憧れの彼とキラキラピュアラブ

不遜な恋愛革命

fuson na renai kakumei

不遜な恋愛革命
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×23
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
9
得点
93
評価数
30
平均
3.3 / 5
神率
33.3%
著者
青野ちなつ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
香坂あきほ 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
シリーズ
不遜な恋愛革命
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784048685917

あらすじ

「おまえはおれだけ見てろって言っただろ?」
 ひとりぼっちの潤を助けてくれた傲慢オレ様のトップモデル・泰生。世界を相手にするキラキラの強烈なオーラを放ちながら、ちょっと乱暴な言葉づかいと仕草でイジワルに潤を振り回す――そんな泰生の瞳には、潤への甘い情熱が秘められていて……。
 居場所のない心が、愛されて包まれて、手をつながれて花開く、シンデレララブ。(出版社より)

表題作不遜な恋愛革命

榎泰生,22歳,俺様ながらも仕事には真摯なトップモデル
橋本潤,母に似た顔立ちで家族に疎まれている高校生

その他の収録作品

  • 不純なラブレッスン
  • あとがき

レビュー投稿数9

たまんねぇ

お話は2話、出会いから結ばれるまでの「不遜な恋愛革命」と
結ばれてほんの少したってからの「不純なラブレッスン」

「不遜な恋愛革命」

受の潤は華族の流れを汲む名家の生まれ、でも家では橋本家の汚点と言われ祖父母や親戚から疎まれていた。
父親は貿易会社の社長で、政略結婚の前妻を病気で亡くした後第二秘書だった北欧系外国人と結婚、
潤くんが生まれた。
祖父母や親戚は名家の血に外国の血が混じったと酷く反発、母親に辛辣な態度を取る。
それに嫌気がさした母は潤をおいて家を出てしまう、以降父も家に帰らなくなった。
幼い頃から口答えは許されず、たまに鬱憤ばらしであたられながら育った。
唯一、前妻の子で姉の玲香だけが普通に話してくれる人だった。

ある日、毎月一回行く美容院(姿形がもろハーフの潤は母親を思い出させるキレイなブラウンの髪を黒く染めさせられていた)の後本屋にいたのだが、そこで万引き犯と間違えられて警備員に連れてかれそうになる。
違いますと小声で抵抗するも聞いてもらえないところへ攻の泰生登場、そいつは違うと助けてくれる。

お礼を言ってないと慌てておいかけお礼を言うが、職業柄近寄ってくる人を警戒する癖がついていた泰生は相手にしない、礼はいらない、食事もお茶もしないぞと拒絶の言葉を並べる。
しかし礼を言うつもりしかなかった潤は困惑。
そんな潤の様子に気づいた泰生は自分の勘違いに気づく。。。そして自分の周りには絶対いない純粋さと顔立ちなどのキレイさに惹かれ(本屋にいたときちょっと気になって見ていたらしい)無理矢理携帯番号を交換、「俺はお前の恩人だろ? 当然礼がしたいよな? だったらお前の時間を渡せ」といって呼び出しに応じるように言って去っていく。


潤が純粋で素直で返す反応がいちいち可愛くてやられます☆☆☆でもバカな子ではありません(一応名門進学校に通っていてクラスで2番めの成績)天然ちゃんです。
泰生に一目会った時から惹かれて、思い悩む姿も可愛い!

泰生は根っからのいじめっ子体質で言葉でいじめて楽しむんですが、潤の反応のかわいさにやられてどんどんハマりメロッメロになってます(笑)

行きつけのカフェバーに連れてってもらったり、撮影現場に行って間近で仕事ぶりを見たり、”さん”付けで名前を呼んだらキスのペナルティーを科せられたり、自分の生い立ちを知った泰生に励まされたりなど逢瀬を重ねる二人。
そんな時、無理矢理連れて行かれた外国ブランドのプレオープンパーティーで泰生の今までの遊びっぷりを聞いてしまい落ち込み~。
一悶着です。

最終的にはハッピーエンドです☆潤が純粋で可愛いのに超淫乱でエロエロなのがよかった!
でも一番ツボだったのは泰生が発する言葉の数々!「お、まえ、たまんね・・・」など潤の心と体にどっぷりハマっちゃいました感がでててとってもよかったです♪

