小説Dear+ vol.46 ナツ号(2012年 08月号 )(雑誌著者等複数)

shousetsu dear plus

小説Dear+ vol.46 ナツ号(2012年 08月号 )(雑誌著者等複数)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
発売日
価格
ISBN

表題作小説Dear+ vol.46 ナツ号(2012年 08月号 )(雑誌著者等複数)

雑誌のため省略
雑誌のため省略

その他の収録作品

  • いつき朔夜『カモフラージュ~十年目の初恋~』
  • 月村奎『嫌よ嫌よも好きのうち』
  • 砂原糖子『恋愛できない仕事なんです』
  • 松前侑里『ギンガムチェックの彼のシャツ』
  • 一穂ミチ『甘い手、長い腕』
  • 碧井アオ 『王子様を脱がせるキス』

レビュー投稿数1

読後感ほんわり

「カモフラージュ~十年目の初恋~」いつき朔夜
海外派遣から帰ってきた自衛隊員の春暁(はるあき)は、三ヶ月ぶりの駐屯地で、新しい医官を見て驚いた。それは十年前の甘く苦い思い出の相手で……?(あらすじは扉から引用)
後輩(自衛隊員)×先輩(自衛隊医官)、再会ラブ。高校の陸上部で先輩後輩だったのですが、そのときのエピソードが甘酸っぱくて良かったです!好きって自覚してうっかりそっちが反応していたたまれなくなって逃げてしまったという。その時置いていかれた方の先輩の気持ちを十年たってから知らされるというのが、なんだか感慨深かったです。自衛隊員の普段の暮らしぶりや仕事ぶりも興味深く、働くBLものとしても楽しめました。エロで先輩が上官っぽい命令形でリードしてたのが凄く萌えました!

「恋愛できない仕事なんです」砂原糖子
組対の刑事である本名(ほんな)と後輩の塚原は、薬物取引の疑いがある暴力団の一斉摘発のため待機していた。下っ端の斉田をとり逃したものの、摘発には成功。薬物所持と斉田の居所を吐かせるため、本名は斉田の女を取り調べるが、のらくらとかわされたあげく「恋愛したことないでしょ?」と言われてしまい…。
食えない後輩刑事×つれない先輩刑事の年下シークレット・ラブ♡(※このキャッチコピーは扉から引用)自分にだけつっかかってくる生意気な後輩と、繊細そうな見た目に反して行動は結構思い切りのいい先輩が、事件をきっかけに思わぬ成り行きでくっつく(?)刑事×刑事なお仕事ラブ。仕事が忙しいのもあって長いこと恋愛してないことをまじめに悩んでいたら、何故か後輩と寝てみることになったという。どうしてそうなったー!?という展開が面白かったです。後輩、お前策士だな!(笑)

「嫌よ嫌よも好きのうち?」月村奎
貧しく楽しく暮らしていた、クラフト作家の裕貴(ゆうき)。ところが長らく住んでいた家が取り壊され、幼馴染で天敵である大介の部屋に居候することに……?(あらすじは扉から引用)
同い年幼馴染、俺様弁護士×おっとりクラフト作家。針でちくちくやっていれば幸せなちょっと浮世離れした裕貴と、子供のころからずっと優秀で今はエリート弁護士な大介という対照的な幼馴染のふたりが、長い年月を経てようやくくっつくお話。攻めが俺様な割りに気が長いです。一緒にいたくて、裕貴には嫌がらせと思われるような画策をしてた割りに、十代の内に手を出してないとか。あえて東京の大学に進学したくだりや、猫のエピソードなど俺様なのに涙ぐましくて…!最後の最後で最後までしないとか、普段の言動は俺様なのに、本当に愛だよね!としみじみしました。

「甘い手、長い腕」一穂ミチ
その手に優しくされたいと願って、そうして初めて、傷ついていたことを知った――…。二十年ぶりに訪れた生まれ故郷で出会った、優しい手の持ち主は……?年の差センチメンタル・ストーリー。(あらすじは扉から引用)
年上×年下(5歳差)。赤ん坊の頃両親が離婚して以来会った事もない父親の見舞いに訪れた理一。父の病室には近所の工場の息子だと言う明るく人懐っこい真尋という青年が見舞いに来ており、理一は徐々に彼と親しくなっていきます。劇的に何かが起こる話ではなくどちらかと言えば地味なお話ですが、読んでいてじんわり温かくなるようなお話でした。もしも母じゃなく父に引き取られてここで育っていたら、幼馴染だったんだよなと思う所とか、さり気ないシーンが好きでした。雨隠ギドさんの描く真尋がホント可愛くて、イメージぴったりでした。

「ギンガムチェックの彼のシャツ」松前侑里
いじめっ子だった彼は、大人になってもやっぱり意地悪で。けれどとっても素敵になっていて……?技術の教師×家庭教師の幼なじみ再会ラブ♡(※あらすじ、キャッチコピーは扉から引用)姉と遊んで育った日向は、ずっと料理や裁縫が好きで、幼いころの将来の夢は『お嫁さん』。家庭科の教師についたのは、男はお嫁さんになれないとわかったから。子供のころのことが原因で男の集団が苦手な日向は女子高で家庭科の教師になったが、学園長に頼まれて男子高でも家庭科を教えることになり、そこで小学低学年のころ自分をいじめていて、途中で引っ越していった聡史にお互い教師として再会します。同窓会のくだり、オチまで大体予想できる展開なのですが、むしろお約束どおりに進むところこそがツボでした!予想通りなのにきゅんきゅんしました!彼シャツもキーアイテムとしてきいていて、少女マンガみたいでときめきましたv

「王子様を脱がせるキス」碧井アオ
アルコールメインの貿易商社で『王子様』として認識されている朝比奈。彼自身もその賛辞を心地よく受け止め、またそのように振舞っていた。だがある時、社員たちとの酒の席で女子社員たちからキスを迫られ困った彼は、自分に対しつっかかるような態度で接してくる先輩の高山につい助けを求めてしまう。高山は何故か自分にキスをしてくきて、それから朝比奈はたたなくなってしまって…。
会社の先輩×後輩で、EDもの。酒の席で女子社員たちにキスを迫られ何故か男にキスされるBLマジック(笑)それにしてもこれがきっかけでEDとか男の人は繊細で大変だなあ…(いや、フィクションなのはわかってますが)。それを知って責任を感じた高山がとった行動がエロくて面白かったです。高山は相談する相手を明らかに間違えています(笑)王子様な朝比奈が実際はどういう性格なのかが判明した後は、割とオーソドックスな展開でしたが、朝比奈が健気で可愛かったのとエロがいちゃラブで甘くて堪能しましたv

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