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BLオンリーセレブタウン誕生?
otoko no kekkon
表紙はベールを被った男子が無意味に下半身裸で・・・こういう表紙は実は地雷のドン引き要素だったりするのですが、題名の魅力に抗えずwww
都市開発で出来たゲイの為の町「エン”ゲイ”ジタウン」
親を早くに失くし、高校生の頃から年の離れた弟の世話だけを、しっかりした大人に育てるためにと自分のなにもかもを顧みず、子育て(?)に費やしてきた兄・水季。
ところが、ある日突然23歳の弟・涼真が男と結婚してゲイタウンに住むと言いだしたから兄ビックリ!
猛反対するも、弟は出て行ってしまい、その結婚式当日。
ぶち壊してやろうと乗り込んだその町で水季は事故にあい怪我をしてしまう。
その相手は、やはりゲイタウンに住む有名俳優の頼人。
その彼の住む家は何と涼真とその相手の新婚家庭の斜め向かいの家だった。
怪我をさせたと主張して、それを立てにとり、会社も休んでそこへ無理矢理居座ることにした水季なのだが・・・
冒頭の始まりといい、このハプニングといい、
一方的に一人でギャンギャン吠えまくるお兄ちゃんに、何となく展開の予想はつくし、軽いノリの話だし、ちょっとはずしたかな~という後悔を感じ始めながら読み進めましたところ!
中盤以降、水季が何としても別れさせたいと頼人に涼真の相手を誘惑させるために何でもすると身体を差し出そうとしたあたりから、
そしてその後の彼の弱音が出てきたあたりから、水季の気持ちが痛いほど伝わってきて、とっても切なくなってきちゃったんです。
彼女もなく、恋愛の経験もなく、何の楽しみもなく、つつましやかに、ただただ弟をりっぱな大人にしたいと、ただそれだけが自分の役割のように生きてきた彼に。
お話としては、人の幸せの基準は一体何なのか?
ごりごりに凝り固まって視野が狭くなっているお兄ちゃんが目覚める話でもあり、
モテるし、実際好みでもないタイプであったのに、その一途さとかつい可愛いとおもってしまい、そしてその兄弟への深い愛情に自分も目を覚まさせられた頼人であるという部分も含めながら、
結構、この主人公の二人についてはいい具合で進んでかなり読み終わる頃にはよかったんですよ♪
だけどね、気に入らない点が2点!
まず、弟の涼真の態度。
あれだけ兄を心配させて、確かに腹立たしかったかもしれないけど、兄のそれまでの苦労とか気持ちを鑑みる言葉が一切ないんです!
彼もまた、ごめんねくらい水季に言って欲しかったです。
そしてありがとうとか言って欲しかったです。
それでいいのか、水季~~~!!
そして、一件落着した時に涼真の相手の男子が水季に、「ブーケは枯れちゃったけど」と言って渡すのがベール!
げっ、、、ここにきて地雷だすのかよ!(涙)
正直、読み始め軽く見ていたお話が意外にも主人公に共感を呼ぶ展開となったお話。
やっぱり地雷だと思ってもチャレンジしてみるもんですね(汗)
評価は「萌え」ですが、萌え萌えに近いものです。
まさに、こんな街があったらゲイカップルにとっては幸せパラダイスな設定です。
一目を気にしないでイチャつけるし、ゲイだらけだから相手を探すのも2丁目よりは
健全かも知れないなんて仮想の街に夢をみちゃうような設定。
そしてそんなお話の内容はと言うと・・・街自体は左程関係ないかもなんて思う。
始めはブラコン兄の暴走かと思ったら、実はただのブラコンではなくて、
受け様の弟に対しての何処までも幸せを願わなければならない強迫観念に近いかも。
一心に自己犠牲の元に、弟の幸せを願う兄で、亡くなった母親からの最後の願いに
かなり捕らわれてしまってる受け様は結構可哀想かも。
ある日突然、弟が男と結婚すると・・・頭ごなしに反対して、弟は家を出てしまう。
そして届いた結婚式の招待状、受け様は弟の結婚式を邪魔する為にゲイタウンへ。
しかし、その途中で車にぶつかりそうになり、気が付いた時は俳優で有名人の
攻め様の自宅にいて・・・ぶつかりそうになった車の相手が攻め様だったのです。
結婚式は既に終わっていて、ショックを受ける受け様ですが、向かいの家に弟の姿を
見つけて、事故の責任と言う半分脅迫めいた脅しで攻め様の家に居候しながら
弟と相手を別れさせようと考える受け様。
攻め様は呆れながらも渋々家に居候させる事になるのですが、数日後仲睦まじい二人を
見ていた受け様は、攻め様に弟の相手を誘惑して欲しいと無理な願いをするのです。
