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negawakuba koi
攻め様視点と受け様視点、前編後編のようか設定で描かれる高校時代の同級生同士の
ピュアラブでしたね。
二人の初めの出会いが、偶然と言うには後に考えれば必然であったように感じる展開で
ちょっとした、攻め様の勘違いで、高校時代に気になっていた相手と偶然再会する。
同姓同名の相手から会いたいと友人を通して言われた攻め様は、意外な申し出と
もう1度逢えると言う思いから指定された場所で受け様を待ち、早めに着いた時に
受け様の姿を見つけ、声を掛けるのですが、それがビックリするような偶然の
出来事だと言う事を翌日知る事になるんです。
そんな出会いから、受け様のバイト先がまたもや攻め様が通う剣道道場に近くて
攻め様は毎日、受け様のバイト先へ早朝のドリンク1本購入する時間を得る。
学生時代にはまともに話したことも無い二人、でも互いに相手の存在は強烈に見知ってる。
始めに相手への恋心を自覚するのが攻め様なのですが、それも本能的に受け様に
突然キスしてしまい、自分がした事に唖然としながら戸惑い、道場師範に言われた
何気ない言葉で受け様への思いを恋だと自覚するがキスした後に切っ掛けが掴めず
逢いに行けない日々、それでも嫌われていようとも逢いたくて・・・
すんなり恋人同士になる訳では無くて、受け様も攻め様を大好きな友人だと己の
懐深くに入り込んでいるのに、その相手に告白され、ダメなら今までのような友人には
戻れない事を悟り、逢えないのは嫌だけど、同性同士で付き合う事に戸惑うし、
取りあえず肉体から同性間で嫌悪無く付き合えるかお試しなんて二人の性格からは
すんなり考え付かないような急展開になるのです。
前半で攻め様が気になる存在から恋を自覚して受け様に伝えるまでを
後半で、受け様がその思いを受け入れ、でもまだ恋なのか自覚の無いままに
攻め様といる事の安らぎや甘えを感じて行く中で、同性同士の関係が後から攻め様の
負担になるのではと考え初めてしまい、同時に美大受験などが近づき、受け様は
自分の思いに蓋をして、別れを決めてしまう。
でも、別れを自分で伝えた時から受け様は攻め様への思いが思っていた以上に
強く育っていた事を自覚し、その思いの中で一人苦しむ事になります。
二人が誤解して、なんて話では無くて、互いに恋だと自覚するまでの二人の心の動きを
描いているようなストーリーでした。