二話目は「不純なラブレッスン」

三度目のHの時泰生にフェラをしろと言われて、拙いながらも一生懸命やる潤。
そんな潤の顔がエロすぎて(泰生いわくしばらくその顔だけで一人でヌける)歯があたって痛いのにかなりキてしまう泰生、嬉しさと愛おしさを込めながら「ヘタクソ」と言います。
のちにこれが騒動を引き起こすとは知らず。。。

その日の帰りの電車で近くにいた女子高生の集団がフェラが下手で振られたという話をしていたのを聞いてしまった潤。世の中にはセックスが下手で別れるカップルがいることを知ってしまい、今日言われたヘタクソを思い出してしまい悩む。

アイスキャンディーで試してみたり、姉のパソコンを借りて調べようと思ったが履歴が残ることをきいて断念したりとイジらしい。。。
そんな時泰生と待ち合わせた本屋で気づいてしまう、本にもそういうものがあることを!
しかし案の定見ていたところを変態おやじに見られ追いかけられて~。

こちらの話でも可愛くてエロエロで楽しませてもらいました!
受けが女の子並みにかわいいところがあるのでそうのが好きで、攻が受にメロメロなのが好きな人におすすめです!
あと最後のほうに脇キャラがでてくるのですが、なんと10月に続編が出るそうでそこに出すつもりの方を書いたそうです、いいキャラだったので今からめちゃくちゃ楽しみです♪

4

受けの仕草にやられる!

攻めのかっこよさと、受けのかわいさに最高に萌え~!!!
これは神評価だ!!
話的に甘くて恥ずかしいような感じがするけれどそこがいいというか!
やばい攻めがすごく好きすぎる><
あ、ちなみに攻め=泰生 受け=潤です
まず、攻めの魅力から、泰生は意地悪なところがあって潤はいつも振り回されているけどもちろん悪意は全くないし(ただ可愛くていじめたいだけみたいな)たまに優しいところも見せてくれる所にキュンキュンします!
案外真面目なところもツボだったり・・・未成年にはお酒を飲ませないという所は偉いなーと感動。面倒見がいいところもいいですよ。
そして受けは、とにかくかわいい!!天然なので平気で泰生を煽るようなことが言えるので、泰生も思わず照れちゃったり(ニヤニヤ)
泣いたり真っ赤になったりと可愛い。
それから仕草もいちいちかわいいっ!
もうえっちまでしたのに今更ーという頃に間接キスで顔真っ赤にしたり、
シーツに頬をすりつけるとか!!えーちょっ!これ絵で見たい!!と思いました。泰生のためにフェラの研究(?)をしたりとなにかと一生懸命なところも好感が持てます!

潤の姉の玲香、泰生、潤との三角関係もあります。でもここはもうちょっと
展開がゆるやかだったらな~おいしい展開なのでちょっともったいない!

こんな感じに泰生も潤もすごく魅力的です!でもこの小説を読んで、一番いいな―と思ったことは誰かに認められるということです。潤はハーフだということで祖父母に嫌われているんですが、泰生だけは、そんな潤の顔を好きというんです。すごく泰生の言葉が感動します!これはほんの一部なので、
あとは読んでみたらわかります。
書きたいことはたくさんありますが、きりがないのでここまで。

3

最強カップル(*´∇`*)


まさに萌えの集大成!
文句なしに神です(;O;)n[gn[gn[g


とにかく主役CPが私の好みすぎたので…!

強引で俺様っぽいけど、笑い上戸で、かと思えば冷めた面もある溺愛攻め(しかもモデルというオプション付き)・泰生

×

純粋無垢で真面目、健気で自分に自信が持てない優等生、無自覚天然受け(しかもハーフというオプション付き)・潤

作者の青野さんが後書きで書かれていたように、確かに内容は王道の中の王道です。
でも、だからこそ萌えるし、キャラクターが立っているから王道な内容もまた違った個性が出ていて面白いんです炫

今回の主人公・潤のキャラクターは天然なので、思わぬ発言で笑わせてくれたり
無自覚に泰生を煽る発言を連発して悶えさせてくれたり

百戦錬磨なはずのスター・泰生がそれに振り回されてるのがまた堪らなく萌えます!!
溺愛最高3n[gn[gn[g

更に素晴らしいのがエッチシーン
エッチの描写ってパターン化してるしマンネリ化しちゃうのは仕方のないことで。
私もそういった理由から、あまり本番のシーンには萌えなかったし描写が多い小説は好きじゃなかったんです。
最悪読み飛ばしたりも…←

