てんてん
secret be boy satoko ai genteibon sweet heart
本作は昨年発売された砂床さんの既刊本の
後日談短編集『Sweet Box』第二段になります。
雑誌や販促チラシ、フェア小冊子等に掲載した短編9話に
書き下ろし新作2話を加えた盛り沢山な1冊です♪
【アラビアンナイト】新作書下ろし
『一途な夜』カプで『不埒な夜』のその後編。
俺様で強引なゴム製品開発会社社長と
真面目で純粋故に天然なゴム製品開発研究員の後日談で
HSショーゴのおき土産を巡るお話になります。
攻様は受様との同居を速やかに遂行する為
受様の引越しを勝手にお任せコースで手配します(笑)
受様も楽を出来た事では良かったのですが
いるものもいらないものも「全て」が運ばれた結果
押し入れの中で忘れられていたようなガラクタまでも
持ちこまれてしまいます(苦笑)
その為受様は暇を見つけては
少しづつ荷物整理をしていたのですが
たまたま
HSショーゴのサービス品として貰った
リアルディルドを片づけているところを
攻様に見つかってしまうのです!!
元々受様はHSショーゴを
添い寝目的として開発していたので
股間に付ける件の代物は不要なモノと
未使用だったのですが
ラテックス製の大きなブツの前では
受様の必死の言い訳は全て裏目に出てしまい
めくるめく夜を期待していた受様の前で
攻様の機嫌はみるみる急降下していきます。
挙句に自身が長期出張になった時に
受様を退屈させないためにと
攻様をかたどったオリジナルディルド作りを
強要されてしまうのです(笑)
翌週の土曜日、
攻様はわざわざ海外で売られている
複製ペニスキットを個人輸入して
受様にディルド作りをさせられます。
まずは型取り用にと
攻様のブツを二分間エレクトさせる為
お口で奉仕した後には
オナニーショーをさせられることに!!
しかし
攻様に見られているうちに
受様の後孔がひくひくと痙攣しだして?!
お仕置きのはずのディルドづくりでしたが
2人とも別な意味で盛りあがってしまう
というお話でした。
HSショーゴ用のディルドを
隠し持っていたというお仕置きで
攻様自身のディルドを作らされる受様ですが
最初は抵抗していたのにふと、
この複製ディルドをHSショーゴに付けたら♪
と想像した事で積極的になっちゃう
っていうのが面白かったです(笑)
受様的にはキチンと論理づけられた思考でも
受様の思考自体が偏っているので
攻様には全く伝わらないのは
本編でも証明されていますので
むしろ読者的には
このスレ違いが大きければ大きい程
より楽しいって感じですね。
その他の短編のカプは以下の通りです。
【バニラな日常】新作書下ろし
『一途な夜』カプで同棲11カ月記念日に
受様が破談エプロンを披露するお話。
【プロローグ】サイトより
『肉食上司のアイしかた』カプで
受様を口説き途中の攻様事情。
【陽だまりの幸福】雑誌より
『肉食上司のアイしかた』カプで
受様が社員寮に引っ越した当日のお話。
【幸福の呼び声】限定アンソロ本より
『肉食上司のアイしかた』カプで
受様の趣味である献血に付合うお話。
【肉食上司のイジメ方】フェアチラシに加筆
『肉食上司のアイしかた』カプで
攻様の友人がくれたオモチャで盛り上がるお話。
【診察室の秘密】新作書下ろし
『肉食上司のアイしかた』カプで
受様が転職を世話した医師に会いに行くお話。
【夏の日】限定アンソロ本より
『肉食上司のアイしかた』カプで
中部支社長がオフィスに顔を出した日のお話。
【春情】フェア小冊子より
『それでも愛しい社長のワガママ』カプで
攻様の友人がくれたキャンディで盛り上がるお話。
【嗜虐の檻】雑誌より
『被虐の檻』カプで
攻様が美人な人妻との浮気を疑われるお話。
【逆夢】フェアチラシより
『ダブルファーザー』カプで
攻様と愛息が出ていく夢を見た受様のお話。
【三ヶ月目の浮気?】雑誌に加筆
『ダブルファーザー』カプで
帰りの遅い攻様の浮気を疑う受様のお話。
最後にオマケカット♪
【社長の一コマ。】亜樹良さんの描き下ろし
カバー下に『一途な夜』でのオマケですね。
浦上秘書が社長の行動を鋭くチェッッック(笑)
こちらも忘れずにチェックですよ!!
