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ラブラブの夏休み編登場?
jounetsu no renaikakumei
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
恋愛革命シリーズ六作目。今回の舞台はフランスです。
泰生は今回モデルとは別のお仕事でフランスに行くことになりました。
潤は語学の勉強と、ヨーロッパに慣れるという目的で泰生と一緒に行くことに。
今まで六冊出ているシリーズですが、私は断トツでこれが一番好き。
「恋」としては、今回泰生と潤は脇役っぽいです。
まぁもうまとまって夫婦な二人ですしね。でもちゃんと潤の成長っぷりが感じ取れます。
ちなみに、泰生の成長も今回のお話で窺えますので、二人の成長物語ですね。
潤が蚤の市で格安で手に入れた本。ただ綺麗だという理由で買ったものでしたが、
ひょんなことから鍵が外れひとりの男性が書いた日記だということが分かりました。
ちょっとの後ろめたさを感じながらも、泰生のすすめでこの日記をフランス語の教材にすることに。
そして日記とリンクするような、現実にいる二人の男性の人生。
それが偶然なのかなんなのか、潤はゆっくり見極めていきます。
とにかくこの日記を書いた人の気持ちが切なくて悲しくて。
私の中では、今回の主役はこの男性です(勝手に認定した)
この日記の最後、現実の二人の関係はぜひとも実際に読んでみてください。
潤の成長もなんですが、今回はそれを泰生が正しく知って泰生自身が成長したってところがすごく好ましかったです。
今まで過保護すぎだなぁと思っていたもので……
あまあまとしては過保護もいいんだけど、やっぱり潤のことももっと認めて欲しかったのですよ。
この二人、まだまだ見ていきたいですねぇ!
シリーズなんと6作目!初めて読み始めてからこんなに続編が出るなんて思って
いなかったんですよね。
でも続編が出るたびに、この手で来たか!なんて結構毎回楽しませてくれる内容で
飽きが来ない作品でもあります。
そして今度の6作目、個人的には1番おススメだったように思いましたね。
主役二人の甘い関係はもちろんですが、守られるだけだった受け様が異国で少し成長。
攻め様も受け様に対する認識を改める時期に突入していく展開でした。
それと同時に老いらくの恋と言うには若いかも知れない中年期後半の過去の恋人たちの
悲恋が描かれてもいるのですが、これが・・・泣かせてくれます。
受け様が攻め様の今回の仕事場であるフランスへ夏休みを利用して同行し
本人もフランス語を勉強しながら将来の事も見据えて短期の海外生活を始める。
過保護で溺愛されてる受け様が、1冊の日記を手に入れたことから始まる偶然の出会いが
必然に変わる、まるで運命にでも導かれているような展開で素敵なロマンスを感じます。
受け様が恋のキュービッド役に結果的になるのですが、この新たな出会いが受け様の
成長を促している感じもするのです。
今回のお話を読み終わって、これはまだまだ続編期待できるぞ!なんて感じます。
守られるだけの存在、相手の背中に隠されていた存在が、近い将来攻め様の
パートナーとして公私ともに横に並んで行く過程が想像出来る内容で、
一気に惹きこまれて読んだって感じです。とても面白かった。