kirara
sruji no shohousen
商業誌『しもべと犬』(+『茨姫は犬の夢を見るか』)の番外編同人誌です。
智重(攻)中心の謂わば『智重本』だそうです。
1編目『風邪と智重』
そのままです。
風邪を引いて寝込んだ智重と、看病する(少なくとも本人はしているつもりの)信乃(受)。
あまりにも噛み合ってない2人に笑えます。
そして、大切な人達を奪って行く炎の夢を見る智重。絶望の中から自分を呼び戻すのは信乃の声だったんです。
2編目『はじめての日』
智重の過去です。
本編でも触れられていた、5係(今の部署)に来るきっかけになった事件と、異動して《犬》の主に選ばれ、信乃とはじめて出逢った智重。
暗いです。重いです。気が滅入ります。
とにかく、私のかなり苦手なタイプの作品でした。
ただ、このストーリーは(このシリーズの全体構成の中では)絶対に必要なものなんだろうというのはわかります。
3編目『COMMUNICATION むっつりの本気』
智重はとても生真面目な人です。それがよくわかりました。
無口な智重が閑院(5係の解剖医)に『信乃は言われなきゃ(愛されてるかどうか)わからない。意思表示しろ』と言われて、精一杯努力して口数を増やします。
その是非ではなく、いかにも『頑張ってる』のがまるわかりなのがどうかと・・・
そして、Hの最中に『何でもそのまま言葉にする』のは、もうただのプレイですから。
トータルでは、それぞれの作品のカラーが違い過ぎてなんとも纏め難いというか・・・
痛いのか重いのか笑えるのか、混乱しそうです。