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gothic game
紙版は絶版、キンドル版をレンタル。
【作品初出】1999年11月〜2000年1月 シャレード36〜37号(前後編)
魔木子さんの挿絵も入ってますが、残念ですが切手サイズで、あっても意味がないかも、細部が見えない。
漫画と比較すると文字だけの方が性描写が細かくて、眩暈。肝心の古城の売買の部分はチョビットだけ。
「クロス」に登場する二人のシリーズで、「ケンとジョー」ACシリーズ五番目の「ゴシック・ゲーム」。
ケンとジョーは、この小説だと裏社会のドンの息子たちという設定です。
「ニューヨークを拠点に世界に事業を展開する巨大企業グループ『レイノルズ』の若き総裁ケン&ジョーは、義兄弟であると同時に、肉体関係をもつ史上最強の恋人同士」
・・・ジョーを養子にしてケンを結び付けたのはケンの父親。溺愛する息子;ケンを守る者としてケンを調教してからジョーに引き合わせている、普通じゃない環境で育った二人ということになってます
花畑と牧草地の広がる英国コッツウォルズ地方の田園地帯にある英国の古城をケンが買いたいと言い出す。バカンスを利用して実物を見学に行く。
現地見学をして、ケンの購入意欲は上がっても、城館を管理する厳格な執事は未成年のケンが気に入らない・・未成年のアメリカの美少年;ケンは執事から軽んじられて子ども扱いされるのが面白くない。
そして、どうやら城には幽霊が居て、でも幽霊は最初はケンにしか見えない。幽霊3体に凌辱される。段々酷くなる。次第にジョーにも見えるようになって亡霊と戦う。あっけなく亡霊が退治されて消えちゃった。・・と、筋書きは幽霊城の怨念退治。
この作品のケンは、いじめられ過ぎず、不幸な死に方もせず、ハッピーエンドで終わっているので安心して読めます。
感想:
情事の描写に頁が多く割かれていて、情念の描写や展開を楽しむ部分は乏しかった。濡れ場シーンを楽しみたい人向けなのかもしれない。
美しい英国のお城に行ったのに、車で田園地帯を走り抜けるだけ。観光が無い。ケンが薔薇の庭園の散歩をしただけ。情念の描写が乏しい・・なんか物足りない。
加筆修正されたせいか、あとがきが省略されてありませんでした。あとがきの著者の気持ち、読みたいですよね。
萌2。