けど!
今回は二人のラブラブ度に比例するようにエッチシーンも半分以上を占めていました
なのに不思議と…読み込んで悶えてにやにやしちゃうんです!
全く退屈じゃないし、もう初な潤が可愛すぎて…
エッチシーンの大切さを改めて感じました!
普段の潤も可愛いけど、エッチシーンになると更に色気もプラスされて最強になるという…
そりゃあ泰生も負けっぱなしだよなあと思いましたn[g

エッチシーンが多いと内容が薄くなる傾向があると思いますが本作はご心配なく!
泰生のモデルの仕事の場面を入れることによって
こんな凄い男が自分のモノ…と優越感を読者まで感じられるし、逆に自分にコンプレックスのある潤は住む世界が違う…と傷ついてみたり。
様々な萌えに繋がるんです!!!


本当に最初から最後まで萌えたし主役CP両方大好きになりました(*´∇`*)
こんな小説久しぶりです炫炫
出会えてよかった~~

3

恋愛革命シリーズ1作目。

愛革命シリーズの記念すべき第1作目。
立ち寄った書店で万引き犯と間違われる潤(受け)をたまたま居合わせた世界的モデルの泰生(攻め)が助けるところから運命の歯車が回り始めます。
母親が北欧系で有る為、一目でハーフというなりをしている潤は、家では祖母にモラハラとも取れる様な仕打ちを受けて育ちます。
勉強以外せず育って来た潤が、泰生に惹かれ恋人になるまでと、その後のお話が入っています。
読んでいると泰生は、潤に甘いし、本当に潤の事が可愛くて仕方ないんだなーと思うし
潤も泰生の事を好きなんだなぁと思いました。


0

シンデレラストーリー?

シンデレラストーリー……確かにそうです、でもすごく目に付くのが世界名作劇場的いじめの数々。(私の偏見含)
いやぁ、こんなに嫌な人が沢山出てくるBLも珍しいよね! と思いながら読んでました。

一昔前の昼ドラでも見ているような感じです。
お祖母さまから暴言の数々を吐かれても健気に耐える潤(受)
うーん……これは萌えない……
というか可哀想で可哀想で……

ひょんなことで知り合ったスーパーモデルの泰生(攻)とのやり取りで心を取り戻していく潤。
これは萌える!!
初めて「自分」を見てくれた泰生に懐いていく潤が可愛くて可愛くて。

お互いが緩やかに想い合って行ってる雰囲気がとても良くて。
なのにまたしても障害が! と思ったら、こちらは案外すんなりと解決というか軟化したというか、とにかくお祖母さまほどの嫌な人ではなかったというオチ。
いやー良かった、嫌味キャラいっぱいだと私の心が折れる……それくらいお祖母さまは強烈なのです。

泰生と潤の心としてはなんの問題もなくラブラブですので、すれ違い的な焦れは無いです。
泣き虫受けや弱っちい受けが苦手な方にはおすすめ出来ませんが、とにかくスーパーな攻めに愛される可憐受けが好きな方にはおすすめです。
この後に続く物語もこの路線で突き進んでいくので、長いこと楽しめます。

4

ふわふわシンデレラストーリー

帯『倣慢オレ様に奪われるシンデレラストーリー 甘く可愛がられて愛される、ピュアエロス』

帯コピーからしてかわういですな、こう安心して読める感ばっちりです。
ちなみにB-PRINCE文庫通巻100冊だそーで、このレーベルお気に入りなので目出度や目出度や。
設定はベタなのに、不思議とベタを感じさせずふわふわしたシンデレラストーリーでしたー。
ふわふわしてたのはひとえに真面目でちょい天然の潤[受]の性格や仕草のたまもの。
良い意味でシフォンケーキみたくふわふわでした、うん、これならもっと食べられるーーみたいな。

祖母もここまで憎たらしいと単純にクソババーって感じだし。
潤の姉がもっとネチネチとした典型的嫌な女パターンで来るかと思ってたら割にあっさりしてたとこもふわっと感に繋がりました。
ネチネチドロドロはそれはそれでイイ物ですが、こういうふわっと系も良い!
しっかし潤は無自覚にやることなすことかわいくてエロいんで、泰生[攻]がまいった・・・ってなっちゃうのも納得の可愛エロ。
恋愛に至るまでのプロセスやエロ行為突入もサクサク話は進むんだけど上手い筆に乗せられて違和感ナッシング!!