さすがにあきれ返った攻め様ですが、受け様の身体と引き換えに叶えると約束。
いざ、抱こうとした時に受け様の涙を見て途中で辞める攻め様。
もちろんそんな事は受け様には言わず、抱く価値も無い的な軽口で止めるのですが
受け様は知らず、かなり心に痛みを覚えているんです。
この受け様は、幼い時の罵倒される記憶と、養母から頼まれた幸せな家族と言う言葉に
捕らわれていて、人を好きになって幸せになるって言う本質を見失っているんです。
養母に言われた言葉で、弟には女性と結婚して子供をもうけて幸せな家族にって思いから
かなり非常識な事をしてしまい、それが弟にバレて、絶縁され、受け様はどん底です。
そんな受け様を理解し、性格が悪くて、気持ちがかなり重いタイプで普通なら敬遠する
相手なのに、攻め様はそんな受け様が可愛くて・・・・
ほんとにこの受け様はかなり重いタイプだと思うのですが、弟を思う気持ちは健気です。
そして、自分の幸せを始めから諦めてたりもしてて、誰かに甘やかされて癒されて
欲しいと思うような受け様でした。
受け様のツンデレで、でも攻め様が好きって感じも伝わって萌えます。
攻め様は、客観的に恋愛を見てる気がして、ちょっと心配かも~
受け様の押しつぶされそうな愛に逃げないでね!ってエールを送りたくなる攻め様。
受け様も弟も意外に自分の気持ちを兄弟なのに伝えあってない事から始まるような
展開で、弟離れをさせる為に結婚を急いだのか?なんて後半の攻め様の考えに
ちょっぴり、ええ~なんて感じました。
それでも、自分の幸せに臆病な受け様が攻め様の側で甘やかされていくんだろうなって
ほのぼのした感じがして普通に楽しめます。
普通なら兄弟の結婚や家庭に口を挟むのは余計なお世話と一蹴されてしまうもの。
…という一般的な理屈はさておき、受け・水季は弟の結婚及び花嫁(注・男)に納得いかん!!
って勢いで結婚式をぶち壊しに式場に乗り込もうとしてトラブルに遭う。
車の接触事故の加害者・頼人に事情を説明したら、当たり前ながらドン引きされたってのに、たまたま居合わせたってタイミングで巻き込む羽目に。
しかし、何かの拍子でいい奴じゃんと思った瞬間にお互いに惚れていた…
というお約束の展開だったりする。
このドラマのようなよくある話が他と違うのは、キャスト全員が『男』って事。
舞台となるのも、ゲイの為に新しく出来たニュータウン、<エンゲイジヒルズ・ニュータウン>。
どこを見渡しても男カップルだらけで、結婚式と挙げたらお嫁さん(受け側)が旦那(攻め)の姓を名乗っていて…
さらりと書かれているけれど何気にドリームでユニークな設定だな、と思った。
水季に関しては、方向性が間違っているものの、弟の幸せを願う気持ちが暴走する姿は嫌いになれなかった。
読んでいて案の定苦労した過去があるのねと納得したせいもあって可哀想な気もしたし、己を犠牲にしてまでも、っていう水季の気持ちを頼人が組んであげようとするから何だか許せてしまう。
ちゃんと気持ちが通じているならば今度は弟のほうが親孝行ならぬ、兄孝行するようになるといいよね、なんて、またしても家族愛な方向に目が向いてしまった(笑)。
ある日急に男と結婚すると言って家を出て行った弟。
兄である水季は、結婚式当日ぶち壊してやろうと乗り込むはずが、車にぶつかりかけて意識を失ったが為に、結婚式に乗り込み損ねてしまうのでした。
ゲイだけが住める高級住宅地が舞台のお話。
弟の暮らす新婚家庭があるのがセレブなゲイのための街。
弟が、一度反対されただけでその後理解を求める努力もしないままなのが嫌でした。
幼い頃に亡くなった両親にかわかり育ててくれた兄を恋人の為に切り捨てて出て行ってしまうなんて酷い弟だ、と思っていたのですが、強引に兄と離れたことも兄を思う弟の愛情があったのだとわかって嬉しかったです。
車の運転をしていた頼人が水季に接触してもいないのに、加害者としての責任を感じて水季を居候させたり無理を聞いてあげたり、傷心の傷を癒してあげたりと優しくしてくれたのは最初から結構惹かれていたような気がします。
懐が深くて優しい人ですね。
兄弟仲良くゲイタウンで暮らしていけそうです。
実際あったら見に行ってみたいと思いました。
タイトルが非常にわかりやすい(笑)
男同士が結婚し、楽しく暮らせる、男だけのセレブな街。
そんな夢のような場所が存在する、という、思わずによによしてしまう設定の話。
設定はとってもいいと思うんですが、何かこう…上手く言えないですがもう一つ足りない感じがしました。
うーん…何だろう?
