会社設立者(共同経営者アリ)
抜きん出た才能あり
うーーーーん。
榎田先生にしちゃキャラ設定が安易じゃないですか?
ツンデレキャラの女の子だからニーハイ履かせといて、おまけにツインテールにしとくかー、という位に安易な設定じゃないですか?
普通のそこらへんにいるような人でも、榎田先生にかかれば一癖のある面白みの溢れる人物に描かれていた印象をずっと抱いていたので、かなり肩透かしをくらいました。
あと最近発表された作品を読んでいて思ったのですが、なんか会話の部分増えていませんか?
なんだか年々増えていってませんか??
そんでもって今回の作品も会話部分がかなり多くないですか???
榎田先生のキャラクターの目を通して語られる状況描写や心理描写がとても大好きなので、要求するハードルの設定値が高すぎるせいかもしれません。
・・・・うーんでも減ったように感じるんだけどなぁ・・。
巻末に「シリーズ化します」と書いてありましたが二巻は出ても、その続きは難しんじゃないかしら。
わたしは榎田尤利さんのファンです。そう言ってきた…でも、この作品にはノレませんでしたー;
キャラは立ってます、
超人的なまでに嗅覚が優れている、性格はだらしない 燕 千里(つばくら ちり)と、エリート然とした外見で洞察力がホームズかよ!みたくにすんごい、神経質な鷹目 兆(たかめきざし)がコンビを組んでさまざまな「相性」を分析する仕事をこなすうち、愛も芽生え…という筋です。軽妙で、ノリとしては「ラブ&トラスト」に近いかと思います。話はぜんぜん違いますが。
それで…お互いを嫌がってたチリと鷹目が距離をちぢめるキカッケになるのが、死にかけのわんこを飼い主の入院先へつれてゆくエピソードなんですが、わたし、似た話を前にレディコミで読んだ。
パクリとはいってません、そのくらい「ありがち」なんだと思うし、思ってしまったし…。
そして。今回の依頼は
見合い結婚をする資産家令嬢に、夫候補の2人の男のうちどっちが相性がいいかを見極める、というものなんですが。私には、この女性の行動がさっぱり理解できなくて。
ぶっちゃけると、家柄のつりあわない、一般家庭に育った男と恋愛してて子供を妊娠して3か月になってて。でもお金はあるけど家族仲はギクシャクした自分の家にカレシを巻き込むのは嫌と、別の男との結婚を急いでいる…
「え?」って思ってしまって。
別の男と結婚したところで、妊娠がバレないわけないし?明治時代じゃないんだから早産ですって、無理じゃないか?
「南美さんは…ぜんぶ一人で背負おう気だったんだな」って
なら一人で金もって家をでたらいいじゃん…。他の男を利用しようという女がなぜ好意的に書いてあるのか。妊娠がバレたら離婚でしょふつう、だったら結婚自体に意味ないじゃん…。そしてカレシを遠ざけた環境に子供は産む気か。ないだろー。って思った。
行動そのものが理解できないため、…すごい、話の都合臭くおもえてしまって。
あとどうでもいいかもだけどなんでそう避妊しないの?話の都合でぽこぽこ子供つくったり結婚考えるの、それはなくない?先生、と気持ちが少し冷めました…。
はあ、長くてスイマセン。
主要なエピソード2つに「ありがち」感と「ないだろ」感をもってしまった(ーー;)
Hも唐突っていうか、愛がまだ足りてないカンジ…それはおいおいってことなのだろうが。
あと、イラスト。
好き嫌い以前に、このレーターさんてパースの感覚、どうなってるのか。
うっかりラストの絵を最初に見ちゃって。あれでは床が起き上がっている(?)なんかヘンと…思うんだけど…。
濡れ場も腕が変?とか、気がそがれて、萎えた。うまくなくてもいいから、なんとかごまかしてください。色は素敵と思います。
話にしろ絵にしろ、私はお金払って、騙されたがっているのです…。長々とすみません…。
榎田さんの新しいシリーズはまたまた目の付け所が面白いコンビもの!
やはり会話が面白いのは、”ボケツッコミ”のような形をとったテンポのよさがあるから。
この会話の上手さがキャラクターの魅力を引き出してくる一因で、ポジティブ系榎田作品の最近の大きな特徴ですね♪
また、職業設定がユニーク!
