お願いしてもいいですか?

onegaishitemo iidesuka

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  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
41
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
8.3%
著者
南野十好 

作家さんの新作発表
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イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784778111991

あらすじ

受験を控えた高校生の山沖真澄は、己の性癖に悩み、勉強に手がつかなくなっていた。いいかげんはっきりさせようと、思い切って“ハッテン場”へと赴いた真澄だったが、知らない男に声をかけられ怖じ気づいてしまう。間一髪で助け出してくれたのは、真澄が苦手としている物理の担当教師である柘植和俊だった。意外な人物の登場に驚くが、さらに「相手がほしいなら来い」と古びたホテルに連れられて……。

表題作お願いしてもいいですか?

柘植和俊,物理の担当教師
山沖真澄,18歳,高校3年生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

貴方にもらってほしい。

面倒くさいから適当にかつ、やさしく生徒に接する柘植。
その柘植が生徒である山沖に持ちかけられた相談。
内容は、自分が男が好きなのではないかという悩み。その悩みに区切りをつけるべく
柘植に抱いてほしいという事だった。


いつの間にか山沖の雰囲気に、のみ込まれていく柘植。
ハッテン場での出来事も多少なりとも影響しているのか、少しずつ
山沖が気になっていくんですね。
その山沖も山沖で気を使いすぎて気持ちを伝えられないで…
その2人が今後どうなっていくのか、さしては高校生活も終盤と大学受験も
関係にどう関わっていくのかは是非、読んで確かめてください!

1

思春期のお悩み相談

教師と生徒の恋愛模様、でも初めは身体から。
悩めるお年頃の受け様は、理系クラスでの成績下降で
落ち込み悩んでいましたが、更に自分の性癖でも悩み
なかなか気持ちの切り替えが出来ないでいる。
本当は勉強も文系を目指したいのに父親は物理の教授、
兄もまた同じように理系で・・・・
進路の相談をした時も当たり前のように理系へと
進路を言い渡され、諦めとともに流されて。
それがこのままでは受験すら危ういくらいの成績で悩み、
自分はゲイなのでは?と、勉強に集中するためにも
自分の性癖だけは確認しようと、ハッテン場へ・・・
そこで危ないところを助けてもらった相手を見て蒼白に。
それは自分が1番苦手な教科担任の攻め様だったから。

その教師の攻め様ですが教師歴3年のあまりやる気のない教師。
亡き母に希望で教師になったものの、日ごろからガキは嫌いと
淡々と職務として教壇にたっているような人で教え子の
顔一つまともに覚えていないかなりダメ教師。
恋愛にしても面倒な関係が嫌いなので快感優先のセフレと
気軽な付き合いしかしてこなかった人。

ハッテン場で見たからに未成年な受け様を気まぐれで
助けたものの、自分を見て固まったように動かない受け様に
チョットしたお仕置きのつもりでホテルへ
ほんの悪戯程度で放してやったものの何となくその後も
好みの範疇から外れているのに、なぜか気になってしまう。
そして学校で成績の件で呼び出した生徒が受け様と知り
動揺する攻め様ですが、受け様はホテルでも件で叱られる
と思い込んでいて・・・
いくらやる気のない先生でも生徒の顔すら全然覚えていないって
なんとも情けない先生ですがその先生へ自分の性癖の
確認をしたいから、抱いて下さいと頼み込む受け様。
悩み過ぎてたまに突飛な行動をする受け様に攻め様は
断りきれず1度だけの約束で身体の関係を・・・

そこからは先生の事が気になって早い段階で好きな事に気づく
受け様ですが、迷惑を掛けない約束なので見つめるだけ。
でも受け様の目は雄弁に愛を語ってるのですよ。

攻め様は面倒が嫌いなので受け様の思いを理解しますが
そっけなく無視をしていますが、でも気になる。
それが何故なのか考えないようにしている攻め様。
純情で一途な恋情を攻め様に寄せる受け様と
遊びだけは経験豊富なゲイの攻め様が純愛に目覚めて
捕まってしまうまでのお話でした。
これだけ控え目で一途なのにあんまりウザく見えない受け様。
後半の攻め様の動揺ぶりが良かったです。

3

じれったい!

二人の関係が中々進展しなくてもうじれったい!
でもそれぞれのキャラクターの性格を生かした無理のない話の進め方だと思います。

山沖は柘植のことを好きだとハッキリ自覚してるのですが、その気持ちが柘植に迷惑をかけることだとわかっているので絶対に好きだと言おうとしません。
一方、柘植は山沖に向けられる好意を知りながらも面倒だから気づかないふりをしようとします。内心気になってしょうがないようですが、柘植は自分が山沖に惹かれていることを認めようとしないんですよね。それがもどかしいですが、柘植の気持ちが山沖に向いてるのは明らかです。
セフレに勃たなくなったり、山沖の為に問題集作ったり。山沖の影響で変わっていく柘植に萌えます。

山沖の勘違いで途中ごたごたはあるものの、バーの出来事をきっかけに二人ともやっと想いを繋げ無事ハッピーエンドです。
付き合いだしてからの柘植の甘やかしっぷりが良い。
学校でも山沖に会うために個人的に呼び出したり、自分の家の合鍵渡したりと、すっかり恋人らしくなっちゃって(笑)

ただちょっと気になるのが山沖の進路の問題。結局、本編のラストでは解決しないまま。番外編ペーパーでは山沖がますます問題が深刻になってます。ひどい父親だなー。

1

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