どれも出来あがっていて
ラブラブなのが判っているからこそ
受様が疑惑でグルグルしていても、
攻様が思い込みで責められても、
イチャイチャのための前哨戦(笑)
安心して読める上に
絡みのある短編はどのカプも
本編より濃厚仕立てなのが良かったです。
この『シークレットビーボーイ』、
他の作家さんでもぜひぜひやって欲しいです。
今回は元小説からお奨めするなら
『一途な夜』が読みやすいかな♪
実はこの本を買った時、本編を読了していたのは「一途な夜」と「不埒な夜」だけでした。
……無茶しました。
だってこの二人の話は2本しか無かったですしね……
慌てて「それでも愛しい社長のワガママ」と「被虐の檻」の本編も読みました。
それでもまだ…まだ!「ダブルファーザー」と「肉食上司」シリーズが読めていない段階です。
この本の半分はこれらの話だというのに!
もしかしたら、これらを読んでからだと神に上がるかもしれません。
本数が多いので、表紙になっている「夜」シリーズのみレビューさせていただきます。
【アラビアンナイト】
HSショーゴの外付け部品としてもらったディルドを将吾に見つかってしまい、
どういうわけか将吾のリアルディルド作りをさせられるお話。泰斗視点。
何にでも嫉妬できる将吾に笑わせられますw
【バニラな日常】
なんと将吾のお兄様登場。
「一途な夜」にお話の中には出てきていたのですが、ビックリです。
こちらは将吾視点。兄弟のわだかまりが無くなるお話です。
「夜」シリーズ目当てで購入した私としては、この本で外せないのはカバーを外したところにある、
浦上秘書から将吾へのコメント漫画?です。
確かにこんな社長はキモチワルイw
※他作品は未読のため「ダブルファーザー」の番外編について。
「ダブルファーザー」と続編「ステップファーザー」の間に書かれた番外編2作です。「ダブルファーザー」は完全に知章(攻)視点だったので、英司(受)視点で書かれた番外編を読めて嬉しかったです。
お話はショートサイズですが、家族想いでラブラブな知章と英司、可愛い織斗の平和な日常をまた垣間見ることができてほっこりしました。そして迎えるとても重要なワンシーン。英司につられて泣きそうになってしまいました。このこの~知章のくせにカッコ良いじゃないか!私も惚れ直してしまいましたヨ。槍水家にはいつまでも家族仲良くあってほしいです。
砂床さん作品のSSを集めた作品。
1本1本はそれほど長くは無いのですが、
色々なカプの後日談を読めるのは、
何とも、ウホウホなのであります。
個人的には、「一途な夜」シリーズが好きなのですが、
やっぱり大満足です。
相変わらず、将吾さんの恋愛体質が熱かったです。
そして、被虐カプはまたも・・・なエチを見せてくれます。
また、実は、「肉食上司」のシリーズは未読なのですが、
SSを読んで、本編も読みたいっ!!!と思い
これは、買いに行ってしまいます(笑)
シリーズを含めた5作品の番外編が収録されています。雑誌に掲載されたものもあれば、書き下ろしもあります。
私は5作品全部読んでいたわけではありませんが、未読のものも楽しめましたし、元の作品を読んでみたいと思いました。
未読が気になる方は、「一途な夜」と「肉食上司」の両シリーズで半分以上の分量になりますので、どちらもシリーズ1冊目を読んでいれば楽しめると思います。
・「一途な夜」シリーズより