「Chemistry Advisory Service」和訳すれば”科学助言的お世話”科学的に助言をしてお助けしますよ、ってなものですが、
この科学的っていうのがクセ者ですねwww
ぶっちゃけ何の会社かというと相性診断をしてあげる会社ってなことらしいです。
しかし読んでいくと、何やら探偵めいたこともしているし、特化型探偵事務所みたいなものでもあり、結婚とは違う人の縁結びの手伝いをするみないな部分もあり
だから、メンバーは人に対して目利きでないといけないわけで。
だからこその、今回の主人公たちの設定とあいなったのね♪
頭脳明晰、海外でドクターの資格を取り、日本に戻ってきて法務省から公安というエリートの道を歩んできた鷹目兆が、協調性がないことから先輩のアドバイスに従い紹介された企業「CAS」の面接を受けるところから始まります。
人間観察に優れ、客観的に即判断を下すことのできる鷹目は、だけど歯に衣を着せぬもの言いでちょっと不遜な感じ。
預貯金が趣味で、この会社も提示された給与が魅力的だったらしい(笑)
ユニークな面接で合格となった鷹目は、最終面接としてコンビを組む予定の相手の元へ行かされる。
それが、飲み屋の外人のおねえちゃんたちと下着姿でデレデレしているボサボサ頭のだらしなさそうな燕(ツバクラ)でした。
こんな怠惰で不潔で下品なやつとはコンビは組めない!
こんなエリート気取りの不潔恐怖症なやつとはコンビは組めない!
しかし、鷹目の負けず嫌いが功を奏して(?)二人はお試しとして、政治家のパーティーに潜入して裏切り者は誰かを探す仕事をすることに!
その場は、鷹目の鋭い洞察眼でアドバイスをすることができましたが、そこでわかった燕の特技というか能力は、なんと!
嗅覚が人よりずば抜けて鋭いということでした。
花粉症の時は鼻が効かなかったのでよかったのですが、治ったとたん「お前の匂いクサイ!」といって鷹目を側に近寄らせない燕。
お試しに合格した鷹目は、正式に会社の採用となり燕とコンビを組み、次は孫娘を可愛がる祖父の依頼で、孫娘の婿2人のどちらがふさわしいか選ぶ仕事に出かけるのですが・・・
こうした依頼内容の2件を通して、二人の能力がわかっていきます。
その仕事の合間に、数々の主役たちに絡む登場人物がおり、主役たちの人間関係に厚みと進展をもたらすのですね。
燕をチリちゃんと呼ぶ人たちが多分彼等を取り巻く重要な仲間存在として位置づけられるであろうと思われます。
アパートの下のキャバレーの外人おねえちゃん・リタとナターシャ。彼女たちは燕を可愛がっているのです。
そして、CASの社長であり、燕の姉や母のような存在である従兄弟の阿莉と、
CASの出資者で歯科医で阿莉の兄の澪、彼は燕を溺愛してる?
主人公たちについては、もう言うことないくらい実に興味をそそる、そして実にいい組み合わせでした。
ゲイだけどストイックそうな堅物っぽい鷹目が、何故か燕に甘い匂いを感じる。
燕が鷹目の匂いをクサイと言う理由はwww←大体こういう時は、アレですよね♪
どう見ても相性悪そうなケンカップルっぽい組み合わせの二人だけど、ほら、物事を見るときの比喩表現に、目と鼻を効かすっていう言葉の通り!この二人は洞察眼と嗅覚なんですよ!だから仕事の相性はバッチリ☆
こんな二人がどうやってくっつくのか?それに期待をしてワクワクするわけですが、やはり匂いがキーポイントだったのですね♪
今回、ざっと彼等の大雑把な概要はわかりましたが、両親を亡くし叔母の元に引き取られて兄弟のように阿莉と澪に可愛がられて育った燕が、本当は淋しがりというのが気になります。
犬のヤセッポのくだりはちょっとウルウルしてしまいましたし。
鷹目も、優秀でありながら先輩のアドバイスには素直に従ったとある、この先輩も気になるところですし、彼の性格形成には何かあったりするんだろうか?って思ったりもしますし。
とりあえず、好きとかいう気持ちの前に匂いに欲情して関係を持ってしまった二人。
これからどんな展開とどんな事件や依頼が舞い込んで、本物の恋人になるんだろうかと期待大なのであります☆☆☆
またイラストが大好きな湖水きよさん!
主人公二人ともそれなりにイケメン設定なのに、何かどっか抜けてる残念なイケメンという表現がぴったりな描かれ方をしているのが実にツボります!
鷹目なんか、最初のうち後ろ姿ばかりで(笑)顔が出たかと思ったら眼鏡反射してるし(爆)実に魅力的なイラストで、その相乗効果もありますね♪