ふわっとして、でも食べ応えのある甘い物を食べたい時にぴったり~~~。
続編出るそうなので、最後の方に登場した美形バリタチ八束も含めて楽しみ。

挿絵はカラー口絵1P、本文10P、内容に合ってかわうい絵。ただ個人的には表紙と口絵で潤の家は髪色にはうるさくても前髪の長さに関しては何にも言われんのかのうとかちょっとだけ思ってしまいましたです。

2

天然には勝てないかな

今回は強引で俺様ながらも仕事には真摯なトップモデルと
母に似た顔立ちで家族に疎まれている高校生のお話です。

二人の出会いから恋人としてまとまるまでと
その後の二人のラブラブな様子を収録。

受様は貿易会社を営む父と
父の秘書をしていた北欧系外国人の母の
間に生まれますが

母は華族の流れを汲む名家の生活と
格式に縛られた姑に耐えられず
受様が生まれるとすぐに家を出ていきます。

その上、
父親さえも家に帰らなくなった為、
母の血を色濃く継いだ受様は
母似の猫っ毛を黒く染めさせられ

顔を上げる事も反論も許されず
祖父母を始めとする親戚中に
疎まれながら育ちます。

そんな受様なので
いつも立ち寄る書店で
万引き仲間の一人と警備員に
疑われた際にも
小声での抵抗しかできませんでした。

その時に凛とした声の主が
受様の無実を証明してくれます。

その人は
受様はまた違った意味で日本人離れした
美貌とオーラを放つ青年で
この人こそ今回の攻様になります♪

攻様は日本の誇るトップモデルで
世界をまたにかけて活躍しています。

自分のやりたい事を通している攻様は
あまり人助けめいた事はしないのですが

この時は警備員の態度が横暴過ぎて
つい口を出してしまっただけなので
受様が解放されると
トットとその場を去ってしまいます。

受様はお礼を言う為に
慌てて攻様を追いかけますが

攻様はモデルと言う職業柄、
受様も自分にツテを持ちたい輩かと
最初は全く取り合いません。

しかし受様が
純粋にお礼を言いたかっただけと判ると
態度を一変、

恩人に礼がしたいなら
呼び出したらちゃんと出てきて付合え

と言い出して
勝手に携帯の番号を交換されてしまい
以降買いモノに食事にと
度々呼び出されるようになります。

強引に自分を呼び出して
落ち着いた大人の顔で知らない世界に
受様を連れていくかと思うと
子供のように自分をからかう攻様。

彼と会う回数を重ねる度に受様は
自分の中には無いと思っていた
起こったり拗ねたり喜んだりという
感情が有る事を発見して嬉しくなります。

攻様も受様の純で天然な所を可愛く思い
徐々に惹かれていくのですが、
俺様な攻様が素直に
受様を口説く訳が有りません(笑)ので

攻様に連れて行かれたパーティで
受様は攻様の付合いがいつも
長続きしない事を知った上

読者モデルをしている
受様の腹違いの姉に
攻様との付き合いを詰られて
今後の付合いを禁じられると
攻様との連絡を断ってしまうのです!!

連絡を断たれて焦れる攻様と
攻様を忘れられず悶々と悩む受様。

果たして二人の恋の行方は如何に?!

雑誌掲載作に書下ろし続編をつけて
文庫化した1冊になります。

有りたい自分で有る為に俺様で強引な面と
努力を惜しまない面を併せ持つ攻様と
自分から外に出る事を禁じられたが故に
他に馴染まない半面純粋な気持ちを
持ち続けていた受様の恋物語ですね。