挿絵は文句なく綺麗だし、設定もいい。
強いて言うならば、主人公が弟の恋を邪魔しようとあれやこれやしようとするネガティブさが嫌なのかな…?
あと、個人的に弟と冬和ちゃんのHシーンが欲しかったです(笑)
設定は面白いと思いましたが萌えはあまりなかったかな~。キャラクターがあまり好きになれなかったからですかね。唯一良かったのは頼人ですね。遊び人のように見えて実は一番しっかりしてる。水季の話を聞いてそれに理解を示すシーンも素敵でした。
水季は真面目なんだけど、常識人とは言い難い。初対面の頼人に無茶苦茶な事言いまくりですからね(笑)でも、水季の過去や生い立ちを知るとあそこまで弟に対して過保護になるのも分かります。
そこからは水季の性格も受け入れ読み進められたのですが、最初から気に入らず最後まで好きになれなかったのが水季の弟の涼真。両親が他界してからずっと育ててくれた水季にあの態度はおかしい。もう少し兄に理解してもらえるように涼真から歩み寄る必要があるように見えました。
否定されて頭にきてそのままゲイタウンに移り住んで結婚して。なんだか水季が不憫すぎる。ラストではなんだか普通に良い弟みたいな感じになってますが、私には涼真の悪い所しか見えませんでしたよ!
肝心のメイン二人の恋愛は、頼人が上手に引っ張っていってくれたのでそこは良かったなと思いました。水季の恋愛に慣れてない様子は初々しくて可愛かったです。
『セレブなゲイの街』という設定は面白いと思います。でもそれだけ。
作品としては、つまらないというよりも好みじゃなかったです。←まあ、正直言って中身はないと思いますが、それだけでダメなわけじゃないので。
とにかく、キャラクターに魅力を感じませんでした。特に水季(受)があまりにも身勝手すぎて、もう鬱陶しくてイライラしっ放し。いい年してここまで自分(と弟)のことしか見えてないって、そりゃアンタは友達も恋人もいなくてひとりで当然だよ、と納得してしまった。
もうひとつ、個人的に口の悪い受(とツン過ぎる受)がものすごくダメなので、それだけでもう無理。途中で読むのが面倒に(イヤというよりもう面倒に)なってしまいましたね。なんとか頑張って読みましたが。
まったく恋愛、いえ人間関係そのものに疎遠な水季が、はじめて身体から近付いた頼人(攻)に惹かれるのは、まさに絆される・流されるとしか思えなかったけどそれはまだしも、頼人が水季にというのが理解不能でしたね。コイツのどこがどうよかったの?初っ端からヤなとこしか見てないから、僅かな可愛さが意外性を持って際立っただけなんじゃね~のか!?とさえ考えちゃったよ。
なんかこれで頼人もストーリー上都合のいいだけのキャラクターとしか思えなくなってしまいました。まあ結構いい男ではあるんだけどね~。趣味悪いよ。
水季がそこまで弟に執着する理由(生い立ち等)も、なんだか安っぽいと言ってはあんまりですが、あ~そうとしか感じませんでした。たぶん水季にもっと共感できていたら、同じ安易でありがちではあっても捉え方は全然違ったと思うんですけどね。
鈴木さんは、本来は私とはあまり相性良くない気がするんですよね。合わないことが多いけど、お気に入りのシリーズもあるという感じなんです。好みがハッキリ分かれがちなので読んでみないとわからない、ある意味悩ましい作家さんです。
これも、買ったはいいけどなかなか読む気になれなくてずっと積んであったんですが、次に出た作品を先に読んで、それが結構よかったので思い切って読んでみたんですが・・・まあ読むまでもなかったな、というのが本音です。でも『もう買わない』とは決められないのは、中には面白い・好みに合う作品もあるから。ホント悩ましい。
キャラクターのタイプがもう少し違っていたら、ストーリー展開は同じく薄っぺらいお約束続きだとしても、それはそれで意外と楽しめたんじゃないかと残念です。
あと、イラストはとても綺麗で素敵でした。