長男溺愛シンドローム

chounan dekiai syndrome

長男溺愛シンドローム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
6
得点
21
評価数
12
平均
2.3 / 5
神率
8.3%
著者
藍生有 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜井りょう 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784861345838

あらすじ

僕たちは兄ちゃんが好きなんだよ??弟たちの言葉でむき出しにされたのは、快感に弱すぎる自分自身だった。真面目な教師・紀一は、教育実習が始まる次男・二葉と、生徒会長を務める三男・三希と、平凡だが幸せな毎日を送っていた。しかしある日、雨に濡れて一緒に入った風呂で、三希から激しいキスをされ、更に二葉に敏感な躰を弄られて…。いけない事なのに、弟ふたりの情欲に溺れていく??。

著者:藍生 有
イラスト:桜井りょう

(出版社より)

表題作長男溺愛シンドローム

次男で大学4年生21・三希,三男で高校生18
江間家長男で高校教師27

その他の収録作品

  • 三男偏愛シンドローム
  • あとがき(藍生有)
  • あとがき(桜井りょう)

レビュー投稿数6

三男好き!

兄弟3P最高です!
次男より三男の想いの方が強く感じて、三男に独占させてあげたかったな。

0

いつもの藍生さん

※評価の割に文章が厳しめかもしれません。

ガチ兄弟3P物です。
いつもの藍生さんって感じである意味安心して読めます。

しかし疑問点や不満点も沢山あります。
・二年前までは両親(現在海外赴任中)も自宅にいて普通に仲の良い家族なのにどうして弟二人は兄だけに拘るのか?
紀一兄さんは普通に良い兄で弟達が「兄として大好き」なのは納得出来るのですが、他の兄弟物のように苦労して弟を面倒見ていた、訳あって離れて暮らしていた、という訳ではないのにそこまで執着する理由が判らない
・二葉も三希も昔から兄に執着している割には他人との性的経験有り
特に二葉は「好きじゃない男を抱くほど暇じゃないよ」と言い放っている癖に、とちょっと腹が立ちました。
三希の場合は年齢的も若いし相手も割り切って無いんじゃ?好意を持たれていないのに抱かれた相手が可哀相です。
・紀一は顔、性格、学歴、職業など全て問題なく平均以上(だと思う)なのにも関わらず、今まで恋人どころか告白された経験も無い
異性に興味を持てない設定なので恋人がいないのはともかく、このスペックで全く誰からも恋愛的に興味を持たれないのは不自然だと思う。
リアルにいたら少なくとも自分には好感持てるタイプです。
鈍感で異性からのアプローチに気づいていない可能性はあるが。
同作者の「失楽園のトリニティ」の受けみたいな年相応の経験のある受けの方が個人的には好きなので残念。

二葉の「可愛い系なのにドS攻め」とか三兄弟のキャラはそれぞれ立っていると思うのでそれは良かったのですが。
話も藍生さんのぬるい流れの話いう感じで個人的には好きです。

なんだかんだ言って同作者の「溺れるチェリーピンク」よりは好きなので評価は「萌」です。

2

弟たちに愛される兄の苦悩

ガチの兄弟禁忌もので、長男に欲情こみの思いを抱いている次男と三男。
両親が海外赴任で不在の家で、兄は5歳と9歳違いの弟の面倒を見る真面目さん。
内容的にはありきたりな兄弟もの3Pで、特別これと言った何かがある作品では
無かったように感じます、まぁ、禁忌王道兄弟ものの定番作品だと思います。
ただ、三男の長男への執着度合いが強い思いは理解出来るけれど、やんちゃで
社交的な次男の気持ちがエロだけで、気持ちがあまり伝わってこないかも。
次男の設定は兄弟二人とも大好きって事だから三男の気持ちとは少し違う気が
してしまうのですが、これで実は次男は三男が好きなんてことならもっと
変化があって面白いかも知れないなんて個人的には思ったりしましたね。
二人の弟に身体から堕とされる兄ですが、結果的には3人でハッピーって事で
終わるお話でした。

1

気持ちが分かりにくかったです

タイトル通りのガチ兄弟の3Pモノでした。

他の方も書いておられますが、きっかけが少し分かりにくい気がしました。長男の紀一を好きだと言った、二男の二葉と三男の三希。この弟二人がどうしてここまでの感情を兄に対して持ったのか?という理由がイマイチ分からなかったです。
三希の方は三希視点の短編である程度分かるのですが・・・二葉の方は何でだったのでしょう?
三希はブラコンと憧れから~みたいな感じでした。

それにしても、紀一が流されすぎでした。
関係が始まってそうそうに快楽に流されてますし、話が進んで弟たちを拒絶したはいいが色々あって、早々とやっぱり弟たちがいいとなりました。
ガチ兄弟にしては禁忌な感じがあまり感じられなかったです。

藍生さんの3Pモノは好きなんですけど、なんかこのお話は微妙でした。中身がほとんど無い気が・・・。(お好きな方、すみません)
弟たちのキャラは好きだったので、少し残念でした。

0

さんざん出尽くした兄弟3Pの焼き直し

すみませんー自分がここまでけちょんけちょんするのは大変に珍しいデス。
そうなる予感があったはずなので、なら買うなよ、読むなよ!ですね(涙)
兄弟3Pが初体験だわ♪
な、乙女な読者にはきっと「お兄ちゃんかわいそう、でもちょっと背徳的でいいかも」な具合でしょうが
多分、そこそこ兄弟3pモノを読まれた方には「あ、そうですか、はいはい」なレベルです。
よほど作者さんの熱狂的ファンでない限り、いい評価はできないと思います。