結果的にはお互いに対する思いの強さで
受様の姉の頑なだった気持ちも解けて
二人の恋はハッピーエンドを迎えてるので
結構ベタな展開なのですが、

意識的に人を振り回すタイプの攻様さえも
照れて赤くさせる受様の天然なズレ具合が
微笑ましくて楽しかったです。

思いが通じ合った後は
お約束のお初へとなだれ込むのですが
最後はもうひたすら甘々でした♪

続編は天然な受様が
電車内の女子高生の別れ話から
攻様に飽きられない様に頑張って
Hのお勉強しようとするお話です。

こちらも結局は
攻様に教えてもらう事になって
雪崩れこまれてしまいます。
無意識に小悪魔な子猫ちゃんです(笑)

早くも10月に続編発刊が決まっている様で
ぜひぜひ読みたいで~す♪

その前に今月の「小説be-Boy」にも
短編が載っているそうなので
そちらもチェックかな。

今回は本作同様モデルの攻様と内気な受様のお話で、
神楽日夏さんの『回路接続』をお奨めです。

1

狼と赤ずきんちゃんカップル

青野さんの作品は初読みです。
シリーズ第一作目。
何が素敵って、香坂あきほさんのカラーイラストが素敵でした。


受けの潤は、ハーフの高校三年生。
外国人の母は格式高い家に嫌気が差し、潤を置いて家を出てしまっています。

攻めの泰生は世界で活躍するモデル。
傲岸不遜で、万引き騒ぎで出会った潤を面白がって振り回しています。


育ちが良く、人を疑わない純真で天然な潤が、泰生には新鮮だったであろうなと思います。
潤自身も目立つ容姿をトラウマのように嫌っていましたが、そのままな自分を受け入れてくれる泰生に徐々に惹かれることに。

ふたりの間にはこれといった障害はないように思います。
潤の姉・玲香も行き違いはあっても、結果的には良き理解者でしたし。
潤が卑屈にならず泰生を信じられたなら、もっとはやくくっついていたであろうしね。

この作品でインパクト強かったのは、やっぱり潤の祖母ですね。
家柄にしがみついている感もしなくもないですが、まあ、古い人なんでしょうね。
祖父も同様の人らしいですが、今回出番があったのは祖母だけでした。
きっと次巻も出張っているのだとそうぞうしますが、わたしは案外こういうキャラは特になんとも思わず読めるので問題ありませんでした。
かえって、一瞬手のひらを返した時の玲香の方が苦手だったかも。

そうそう、潤は自分を『おれ』って言うんですよね。
彼の容姿や育ちを考えたら『ぼく』の方が良かったな。

1

『ベタな王道』は大好きですが・・・

これはもう何から何まで無理でした。

まず、個人的に『傲慢な俺様攻』が心の底から大ッキライです。その時点でもう作品自体に対する好感度が上がりようもない。

その上、受をはじめとするほかのキャラクターにも何の魅力も感じないし、ワザとらしいくらいの不幸の演出がもう鬱陶しくて気分悪いだけでした。とにかく、いじめ・嫌がらせや身内からの虐待的なものがものすごく!キライで堪らんので。ホンット、ただただ不愉快でしかなかった。

↑レビュータイトル通り、私は『ベタな王道』もそれはもう大好きです。読まなくてもわかるくらいのお約束でも一向に構いません、(最低限何かひとつでも)好みに合いさえすれば。
言い換えれば、好みに合わなければ『ベタ』はただつまらないんですよ。こちらはその典型のような作品でした。

読みながら、いったい何が・どこが面白いのかもまったくわからないまま終了。これのどこがどういいのか知りたいよ、逆に。
あ~、もしかして泰生を格好いいと思えなきゃならないのか?そりゃ、私にはあまりにもハードル高過ぎ。無理ですね。

設定は悪くないと思っています。ただ、この作家の文体というか書き方そのものが合わない。キャラクターの台詞からもう気持ち悪くてダメ。
他に読んだ作品も全滅だったので、根本的に相性が悪いんでしょう。

実は、当時シリーズ既刊纏め買いしたので仕方なしに5作目くらいまでは読んだはずなんですが、本閉じたら即忘れちゃったようでほとんど覚えてないので(我慢に我慢を重ねてなんとか読んだことだけは覚えてるんだけど)、レビューも書きようがない。←再読しなきゃ書けんが、もう二度と読みたくもねえ!から。

さらに、イラストの香坂さんも非常に苦手なのでホントに読むのがツラいだけの作品でした。

続いてるってことは人気なんでしょうが、個人的には何ひとついいところのない作品(シリーズ)だったとしか言えません。

3

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