kirara
goudou gasshuku
商業誌『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』の番外編同人誌です。
いろんな意味で合同です。
1編目が表題作。
『犬の交換実験』です。文字通りの『合同合宿』もその後にありますが。
とりあえず、禪の今までとは違う面が見えましたね。
個人的に、まったく好みではない(と言うより生理的に受け付けないレベルで大ッキライな)キャラクターなんですが、信乃と過ごす禪を見ていると『まあいい人なんだろうなあ』というのはわかります。あくまでも『理解』できるというだけですが。
とりあえず、《犬》は病的なレベルで主が好きですが、主も自分の《犬》がすごく好きなんだよねってことでした。
なんだかんだ言って甘いです。
2編目『嵐と犬と悪魔』
犬姫が(禪と。または禪を待ちながらひとりで)暮らす教会に、嵐の夜に迷い込んで(?)来た男。
ここで出逢ったのは天使か・・・?
3編目『MELT』
信乃の発情期です。《犬》ですから!
それが、突然手錠に鎖で監禁(放置)です。オプションに玩具です。
何故こんな展開に・・・とちょっと遠い目に。
ゴメンナサイ、私はこういう系統はホントに無理なんです。まったく受け付けません。
玄上さん、SM系統書くのお好きなんでしょうね(今回のはまだ序の口だけど)。商業もですが、同人誌でもよく(ホントによく!何の前触れもなしに)出て来ます。
好きな作家さんではありますが、正直玄上さんのそういうところはホントに無理なんですよね。私はものすごく苦手なので。
4編目『私の名前』
信乃の名前は智重の命名ではありません。
信乃は自分の名前も気に入っているし、智重がつけてくれなかった理由も今は知っている。
それでも、主に名前をつけてもらった犬姫が羨ましい気持ちはあって・・・
しっとりほのぼのかと思ってたら、結局は『智重につけてもらわなくてよかったね・・・』という。
トータルでは確かに面白かったんですが、なんとも統一感のない作品集でした。いつものことか?