両親が海外赴任で、3兄弟で生活。
次男が教育実習で、長男は教師、三男は生徒、と同じ高校へ通う間に、3兄弟の均衡がやぶれて、弟たちがお兄ちゃんを襲う話。
お兄ちゃんは「こんなではいけない、間違っている」と仕事に支障をきたすまでなのだが、弟たちが、「じゃあ、我慢する」と引けば引いたで、また調子悪くなってしまう。
とどめに、電車で知らない男に痴漢にあって、他の男は嫌!弟たちじゃないと。
ということでめでたし、めでたし。
(すみません、盛大なネタばれ)

もうしわけない、”ダリア基準”というハードルで考えなくてはいけなかったんでしょうか?
そうなると、ダリアで3Pを描く意味ってあるんですか?

最近、レーベルについて色々考え込むようになってしまいました。
レーベル別読者満足度というものです。
作者さんのネームバリューによる読者取り込みが成功するかしないか、レーベルのカラーは大変に左右すると思います。
先日、キャラで中原一也さんの兄弟3pモノ「双子の獣たち」は久々のスマッシュヒットでした。すでに増刷も決まったそうです。
キャラ設定と展開が非常によかったからです。
申し訳ないが、こうした兄弟3Pモノをレーベルカラーに合わせて展開するのは、やめてほしいと思いました。
そういうのが読みたい人はそれなりの展開が許されているレーベルで発表される作品のほうを選ぶから、読者の新規取り込みにはならないと思います。
興味はひいても売上にはつながりません。

刺激を求めている、というわけではないのですが、せっかく、次男がドS設定という、ちょっとおいしい設定があるのに、全体をヌるい平凡展開にしてしまった為に、深く理由というのを掘り下げられていない為に、非常に凡庸でつまらないモノにしてしまった感がいなめません。

4

色んな意味で「折角の」ガチ兄弟3Pモノなのに

私にとっての初・藍生さん作品にして、初・ガチ兄弟、初・3Pモノ。
初めて尽くしのこちらを意気揚々として読み出した私が居ます。が。

……おぉ……こんなにもご都合過ぎる風に感じてしまうとは……。

長男の紀一は弟達の面倒を見るのが日課の男子校教師。
次男の二葉は明るくムードメーカーで人懐っこい男子校教育実習生の大学生。
三男の三希は真面目な美男子の男子校生徒会長。
両親の海外赴任をキッカケに3人での生活が平和に平凡に過ぎていく。
ある日、先に風呂に浸かっていた長男・紀一が、雨に濡れた三男・三希の体を心配して一緒に風呂に入る事を促すと――と進んでいくお話。

日常生活が淡々と語られる前半に、そのお風呂の件から一気に関係性が崩れる兄と弟達。
中盤では長男・紀一の心の揺れ動きや背徳感が描かれ、後半からラストは紀一の気持ちの変化らしきもので加速します。

紀一の気持ちは、何かのストッパーが外れた訳ですが、それが解放なのか崩壊なのかは読んだ方によって受け取り方は違ってくるかな、と。
と言うのも、私には都合の良い「崩壊」だなと思ったわけで。
紀一に感情移入が出来、尚且つ面白いと感じられる方は、紀一のそれは背徳感からの「解放」だと思えると思います。
しかし、全く以って感情が入らなかった私は、「ついに長男もタガが外れて崩壊したか」としか思えなかったのです。

何をきっかけにこちらの小説を購入したのか、実は自分でも定かじゃなくて(笑)、でも手元にあるから読んでみようと思ったのですが、読んで初めて自身の気持ちがついていかない物もあるのだと気付かされました。
個人的意見ですが、
・実兄弟の3Pはどうやらまだ私にとってレベルが高かったらしい(笑)
・その上、次男・二葉の性格がムカついたらしい(ドSと有りますが、性格の悪そうなドSに感じて仕方なかった)
・時折自身の兄達が頭にチラついて集中出来なかったらしい(笑)
というのが有ります。既に地雷と言うべき範囲かも知れません(汗)

ただ、長男と次男には感情移入出来ませんでしたが、三男・三希は可愛いなぁと終始思えました。(自身が末っ子だからか?末っ子には甘いのか?)
兄ちゃん大好き過ぎて、風呂に誘われて盛っちゃって抑えが効かなくて。
だからこそ、最後の最後で、
「おいで、三希」
と初めて紀一から求められた時の興奮と喜びと言ったら無かったと思います。
巻末の『三男偏愛シンドローム』は三希目線でのお話でしたが、こちらの方が面白かったかも?

何せ、都合良く(ノンケの紀一目線から見て)進んでいく感じがずっと払拭出来なかったのに、最後の最後、痴漢~冷たいシャワー、お風呂上り辺りの紀一モノローグに正直興醒めしてしまいました。

ガチ兄弟なら、攻め・受け単独からスタートした方が良かったなぁと。
(単に今回は二葉が嫌いだっただけかも?湯船に浸かって眺めてるなよ、とついイラッとしてしまった)
どうせガチ兄弟なら、もっともっと快楽に沈んで溺れる長男受けを見たいなぁとしみじみ実感しました。

ただ、あとがきでの藍生さん。
「兄と言う生き物は受だと個人的に思っている」という言葉に共感しました(笑)

分かり辛い感情変化にご都合主義。
何だか後味の悪い読後感となってしまいました。

0

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