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boukyou tenshi
作家さんの新作発表
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イリは再び巻き込まれた戦火で、イリを買い、寵愛してくれていた庇護者・レイダー公を失ってしまう。本当はレイダー公と運命を共にするつもりだったのに、レイダー公の最期の言葉に従い、イリの魅力の虜になったサーシャとミハエルと共に新たな国・チャンシャン王国に亡命を果たす。
チャンシャン王国に亡命した彼は、レイダー公に仕込まれた両性具有の体と性技を使い堅物だった国王を虜にしてしまう。そんなイリの才能を知って野心家の文官ホークファンは、自分の立場を回復させるべく、イリを王政改革の陰謀に加担させることにした。
そして、イリはホークファンの手引きで、運命の人、ヤンアーチェと再び再会する。11歳の少年王子は、イリが父王の忌むべき男妾と知らず、少女だと思ったイリに対して淡い恋心を抱いていく……。
ついにイリの魅力が本領を発揮してきました。
まさしく、傾国の男妾になりつつあるイリ。
イリはまったくそんなことを望んでないにも関わらず、イリは後宮一の寵愛を受けるようになり、また、自分の心とは裏腹にたくさんの男とどんどん関係を結んで行く。
そして、運命はイリの望まないところで回り始め、今度はイリだけに溺れた国王がイリと交わっている途中で亡くなってしまう。
まさに、イリが疑いをもたれてもおかしくないような状況がそこに完成してしまう。
もはや、イリの魅力はイリが望む、望まないにかかわらず、どんどん周囲を虜にしていくんだ。
そして、ヤンアーチェもそう。知らず知らずのうちに、イリの虜になってしまう。
ここでお互いに素直になれたらよかったんだろうが、この状況で、誰が自分の素性を明かせて、誰がどうくっつけるのか、まったくわからないよ……
最初から、イリの置かれた立場が過酷すぎる……
そして、素直に誰かにすがるにはイリは絶望し過ぎていて、自分の運命を受け入れすぎていたんだと思うんだよね。
悲しい。
まだまだ、イリには幸福が訪れそうにないまま、物語は続いていきます。