「アラビアンナイト」
怒った将吾が自分のペニスでオモチャを作れと言い出す話。15ページ。
「バニラな日々」
将吾が偶然再会した兄・陽生を連れて帰宅する話。泰斗の裸エプロンは必見。イラストあり。28ページ。
・「肉食上司」シリーズより
「プロローグ」
有城と会う前、アポの電話を断られた時の九條の話。8ページ。
「陽だまりの幸福」
引っ越してきた有城とそれと手伝いに来た九條の話。時系列的には1冊目と2冊目の間の話で、千輝と黒須も登場します。プラネタリウムの裏話が良かったです。イラストつきの28ページ。
「幸福の呼び声」
二人で献血に行った話。イラストつき。6ページ。
「肉食上司のイジメかた」
九條に請われて大人のオモチャをすることになった有城の話。10ページ。
「診察室の秘密」
二人で訪れた甲野の転科先での仕事ぶりの話。8ページ。
「夏の日」
夏の日の話。5ページ。
・「それでも愛しい社長のワガママ」より
「春情」
有賀に誘われて夜桜を見に行く森友の話。10ページ。
・「被虐の檻」より
「嗜虐の織」
美暁から、別れるくらいなら死んでくれ、と言われた柊の話。手本のような痴話喧嘩という表現が可笑しかったです。SMですけど、愛情があるし痛くないのが良かったです。34ページ。
・「ダブルファーザー」より
「逆夢」
二人が出て行く夢を見た英司とそれを慰める知章の話。7ページ。
「三ヶ月目の浮気?」
帰りが遅く構ってもらえない知章の態度に、英司が浮気を疑う話。34ページ。
・カバー下
「一途な夜」シリーズより。落書きおまけ「社長の一コマ。」
「自分そっくりのドールの口に指を突っ込む社長」「泰斗の髪の毛と添い寝する社長」「知りにさわる社長」が浦上秘書のコメントつきで描かれています。
作者のファンならずも、本編を読んだことがある人には満足の1冊だと思える
番外編満載の第2弾。
あの作品のその後や、この作品の始まりなど、書下ろしもあって読み応えたっぷり。
この本から本編へ・・・なんて言うのもアリかと思えます。
「一途な夜」シリーズは書下ろしの2編が収録されていて、攻め様の暑苦しいまでの
重い愛情がひしひしと感じられるお話です。
そして受け様のどこか天然で、あくなき仕事への思いが感じられる内容で
攻め様の嫉妬心を天然で煽る受け様のお仕置きされる姿は笑えます。
「肉食上司」シリーズはかなりの番外編が収録されていてまとめ読み出来る6編。
書下ろしは、眼科医から泌尿器へ、受け様のヘッドハンティングで新規一転した
攻め様の同期のお医者様の甲野のサドぶりさく裂の診察室のお話。
「それでも愛しい社長のワガママ」は番外編が1本で、エイプリルフールが題材。
素直な受け様の敏感な心と身体が裏テーマかも(笑)
「被虐の檻」も番外編が1本で小説で、受け様の癇癪系焼き餅と秘書の攻め様の
困りながらも嬉しくて、お仕置きしながらの調教プレイがこってり入ってます。
排尿プレイ系で、受け様泣きながらもサド攻め様の言いなりになって、泣きまくり。
相変わらずの痛い系の濃いめの二人です。
「ダブルファーザー」は2本収録で、ペーパーショートとb-Boyに掲載された
三ヶ月目の浮気疑惑のお話です。
受け様の浮気を疑う妻みたいな設定で、すっかり正妻意識が出てる可愛い受け様。
攻め様のなにやら隠し事があるみたいな様子に疑心暗鬼になるお話です。
結局は甘々な二人なので、微笑ましい内容です。