ちぃみな
tomoshibi no sora
「篝火の塔、沈黙の唇」の番外編同人誌。
本編は、ずっと二人で一緒にいるために、
孤島の灯台に残ることを決めるという
ちょっと閉塞感があるエンディングでした。
だから、明るい未来が感じられる後日談が読めて、本当に嬉しい♪
しかも、薄い本なのに、中身が深い!
本編から続く一連の『椿と十左の物語』の締め括りとして相応しい、
大変意味のある話の収め方でした。
本編から三年、老朽化により灯台に亀裂が入り、崩落の危険があるため、
椿は母方の実家・綾倉家に引き取られ、十左はそれに付き従います。
綾倉家は海運業で栄えている家柄で、
椿は眠っていた才能を活かして船の設計を学び、
十左は灯台技師として、日本各地を巡っています。
ある時、十左の乗った船が嵐に遭いますが、
大荒れの天候の中、椿の設計した船に守られ、
灯台の光に導かれて、十左は無事に椿の元に戻ります。
『誰かにとって大切なすべての人が、
全員無事に愛する人の元に戻れるように……』
船の設計という椿の仕事も、灯台技師という十左の仕事も、
目指すものは同じ
誰かの愛する人を守るための大切な仕事だと、椿は解します。
しかし、これこそ商業誌に入れるべき後日談では。。
物語の完成度が全然違ってきます。
実にもったいない・・・。
本編を読んだ方は是非こちらも。
大変おすすめです♪
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